メディカルライティング 書籍
 
No.1381
 
 
 

★審査官を納得させる申請資料を作成するコツがわかる!!
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新薬承認申請/早期申請成功させる

メディカルライティングノウハウ

Know-how of medical writing to succeed in a new drug application/early submission

発刊 2007年3月31日    体裁:B5判 上製本 360頁    定価 84,000円(税抜)
※書籍絶版 オンデマンド版 30,000円(税抜)   (上製本ではありません)

■ 書評

国立成育医療センター 薬剤部 小村誠 氏
(元 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 新薬審査第二部)

新薬を開発するためには、全体的な開発戦略を描き、それに基づいて実施されていかなければならない。また、開発を順調に進めるためには、企画書等を作成するためのメディカルライティングの技術が必要である。本書は、そのようなメディカルライティングのノウハウについてまとめられた1冊である。

第1章及び第2章は、開発プロジェクトマネジメントとライティングの関わり、開発する上でのコミュニケーションギャップについて、また、開発企画立案の段階で必要なライティングのポイント、プロジェクトを進めていく上で必要なコミュニケーションのポイントについて述べられている。

第3章から第6章は、治験を進めていく上で必要となる治験薬概要書、治験実施計画書、治験総括報告書の書類毎に、その作成のノウハウについてまとめられている。特に、治験の説明文書・同意文書の書き方においては、倫理審査委員会、医療機関、依頼者それぞれの立場から文書作成上の留意点が述べられているところが参考となる。

第7章では、米国における治験届けの留意点について、特にIND申請を中心にその概略が述べられている。

第8章では、臨床試験関係のCTD作成のポイントとして、シノプシスの適切なまとめ方、図表の効果的な使い方について解説し、また、作成事例も提示しており具体的に理解できる。

第9章から第11章は、ブリッジング戦略、安全性データの取扱い及びメディカルライター必須の生物統計学についてわかりやすく解説されている。

第12章から第15章は、eCTD作成の基本的知識と信頼性確保の問題、文書作成におけるエディットのポイント、QC/QAの留意点及び理論的な文章の書き方について、具体的な事例をあげながら解説されている。

本書は、開発戦略を計画する時点からのライティングについて述べられており、既に開発に携わっている人はもちろんのこと、初めてプロジェクトに参加する人にも参考となる1冊であろう。

■ 本書のポイント

開発企画/計画書関連文書の性格、位置づけ、作成のポイント

◇ MW部門と関連部門で生じるコミュニケーション・ギャップの解決策

治験薬概要書の作成のノウハウ(医療現場・製薬企業それぞれの視点から)

治験実施計画書の作成のノウハウ

治験総括報告書の作成のノウハウ

治験説明文書・同意書の書き方(医療現場・IRB・製薬企業それぞれの視点から)

IND申請資料作成のポイント

CTD-Eの具体的作成方法(シノプシス、図表使用のテクニック、事例)

◇ 承認審査からみる外国臨床データの外挿の活用法

安全性データの報告方法,メタアナリシスの利用法

◇ メディカルライターに必要な生物統計学の基礎知識

eCTD・日本版Part 11対応:eCTDの作成と信頼性の確保

◇ 効率的/品質を高めるエディットの手順とテクニック

◇ メディカルライティングのQC・QAの具体的内容

論理的な文章の書き方

■ 執筆者(敬称略)

グラクソ・スミスクライン(株) 
メディカライト・ジャパン
国立国際医療センター
(株)アクレジャパン
イーピーエス(株)
北陸大学 (元 医薬品医療機器総合機構)
京都大学
アストラゼネカ(株) 
聖隷浜松病院 
シミック(株)
大鵬薬品工業(株)
協和発酵工業(株) 
東京大学医科学研究所附属病院 (元・FDA )
GXPコンサルタント (元 第一製薬(株)) 
大塚製薬(株)
メデックス(株)
(株)メディライト
クインタイルズ・トランスナショナルジャパン(株)
日本オルガノン(株) 
静岡県立大学
青木 浩之
石塚 善久
川崎 敏克
工藤 善隆
蔵本 悦郎
斉藤 和幸
佐藤 恵子
芝林 孝行
鈴木 千恵子
高本 哲義
田島 清孝
都丸 淳之
長村 文孝
橋爪 武司
古濱 満喜
星   健治
幕田 尚幸
松岡 淨
光森 達博
山田 浩
■ 目  次

第1章: 開発プロジェクトマネジメントとライティングの関わり
-文書作成を通じて-

 開発方向性の統一という観点で、開発企画/計画書関連文書の性格、位置づ け、作成のポイントなどのライティング面での検討、次にこれらの文書の開発業務 管理面をプロジェクトマネジメントの視点で紐解く。

1.医薬品開発における計画書
  1.1.臨床開発計画書(CDP)
  1.1.1.開発戦略の具体化としてのCDP
   1.1.2.臨床開発業務の実施プランとしてのCDP
   1.1.3.意思決定基準としてのCDP
   1.1.4.臨床開発業務の記録としてのCDP
   1.1.5.CDPの作成者
  1.2.開発戦略企画書
   1.2.1.開発戦略企画書とCDP
   1.2.2.開発戦略企画書の読解
2.臨床開発計画書のライティング業務への適用
  2.1.臨床開発計画書(CDP)の改訂
   2.1.1.開発段階におけるCDP改訂
   2.1.2.申請段階におけるCDP改訂
  2.2.コモンテクニカルドキュメント(CTD)と臨床開発計画書(CDP)
   2.2.1.CTD−臨床を意識したCDP作成
   2.2.2.CTD−臨床の作成準備とCDPの利用
  2.3.安全性情報収集と臨床開発計画書(CDP)
   2.3.1.市販後におけるCDP作成のポイント

第2章: 医薬品を開発する上でのコミュニケーション・ギャップ

 臨床試験を実施する場合には、施設・モニター・DM・統計担当・メディカルライティ ングの間で、統計業務の場合には、リーダー・生物統計家・レビューア・プログラマの間で等々。どの場合も、コミュニケーション・ギャップが生じるケースは様々な様相を 呈している。プロジェクトを遂行する上で、どのようにすれば、コミュニケーション・ギャップを減らすようにできるかを考えて、ポイントを箇条書きにまとめ議論する。

1.プロジェクトのライフサイクルと方法論
2.組織の目標
3.リーダーシップの原理
  3.1.良いリーダーとは
  3.2.リーダーの役割モデル
  3.3.コーチとしてのリーダー
  3.4.促進者かつ障害の壊し屋としてのリーダー 
  3.5.触媒としてのリーダー 
  3.6.ビジネスの分析者としてのリーダー
  3.7.組織内の効果的なリーダー
  3.8.リーダーシップとは影響を与えること
4.チームワークの原理
  4.1.チームおよび効果的なチームの特性
  4.2.チーム形成の各段階 
  4.3.チーム形成の指標
  4.4.チーム形成のヒント
5.プロジェクトチームに生じるコンフリクト(Conflict)のマネージメント
  5.1.コンフリクトとは何か?
  5.2.コンフリクトを解決する為の視点
  5.3.コンフリクトに対する対処とその結果
6.問題解決への道

第3章: 治験薬概要書の作成のノウハウ

 <第1節>
 治験薬概要書には次のことが求められている「必要な情報が盛り込まれている」 「どこになにが記載されているのか判りやすい構成である」「主張や説得を意図する ものではなく,正しい情報を確実に伝達するための資料である」「CTD作成の基にな るよう構成を工夫されている」.  こうしたドキュメントを作成する上での留意点、ポイントを解説した.

 <第2節>
 治験薬概要書は治験を実施する医療機関側にとって決して見やすいものではない.そこで本節では,医療機関からみて見やすい治験薬概要書の書き方について, 筆者の所属する国立国際医療センターでの事例を踏まえ解説した.

第1節:依頼者からみた作成のポイント

1.治験薬概要書の構成および内容
  1.1.GCPに基づく必須記載事項
  1.2.開発段階に応じた適切な内容
  1.3.全般的な記載方法
2.項目ごとの書き方のポイント
  2.1.要約
  2.2.序文
  2.3.物理的・化学的および薬剤学的性質,ならびに製剤組成
  2.4.薬理,薬物動態,薬物代謝,ならびに毒性
  2.5.臨床試験成績
  2.6.データの要約および治験責任医師に対するガイダンス
3.改訂の時期とそのポイント


第2節:医療機関からみた,見やすい治験薬概要書の書き方

1.医療機関における治験薬概要書の位置づけ
2.医療機関にとって見やすい治験薬概要書
  2.1.治験薬概要書の構成
  2.2.医療機関において特に重要となるポイント
   2.2.1.開発の経緯
   2.2.2.被験薬(原薬及び製剤)に関する事項
   2.2.3.前臨床試験成績
   2.2.4.第T相臨床試験(臨床薬理試験)成績
   2.2.5.その他の臨床試験成績
   2.2.6.治験責任医師に対するガイダンス

第4章:治験実施計画書の作成のノウハウ

 メリハリのある(治験依頼者、治験責任医師/治験分担医師、モニター、SMO、 及びCRCとの間で、解釈の違い、勘違い、読み落とし等のトラブルを無くす工夫 がされている)要領を得た治験実施計画書の作成するためのポイントを各項目ご とに解説した.

1.記載上のポイント
2.治験実施計画書に書くべき項目
3.治験実施計画書作成上のノウハウ各論
  3.1.標題
  3.2.要約
  3.3.経緯
  3.4.目的
  3.5.治験実施体制
.  3.6.対象
   3.6.1.対象疾患
   3.6.2.選択基準・除外基準
  3.7.被験者の同意
  3.8.被験者の登録
  3.9.試験デザイン(試験の方法)
   3.9.1.試験デザイン
   3.9.2.併用薬・併用療法
   3.9.3.治療方法の遵守
   3.9.4.その他
  3.10.設定根拠
  3.11.評価
   3.11.1.有効性
   3.11.2.安全性
  3.12.有害事象
  3.13.中止・脱落
  3.14.統計解析
  3.15.症例報告書の書き方

第5章 治験総括報告書作成のノウハウ

 ICH E3ガイドラインをもとに以下の各項目に記載すべき概略,および一部具体的な事例 と記載内容の解説をする.また、説得力のある治験総括報告書作成の秘訣も述べた.

第1節 治験総括報告書作成時の全般的留意事項について
1 ガイドラインの目的
2 治験総括報告書の内容に求められるもの
3 説得力のある治験総括報告書作成の秘訣
4 効率の良い作成方法について

第2節 治験総括報告書作成時の各項目別留意点について(4章〜9章)

1. 4.略号及び用語の定義一覧
2. 5.倫理
 ・5.1治験審査委員会 (IRB)
 ・5.2 治験の倫理的実施
 ・5.3 患者への情報及び同意
  ・5.3.1.インフォームド・コンセント(被験者の同意)
  ・5.3.2.説明文書・同意文書による被験者への説明事項
3. 6.治験実施計画書の標題,治験管理組織及び治験責任医師等
 ・6.2 治験責任医師及び治験管理組識
4. 7.緒言(約1ページ)
5. 8.治験の目的(実施計画書から転記する)
 ・8.1 主目的
 ・8.2 副次目的
6. 9.治験の計画
 ・9.1 治験の全般的デザイン及び計画−記述
  ・9.1.1.治験デザインとエンドポイント
  ・9.1.2.治験の種類及びデザインの説明並びに治験のデザイン,手順及び段階等を図式化した表示
 ・9.2 対照群の選択を含む治験デザインについての考察
 ・9.3 治験対象母集団の選択
  ・9.3.1.組み入れ基準(適格基準)
  ・9.3.2.除外基準
  ・9.3.3.患者の治療又は評価の打ち切り(中止基準)
 ・9.4 治療法
  ・9.4.1.治療法
  ・9.4.2.治験薬の同定
  ・9.4.3.治療群への患者の割付け方法
  ・9.4.4.治験における用量の選択
  ・9.4.5.各患者の用量の選択及び投与時期
  ・9.4.6.盲検化
  ・9.4.7.前治療及び併用療法
  ・9.4.8.治療方法の遵守
 ・9.5 有効性,安全性の評価
  ・9.5.1.有効性及び安全性の評価項目及びフローチャート
  ・9.5.2.測定項目の適切性(有効性,安全性)
  ・9.5.3.有効性の主要評価項目(ICH E3)
 ・9.6 データの品質管理及び品質保証
  ・9.6.1.治験の品質管理
  ・9.6.2.治験の品質保証
 ・9.7 治験実施計画書で計画された統計手法及び症例数の決定
  ・9.7.1.統計及び解析計画
  ・9.7.2.症例数の決定(ICH E3)
 ・9.8 治験の実施又は計画された解析に関する変更

第3節 治験総括報告書作成時の各項目別留意点について(1章〜3章,10章〜13章)

1標題ページ
2概要 
3目次
10治験対象患者
  10.1患者の内訳
  10.2治験実施計画書からの逸脱
11有効性の評価
  11.1解析したデータセット
  11.2人口統計学的及び他の基準値の特性
  11.3治療の遵守状況の測定
  11.4有効性に関する成績及び個別患者データ一覧表
   11.4.1有効性の解析
   11.4.2統計・解析上の論点
   11.4.2.1共変量による調整
   11.4.2.2脱落又は欠測値の取扱い
   11.4.2.3中間解析及びデータモニタリング
   11.4.2.4多施設共同治験
   11.4.2.5多重比較・多重性
   11.4.2.6患者の「有効性評価の部分集団」の使用
   11.4.2.7同等性を示すことを意図した実対照薬を用いた試験
   11.4.2.8部分集団の検討
   11.4.3個別反応データの作表
   11.4.4薬剤の用量、薬物濃度及びそれらと反応との関係
   11.4.5薬物―薬物及び薬物―疾患の相互作用
   11.4.6患者ごとの表示
   11.4.7有効性の結論
12安全性の評価
  12.1治験薬が投与された症例数、期間及び用量
  12.2有害事象
   12.2.1有害事象の簡潔な要約
   12.2.2有害事象の表示
   12.2.3有害事象の分析
   12.2.4患者ごとの有害事象一覧表
  12.3死亡、その他の重篤な有害事象及び他の重要な有害事象
   12.3.1.1死亡
   12.3.1.2その他の重篤な有害事象
   12.3.1.3他の重要な有害事象
   12.3.2死亡、その他の重篤な有害事象及び他のいくつかの重要な有害事象の叙述
   12.3.3死亡、その他の重篤な有害事象及び他の重要な有害事象の分析及び考察
  12.4臨床検査値の評価
   12.4.1患者ごとの個々の臨床検査異常値の一覧表
   12.4.2各臨床検査項目の評価
   12.4.2.1治験期間を通しての臨床検査値
   12.4.2.2個々の患者の変化
   12.4.2.3個々の臨床的に重要な異常
  12.5バイタルサイン、身体的所見及び安全性に関連する他の観察項目
  12.6安全性の結論
13考察と全般的結論

第6章:治験説明文書・同意書の書き方

<第1節> 
 「患者さんが臨床試験への参加を検討するために必要な情報が過不足なく書かれている」 「しろうとの人にとって読みやすく、わかりやすく書かれている」「患者さんに衝撃を与えるよう な書き方はしない」などの条件を満たしている,患者の役に立つ説明文書の書き方を解説する..

<第2節>
 聖隷浜松病院を踏まえ、治験責任医師が説明文書・同意書を作成するとき、そしてCRCがその補助をするときに留意している点や、記載を工夫している点を解説した.


<第3節>
 同意説明文書作成の流れと記載内容について概説し、次に分り易い説明文書を効率良く作成するための工夫として説明文書の構成・順序や体裁の整備等を取り上げ、最後に説明文書を項目別に記載する上での留意点について解説した.

第1節 治験の説明文書の書き方:倫理審査委員会の立場から

1.患者さんが臨床試験に参加するかどうかを決めるのに必要な情報
  1.1インフォームド・コンセント取得の際に必要な説明内容
  1.2リスクの説明のありよう
  1.3利益の説明のありよう
  1.4ランダム割り付けの説明のありよう
2.読みやすくわかりやすい文書を書くために
  ・ポイント1
  ・ポイント2
  ・ポイント3
  ・ポイント4
  ・ポイント5
  ・ポイント6
  ・ポイント7
  ・ポイント8
3.患者に衝撃を与える内容や書き方は避ける

第2節 治験説明文書・同意書の書き方-医療機関の立場から-

1.治験説明文書・同意書の形態
2.治験への参加を説明する流れ
3.説明文書の書き方(項目別)
  3.1治験への参加の自由と参加とりやめの自由について
  3.2治験とは
  3.3治験の目的
  3.4治験の方法
  3.5副作用などの不利益について
  3.6他の治療方法について
  3.7治験の中止について
  3.8新たな情報について
  3.9健康被害の補償について
  3.10プライバシーの保護について
  3.11治験に関する費用について
  3.12あなたに守っていただきたいこと
  3.13治験に関する相談窓口
  3.14治験責任医師名・職名及び連絡先
4.同意書の書き方

第3節 依頼者の立場から

1 説明文書・同意文書作成の概説
  1.1 作成から承認までの流れ
  1.2 GCPで定められた説明事項
2 見易く分り易い説明文書・同意文書を効率良く作成するために
  2.1 作成上の留意点
   2.1.1 説明文書・同意文書の構成・順序
   2.1.2 使用する用語・表現
   2.1.3 文書の体裁
   2.1.4 テンプレートの活用
  2.2 項目別記載上の留意点
   2.2.1 はじめに(GCP第51条 第1項H)
   2.2.2 治験について(GCP第51条 第1項@)
   2.2.3 治験の目的(GCP第51条 第1項A)
   2.2.4 治験の方法(GCP第51条 第1項B〜D)
   2.2.5 あなたの病気(症状)と治験薬について
   2.2.6 予想される臨床上の利益及び副作用(GCP第51条 第1項E)
    (1) 予想される臨床上の利益
    (2) 予想される副作用
   2.2.7 治験に参加しなかった場合の他の治療法について(GCP第51条 第1項F)
   2.2.8 治験に関する安全性情報等のすみやかな伝達(GCP第51条 第1項I)
   2.2.9 治験を中止する場合について(GCP第51条 第1項J)
   2.2.10 健康被害が生じた場合の補償(GCP第51条 第1項G)
   2.2.11 費用の負担軽減(GCP第51条 第1項MN)
   2.2.12 個人情報の保護(GCP第51条 第1項KL)
   2.2.13 治験参加の自由と参加取りやめの自由(GCP第51条 第1項H)
   2.2.14 あなたに守っていただきたいこと(GCP第51条 第1項Q)
   2.2.15 治験に関する相談窓口(GCP第51条 第1項OP)

第7章:IND申請資料作成のポイント


<第3節>
次のような流れで、IND資料作成のポイントが記載されている.
「IND概論」「IND申請の流れ」「INDの種類」「IND提出書類、申請」 「INDの審査」

1.IND (Investigational New Drug Application) 概論
2.IND申請の流れ
3.INDの種類
4.IND提出書類、申請
  4.1Form FDA-1571
  4.2序言(Introductory statement)と治験計画の概要(general investigational plan)
  4.3治験薬概要書 (Investigator Brochure)
  4.4治験実施計画書
  4.5研究者履歴 (Form FDA-1572)
  4.6施設データ
  4.7IRBデータ
  4.8CMC/Chemistry関連資料
  4.9薬理学・毒性学データ
  4.10その他の資料
  4.11Exploratory IND studies
5.INDの審査
  5.1医系審査官:Medical Review
  5.2薬理学・毒性学審査官:Pharmacology/Toxicology Review
  5.3化学系審査官:Chemistry Review
  5.4Other Review
  5.5Clinical Hold
6.まとめ

第8章:CTD-Eの具体的作成方法

 承認申請添付資料において、添付資料中に示された試験成績そのものについてではなく,文章記述の稚拙による意味不明や解釈の不明瞭あるいは記載内容の不備等について照会されているような事例があり,資料のまとめ方あるいは書き方によって総審査期間の短縮化に寄与することが可能となるのであれば大きな意味がある.承認審査ができるだけ効率よく進むように,承認申請添付資料の作成の仕方につ いて学習することは十分価値があると考えられる.臨床試験の成績に関する資料に ついては特にその傾向が強いといえる.
 本章では,承認申請添付資料コモン・テクニカル・ドキュメントのうち,臨床試験関係 モジュール(CTD-E)の作成法について解説した.

第1節 成功するシノプシスの書き方

1. シノプシスの趣意
  1.1 シノプシスの利用
  1.2 シノプシスの趣意
  1.3 シノプシス利用の利点
  1.4 シノプシスの記載分量
2. シノプシスの構成
  2.1 総括報告書ガイドライン
  2.2 シノプシス記載事項
3. シノプシスの書き方の要領
  3.1 治験の目的
  3.2 治験方法
  3.3 対象疾患又は症状及び主要な組入れ基準
  3.4 治験薬及びその用法・用量
  3.5 有効性の評価項目及び評価基準
  3.6 安全性の評価項目及び評価基準
  3.7 統計手法
  3.8 有効性の要約と結論
  3.9 安全性の要約と結論
  3.10 全般的結論

第2節 図表の効果的な使い方

1. 図表を使う意義
  1.1 図表を利用する理由
  1.2 図表提出の義務
  1.3 第2.5項における図表利用の要領
  1.4 第2.7項における図表利用の要領
2. 図表の効果的な使い方
  2-1 図表の特長
  2-2 図表を効果的に使うために


第3節 製薬企業におけるCTD-E作成事例

1. CTD-Eの全体構成と個々の関係
2. CTD-E作成の留意点
  2.1 承認申請書とCTD-Eの関係
   2.1.1 名称
   2.1.2 用法・用量
   2.1.3 効能・効果
   2.1.4 新添加物
  2.2 第2.5項作成における留意事項
  2.3 第2.7項作成における留意事項
3. CTD-Eの作成事例
  3.1 CTD-Eの作成手順
  3.2 第5部の編集と作成の実際
   3.2.1 報告書等の収納場所
   3.2.2 添付報告書等の番号の付け方
  3.3 第2.7項作成の実際
   3.3.1 第2.7項の配列
   3.3.2 臨床データパッケージと第2.7項の整理
   3.3.3 「個々の試験のまとめ」の作成
   3.3.4 第2.7項サブセクションの作成
  3.4 第2.5項作成の実際
   3.4.1 第2.5項の配列
   3.4.2 第2.5項の主旨
   3.4.3 「2.5.1 製品開発の根拠」の記載内容
   3.4.4 「2.5.2 生物薬剤学に関する概括評価」の記載内容
   3.4.5 「2.5.3 臨床薬理に関する概括評価」の記載内容
   3.4.6 「2.5.4 有効性の概括評価」の記載内容
   3.4.7 「2.5.5 安全性の概括評価」の記載内容
   3.4.8 「2.5.6 ベネフィットとリスクに関する結論」の記載内容

第9章:承認審査からみる外国臨床データの外挿の活用と課題

 日本においてE5ガイドラインを利用して新医薬品として承認された医薬品について考察することにより、ブリッジングを利用して開発した医薬品に対する承認審査の現状と外国で実施された臨床試験データの活用方法、並びに医薬品開発に関する今後の課題について解説した.

1.はじめに
2.臨床データパッケージの考え方
3.E5ガイドラインの利用
  3.1.承認成分
  3.2.個別の承認審査概要
4.ブリッジング戦略の利用
4.1.E5ガイドラインの有益性
4.2.E5ガイドラインの応用
5.ブリッジング戦略の今後
6.世界同時開発における問題点
7.おわりに

第10章:安全性データの報告方法,メタアナリシスの利用

 日本で承認を受けようとする場合の申請資料における安全性データのまとめかたのコツと注意点を概説する.また,申請資料におけるメタアナリシスの利用(有用な利用の仕方,どのようなプロセスを踏めば良いか?)について略述した.

1申請資料(CTD)における安全性データのまとめかた
  ・2.7.6「個々の試験のまとめ」
  ・2.7.4「臨床的安全性の概要」
  ・2.7.4.1「医薬品への暴露」
  ・2.5「臨床に関する概括評価」
  ・2.5.6「ベネフィットとリスクに関する結論」
2.請資料でのメタアナリシスの利用

第11章:メディカルライターのための必須生物統計学

 「データの要約,統計的推定の基礎,解析対象集団,欠測値の取り扱い,共変量の影響,多重性の問題への対処,用量反応試験のデザイン,用量反応試験に関する報告 ,優越性と非劣性,精度に基づく症例数設計,統計解析方法/試験成績の記述における留意点」を解説した.

1. 科学的妥当性
  1.1 バイアス
  1.2 エビデンスの質
2. データの要約
  2.1 視覚的な表示と要約統計量
  2.2 標準偏差と標準誤差
3. 統計的推定の基礎
  3.1 推定の考え方
  3.2 仮説検定の考え方
   3.2.1 帰無仮説と対立仮説
   3.2.2 片側検定と両側検定
   3.2.3 2種類の誤り
   3.2.4 検定の手順
   3.2.5 統計学的有意性と医学的有意性
  3.3 p値と信頼区間
4. 解析対象集団
  4.1 最大の解析対象集団
  4.2 治験実施計画書に適合した対象集団
  4.3 2つの異なる解析対象集団の役割
5. 欠測値の問題
  5.1 欠測値がデータ解析の結果と解釈に及ぼす影響
  5.2 欠測値の取り扱い
  5.3 欠測値の補完
  5.4 欠測値の報告書への記載
6. 共変量の影響
  6.1 交絡
  6.2 交互作用
  6.3 共変量の調整
  6.4 感度分析
  6.5 共変量の調整に関する報告
  6.6 多施設共同治験における施設間差の評価
7. 多重性の問題
  7.1 多重性の問題への対処
   7.1.1 検定の数を減らす
   7.1.2 検定に優先順位をつける
   7.1.3 多重性の調整
8. 用量反応関係
  8.1 用量反応試験のデザイン
  8.2 用量反応試験に関する報告
9. 優越性と非劣性
  9.1 優越性試験
  9.2 非劣性試験
  9.3 非劣性マージンの決め方
10. 症例数設計
  10.1 精度に基づく症例数設計
  10.2 検出力に基づく症例数設計
11. 統計解析に関する記述の留意点
  11.1 統計解析方法の記述における留意点
  11.2 試験成績の記述における留意点

第12章:eCTD・日本版Part 11対応:eCTDの作成と信頼性の確保

 簡明性を重視し、日本の当局(厚生労働省・医薬品医療機器総合機構)にeCTDを提出することに焦点を絞った。さらに、現状、製薬会社はeCTDの組み立てをベン ダーに外注する場合が多いことから、パーツである個々の文書を仕上げる工程に重点を置き、eCTDを組み立てる工程についてはメディカルライターの視点から有用 と思われる範囲を概説した.

1.緒言
2.CTDからeCTDへ
3.eCTDの全体像
  3.1.ステップ1:Contents-submission-ready Word文書の作成
  3.2.ステップ2: PDF変換
  3.3.ステップ3:Submission-ready PDF文書の作成
  3.4.ステップ4:eCTDの組み立て
4.eCTDのボトルネック
  4.1PDF変換障害
  4.2eCTDのライフサイクル管理と文書間ハイパーリンクの維持
  4.3当局側の審査における外部専門家の利用
5.eCTD関連通知と社内基準化
  5.1.eCTD社内基準化
   5.1.1.メディカルライターにとって重要な社内基準
   5.1.2.メディカルライターが概略的に理解すべき社内基準
6.文書作成ガイドの活用:eCTD対応の近道
  6.1.テクニカルライティング面の決めごと
  6.2.ドキュメント管理面の決めごと
  6.3.社内ルールを守るための自動化とQC
7.eCTDの信頼性確保:電磁的記録・電子署名関連通知への対応
  7.1.eCTDを正本とする申請オプションを可能とする法的根拠と関連通知
  7.2.eCTDと電子署名の利用
  7.3.運用面での留意点
   7.3.1.電磁的記録としてのeCTDの信頼性の確保:業務プロセスの確立
   7.3.2.原本性の確保
    (1)Wordでの執筆時
    (2)WordファイルからPDFファイルへの変換時
    (3)印刷時
  7.4.社外でのライティングへの応用
8.結語

第13章:事例から学ぶ効率的/品質を高めるエディットの手順

 理想的な文章になるために満たされなければならない12のポイント(表記が正 確であること、勝手な造語を用いていないこと・・・など)がある。この12のポイントを 満たしているか否かチェックすることが効率的なエディットに繋がる.ここでは,その各ポイントについて,具体例を交えながら解説した.

1.主語と述語が呼応しているか
2.表記は正確か
3.読点の場所は適切か
4.符号を正確に用いているか
5.略語を説明しているか
6.勝手な造語はないか
7.表記・表現を統一しているか
8.箇条書きのスタイルは正しいか
9.余剰表記はないか
10.あいまいな表現はないか
  10.1「の」に注意
  10.2「すべて〜ない」に注意
  10.3「〜のように〜ない」に注意
  10.4接続詞としての「が」に注意
11.具体的に表現しているか
12.各々の文は適切な長さか
13.引用・参考文献

第14章:メディカルライテングのQCとQA

<第1節>
 「指摘事項からみるメディカルライテングの留意点、治験関係者の役割と責任、メディカルライターの役割・責任とノウハウ、CTD−E資料の品質管理/品質・ 信頼性確保・保証システム、戦略的なE−CTD申請資料の作成、審査の基本 理念・基本姿勢、調査に対する考え方、信頼性調査の具体的内容、」について解説した.

<第2節>
 「委託試験における指摘事項からみるメディカルライテングの留意点、CRO・SMO活用時における信頼性確保・保証の留意点、委託によるCTD作成の留意点、委託試験に関する質疑応答(Q&A)集からみる留意点、」について解説した.

第1節:指摘事項からみるメディカルライテングのQCとQA

1.指摘事項からみるメディカルライテングの留意点1)
  1.2.新医薬品面接審査会・専門協議指摘事項 
  1.3.薬事法違反事例
2.治験関係者の役割と責任,
  2.1治験依頼者の責務
  2.2治験の品質管理・品質保証におけるモニターの責務と要件
  2.3監査担当者の責務
3.メディカルライターの役割・責任とノウハウ2)
  3.1.メディカルライターの役割と責任
  3.2.CTD−E資料の作成での留意点
  3.3.CTD申請資料作成のフローチャート
  3.4.E−CTD添付資料作成フローチャート 
  3.5.E−CTD概要書作成フローチャート 
  3.6.信頼性のある承認審査資料作成の心構え
4.CTD−E資料の品質管理/品質・信頼性確保・保証システム4),5),6),7),8)
  4.1.QC(品質管理)/QA(信頼性保証)
  4.2.ダブルチェックシステム
  4.3.科学的妥当性・現在の科学水準・第三者からみた客観性4),7),8)
  4.4品質管理/品質・信頼性確保・保証システムの必要要素
  4.5CTD申請資料の調査・監査での留意点
  4.6CTD−E資料における照合・整合性確認ポイント
5.戦略的なE−CTD申請資料の作成6),8)
  5.1.申請資料作成上の戦略
  5.2.説得性のある戦略的な新薬承認審査資料作成のポイント
  5.3.製薬企業の経営戦略・展開
6.審査の基本理念・基本姿勢、調査に対する考え方、信頼性調査の具体的内容3)
  6.1.医薬品承認審査の基本理念・基本姿勢
  6.2.医薬品機構の調査に対する考え方
  6.3.新医薬品申請資料の信頼性調査の具体的内容

第2節: 委託試験におけるメディカルライテングのQCとQA

1.委託試験の指摘事項からみるメディカルライテングの留意点1),3)
  1.1.適合性調査における指摘事例
  1.2.On−site Audit指摘事例
2.開発業務受託機関(CRO:Contract Research Organization)活用時における信頼性
  2.1.CRO活用時のフローチャート
  2.2.受託機関の選択
  2.3.開発業務受託機関監査の流れ・主な監査項目
  2.4委受託業務の進め方
  2.5委受託業務の進め方とその留意点
  2.6CRO活用にあたっての問題点と改善点
3.治験実施医療機関(SMO)活用時における信頼性確保・保証の留意点
  3.1.SMOにおける品質向上
  3.2.SMO活用にあたっての問題点と改善点
  3.3.その他の受託機関活用にあたっての留意点
5.委託によるCTD作成の留意点
  5.1.委託によるCTD作成
  5.2.作成したCTD案の調査・監査
6.質疑応答(Q&A)集からみる留意点

第15章:メディカルライターに学ぶ 論理的な文章の書き方

 論理的な文章とはどのようなものであるかを説明し、それを作成するためのヒン トについて解説した.

1. なぜ論理的な文章が必要か
2. なぜ非論理的な文章になってしまうか
3. 論理的な文章を書くために留意するポイント
  3.1 主語と述語を整合させる
  3.2 文の多意性を排除する
  3.3 ワントピック・ワンセンテンス
  3.4 正確な表現で書く
  3.5 パラグラフィング
  3.6 主張を持つ文を書く
  3.7 サインポスティング、ナンバリング、ラベリング
  3.8 トゥールミンの議論モデル
  3.9 必要な前提の欠如による論理の破綻を避ける
  3.10 IMRaD
4. 文章作成とレビュー
5. 悪文のしくみを知る

 

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