テーマ 発掘 書籍
 
【関連 月刊誌】 研究開発リーダー
 

No1684
◎独自の視点で未来を読み、10年先の夢物語を現実化する研究テーマの見つけ方!
   同じデータを眺めていても、本質に気づく人と表層だけ掴んでわかった気になる人がいる!
    見えている人はどこに着目しているのか?そしてどのようにテーマ化しているのか!
「2022年」を見据えた
研究テーマ発掘の実践ノウハウ集
〜各種情報収集の方法とアイディア・着想をテーマに落とし込む方法〜
発 刊 2012年 7月31日  体 裁 A4判 486頁  定 価 104,500(税込)
※書籍絶版 オンデマンド版 44,000円(税込)   (上製本ではありません)

 
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■ 本書のポイント
未来は常に不確実!しかし今を観察して分析すれば何かヒントが見えてくる!
1.魅力的なテーマを設定するための情報源、情報の取り方と目の付けどころ!
・将来ビジョン構築からのテーマ探索法
・技術ロードマップ活用による中長期研究テーマの創出法
・基幹技術の棚卸による新規研究開発テーマの見つけ方
・コア技術の融合による次代の研究開発テーマの創出
・技術マーケティングによるR&Dテーマの発掘
・ワイガヤによる新しいコンセプト、研究テーマの導き方
・顧客からの情報収集 何を聞くべき?どこを重視すべき?
・特許情報・パテントマップからテーマを見つける方法
・TRIZを用いた新規研究開発テーマの創出法
・テーマ発掘を念頭に置いた文献検索、読み方のポイント
・テーマ発掘につながる展示会での情報の取り方、活かし方
・技術戦略マップの読み方とテーマの見つけ方
・官公庁の統計・情報を活用したテーマ探索法
・日経新聞等、経済新聞からテーマを見つけるコツ
・社外人脈からの情報収集のポイント
                                  など
 
2.10年先を読み解く着眼点!
   その情報から何を見出すか、何を嗅ぎ取るか!
3.単なる思いつきの段階から
   説得力あるテーマに昇華させるプロセス!
・ 10年先に必要とされるイノベーションの予測の仕方!
・差異化できるイノベーションの卵を見つける方法!
・予測と仮説の構築の仕方!
・情報の完成度、確度、新しさの見極め!
・将来生じる可能性のある問題の見つけ方!
                                など
・説得力あるテーマ企画書の作り方とフォーマット!
・説得力を生む“裏”の取り方、データの揃え方
・アイディアをテーマ化するための
     サポート体制、仕組みのつくり方!
・テーマ採択者からみた
     テーマ化にあたって押さえてほしいポイント   など
■ 執筆者(敬称略)
シチズン時計(株) 赤尾祐司 沖電気工業(株) 杉尾俊之
秋山事務所(元・日本IBM) 秋山ゆかり コニカミノルタホールディングス(株) 杉山高司
富士ゼロックス(株) 浅井政美 リソテックジャパン(株) 関口淳
ライオン(株) 安達宏 (独)産業技術総合研究所 関根重幸
立命館大学 阿部惇 HOYA(株) 高橋浩二
(財)国際石油交流センター 幾島賢治 東北大学 高橋富男
IHテクノロジー(株) 幾島嘉浩 東洋カプセル(株) 高橋雅人
IHテクノロジー(株) 幾島將貴 早稲田大学(元・新日鉄マテリアルズ) 巽宏平
JX日鉱日石リサーチ(株) 池松正樹 日本ペイント(株) 田中雅美
帝京平成大学 (元・協和発酵キリン) 石田功 (株)ワンダーワークス 田村新吾
(株)モデリスト 伊藤泰敬 東北大学大学院 段孝
和光大学 岩間剛一 元・SRIインターナショナル 千葉正毅
(独)産業技術総合研究所 岩室憲幸 (株)テクノ・インテグレーション 出川通
帝人ファーマ(株) 上嶋康秀 日産自動車(株) 戸井雅宏
日本ペイント(株) 上田隆宣 (株)日本総合研究所 時吉康範
産業能率大学 大神賢一郎 (株)三菱化学テクノリサーチ 徳野肇
東洋紡績(株) 大田康雄 日本航空電子工業(株) 鳥飼俊敬
(株)インタラクティブラボラトリー 大槻正 富士通(株) 西村泰洋
(独)理化学研究所 小笠原敦 日本電気(株)  西本裕
鳥居薬品(株) 奥村康 ソニー(株) 西美緒
(財)日本総合研究所 小沼良直 元・ヨークファーマ 長江敏男
日東電工(株) 表利彦 コバレントマテリアル(株) 中西秀夫
三菱樹脂(株) 垣内博行 ダイキン工業(株) 中村信
(株)ニコン 風見一之 (株)NTTデータ経営研究所 萩原一平
(株)東芝 勝又康弘 アイディエーション・ジャパン(株) 長谷川公彦
古河電気工業(株) 加納義久 メルク(株) 長谷川雅樹
エステー(株) 金子俊彦 旭化成イーマテリアルズ(株) 花畑博之
パナソニック(株) 樺澤哲 谷・阿部特許事務所 濱中淳宏
(株)前川製作所 川村邦明 (株)帝人知的財産センター 平坂雅男
戸田工業(株) 京藤倫久 (株)メニコン 平谷治之
バイエルマテリアルサイエンス(株) 桐原修 三菱自動車カーライフプロダクツ(株) 福井紀王
山口大学 久保元伸 三井化学シンガポールR&Dセンター 藤田照典
富士ゼロックス(株) 久保田弥生 元・本田技研工業 本間日義
旭硝子(株) 熊谷博道 ZSアソシエイツ(元・日本イーライリリー) 増田一郎
元・(株)豊田中央研究所 倉内紀雄 ポリプラスチックス(株) 松島三典
元・住友スリーエム(株)  古藤健二郎 (株)日立製作所 松沼悟
元・JSR(株) 後藤幸平 テルモ(株) 松村啓史
中部大学 後藤俊夫 群馬大学(元・富士重工業) 松村修二
日本経済大学 後藤俊夫 ユニチカ(株) 松本哲夫
住友大阪セメント(株) 小堺規行 元・キヤノン(株) 水谷英正
(株)リコー 小瀬古久秋 新日鐵化学(株) 宮永俊明
(株)三菱総合研究所 小西康哉 日東電工(株) 六車忠裕
(株)日立コンサルティング 小林啓倫 元・キヤノン(株) 村井啓一
日揮触媒化成(株) 小松通郎 帝人(株) 村上敬
塩野義製薬(株) 坂田恒昭 (株)竹中工務店 最上公彦
サムスンSDI(株) 佐藤登 滋賀県立大学(元・三洋電機) 安田昌司
東北リコー(株) 佐藤光雄 清水建設(株) 山本亘
関東学院大学 (元・日産自動車) 讃井純一郎 京セラメディカル(株) 山脇昇
(株)ビズ・ビタミン 柴田徹 (株)島津製作所 吉田多見男
トヨタ部品神奈川共販(株)(元・トヨタ自動車) 白戸潤 経済産業省 渡邉政嘉
    シスメックス(株)  渡辺充
■ 目  次  

≪第1章≫ 新成長領域における10年先を見据えた研究開発テーマ

≪第2章≫ 経営的視点からみた10年先の研究開発テーマと目の付けどころ

≪第3章≫ 10年先を見据えた新しい研究開発テーマの見つけ方

≪第4章≫ アイディア・着想をテーマに落とし込む方法〜情報の分析・評価とテーマ化〜

◇ 第1章 新成長領域における10年先を見据えた研究開発テーマ ◇

第1節 EV・HEV等、次世代自動車の未来像、技術的課題とこれからの研究開発テーマ

  1.シナリオ1「革新的なEV用電池が出現しない場合」
   1.1 次世代自動車の未来像(シナリオ1)
   1.2 技術的課題と研究テーマ(シナリオ1)
    (1)EV用電池
    (2)HEV
    (3)充電装置
    (4)パワーユニット
    (5)空調
  2.シナリオ2「革新的なEV用電池が出現した場合」
   2.1 次世代自動車の未来像(シナリオ2)
   2.2 技術的課題と研究テーマ(シナリオ2)


第2節 スマートグリッド関連技術の未来像、技術的課題とこれからの研究開発テーマ

  1.もはや未来の話ではなく現実のものとなっているスマートグリッド
  2.最初にビジネスとして成立したスマートメーター
  3.再生可能エネルギーの普及とスマートグリッド
  4.スマートグリッド関連技術の裾野とスマートグリッド市場規模

第3節 省エネ・新エネルギー関連技術の未来像、技術的課題とこれからの研究開発テーマ

 【1】再生可能エネルギー分野におけるこれから期待される市場と技術領域

  1.再生可能エネルギーの体系と期待技術領域
   1.1 風力エネルギー
    1.1.1 風力発電の現状
    1.1.2 風力エネルギーに期待される技術領域
   1.2 太陽エネルギー
    1.2.1 太陽光発電の現状
    1.2.2 太陽熱発電の現状
    1.2.3 太陽エネルギーに期待される技術領域
  2.再生可能エネルギーの期待市場領域
 
 【2】二次電池普及への技術的課題とこれからの研究開発テーマ

  1.再生可能エネルギーは豊富にあるか?
  2.エネルギー貯蔵手段としての二次電池の効率
  3.LIBの高容量化技術
  4.LIBの新技術に対する疑問点


第4節 パワーエレクトロニクス関連技術の未来像、技術的課題とこれからの研究開発テーマ

  1.シリコンパワーデバイスの最新動向
   1.1 シリコンMOSFETの最新動向
   1.2  シリコンIGBTの最新動向
  2.ワイドバンドギャップパワーデバイス開発の現状と将来動向
   2.1 ワイドバンドギャップ半導体の特徴
   2.2 SiC-MOSFETかSiC-IGBTか
   2.3 SiC-MOSFETデバイス、プロセスの課題
   2.4 GaNデバイスの技術
  3.将来のパワーデバイスを支える周辺技術


第5節 ライフサイエンス分野の未来像、10年先の研究テーマ−低分子創薬の未来を例に−

  1.過去10年の創薬領域での想定外
  2.分子標的創薬における思い込み
  3.最後に、創薬の未来予想図


第6節 「科学・夢ロードマップ」の読み方と企業研究者への期待

  1.科学・夢ロードマップ作成の意義
  2.科学・夢ロードマップの概要と読み方
   2.1 理学・工学分野全体の科学・夢ロードマップ
   2.2 分野別の科学・夢ロードマップ
  3.企業研究者への期待

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◇ 第2章 経営的視点からみた10年先の研究開発テーマと目の付けどころ ◇

 【1】現場を見据えた研究テーマの考え方

  1.コア・テクノロジーの発掘
  2.ドメインの認知
  3.セレンディピティの実現
  4.想像と創造
  5.テクノロジーを価値に変換するアイデア
  6.最前線の現場との対話
  7.イノベーションによる経済性の向上
  8.「高齢化」と言う日本の強み
  9.プロジェクトXの普遍性
  10.規制を科学する戦略
  11.中小企業と大企業のシナジー

 【2】 3rd. Decadeに資する研究開発テーマ

  1.医療の出発点となる検査と診断
  2.付加価値が高い検査・診断とは何か
  3.10年先の夢物語を現実化する技術とは
  4.その実現に向けた研究開発戦略

 【3】コニカミノルタホールディングスにおける10年先を見据えた研究テーマ

  事例1:有機EL照明技術の研究
  事例2:インクジェット技術の研究

 【4】日東電工における10年先を見据えたR&D活動と人材育成

  1.将来の価値を生み出す技術開発の需要性
  2.如何なる技術を研究開発し、価値提供可能な製品創出につなげるか?
  3.高度な機能社会において高い付加価値を生み出すことのできるマーケティングとは?
  4.目指す姿と継続的な人材育成方法
  5.人的資源を如何に経営に活かすか?

 【5】ライオンにおける10年先を見据えた研究開発テーマの探索と設定

  1.ライオン株式会社の概要
  2.当社の研究開発
   2.1 研究開発ビジョン
   2.2 研究開発の体制
  3.当社における10年先を見据えた研究テーマの事例
   3.1 事例1:MES(アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム)
   3.2 事例2:機能性食品 ナイスリムエッセンス ラクトフェリン
  4.10年先を見据えた研究テーマの設定と運営のポイント
   4.1 研究テーマ設定のポイント
   4.2 研究運営

 【6】技術開発テーマの探索と選定について

  1.デジタルスチルカメラ市場の特徴
  2.企画、開発のテーマの探索と選定

 【7】サムスンにおける10年先を見据えた研究開発テーマの探索と設定

  1.世界の動きから見る方向付け
  2.エネルギー分野における研究開発テーマ
  3.10年先を見据えた研究機能と人材育成

 【8】NECにおける10年先の研究開発テーマと目の付けどころ

  1.NECグループにおける研究開発の位置付け
  2.研究開発のミッション
  3.中長期研究開発テーマの探索
   3.1 研究開発の中長期ビジョン
   3.2 研究開発テーマ
   3.3 将来・基盤技術研究とその探索

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◇ 第3章 10年先を見据えた新しい研究開発テーマの見つけ方 ◇

第1節 新規事業における情報収集手法のコツ

 【1】新規事業における情報収集手法のコツ

  1.新規事業の生き残り
  2.「混沌」から研究開発テーマを「集中」させるための情報収集
   2.1 アカデミアからの情報収集
   2.2 顧客候補・コンペティターからの情報収集

 【2】新規事業における情報収集のコツ

  1.ケースの紹介:AQSOA?(アクソア?)
   1.1 研究テーマ探索時の環境
   1.2 研究テーマ選定の過程
   1.3 結果
  2.研究テーマ提案に重要と感じたこと

 【3】技術者だからこそ担えるマーケティング戦略

  1.産業財マーケティング戦略における視点理論
  2.コンセプト翻訳
  3.技術開発モチベーションの対称性

 【4】新規事業におけるアイデアの発想法と情報収集手法のコツ

  1.駄菓子欲しさに7歳で起業
  2.落第社員に最後のチャンス
  3.天才の意外な一面
  4.無防備な商談、結果は惨敗
  5.失敗から学んだこと
  6.ミイラ取りがミイラに
  7.価値0円の情報とプライスレスの情報
  8.懲りずに2回目の無謀なチャレンジ
  9.新しい才能を開花

 【5】新規事業着想から事業化への仮説構築、事業評価GO/No-goまでの罠

  1.医薬と他産業の研究開発、製品ライフサイクル
  2.予測と仮説構築、事業価値評価の罠
  3.仮説構築、同製品コンセプトテスト
  4.情報収集と評価活用
  5.GO/No-go嵌りそうな罠、嵌ってほしくない罠
  6.終わりに、組織と個人の国際競争力

 【6】新規事業における情報収集手法のコツ

  1.情報源
   1.1 特許
   1.2 論文
   1.3 顧客からのニーズ
  2.分析方法
   2.1 パテントマップ
   2.2 論文のデータベース化
   2.3 顧客からのニーズのような分散した情報のデータベース化
 
 【7】新規事業における情報収集手法のコツ

  1.そもそも新規事業とは
  2.ステージ3における情報収集とは?
  3.情報収集の方法
   3.1 入手法
   3.2 発信法
 
 【8】新規事業や研究開発テーマの探索に求められること

  1.日本企業の事業環境
   1.1 フロントランナーとなったことによるイノベーションの変化
   1.2 低価格化競争と市場の成熟の問題
   1.3 将来的な国内市場の伸び悩み
   1.4 海外市場での苦戦
  2.日本企業の研究開発投資の傾向
   2.1 短期と中長期の研究開発費のバランス
   2.2 不確実な領域へのチャレンジ
  3.課題の整理とイノベーション創出に向けて求められること
   3.1 日本企業の課題の整理
   3.2 イノベーション創出に向け、新規事業や研究開発テーマの探索に求められることは何か
  4.考えられるアプローチ
   4.1 将来ビジョン構築からのテーマ探索
   4.2 ボトムアップによるテーマ探索
   4.3 オープン・イノベーションをどう考えるか
   4.4 グローバル化対応をどう考えるか
   4.5 失敗を許容し、チャレンジできる企業風土構築の重要性
 
 【9】新規事業における情報収集

  1.テーマ選択の為の情報
  2.研究開発計画設定の為の情報
  3.もう一度 情報を見直す

 【10】新規事業における情報収集のコツ

  1.3C分析と情報収集
  2.出会いを求めて情報収集へ

 【11】新規事業における情報収集と研究開発

  1.新規事業における研究開発のための情報収集とは
   1.1 市場情報の確からしさ
   1.2 情報の価値、差別性、情報の共有化、
  2.新規事業における産学連携

 【12】新規事業につながる研究開発テーマの情報収集について

  1.新規事業につながる新しい研究開発テーマの領域を決定するために
  2.新規研究開発テーマに関する情報収集
   2.1 特許情報
   2.2 論文からの学術情報
   2.3 学術集会/講習会などからの情報
   2.4 非公開の情報

 【13】10年先を見据えた開発の為の情報収集

  1.伝えたい事
  2.誰も判らない10年後、絶対に必要な10年後の目標
  3.自分の描く図絵
  4.将来から現在に、現在から将来に
  5.何を知りたくてその為に何を必要としているのか
  6.マクロ情報
  7.皆が想像する10年先
  8.技術的には
  9.国内に留まらず
  10.インターネットだけに依存しない
  11.鵜呑みにしない
  12.複数の接触を持つ,間接情報の積重ねを
  13.24時間探索です
  14.何が影響するか判らない
  15.明日必要な情報、10年先の構想に必要な情報
  16.怖れずに
  17.世に出るタイミング次第という事もあります
  18.間違いないkey Word
  19.10年先を目指して

 【14】新規事業開拓マネジメント

  1.新規事業は必ず立ち上がるという幻想を捨てる
  2.新規事業開拓のプロセスマネジメント
  3.プロジェクト凍結・撤退の基準策定


第2節 技術戦略、技術ロードマップからの研究開発テーマの見つけ方

 【1】技術ロードマップ活用による中長期研究テーマの創出

  1.コア技術を生かす技術戦略の重要性
  2.リチウムイオン電池の技術ロードマップ活用による中長期テーマの創出

 【2】技術ロードマップ活用による中長期研究テーマの創出

  1.公的ロードマップの見方
  2.社会システムとの整合性
  3.規制適正化や標準化戦略をロードマップに組み込む
  4.エントリーマーケット
  5.顧客の囲い込みと標準化による市場拡大のバランス
  6.政府機関の行動原理

 【3】ロードマッピングとシナリオプランニングの融合による

     将来有望な新事業・新製品・新サービスの共創
    〜不確実性が高くリスクの大きい経営環境におかれた
                企業における研究開発テーマの探索〜
  1.ロードマッピングという戦略策定・実践手法が重要になった背景
   1.1 ロードマップとは
   1.2 具体的ストーリーと具体的解決策としてのロードマップ
   1.3 技術の融合を視野に入れたロードマップ
   1.4 ロードマップの限界への対応と作成に際しての考え方
  2.シナリオプランニングという戦略策定手法が重要になった背景
   2.1 シナリオプランニングとは
  3.ロードマッピングとシナリオプランニングの融合が効果を発揮する経営環境
   3.1 社会トレンドの見極め
   3.2 シナリオとビジネスモデルの組み合わせの進め方

  【4】技術ロードマップによるキーテクノロジー・R&Dテーマの明確化と
       R&Dアウトソーシングとしての技術ベンチャリング

  1.情報家電事業を取巻く事業環境とR&Dアウトソーシングの必要性
  2.技術ロードマップによるキーテクノロジーとR&Dテーマの明確化
  3.R&Dアウトソーシングとしての技術ベンチャリング
  4.技術ベンチャリングにおける留意点
   4.1 双方の歩み寄りとスピーディな判断が必要
   4.2 ベンチャーコミュニティーの「インサイダー」(一員)になることが重要

 【5】技術ロードマップを活用したテーマの見つけ方

  1.製品・技術ロードマップの作成プロセス
  2.製品・技術ロードマップ作成の意義と効果
  3.ロードマップを活用したテーマの見つけ方

 【6】市場と技術の未来洞察による研究開発テーマの抽出と絞り込み

     −技術コア、市場推定、ポートフォリオと統合ロードマップを用いた方法−
  1.技術コアと市場可能性マップから将来の商品・事業化テーマの抽出 
  2.MOTマーケティング法による将来市場の掴み方とテーマの検証
  3.フェルミ推定法の活用による概算の考え方:見えないマーケットの大きさを推定する
  4.研究開発テーマの事業性評価の可視化と戦略的絞込み手法
  5.統合ロードマップ作成による、事業化、研究開発テーマの絞り込み
  6.未来を先取りした研究開発テーマを抽出・選定し絞り込みを実践するために

 【7】未来構想と研究開発

  1.清水建設における未来構想の系譜
  2.未来構想の推進
  3.宇宙分野での取り組み事例
  4.イノベーションと構想力

 【8】時代を先読みする商品発想と具現化へのテクニカル・プロデュース

  1.イノベーション
  2.生活改良型イノベーション
  3.生活新興型イノベーション
  4.イノベーションを起こす企業風土
  5.テクニカル・プロデュース

 【9】技術の進歩と戦略の立て方と研究開発テーマの見つけ方

  1.技術の進歩
   1.1 技術進歩の非線形性
   1.2 担当分野の進歩の認識
  2.課題の設定
  3.目標設定のあり方
  4.研究テーマの見つけ方
   4.1 提案制度
   4.2 研究テーマの見つけ方
   4.3 待ち伏せ研究

第3節 コア技術、自社保有技術の棚卸しと研究開発テーマの見つけ方

 【1】基幹技術の棚卸と新規研究開発テーマの見つけ方

  1.技術の棚卸
  2.技術の優位性とは
  3.基幹技術と市場ニーズ
  4.新規研究開発テーマ探索活動

 【2】成長分野で新規事業開発を目指したコア技術を活かした研究開発テーマの見つけ方

  1.近代の成長分野
   1.1 コア技術の対象
   1.2 人の生きる要件はマーケット
   1.3 「健康」のための大発明
   1.4 下水道の本質に沢山のマーケットが
  2.コア技術のマーケットを探す
   2.1 コア技術のもう一つの考え方
   2.2 我が国のマーケット
  3.これからのコア技術のやりどころ

 【3】成長分野で新規事業開発を目指したコア技術を生かした研究開発テーマの見つけ方

  1.バイエル社
   1.1 バイエルマテリアルサイエンス
   1.2 日本の位置付け
  2.研究開発体制
  3.コア技術と成長分野での新規事業と開発テーマ探索・設定
   3.1 コア・ケミストリーとコア技術
   3.2 成長分野探索と判定
   3.3 新規事業開発例とテーマ設定
  4.その成功例の拡大

 【4】東洋紡におけるコア技術の融合による次代の研究開発テーマの創造

  1.東洋紡におけるコア技術の展開と新規事業の拡大の歴史
   1.1 東洋紡における新規事業拡大の歴史
   1.2 コア技術の活用による新規事業例
    1.2.1 繊維の技術ととことん利用する
    1.2.2 なんでも繊維の形にしてみる
  2.コア技術の維持発展とアウトソーシングとの連携
   2.1 コア技術の維持・拡大
   2.2 アウトソーシングと自社コア技術の融和
    2.2.1 アウトソーシング化にともなうジレンマ
    2.2.2 ジレンマを乗り越えるための試み

第4節 研究開発テーマ探索のための技術マーケティングのやり方

 【1】技術マーケティングによるR&Dテーマの発掘

  1.R&Dテーマの発掘の仕方
   1.1 グローバルマーケティングの重要性
   1.2 自社のプラットフォームの取り込みの重要性
   1.3 破壊的イノベーションへの発展
    1.3.1 市場の再定義によるビジネスモデルの構築
    1.3.2 コンセプトアウト的テーマの創出とR&Dの実践
    1.3.3 R&Dの速さとテーマの低コスト化

 【2】新規事業開発における技術マーケティング

 【3】新規事業開発における技術マーケティング

  1.図1のA事象
  2.図2のB事象
  3.図1のC事象
  4.図1のD事象

 【4】技術マーケティングから研究開発テーマ創出への好循環のつくり方

 【5】成功に直結する研究開発テーマの熟成法

  1.聞いて・見て・使って分かる・・・説明要らずのコンセプト!
   1.1 聞いて分かる
    1.1.1 サウンド(響き)
    1.1.2 表意名称(意味)
   1.2 見て分かる
   1.3 使って分かる

 【6】技術マーケティングに基づいた研究開発テーマの探索

  1.グローバル化社会の課題とイノベーション
  2.10年先に必要とされるイノベーションの予測
  3.イノベーションの芽となりうる研究テーマ
   3.1 国の研究開発支援システムについて
   3.2 JSPSの研究テーマ
   3.3 JSTの研究テーマ
  4.まとめ

第5節 ワイガヤ、ブレストによる新しいコンセプト、研究テーマを導き出す方法

 【1】「ワイガヤ」による新しいコンセプト、研究テーマの発掘

  1.“10年先を見据えた研究テーマ探索の実践”としての「ワイガヤ」

 【2】ウォーターフォール手法による新しいコンセプト、研究テーマの発掘

  1.ウォーターフォール手法とは?
   1.1 世界最速、最大変位、高圧ソフト型アクチュエータ開発における研究開発にウォータフォールを利用した例
   1.2 ウォーターフォールを行う際の重要なポイント

 【3】フューチャーセンターが駆動するイノベーション

  1.問い直される企業の使命論:「共通価値の創出」へ
  2.経営プラットフォームの転換:競争から共創へ
   2.1 行政/自治体運営のためのフューチャーセンター
   2.2 イノベーションのためのフューチャーセンター
   2.3 複雑な問題への着目
  3.日本でのフューチャーセンターの広がり:FC間の連鎖
   3.1 戦略・企画部門が主導するフューチャーセンター
   3.2 現場が主導するフューチャーセンター

第6節 顧客からの情報収集〜何を聞くべき?どこを重視すべきか?〜

 【1】成熟市場における顧客ニーズの調査法

  1.既存製品/技術を用いたニーズ調査
  2.ニーズ調査の調査手法
  3.技術シーズの評価を目的とした調査
  4.技術シーズの「価値」を把握するための調査
  5.「ニーズ把握」から「価値の創出」のための調査へ

 【2】市場分析の進め方と新商品企画への活用について

  1.現状把握
  2.市場の構造変化を知る
  3.顧客ニーズ
  4.顧客の構造変化
  5.視点を変える道具
  6.最後に・・・「知的職人の時代」

 【3】市場分析の進め方と新商品企画への活用(B to C)

  1.市場分析の前提条件
   1.1 新商品のドメインを設定する
  2.ニーズを探る
   2.1 マクロトレンドを読む
   2.2 先入観を捨て、虚心に観察
   2.3 チームとパートナ−ユーザーとで社会的意義を共有
   2.4 若者の心を理解する
  3.商品コンセプト立案から技術課題への変換
   3.1 商品コンセプトの立案
   3.2 コンセプトの実現における技術課題の発掘と解決

 【4】消費者意識・トレンド調査からの研究開発テーマの見つけ方

  1.調査データを使う前提と目的の確認
  2.どのような調査データを使うか、使えるか
  3.データを利用する視点
  4.調査データの見方、使い方

 【5】新規R&Dテーマを支援するためのツイッター活用法

  1.ツイッターの現状
  2.ツイートを検索する
  3.トレンドとハッシュタグを追う
  4.分析サービスを活用する

 【6】リードユーザーからの新規研究開発テーマの見つけ方

  1.リードユーザーの定義
  2.リードユーザーの求めるニーズ
  3.「表商品」と「裏商品」
  4.ヒット商品の基本要素
  5.リードユーザーからの開発テーマ

  【7】販売からの潜在ニーズの掘り起こしとテーマの見つけ方

  1. 開発の基本認識
  2.ニーズ把握のために
  3.具体的な仕掛け
  4.場と場所
  5.開発事例
   5.1 NEWTON3000
   5.2 パスカルエア

 【8】顧客からの潜在ニーズの掘り起こしとテーマの見つけ方(B to B)

  1.3M is Diversified Technology Company
  2.技術プラットフォームの常設展示とビジネス機会創出
  3.カスタマーテクニカルセンターで潜在課題を顕在化
  4.重要顧客と過ごすカスタマーテクニカルセンターでの時間
  5.カスタマーテクニカルセンターの訪問効果
  6.カスタマーテクニカルセンターの効果・効能
  7.3M日本発の展示場アイデアがグローバル30カ国へ展開

 【9】顧客情報からの新しい研究開発テーマの見つけ方

  1.テーマの事業化への道筋と課題
  2.ジョハリの窓的ポジショニング(開発進行テーマのポジショニング)からの
    顧客ニーズ、そのトレンド、次世代材料・技術のアブリ出し、トレンド抽出によるテーマ探索
  3.ジョハリの窓的ポジショニング法おける適用例

 【10】顧客ニーズの引き出し方とそこからの研究開発テーマの見つけ方

  1.現代の社会環境の把握
  2.10年後の社会のイメージ
  3.10年後を見据えた開発技術の姿
  4.顧客ニーズの醸成・確立
  5.顧客ニーズの具現化
  6.研究開発戦略立案
  7.研究開発テーマの立案と展開


第7節 競合情報、技術情報からテーマを見つけるポイント

 【1】新規事業開発のための競合情報の効率的入手とその活用

  1.競合情報とは
  2.競合情報入手のフレームワーク
  3.調査準備
  4.調査実行
   4.1 公開情報
   4.2 浅い情報から深い情報へ
   4.3 NDAレベルの情報を入手するために
   4.4 会食などの活用の基準
  5.活動評価
   5.1 入手もれがないかの最終確認
   5.2 入手に関連するコストと工数
  6.その情報を入手する意味はあるか

 【2】技術情報からアイデア・発想を得る方法

  1.良質な技術情報とその入手方法について
  2.良質な技術情報の融合による新しいアイデアの創出
  3.良質な情報を“感動的なストーリー”へと創り上げられる人

 【3】技術情報を研究開発に活用する方法

  1.情報の収集と分析の意義
  2.研究・開発フェーズに沿った情報の収集と分析
  3.事業化推進のためのR&D&PとR&D&M

 【4】研究開発テーマ探索におけるベンチマーキング

  1.オープンイノベーションにおける技術ロードマップの考え方
   1.1 IBMの事例
   1.2 Intelの事例
  2.オープンイノベーションにおける共創場の考え方
   2.1 住友3Mの事例
  3.人間視点のベンチマーキング
  4.おわりに 〜10年後を見据えた研究開発テーマの探索

 【5】魅力的なテーマを設定するための将来ニーズのトレンドのつかみ方

  1.トレンドを把握するための2つの視点
   1.1 時間/空間的視点でのトレンド把握
   1.2 人間化視点でのトレンド把握
  2.トレンドから課題解決手段への絞り込み


第8節 特許情報・パテントマップからテーマを見つける

 【1】研究開発と知財戦略 −テーマ設定における課題−

  1.研究開発と知的財産
  2.企業における研究開発動向
  3.研究テーマの設定における情報活用
   3.1 技術調査
   3.2 ツールを用いた特許解析
  4.研究テーマの設定と進捗管理
  5.知を創発する組織

 【2】新規事業創出のための特許調査のポイント

  1.新規事業創出の各場合における特許調査
   1.1 現状の事業の延長、あるいは、周辺の技術や用途開拓の場合
   1.2 現状の事業のビジネスモデルや機能・効果を用いるが、
       技術分野・用途が大きく異なる場合
   1.3 全く手がけていない新しい技術分野、用途の場合

 【3】特許電子図書館を利用した特許調査のコツ

  1.特許調査の前に
  2.特許調査
   2.1 特許データベース
   2.2 特許調査の対象
   2.3 研究開発テーマ発掘のための調査
  3.研究開発テーマの発掘
   3.1 特許公報のどこを読むか
   3.2 「特許の相場」を知る
   3.3 研究開発テーマを絞る
    3.3.1 新しいテーマの発掘
    3.3.2 改良型のテーマの発掘

 【4】特許調査の仕方とTRIZを用いた新規研究開発テーマ創出法

  1.TRIZを課題の発見に使う
   1.1 TRIZの完成とARIZ
   1.2 TRIZの改良の動き
   1.3 古典的TRIZを再構築したI−TRIZ
  2.問題解決よりも課題発見
   2.1 新しい課題の意味とレッド・オーシャン
   2.2 ブルー・オーシャンと優位性の維持
  3.時代を先取りする方法
   3.1 理想性の向上
   3.2 未来を創出するための戦略的世代進化
   3.3 進化のパターンと進化のライン
  4.将来生じる可能性のある問題
   4.1 潜在的不具合を予測して新しい課題を発見する
   4.2 不具合予測の事例

 【5】パテントマップを使ったニッチビジネスの種、新規R&Dテーマの発掘

  1.パテントマップの種類とその利用方法
   1.1 統計分析型パテントマップの利用方法
   1.2 内容解析型パテントマップの利用方法
  2.ニッチビジネスの種,新規R&Dテーマの発掘方法
   2.1 立体思考(=キュービクルシンキング)の有用性
   2.2 個人的アプローチと組織的アプローチ
  3.パテントマップ活用時のノウハウ

第9節 テーマ発掘を念頭に置いた文献検索、読み方のポイント

 【1】未だ実用に使われていない過去の発見、要素技術の掘り起こし

  1.良い研究テーマを設定するためには
   1.1 会社の事業領域の中で探す。他社へも売れる広がりのあるテーマが良い。
   1.2 事業部門のニーズを先取りするものが良い。
   1.3 目の前に見えるブレークスルー(突破すべき壁)は1つが良い。
   1.4 「モッタイナイ科学」という考え方を入れる。
  2.上司、経営トップを説得するには
   2.1 将来技術の動向をきちんと掴んでいる。
   2.2 テーマが上手く行くことを信じる。
   2.3 根拠をきちんと他者へ説明する。
   2.4 テーマに賭ける熱意を示す。
  3.研究テーマを上手に運用して行くには
   3.1 適切な人材を選択するように
   3.2 自ら研究を行える実力を保つ
   3.3 自分も当事者となることで、メンバーの気持ちが分かる。
   3.4 メンバーのやる気を引き出すように

 【2】特許文献を活用した情報の整理とテーマ探索

  1.TRIZとアルトシューラー
  2.デジタル孔版製版方式のあけぼの
  3.パテントマップの活用方法
   3.1 パテントマップの作成
   3.2 パテントマップの分析
  4.当社自動両面印刷機開発の事例
   4.1 パテントマップ作成と構造パターン一覧表作成
   4.2 基本構造方式の選定と重要課題テーマの設定
  5.戦略的特許出願活動と特許網の形成

 【3】研究開発テーマ探索に活かすための文献からの情報収集

  1.検討を始めるにあったっての準備
   1.1 研究開発環境の分析
    1.1.1 インフラからの分析
    1.1.2 開発適任者の選出
  2.技術課題の抽出
   2.1 技術課題のアイデア出し
   2.2 自社の将来像を描く
  3.10年先を見据えた文献からの情報収集
   3.1 過去の経緯に学ぶ
   3.2 文献からの情報収集
   3.3 文献から得られる客観性
   3.4 文献から得られる方向性
  4.テーマの選定
  5.研究テーマ発掘の実践
   5.1 研究テーマの顕在化
   5.2 文献からの情報収集
    5.2.1 文献調査の具体的例とその役割

第10節 テーマを見つけるための学会・展示会・セミナーの活用とコツ

 【1】国内外学会および知財における情報収集とテーマ探索

  1.学会関連の価値
  2.特許知財と活用
  3.研究テーマ設定の効果的方法

 【2】研究開発テーマ発掘につながる展示会での情報の取り方・活かし方

  1.研究開発
  2.企画力・構想力
  3.テーマ発掘
  4.展示会での情報の取り方、活かし方
  5.まとめ

 【3】テーマ発掘や展開するための有用な技術情報の取り方

  1.発信情報への対処
   1.1 溢れる情報量
   1.2 発信された情報を活かすために
   1.3 情報源の性格
    1.3.1 情報発信源の時間的視点
    1.3.2 情報の完成度・確度・新しさ
  2.情報の取り方
   2.1 日常からの情報対処の習慣
   2.2 有効な情報をとるために(予習)
   2.3 参加後のフォローとしての情報のまとめ・整理の重要性(復習)
  3.まとめ
   3.1 質的情報としてのまとめ


第11節 経済産業省技術戦略マップの読み方とテーマの見つけ方

  1.技術戦略マップ2009の概要
   1.1 技術戦略マップ策定の目的
   1.2 構 成
   1.3 対象領域
   1.4 策定プロセス
   1.5 一般的な民間の技術ロードマップとの相違点
    1.5.1 民間企業での典型的な技術ロードマップと経済産業省の技術戦略マップの相違点
    1.5.2 製品レイヤーに関する記載が原則ない
    1.5.3 資源配分に関する記載が原則ない
    1.5.4 個別のプロジェクト工程表ではない
    1.5.5 技術戦略マップのタイムフレームは中長期
  2.技術戦略マップの活用アイデア
   2.1 ステップ1 技術戦略マップを入手する
   2.2 ステップ2 技術戦略マップ検索システムを使う
   2.3 ステップ3 自社のコア・テクノロジーの位置づけを知る
   2.4 ステップ4 異分野技術の融合によってイノベーションを創出
   2.5 ステップ5 技術戦略マップを活用した技術マッチングをしよう
   2.6 ステップ6 技術ロードマッピングとビジネスモデリングの統合


第12節 官公庁の統計データからテーマを見つけるポイント

  1.情報の非対称性による「レモン市場」の形成
  2.官公庁統計・情報を活用したテーマ探索
   2.1 官公庁統計
   2.2 官公庁統計を活用したテーマ探索
   2.3 白書を活用したテーマ探索  


第13節 日経新聞等、経済新聞からテーマを見つけるコツ


  1.“情報戦”の基本的姿勢と10大鉄則
  2.効果的に読み活用するための10大鉄則
  3.10年先を読み解く主な着眼点
   3.1 社会経済の動きを把握して大局観を養う
   3.2 企業活動の着眼ポイント
   3.3 消費者動向、イノベーション活動、新事業開発
  4.結語にかえて


第14節 オープンイノベーションによる新規テーマの見つけ方


 【1】オープンイノベーションによる新規テーマの見つけ方

  1.ヒトゲノム解読による創薬活動への影響
   1.1 ヒトゲノムの塩基配列解析
   1.2 オミックスの創薬活動に対する影響
   1.3 オミックスのバイオベンチャー活用に対する影響
  2.技術シーズの目利き人材の育成
   2.1 目利き人材の育成

 【2】オープンイノベーションによる新規テーマの見つけ方

  1.オープンイノベーションとは
  2.帝人グループにおけるオープンイノベーション
  3.オープンイノベーションのためのネットワーク作り
  4.人財育成

 【3】オープンイノベーションによる10年先のテーマの見つけ方

  −外国人顧客は何で意思決定するか?を理解せよ
     日本の情緒的モノ作り技術・商品は簡単には真似できない−
  1.状況の共通認識のために日本企業の現状を考える
   1.1 オープンイノベーションなどと今更言われなくても・・・
   1.2 日本企業は特殊なのか? 課題は何か?
   1.3 自社の強みを何とするか? その選択基準は何か?
   1.4 グローバルな顧客は何を求めているのか? 意思決定は何によるか? いかにそれを知るか?
   1.5 作る技術は世界共通言語だが、買う側である顧客ニーズの違いを生む源泉は何か?
  2.新規テーマの見つけ方  10年先のグローバルな商品企画テーマの場合
  3.新規テーマの見つけ方  10年先の“企業における基礎研究”テーマの場合
   3.1 基礎研究テーマの投資効果
   3.2 日本企業の基礎研究
   3.3 オープンイノベーションにおける大学の活用、政府補助金の活用アに登場したことがあった。
   3.4 レッドオーシャンにならない土俵の設定
  4.日本企業の強み“情緒的モノづくり技術”、それに気づくのは外国の人々


第15節 社外人脈からの情報収集と研究開発テーマの見つけ方

 【1】社外人脈からの情報収集と研究開発テーマの見つけ方

  1.社外人脈からの情報収集
   1.1 専門分野の人脈
   1.2 異業種の人脈
   1.3 社外人脈の活用の成果

 【2】社外人脈からの情報収集と研究開発テーマの見つけ方

  1.インテリジェンスと人脈形成
   1.1 intelligenceのための人脈探し
   1.2 intelligenceのための人脈形成
  2.彫琢と研究開発テーマ
   2.1 彫琢のためにすること
   2.2 マンダラを利用した吐き出し
   2.3 整理のためのMind Map / Fish Bone

 【3】海外での人脈構築、情報収集のコツと研究テーマの見つけ方

  1.海外での人脈構築と情報の収集のコツ
  2.英語のコミュニケーシ能力を強化する重要なポイントと日本に居ながら海外の人脈を構築する方法
  3.ユニークな研究テーマの見つけ方


第16節 既成概念を打ち破り、新たな道を拓くアイデア発想法

  1.「学ぶ」は「真似ぶ」
  2.独創的なモノマネ
  3.新たな道を拓くアイデア発想法
   3.1 連想法
   3.2 類比法
  4.まとめ

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◇ 第4章 アイディア・着想をテーマに落とし込む方法〜情報の分析・評価とテーマ化〜 ◇

第1節 単なる思い付きから説得力のあるテーマに昇華させるプロセス

 【1】アイデアを研究テーマにステップさせる取り組み

  1.半導体業界における研究開発環境の変化
  2.アイデアの発掘〜アンダー・ザ・テーブル
  3.発掘されたアイデアから研究テーマへ
  4.基礎研究の管理運営

 【2】研究アイデアの創出とよい研究テーマの設定

  1.研究テーマ設定の重要性
  2.経営戦略/R&D戦略と研究テーマ 
  3.よい研究テーマに繋がる研究アイデア
  4.研究アイデアを研究テーマ案にステップアップさせる
  5.研究テーマ候補の選択
  6.研究テーマ候補からよい研究テーマを選定する
  7.研究テーマを立ち上げる

 【3】研究アイデアの創出とよい研究テーマの設定

  1.セレンディピティとは
  2.傾斜ドメイン構造を有する粘着剤

 【4】イノベーションの卵をいかに見つけるか

  1.アヒルの”卵”をたくさん生む
  2.イノベーションの卵をいかに見つけるか
   2.1 コアコンピタンスを活かす
   2.2 差異化できるイノベーションの卵を見つける方法
   2.3 未知との遭遇を大事にする
  3.創発人材の発想を活かす

 【5】技術・市場の情報収集と研究開発テーマのシナリオ・プランニング

  1.シナリオ・プランニングと研究開発
   1.1 情報収集とシナリオ・プランニング
   1.2 技術戦略におけるにおけるシナリオ・プランニング
   1.3 シナリオ・プランニングと技術ロードマップの統合

 【6】思いつきレベルではない研究テーマ創出のための技術コンセプトの策定

  1.研究開発の考え方が成否を決める「コンセプト」の時代
  2.技術コンセプトの定義と意義
  3.トップ企業が転落する4つの要因と技術コンセプトとの整合
  4.階層ごとの技術コンセプトの策定
   4.1 製品レベルのコンセプト
    4.1.1 顧客に提供する価値
    4.1.2 機能
    4.1.3 製品形態
    4.1.4 技術
   4.2 事業レベルのコンセプト
    4.2.1 川下への仕掛け:上流に立つ、そのために川下に出る
    4.2.2 水平への仕掛け:技術融合、モジュール化
    4.2.3 川上への仕掛け:グローバルに技術を使いこなす
   4.3 産業レベルのコンセプト
  5.技術コンセプト策定のための自社のDNAの理解
   5.1 技術の棚卸
   5.2 歴史の棚卸
   5.3 自社の研究開発の問題点を整理する

 【7】R&Dテーマ設定のための技術情報の収集と考え方

  1.事業化につながるR&Dにとって良いテーマの設定が必須
  2.落下傘降下型新規事業を回避したねらいの分野の設定
  3.新規事業企画・立上げに必要な技術情報
  4.すべての情報は個別生情報で裏付け確認が必要
  5.技術課題の抽出に役立つ技術マップ
  6.事業化に向けた技術課題の抽出―技術マップの活用―
  7.まとめ


第2節 説得力をうむ“裏”の取り方、データの揃え方

 【1】事業につながる新規研究開発テーマの創出と実践

  1.価値のある研究開発とは
  2.人間の本質に迫る
  3.不可避な社会的潮流
  4.必要な支援技術・周辺技術とのバランス
  5.「デスバレー」と「ダーウィンの海」を越える
  6.オープンイノベーションの価値

 【2】説得力をうむ“裏”の取り方、データの揃え方

  1.研究開発テーマの考案
  2.研究開発テーマの具体化方法の模索
  3.研究開発企画の立案
  4.裏付けとデータ収集
  5.研究開発の進め方

 【3】説得力をうむ“裏”の取り方、データの揃え方

  1.マクロ環境分析による検討
  2.ミクロ環境分析による検討
   2.1 顧客の視点
   2.2 競合の視点
   2.3 自社の視点
  3.フィジビリティ・スタディの実施に用いる開発検討製品の予測
   3.1 予測算出の方法論
   3.2 予測結果レビューチーム


第3節 説得力ある研究開発テーマ企画書の作成と視点

 【1】説得力ある研究開発テーマ企画書の作成と視点

  1.研究テーマの企画段階で考えるべきこと
  2.テーマ企画書の作成と視点
   2.1 シーズオリエントとマーケットインのバランスをどうとるか
   2.2  SWOT分析の意味するもの、適切なベンチマーキング
   2.3 「原価企画」で開発投資の確実な回収を目指す
   2.4 研究開発における究極の「見える化」とは

 【2】説得力ある研究開発テーマ企画書の作成と視点

  1.研究開発テーマ企画書
  2.研究開発テーマ企画書と適用フェーズ
  3.研究開発テーマ企画書の項目とフェーズ移行基準との対比と関係付け
  4.「研究開発テーマ企画書」の審査
  5.「研究開発テーマ」へのリソースの投入
  6.「研究開発テーマ企画書」の再審査
  7.「研究開発テーマ企画書」のオープン化
  8.まとめ

 【3】説得力のある研究開発テーマ企画書の作成と視点

  研究開発申請規程
  超薄膜対応したエリプソ型全自動高速膜厚測定装置の開発企画書(例)
  1.従来技術
  2.本開発品
  3.高速自動膜厚計の開発
  4.マーケティングおよび開発計画


第4節 テーマ採択者からみたテーマ化に当たって押さえてほしいポイント

 【1】テーマ採択者からみたテーマ化にあたって押さえてほしいポイント

  1.最も重要なことは、ターゲットとドメインの整合性である
  2.テクノロジープラットフォームの構築を忘れるなかれ
  3.技術ロードマップの手法の活用は、有効である
  4.夢を共有化できるかが鍵となる
  5.不足する資源に予め目配りができているか

 【2】テーマ採択者からみたテーマ化へのポイント

  1.テーマの分類と考え方
   1.1 アイデア・発想段階
   1.2 探索テーマ
   1.3 研究テーマ
  2.研究テーマへの採択
   2.1 テーマ重み付けと投資性評価
   2.2 テーマの重み付け〜魅力度
   2.3 テーマの重み付け〜適社度
  3.テーマ化へのマイルストーンの設定
   3.1 マイルストーンの合意とリソース投入判断
   3.2 マイルストーンの達成状況の確認

   
第5節 アイディアをテーマ化するためのサポート体制の作り方

 【1】アイディアをテーマ化するための支援

  1.研究開発にあたって
  2.アイディアの創出におけるポイント
  3.対話によるプロセスにおける作り込みこそ支援そのもの
  4.チームマネジメント
  5.実践例の紹介
  6.まとめ
  7.人間というもの

 【2】アイデアをテーマ化するための仕組みづくり、仕掛けづくり

  1.疲弊する研究開発現場
   1.1 研究開発現場で起こっていること
   1.2 研究開発の効率化に向けて
  2.テーマ創出の仕掛け:集約的な研究テーマの創出
   2.1 テーマの創出における課題
   2.2 集約的なテーマ創出
  3.テーマ創出の仕掛け:事業横断的な研究テーマの創出
   3.1 顧客視点での技術開発
   3.2 事業横断的なテーマ創出
  4.テーマ創出の仕掛け:オープン・イノベーションによるテーマ創出
   4.1 自前主義からの脱却と課題
   4.2 オープン・イノベーションによるテーマ創出
   4.3 オープン・イノベーションの成功に向けて

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