吸着 分離 書籍
 
No.1835
濾過スケールアップの正しい進め方と成功事例集
 

◎ 『サイズ、形状、分布が制御された細孔の作製』 『目的物質の選択的吸着、透過性の付与』
  『透過率と透過量のトレードオフの克服』 『過酷な使用環境に対する耐久性の向上』 

吸着分離材料の
設計、性能評価と新しい応用

発 刊:2015年10月30日  体 裁:A4判 524頁  定 価:80,000円(税抜)  ISBN:978-4-86104-597-4


■ 執筆者(敬称略)

NOK(株) 斎藤昌晴 アルファ・ラバル(株) 青木裕
マイクロトラック・ベル(株) 大川真 日本大学 石神徹
ダイセン・メンブレン・システムズ(株) 阿瀬智暢 日産自動車(株) 赤間弘
(国研)産業技術総合研究所 伊藤賢志 JNCフィルター(株) 川崎真生
宇都宮大学 伊藤直次 (国研)日本原子力研究開発機構 浅野雅春
東京工業大学 磯部敏宏 大陽日酸(株) 足立貴義
大阪大学 宇山浩 (株)ロキテクノ 多田圭輔
広島大学 荻崇 (独)日本原子力研究開発機構 大貫敏彦
日本フイルコン(株) 加藤敏文 東京工業大学 大橋秀伯
千葉大学 加納博文 アジレント・テクノロジー(株) 滝埜昌彦
山口大学 喜多英敏 横浜国立大学 中村一穂
京都工芸繊維大学 吉川正和 筑波大学 長崎幸夫
京都大学 宮原稔 日本大学 辻智也
岐阜大学 宮本学 豊橋技術技科大学 齊戸美弘
エコラボ(同) 宮澤史彦 コスモエンジニアリング(株) 伊藤道生
東京理科大学 金子敏宏 岡山大学 渡邊裕
東洋紡(株) 熊野淳夫 広島大学 都留稔了
明治大学 古谷英二 名古屋工業大学 南雲亮
北海道大学 向井紳 大阪大学 馬越大
(株)ノリタケカンパニーリミテド 江田智一 旭化成メディカル(株) 白瀧浩伸
(公財)神奈川科学技術アカデミー 黒木秀記 山口大学 比嘉充
オルガノ(株) 佐藤康平 京都大学 樋口雅一
カンタクローム・インスツルメンツ・ジャパン(同) 佐藤純 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 風間伸吾
熊本大学 坂田眞砂代 名古屋大学 片桐誠之
九州大学 三浦佳子 名古屋工業大学 本多沢雄
関西大学 三宅義和 産業技術総合研究所 本田真也
神戸大学 三野泰志 神戸大学 松山秀人
関西大学 芝田隼次 芝浦工業大学 野村幹弘
ユニチカ(株) 小野貴博 大阪ガスケミカル(株) 柳寿一
新日鐵住金(株) 上代洋 (株)クラレ 薮野洋平
東レ(株) 上野良之 東洋紡(株) 林敏昭
佐賀大学 森貞真太郎 NECファシリティーズ(株) 和田祐司
日本大学 西宮伸幸    

■ 目  次

第1章 吸着・分離のメカニズム

第2章 無機吸着材、分離膜の細孔設計、孔径・配列の制御

第3章 高分子の吸着・分離特性制御と表面修飾、改質技術

第4章 吸着材、分離膜のモジュール化とプロセス設計

第5章 シミュレーションによる吸着、分離挙動の把握、性能予測

第6章 吸着材、分離膜の性能評価

第7章 新しい吸着材、分離膜のニーズ、ビジネスチャンス


◇第1章 吸着・分離のメカニズム◇

1節 ナノ細孔内での吸着と毛管凝縮のメカニズム
1.ナノ細孔内での吸着メカニズム
 1.1 分子−固体間相互作用
 1.2 表面吸着理論
 1.3 細孔内吸着理論
 1.4 最近の「ナノ多孔体」の発展とその吸着メカニズム
2.細孔内での毛管凝縮のメカニズム
 2.1 毛管凝縮の原理とKelvin式
 2.2 毛管凝縮による細孔径評価
 2.3 単純毛管凝縮理論の限界と改良モデル
 2.4 毛管凝縮のヒステリシス
 2.5 最近のアプローチ:分子シミュレーションと統計力学的手法

2節 液相吸着の特徴
1.気相吸着と液相吸着の相違点
2.液相吸着に関与する相互作用
3.液相吸着の実験方法
4.液相吸着の研究例
 4.1 感温性高分子ゲルによる温度スイング吸着
 4.2 タンニンゲルによる貴金属の吸着

3節 吸着等温線、吸着熱の測定
1.吸着と吸着等温線
2.物理吸着
3.マクロ細孔あるいは平坦表面への蒸気吸着
4.ミクロ細孔への蒸気吸着
5.化学吸着
6.吸着熱の測定

4節 溶解拡散機構による高分子膜の分子透過現象
1.溶解拡散機構の概要
2.溶解性S及び拡散性Dの実験的評価手法
 2.1 溶解性Sの評価手法
 2.2 拡散性Dの評価手法
3.溶解拡散機構を適用する上での注意点
 3.1 供給側・透過側が共に液体の場合
 3.2 供給側・透過側が共に気体の場合
 3.3 供給側/透過側が 液体/気体もしくは気体/液体の場合
 3.4 P = D・Sが成り立たないときの溶解拡散機構

5節 分子形状認識に基づいた分離メカニズム
1.ODS固定相による分子形状認識
 1.1 分子の二次元的形状の違いによる分離
 1.2 分子の平面性の違いによる分離
 1.3 ODS固定相の化学構造とその分子形状認識能


◇第2章 無機吸着材、分離膜の細孔設計、孔径・配列の制御 ◇

1節 (ナノ)微粒子の空孔構造制御
1.空孔構造を持つ微粒子の合成法
2.マイクロエマルジョン法によるメソポーラスナノ粒子の合成と制御
3.液相沈殿法による中空微粒子の合成法と制御
4.噴霧熱分解法による空孔構造を持つ微粒子の合成と制御
5.コロイドの噴霧乾燥による空孔構造を持つ微粒子の合成

2節 活性炭の賦活工程と設計ポイント
1.活性炭を賦活するということ
2.賦活反応とは
 2.1 ガス賦活
 2.2 薬品賦活
3.賦活設備の考え方
 3.1 ガス賦活反応装置
 3.2 薬品賦活反応装置
 3.3 実験室での賦活装置

3節 マイクロハニカム状多孔質材料の創製とその応用
1.多孔質材料の形状制御
 1.1 形状制御による多孔質材料の機能向上
 1.2 凍結を利用した成型
 1.3 氷晶テンプレート法
2.マイクロハニカム状多孔質材料の創製
 2.1 マイクロハニカム状多孔質材料
 2.2 マイクロハニカム状多孔質材料の製造
 2.3 マイクロハニカム状多孔質材料の構造制御
3.マイクロハニカム状多孔質材料の応用
 3.1 マイクロハニカム状多孔質材料の利点
 3.2 様々な機能を有するマイクロハニカム状多孔質材料

4節 自己組織化ナノ細孔材料の調製と吸着分離挙動
1.球状メソポーラスシリカ粒子(SMS)の調製
 1.1 St?ber類似法による球状メソポーラスシリカ粒子の調製
 1.2 W/Oエマルション系での球状メソポーラスシリカ粒子の調製
2.球状メソポーラスシリカ粒子による吸着挙動
 2.1 二酸化炭素の吸着挙動
 2.2 チオール基で修飾したSMSによる金属イオン吸着挙動
 2.3 TBOS系で調製したSMSによる有機物質の吸着挙動
3.メソ細孔のモルフォロジー制御

5節 シリカ膜の表面修飾技術と気体分離特性の向上
1.シリカネットワーク制御
2.水蒸気存在下での気体透過特性の向上

6節 化学蒸着法による無機膜の作製と細孔径制御
1.実験方法
2.加水分解物粉末分析
3.無機ガス透過試験結果
4.炭化水素透過試験結果

7節 MOF分離膜の作製と期待される応用展開
1.MOF膜の製膜法
 1.1 in situ crystallization法
 1.2 二次成長法(Secondary growth)
 1.3 その他の製膜法
 1.4 Coordination modulation method
2.MOFの膜分離への応用
 2.1 Zeolitic imidazolate frameworks (ZIFs)
 2.2 CuBTC(HKUST-1)
 2.3 MOF-5
 2.3 その他のMOF膜

8節 セラミックス分離膜用支持体の設計
1.分離膜用支持体の開発
 1.1 分離膜用支持体の設計概要
 1.2 多チャンネル型支持体
 1.3 脱水膜(ゼオライト膜)
2.支持体開発と特性評価
 2.1 支持体の作製
 2.2 支持体のガス透過性評価
 2.3 支持体の強度評価
 2.4 支持体表面のゼータ電位
 2.5 支持体特性と分離膜性能評価


◇第3章 高分子の吸着・分離特性制御と表面修飾、改質技術◇

1節 熱誘起相分離法による高分子多孔膜形成
1.熱誘起相分離法
 1.1 熱誘起相分離法
 1.2 液−液型、固−液型相分離
 1.3 TIPSの適用例
 1.4 非対称性多孔膜の作製
2.相分離の動力学に関する実験的検討
3.相分離の動力学に関する数値シミュレーション
 3.1 数値シミュレーションによる多孔膜形成過程の解析
 3.2 ポリプロピレン/ジフェニル系への適用例
 3.3 3次元系への拡張

2節 イオンビーム照射による高分子多孔膜の作製
1.イオン穿孔特性
 1.1 イオン種とエネルギーの影響
 1.2 エッチング処理条件の影響
 1.3 2段階エッチング処理の効果
2.イオン穿孔膜の機能化
 2.1 「ふるい分け」機能
 2.2 温度応答性機能

3節 相分離を利用したナノ多孔体の作製と応用
1.相分離を利用する高分子モノリスの作製
2.アクリル樹脂モノリスの機能化
3.炭素モノリスの合成と応用

4節 中空糸膜の親水性、強度向上とその評価
1.親水性の向上
 1.1 親水性ポリマーの添加
 1.2 膜素材自体の親水化処理
 1.3 親水性ポリマーの使用
 1.4 中空糸膜の親水性の評価方法
2.強度の向上
 2.1 高分子量ポリマーの使用
 2.2 均一スポンジ状構造の形成
 2.3 結晶状態制御による製膜
 2.4 支持体の使用
 2.5 強度の評価
3.TIPS法によるナイロン中空糸膜の作製
 3.1 ナイロンとは
 3.2 ナイロン中空糸膜の製膜
 3.3 微細孔径ナイロン中空糸膜の性能

5節 中空糸膜のブレード補強技術
1.ブレイドPVDF膜製造技術
 1.1 ブレイドPVDF膜製造方法
 1.2 構造制御
 1.3 ブレイド膜一体化
 1.4 孔径制御
 1.5 ブレイド基材の素材及び仕様
 1.6 親水化処理技術
2.ブレイド補強PVDF膜の特性
 2.1 構造
 2.2 機械強度
 2.3 透水量
 2.4 膜ろ過性能試験

6節 超撥水性をもつ多孔性配位高分子(PCP/MOF)の設計とその応用
1.多孔性配位高分子とは?
2.超撥水性はどのようにして発現するか?
3.超撥水性を発現するPCP/MOFの設計は?
 3.1 フッ素原子導入および長鎖アルキル基導入による超撥水PCP/MOFの創製
 3.2 新しい設計に基づく超撥水PCP/MOF
4.超撥水PCP/MOFの応用は?

7節 配位高分子(PCP/MOF)のゲート現象と吸着材料への応用
1.配位高分子(PCP/MOF)とは
2.ゲート現象の発見とメカニズム
3.ゲート現象の制御
4.ゲート現象を利用したガス吸着・分離
 4.1 ゲート現象を利用したガス吸着
 4.2 ゲート現象を利用したガス分離
5.ゲート型PCPの利用
 5.1 化学的安定性
 5.2 ガス吸脱着時の安定性
 5.3 柔軟性PCPの入手と使用

8節 分子インプリント法による高分子への分子認識正付与とその混合物分離への応用
1.分子インプリント法
2.分子インプリント材料の混合物分離への応用
3.分子インプリントナノファイバ―ファブリック
 3.1 分子インプリントナノファイバ―ファブリックとは
 3.2 分子インプリントナノファイバ―吸着剤
 3.3 分子インプリントナノファイバ―膜
 3.4 ナノファイバ―膜
4.展望

9節 高分子表面の生体分子の吸着および非吸着性の制御
1.生体分子の吸着メカニズム
2.生体分子の吸着を防ぐ材料
3.生体分子を固定化する手法
4.界面への機能性分子の固定化

10節 アニオン交換膜によるタンパク質精製への応用
1.アニオン交換膜の特長
 1.1 アニオン交換膜の歴史
 1.2 多孔膜へのグラフト鎖と官能基の導入
 1.3 イオン交換クロマトグラフィーによるタンパク質精製
2.タンパク質分離のメカニズム
3.アニオン交換レジンと膜との比較

11節 リポソーム膜による生体分子の選択的分離
1.Membranome 〜脂質膜場における分子の振舞い〜
2.膜場デザイン:自己組織系界面に吸着点を構築する
3.膜場活用デバイス:自己組織系界面を分離に応用する
4.応用例:膜場活用による生体分子の分離 (識別)


◇第4章 吸着材、分離膜のモジュール化とプロセス設計◇

1節 中空糸膜の親水化とそのモジュール化
1.中空糸膜の親水化
 1.1 親水化処理の目的
 1.2 親水化処理の方法
 1.3 親水性ポリマーの架橋不溶化処理
2.中空糸膜のモジュール化
 2.1 モジュール構造の特長
 2.2 物理洗浄方法の特長
3.導入事例の紹介
 3.1 浄水における導入事例
 3.2 砂ろ過逆洗排水の回収
 3.3 熱回収
 3.4 半導体・太陽電池・LCD関連の洗浄水・加工液回収の導入事例

2節 カートリッジフィルターの構造、加工方法と使用方法
1.構造
2.加工方法
 2.1 プリーツ加工
 2.2 エンドシール溶着
 2.3 組み込み・キャップ溶着
 2.4 漏れ試験
3.形状と使用方法

3節 プレート&フレーム型膜分離モジュールの設計と高粘度の素材の分離
1.P&F型膜分離モジュールの利点
2.LabStak M39L/H ラボ装置
 2.1 概要
 2.2 特長
3.M39膜分離装置
 3.1 概要
 3.2 特長
 3.3 機器詳細
4.M39 膜分離装置による高粘度素材への応用事例
 4.1 ビール工場のタンクボトムからのビール回収
 4.2 ビタミンC製造における菌体分離
 4.3 デキストロース95の精製

4節 チューブラー型膜モジュールの適用例と設計
1.チューブラー型膜の歴史
 1.1 食品工業,特殊排水処理への展開
 1.2 膜分離活性汚泥法への進出
2.チューブラー型膜の製造と特徴
 2.1 製膜
 2.2 集合型化
 2.3 チューブラー型膜の特徴
3.チューブラー型膜の設計
 3.1 基本設計
 3.2 洗浄設備
4.チューブラー型膜の維持管理
 4.1 日常管理
 4.2 化学洗浄(薬品洗浄)
 4.3 膜交換
5.浸漬膜との比較

5節 クロマト分離プロセスの工業化
1.工業用クロマト分離装置の各種方式
 1.1 固定層法式(バッチ操作)
 1.2 擬似移動層方式(連続操作)
 1.3 逐次式擬似移動層(逐次式)
 1.4 運転方式まとめ
2.工業化
 2.1 分離系探索
 2.2 基礎試験
 2.3 シミュレーション
 2.4 パイロットプラント試験
 2.5 実機化
 2.6 運転条件の最適化
3.擬似移動層方式クロマト分離装置例

6節 有機ハイドライド用メンブレンリアクターの基本設計
1.水素貯蔵媒体の特徴
 1.1 媒体の性状と輸送性
 1.2 化学系水素貯蔵媒体
2.有機ハイドライドを水素貯蔵媒体として利用する場合の課題
3.メンブレンリアクター方式による高純度水素回収法
 3.1 原理と期待される効果
 3.2 反応器の操作法と性能比較
4.水素透過膜
5.メンブレンリアクターを用いた脱水素反応の事例
 5.1 反応器と水素透過速度
 5.2 シミュレーションによる最適反応操作条件の予測
 5.3 反応実施例
6.水素供給ステーション用メンブレンリアクターの設計
 6.1 触媒層と膜管との位置関係
 6.2 圧力依存性
 6.3 膜厚依存性
 6.4 温度依存性
 6.5 300Nm3/hrメンブレンリアクターの設計概容
7.CFDを利用した多管式メンブレンリアクター内の可視化と解析
 7.1 多管式反応器
 7.2 CFDモデル

7節 機能膜の衛生管理と洗浄・メンテナンス技術
1. 機能膜の洗浄
 1.1 洗浄温度
 1.2 洗浄時間
 1.3 機械的作用
 1.4 化学力
 1.5 ファウラント
 1.6 膜材料
 1.7 デザイン
 1.8 水
2.洗浄工程の立案
3.トラブルシューティング

8節 膜と膜モジュールの選定法
1.膜および膜モジュール選定の手順
2.処理対象液の性状の評価
3.膜の種類と選定
4.膜モジュールの選定


◇第5章 シミュレーションによる吸着、分離挙動の把握、性能予測◇

1節 高分子中の分子拡散性予測モデル
1.膜分離法と高分子中の分子拡散性
2.高分子中の分子拡散性予測
3.Shell-Like Free Volumeモデルの物理的描像
 3.1 自由体積モデルと高分子系への拡張
 3.2 Shell-Like Free Volumeの物理的描像
 3.3 Shell-Like Free Volumeモデルの表式
4.Shell-Like Free Volumeモデルによる分子拡散性予測
5.自己拡散係数と相互拡散係数

2節 van der Waals (vdW)型状態方程式による溶解拡散型高分子膜の透過性評価
1.熱力学における流体と流体力学における流体
2.vdW 型状態方程式
 2.1 vdW 式とその修正式
 2.2 高分子への拡張
3.状態方程式と混合則による相平衡推算
 3.1 vdW1 モデルに基づく混合則
 3.2 過剰自由エネルギー型混合測
 3.3 気液平衡関係の計算方法
4.透過性評価モデルの提案と適用例
 4.1 モデルの概要
 4.2 適用例

3節 自由エネルギー計算による分離膜の性能評価とイオン液体への応用
1.自由エネルギー計算の応用例
2.自由エネルギー計算によるCO2分離膜の素材設計
 2.1 理論的側面からの膜設計指針
 2.2 膜設計に向けたガス溶解度の理論予測
 2.3 溶解拡散理論に基づくCO2分離膜の透過性能予測
 2.4 相互作用エネルギーがCO2溶解度に与える影響
3.今後の展望:予測精度の向上に向けて

4節 分子動力学シミュレーションによるナノ細孔中の固液相転移現象の解析
1.ナノ細孔中の分子のモデル化
2.分子動力学シミュレーションによる研究動向
 2.1 結晶構造の探索
 2.2 融点・凝固点の予測
 2.3 固液相転移の中間状態の解明

5節 水処理用多孔膜細孔内を透過する固液ならびに液液分散系の直接数値シミュレーション
1.粒子分散系の膜細孔透過の直接数値シミュレーション
 1.1. 粒子分散系の直接数値シミュレーションの計算手法
 1.2. 計算結果
2.相分離法に基づき作製された複雑細孔内の粒子分散系の透過シミュレーション
 2.1 計算手法
 2.2 計算結果
3.エマルションの膜細孔透過シミュレーション
 3.1 界面捕獲手法
 3.2 数値解析手法
 3.3 計算結果

6節 膜閉塞・ケーク濾過挙動の解析
1.膜閉塞濾過挙動の解析
2.ケーク濾過挙動の解析


◇第6章 吸着材、分離膜の性能評価◇

1節 細孔分布測定による吸着材及び分離膜の性能評価
1.ガス吸着による細孔分布測定
 1.1 ガス吸着法の原理、特徴及び細孔径範囲
 1.2 ガス吸着プローブ分子の選択
 1.3 細孔径分布解析法
 1.4 NLDFT法によるゼオライトの分析
 1.5 QSDFTによる活性炭の分析
2.水銀圧入法
 2.1 水銀圧入法の原理、特徴及び細孔径範囲
 2.2 水銀使用上の安全管理
 2.3 水銀圧入法によるマクロ孔分析
3.ガス透過法
 3.1 ガス透過法の原理、特徴及び細孔径範囲
 3.2 ガス透過法によるトラックエッチングメンブレンの細孔径分析

2節 ガス、水蒸気の吸着量・吸着速度測定
1.吸着測定について
 1.1 吸着とは
 1.2 定容量法と重量法
2.吸着速度
 2.1 吸着速度理論
 2.2 吸着等温線からの速度解析
3.速度測定のアプリケーション

3節 低速陽電子消滅法による膜材料のサブナノ空隙サイズ・形状評価
1.陽電子消滅法によるサブナノ空隙の評価
2.水処理用分離膜の解析例
3.無機多孔質膜の解析例

4節 吸着速度の測定と拡散係数の求め方
1.吸着平衡実験と結果の整理
 1.1 回分式液相吸着平衡測定法
 1.2 回分式気相吸着実験法
 1.3 流通式吸着実験法
 1.4 吸着平衡等温式とその適用範囲
2.吸着速度実験法
 2.1 回分式液相吸着速度実験法
 2.2 回分式気相吸着速度実験法
 2.3 固定層吸着破過曲線法
 2.4 固定層吸着シャローベッド法
3.数値計算法
 3.1 吸着における物質移動抵抗
 3.2 粒子内拡散モデル
 3.3 回分式吸着に関する基礎式
 3.4 固定層吸着に関する基礎式
4.粒子内拡散係数の決定法
 4.1 濃度(圧力)減衰曲線または平衡到達率曲線の解析
 4.2 固定層吸着破過曲線の解析

5節 中空糸膜の正浸透特性評価
1.理論
 1.1 理想的な半透膜におけるFO法とRO法の水流束
 1.2 実際のRO膜及びFO膜の透過理論
2.実際の水流束の測定と解析例
 2.1 中空糸膜モジュールと圧力駆動時でのA値とB値
 2.2 FO性能評価装置
 2.3 水流束の測定法
 2.4 JwFOとDS供給量との関係
 2.5 JwFOとFS線速度との関係
 2.6 JwFOとDS濃度との関係

6節 セラミックフィルタのガス透過率、ガス分離能評価
1.ガス透過率および分離能の評価
 1.1 ガス透過率
 1.2 分離能の評価
2.多孔質セラミックフィルタ中のガス分子の拡散のメカニズム
3.最近の研究動向

7節 分離膜支持基材の強度、耐熱性評価
1.アルミナ多孔体の多孔体構造とガス透過特性
2.アルミナ多孔体の熱機械特性評価
3.アルミナ多孔体の耐熱衝撃性評価
4.アルミナ多孔体の疲労特性評価


◇第7章  新しい吸着材、分離膜のニーズ、ビジネスチャンス◇

1節 高分子膜と無機膜の長所・短所比較
1.液相系
2.気相系

2節 CCSに求められるCO2分離膜の性能と最近の開発動向
1.CCSの概要とコスト試算
2.CO2発生源とCO2回収技術
3.CO2膜分離法
4.膜分離法のCO2回収コスト(大気圧ガス源の場合)
5.高圧ガス源からのCO2回収コスト
6.異なる膜分離システムにおける回収CO2濃度と所要膜面積/動力
7.天然ガスからのCO2分離
8.石炭火力発電からのCO2分離

3節 メタンガスの分離、精製に求められる吸着剤とその開発事例
1.メタンガスの原料
 1.1 天然ガス
 1.2 バイオガス
2.メタンガスの精製技術
 2.1 化学吸収法
 2.2 物理吸収法
 2.3 吸着法
3.メタンガス精製に利用される吸着剤
 3.1 二酸化炭素吸着剤
 3.2 メタン吸着剤
 3.3 シロキサン吸着剤
4.メタンガスの分離・精製システムの開発
 4.1 PSA式メタンガス濃縮装置
 4.2 PSA式バイオガス精製装置
 4.3 二酸化炭素回収型バイオガス精製装置
 4.4 TSA式シロキサン除去装置

4節 VOC回収設備における吸着剤の種類と特徴
1.概要
2.ラインナップ
3.回収可能VOC
4.吸着剤の種類と特徴
 4.1 シリカゲル
 4.2 ゼオライト
 4.3 活性炭
5.設備原理
 5.1 PSA原理
 5.2 PSA特長
 5.3 PSA使用例
 5.4 TSA原理
 5.5 TSA特長
 5.6 TSA使用例
 5.7 TSAオプション技術

5節 活性炭素繊維によるVOC吸着回収技術
1.活性炭素繊維
 1.1 構造
 1.2 特長
2.水蒸気脱着式VOC吸着回収装置
 2.1 構造としくみ
 2.2 特長
3.窒素循環脱着式VOC吸着回収装置
 3.1 水蒸気脱着式VOC吸着回収装置の問題点
 3.2 KF-ND装置の構造としくみ
 3.3 KF-ND装置の性能

6節 デシカント空調技術と求められる吸湿剤
1.デシカント空調について
2.デシカント調湿技術の特徴
3.吸湿剤
4.水蒸気選択透過性膜の可能性

7節 燃料電池の普及のために求められる水素吸蔵材料とその開発動向
1.燃料電池における水素貯蔵材料の応用事例
 1.1 移動用の用途における水素貯蔵材料
 1.2 定置用の用途における水素貯蔵材料
2.水素貯蔵材料各論
 2.1 水素吸蔵合金
 2.2 MOFを中心とする高比表面積材料
 2.3 ボロハイドライドを中心とする錯体水素化物
 2.4 その他の水素貯蔵材料
3.水素吸蔵合金の分離膜としての応用

8節 次世代ディーゼル車の排気浄化に求められる触媒
1.ディーゼル排気の特徴と求められる触媒の機能
2.酸化触媒
3.NOx還元触媒
 3.1 尿素-SCR触媒
 3.2 NSR触媒
 3.3 C-SCR触媒
4.DPF、DPF触媒
5.ディーゼル排気浄化触媒システムの現状と次世代に求められる触媒

9節 繊維状の吸着材料を用いた水中からのホウ素の除去技術
1.ホウ素の水中での形態
2.従来のホウ素除去技術
3.本技術の概要
4.新型キレート繊維について
 4.1 新型キレート繊維の特長
 4.1 吸着能力の増強(5 g-B/L-fiber以上を吸着)
 4.2 吸着剤の収納容器の小型化
 4.3 溶離・再生用の薬品使用量の低減
 4.4 溶離廃液中ホウ素の高濃度化
 4.5 新型キレート繊維の交換・補充量の低減
 4.6 処理例
5.実装置化の課題と対策
6.高濃度対応型凝集法

10節 海水淡水化用膜の要求特性と技術開発動向
1.逆浸透法の原理と特徴
2.逆浸透膜の課題、要求特性
 2.1 経済性(低造水コスト)
 2.2 信頼性(耐ファウリング性)
 2.3 環境配慮(低環境負荷)
3.技術開発動向
 3.1 造水コスト低減
 3.2 信頼性向上
 3.3 環境配慮(低環境負荷)
 3.4 新技術の開発と期待

11節 低濃度貴金属回収用フィルターのニーズとその開発事例
1.低濃度貴金属回収ニーズについて
2.低濃度金属吸着に適した吸着剤の開発
3.適用事例
 3.1 貴金属めっき水洗水からの金およびパラジウム回収例
 3.2 金めっき治具剥離液からの金回収例
 3.3 総合排水からの金回収例

12節 レアメタルの回収・精製技術と求められる吸着、分離剤
1.レアメタルの回収・精製技術
2.イオン交換樹脂による分離
 2.1 イオン交換樹脂の種類
 2.2 イオン交換樹脂の装置
3.陽イオン交換樹脂(PK?216)による
リン酸石膏からのレアアースの回収
4.含浸樹脂のレアアースの分離への応用

13節 放射性セシウムの吸着挙動と求められる吸着剤

14節 人工腎臓におけるタンパク質の吸着性制御技術
1.吸着膜の設計思想
2.リガンド導入による吸着
3.細孔径制御による吸着
 3.1 膜構造
 3.2 抗血栓性吸着膜

15節 バイオセンサに求められるタンパク質の吸着性制御技術
1.ヘテロ二官能性PEGの合成
2.バイオインターフェースの構築
3.鎖長効果と埋め草処理
4.多点結合によるPEGブラシの構築
5.PEG/抗体ハイブリッド界面の構築
 5.1 タンパク質ハイブリッド密生層の構築
 5.2 ソフトランディング現象
 5.3 表面での固定化抗体の振る舞い
6.PEG/オリゴDNAハイブリッド界面の構築
7.表層にメルカプト基を有するMixed-PEG 修飾金表面の構築

16節 バイオ医薬品製造の精製技術と求められる固定相
1.バイオ医薬品の特殊性
2.抗体医薬品の精製プロセス
3.プロテインAアフィニティークロマトグラフィー
 3.1 プロテイン
 3.2 プロテインAアフィニティ担体
 3.3 プロテインAアフィニティークロマトグラフィーに求められる固定相の条件
4.その他のクロマトグラフィー
 4.1 アニオン交換クロマトグラフィー
 4.2 カチオン交換クロマトグラフィー
 4.3 疎水性相互作用クロマトグラフィー
 4.4 ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィー

17節 エンドトキシンの選択的除去に求められる吸着材料
1.エンドトキシンとは
 1.1 エンドトキシンの化学的・物理的特性
 1.2 エンドトキシンと吸着剤との吸着機構
2.エンドトキシンの除去
 2.1 不活化による除去
 2.2 分子ふるいによる除去
 2.3 吸着による除去

18節 エナンチオマー分離のメカニズムと求められる固定相
1. エナンチオマー分離の原理
 1.1 液体クロマトグラフ用固定相の種類
 1.2 ガスクロマトグラフィー用固定相の種類

19節 スラリー、ペースト中の凝集物分離に求められる フィルターとその開発事例
1.スラリー、ペーストの濾過にフィルターが求められる性能
2.スラリー、ペースト濾過中の現象
 2.1 スラリー向けフィルター開発事例
 2.2 ペースト向けフィルター開発事例
3.スラリー、ペースト向けフィルターの開発事例
4.最適なフィルター使用方法
 4.1 プレウェットがフィルター性能に及ぼす影響

 

吸着 分離 透過