第1節 半導体
[1]半導体封止材料における界面のコントロール
1.はじめに
2.粒子充てん材料の強度と破壊靭性
3.界面を利用して強靭性を向上させる
4.シランカップリング剤による表面処理層の構造
5.シラン処理層の構造が充てん系の力学特性におよぼす影響
[2]パッケージの熱応力低減による耐熱衝撃性向上
1.パッケージの熱応力低減による耐熱衝撃性向上
1.1 エポキシ樹脂の特徴
1.2 封止材起因熱応力の低減策
1.3 封止材の線膨張率、曲げ弾性率、円筒応力と薄型パッケージの耐クラック性
1.4 封止材の線膨張率、ガラス転移点とAu線の耐断線性
2.吸湿後リフロー時パッケージクラックの発生機構とその対応策
2.1 吸湿後リフロー時パッケージクラックの発生機構
2.2 吸湿後リフロー時パッケージクラック発生の防止策
2.3 石英ガラス粉フィラーの形状、配合比の効果
2.4 低吸湿高接着型封止材CEL-9200-Uの諸特性
2.5 薄形パッケージ吸湿後耐リフロー性向上に重要な総合材料技術
[3]アンダーフィルとその封止技術
1.はじめに
2.モールド工法
2.1 真空印刷による方法
2.2 真空印刷と加圧硬化を併用する方法
2.3 ウエハレベルでの一括封止
2.4 三次元実装SiPへの適用
2.5 モールドタイプのアンダーフィル材
2-5-1 応力緩和
2-5-2 浸透性
2-5-3 アンダーフィル材の特性
3 加圧リフロー工法
4.まとめ
[4]パワー半導体のパッケージ技術と耐熱性向上
1.パッケージの機能と要求
2.パワー半導体デバイスのパッケージ技術
2.1 キャンタイプデバイス
2.2 ディスクリートタイプデバイス
2.3 モジュールタイプデバイス
2.3.1 樹脂モールドタイプ
2.3.2 シリコーン樹脂(シリコーンゲル)タイプ
3.パワー半導体デバイスの信頼性
3.1 耐湿性
3.2 耐熱性
3.3 耐熱衝撃性
3.4 はんだ耐熱性
4.シリコーン樹脂封止型パワーモジュールの高耐圧化と封止技術
4.1 高耐圧モジュールに要求される封止性能
4.2 界面剥離発生の要因と対策
[5]車載用半導体パッケージ技術と封止樹脂の高耐熱化
1.車載用半導体パッケージ動向
2.樹脂封止パッケージの高信頼性化
2.1 樹脂の収縮について
2.2 樹脂の接着力改善方法
2.2.1 樹脂の濡れ性改善
2.2.2 離形剤による接着力改善
3.封止樹脂の高耐熱化について
3.1 WBGデバイス用樹脂材料高耐熱化の必要性
3.2 樹脂材料高Tg化の必要性
3.3 高Tg化に伴う背反事項
3.4 架橋点を増やさない高Tg化,高耐熱化手法
[6]パワーデバイス封止樹脂の高放熱・耐熱化と実装技術
1.封止樹脂技術
2.小型・高信頼化に向けた周辺技術
2.1 高接着化
2.2 接合材料
[7]Au-Snペーストを用いた微細部品の接合・封止部のボイド低減技術
1.Au-Snペーストの特徴
2.Au-Snペーストの適用について
3.Au-Snペーストのボイド低減技術について
3.1 ボイド発生要因とボイド発生メカニズムの検討
3.2 ボイド低減のアプローチ
3.2.1 粉末からのアプローチ(粉末を形成するAu-Sn合金組成の最適化)
3.2.1.1 Au-Sn合金組成と熱挙動の関係
3.2.1.2 Au-Sn合金組成と溶融合金の表面張力の関係
3.2.1.3 Au-Sn合金組成とAu-Sn合金ペーストのボイドの関係
3.2.1.4 Au-Sn合金組成-表面張力とAu-Sn合金ペーストのボイドの関係
3.2.1.5 Au-Sn合金組成-断面組織とボイドとの関係
3.2.2 フラックスからのアプローチ(活性剤とボイドの関係)
3.2.3 母材からのアプローチ(母材の表面状態とボイドの関係)
3.2.4 プロセスからのアプローチ(リフロープロファイルとボイドの関係)
4.Au-Snペーストを用いた応用例
4.1 水晶・SAWデバイス用封止材用途
4.2 高輝度LED素子の接合用途
4.3 スパッタ・蒸着膜の代替としての薄膜用途
[8]車載用高耐熱パワーモジュールの熱疲労信頼性評価
1.高耐熱モジュールの課題
1.1 高温化への期待と技術課題
1.2 はんだ代替技術とその問題点
1.3 高信頼性・高耐熱実装コンセプト
2.新構造の熱応力に対する信頼性評価
2.1 応力緩和の可能性
2.2 実装部の寿命予測
2.3 高耐熱薄膜接合層のせん断強度評価
3.新構造の熱応力に対する信頼性評価
4.Ag接合層の信頼性評価
4.1 Agナノ接合法の特徴
4.2 Ag接合層の非破壊評価法
4.3 Ag接合層の熱疲労信頼性評価
[9]車載電子モジュールにおける信頼性評価
1.自動車用制御システムの動向と製品に求められる技術
2.車載製品に求められる高信頼性
2.1 電子製品の使用環境
2.2 長寿命化の要求
3.信頼性確保の考え方
3.1 ストレス・強度モデル
3.2 耐久モデル
3.3 寿命分布モデル
3.3.1 バスタブ曲線
3.3.2 ワイブル分布
4.車載電子製品の信頼性試験
4.1 試験の目的と項目
4.2 加速試験の考え方
5.ECU製品に使用されるBGAパッケージの信頼性評価事例
6.パワーエレクトロニクスにおける信頼性確保の実装設計事例
6.1 インバータ用パワーデバイスの両面放熱パッケージ
6.2 パワーパッケージ用鉛フリーはんだ材の開発
7.アクチュエータドライバの耐振性評価
第2節 LED
[1]LED封止材
1.シリコーンの基本的な特徴
1.1 構造
1.2 硬化機能を付与する為の組成成分
1.3 メチルシリコーンとフェニルシリコーン
2.シリコーン材料のLEDへの応用
2.1 用途例
2.2 耐熱性などの安定性
[2]シルセスキオキサンを用いたLED素子封止材について
1.照明用LED素子封止材とその課題
2.LED素子封止材への要求特性
2.1 従来のLED素子封止材
2.2 照明用LED素子封止材に求められる特性
3.透明エポキシ樹脂と安定化剤
4.シルセスキオキサン系樹脂を用いたLED素子封止材
4.1 シロキサン結合を有する材料
4.2 シルセスキオキサンの硬化システム
4.3 シルセスキオキサン系樹脂を用いたLED素子封止材開発
4.3.1 求められる特性
4.3.2 加工性と堅牢性
4.3.3 透明安定性
4.3.4 硫黄バリア性
[3]固体高分解能NMR法を用いたLED封止材の劣化評価
1.脂環式エポキシ樹脂封止材の劣化反応
1.1 発光熱による架橋反応の痕跡
1.2 架橋反応による運動性の変化
1.3 LED発光内側と外側の架橋反応機構の違い
2.シリコーン樹脂封止材の劣化反応
2.1 固体高分解能1H MAS NMR法によるシリコーン樹脂封止材の熱劣化解析
第3節 ディスプレイ・有機EL
[1]TFT-LCDの封止・シーリング技術
1.シール剤
1.1 真空注入法とODF法
1.2 ODF用シール剤
1.3 DICの遅延硬化シール剤
2.封止材料
[2]フレキシブルデバイスに向けたナノコンポジット保護膜の低温作製技術
1.印刷プロセスによる絶縁膜,バリア膜の形成
1.1 UV光によるSiO2膜の低温製膜技術
1.2 SiO2膜のナノコンポジット化の検討
2.デバイスへの応用に向けたプロセスの検討
[3]バリアフイルムの材料・特性およびバリア性発現・ガス透過性の評価
1.バリア材料に適した高分子素材
2.ハイバリアフィルムとしての有機無機複合材料
3.ガス透過性の評価
3.1 Fickの法則と溶解拡散説
3.2 バリア性評価技術
4.封止材のバリア性評価
[4]有機EL照明製造プロセス技術の現状と課題
1.有機ELとは
1.1 有機ELデバイスの構造と発光メカニズム
1.2 有機EL材料
2.有機EL照明製造プロセス
2.1 ガラス基板配線と陽極作成
2.2 有機層および陰極の作成
2.2.1 有機EL材料の蒸着特性
2.2.2 有機薄膜の作成
2.2.3 陰極の作製
2.3 封止工程
3.製造プロセスの革新
3.1 低コスト化
3.2 大面積化
3.3 高付加価値化
[5]有機EL用透明バリア膜の成膜技術
1.有機EL用封止膜、バリア膜の報告例
2.表面波プラズマCVD法
3.透明SiNxバリア膜
3.1 透明SiNx膜の材料設計
3.2 SiNx膜のバリア性向上
3.3 積層構造によるバリア性向上
[6]有機EL用水蒸気バリア膜の形成
1.有機ELディスプレイ用水蒸気バリア膜における要求性能
2.バリア膜材料と形成法および評価法
3.様々な多層バリア構造の特性
4.触媒CVD 法と低温形成したSiNx膜の特性
4.1 触媒CVD装置の構造と成膜原理
4.2 SiNx単層膜の特性とH2添加効果
4.3 有機EL素子への実装試験
[7]有機EL用封止材の耐水性・ガスバリア性向上
1.封止材の水蒸気バリア性向上
2.有機EL用封止材
[8]常温接合法を用いた有機EL封止技術
1.封止技術
2.常温接合とは
2.1 直接接合と有機EL封止
2.2 中間層接合と有機EL封止
3.有機EL封止のこれから
3.1 薄膜封止
3.2 表面活性化常温接合
[9]無機/DLC二重積層膜による有機EL素子の封止技術
1.実験
2.実験結果
2.1 デバイス特性
2.2 展示紹介
[10]有機EL用バリアフイルム・封止材のガスバリア性評価
1.装置の概要と測定原理
1.1 PERMATRAN(等圧法)
1.2 AQUATRAN(等圧法)
2.各種製品におけるガスバリア性要求レベル
3.超ハイバリア水蒸気透過度測定における知っておきたいポイント
3.1 温度、湿度の正確性
3.2 水蒸気透過方向のバリア性への影響
3.3 装置の校正
3.4 システムリーク率の正確な差し引き方
4.高温高湿度試験の現状と測定事例
4.1 有機EL(Organic Electro Luminescence)関連
4.2 太陽電池(Photovoltaic Battery) 関連
[11]有機ELデバイスの封止性能評価
1.評価実験
1.1 有機EL素子(評価パネル)
1.2 重水浸漬処理
1.3 質量分析
2.結果および考察
2.1 重水浸漬処理結果
2.2 パネル中ガス分析
2.3 有機EL素子中重水デプスプロファイル
2.4 封止樹脂中重水濃度比較
第4節 太陽電池
[1]太陽電池用EVA封止材の特徴・信頼性向上と評価技術
1.太陽電池モジュールの構造
2.EVA樹脂に関して
2.1 EVA樹脂の生産量
2.2 EVA樹脂の分類
3.結晶系シリコンセルの封止向けEVA封止材について
3.1 EVA封止材の組成と架橋・接着の原理
3.2 結晶系シリコン太陽電池モジュールの製造方法
3.3 太陽電池ラミネーターの条件設定に関して
4.太陽電池用EVA封止材の信頼性向上と評価技術
4.1 太陽電池用EVAの評価方法
4.2 太陽電池用EVAの評価方法
4.3 耐久性試験について
[2]新規熱可塑性太陽電池封止材
1.SE樹脂
2.SE封止材の基本特性
3.モジュールの試作と初期発電特性
4.モジュールの耐久性試験
4.1 耐熱性(耐クリープ)試験
4.2 ヒートサイクル(TC/HF)試験
4.3 ダンプヒート(DH)試験
4.4 PID耐久試験
[3]太陽電池モジュールの耐候性技術
1.封止材の要求性能
2.CIKcapR の特長
2.1 耐候性
2.2 耐高温・高湿性
2.3 低収縮性
2.4 商品構成と各基本物性
2.5 ラミネート及び架橋条件
[4]太陽電池用バックシートの特徴と信頼性向上
1.太陽電池バックシート
1.1 太陽電池バックシートの構成
1.2 太陽電池バックシートの要求特性
2.太陽電池モジュールの信頼性向上とバックシート
[5]水蒸気バリア性・耐熱性フィルム開発と太陽電池への応用展開
1.水蒸気バリア膜
1.1 膨潤性粘土と粘土膜の製法
1.2 製膜メカニズム
1.3 ガスバリア性
1.4 水蒸気バリア性
2.耐熱絶縁膜
2.1 非膨潤性粘土を用いた耐熱絶縁膜
2.2 耐熱絶縁膜の製法
2.3 耐熱絶縁膜の特徴と用途
[6]太陽電池用EVA封止材の劣化評価
1.材料の初期劣化評価
1.1 FT-IRによるEVAの化学構造変化の評価
1.2 UV-Py-GC-MSによるEVAから発生する分解物の評価
2.黄変劣化モジュールの評価
[7]封止材の長期信頼性とモジュールへの影響
1.封止材の開発目標
2.EVAの信頼性試験結果
3.封止材の今後の方向性と課題
[8]太陽電池モジュール材料の紫外線照射による劣化評価
1.UV-Py/GC-MSシステムによる揮発性劣化生成物の分析
1.1 概要
1.2 分析結果
2.フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)によるUV照射EVAの分析
2.1 概要
2.2 分析結果
[9]薄膜太陽電池モジュール用 エッジシール塗布技術
1.封止材料
2.封止形状
3.システム構成について
3.1 タンク(バルクメルター)
3.2 ホース
3.3 チェンジオーバーマニホールド
3.4 ブースターポンプ
3.5 精密ギアポンプ
3.6 コーティングヘッド
4.太陽光モジュール用エッジ封止機器以外に関する注意点
[10]色素増感太陽電池用の封止材料と技術
1.色素増感太陽電池の発電の原理
2.色素増感太陽電池の構造と封止剤の役割
3.色素増感太陽電池の製造プロセス
4.色素増感太陽電池のアプリケーションとラミネート技術
第5節 蓄電池
[1]円筒型リチウムイオン電池用シール材の特徴と要求
1.シール材
2.シール材の要求特性
3.シール材の塗布方法
4.シール材に使われる材料
4.1 アスファルト系シール材
4.2 ゴム系シール剤
5.アスファルト系シール材とゴム系シール材の比較
6.シール材の技術課題とこれからのシール材
[2]ラミネート型リチウムイオン電池(セル)に求められる封止性能
1.封止外装材の機能とセルの形式
2.ラミネート型セルの製品事例
3.安全性とラミネート型セル
4.ラミネート包材の加工とセルの封止
[3]Li2次電池のラミネート外装材
1.水蒸気バリアー
2.電解液バリアー
3.強度(シール強度・ラミネート強度・他)
4.絶縁性
5.金属異物のコンタミ管理可能
6.安全性
7.成形性
8.放熱性
9.金属とのシール性
10.密封シールの確認方法
[4]リチウムイオン二次電池製造プロセスへのレーザ溶接技術の応用
1.LD励起Nd:YAGレーザの動作原理と特徴
2.ハイブリットLDYAGレーザ
2.1 ハイブリッドLDYAGレーザ開発の背景
2.2 ハイブリッドLDYAGレーザの構成
2.2.1 パルス発振型LD励起Nd:YAGレーザ
2.2.2 連続発振型LDの重畳
3.ハイブリッドLDYAGレーザの加工性能
3.1 ハイブリッドLDYAGレーザ仕様
3.2 連続発振型LDの効果
3.3 アルミニウムケース
[5]リチウムイオン二次電池におけるレーザ加工技術
1.電池製造におけるレーザ加工
2.ファイバーレーザの発振原理と主な特徴
3.ファイバーレーザでの溶接加工例
4.レーザ適用に向けて
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