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2017年2月号目次 MATERIALSTAGE

■巻頭

□ サスティナブル・モビリティのための全固体電池の最新開発状況
トヨタ自動車(株) 石黒 恭生

1.はじめに
2.現状のリチウムイオン電池の課題
3.全固体電池への期待
4.材料開発,プロセス開発一体の取り組み−界面形成プロセス開発による特有課題の克服−
5.おわりに



■特集1

『全固体二次電池』に求められる固体電解質の導電率,耐久性向上
 

□ 超イオン導電体の開発と全固体リチウム電池への応用
東京工業大学 鈴木耕太,平山雅章,菅野了次

1.緒言
2.固体電解質材料の開発動向
3.LGPS型固体電解質の全固体電池への応用
4.おわりに


□ 錯体水素化物固体電解質を用いた全固体電池の開発
東北大学 宇根本 篤,吉田 浩二,池庄司 民夫,折茂 慎一

1.はじめに
2.新規固体電解質群としての錯体水素化物
3.錯体水素化物固体電解質の全固体電池への実装
4.新規錯体水素化物固体電解質の探索−第二世代へ
5.おわりに

□ プラスチッククリスタルを用いたフレキシブル固体電解質の作製とその特性
上智大学 藤田 正博

1.はじめに
2.有機イオン性プラスチッククリスタル
3.リチウムイオン伝導体
4.プロトン伝導体
5.おわりに



■ 特集2

『人工光合成』の実用化に待たれる触媒材料の開発
 

□ 塗布プロセスによる混合粉末型光触媒シートを用いたソーラー水素製造
TOTO(株) 徳留 弘優

1.人工光合成におけるソーラー水素製造
2.光触媒を用いるソーラー水素製造
3.複合粒子型光触媒パネル
4.混合粉末型光触媒シート

□ 天然/人工光合成におけるアンテナの構造,機能と開発動向
立命館大学 庄司 淳,民秋 均

1.はじめに
2.天然光合成アンテナ
3.人工光合成アンテナ
4.おわりに

□ 鉄錯体触媒を用いたCO2還元の高効率化
中部大学 成田 吉徳

1.はじめに
2.二酸化炭素還元触媒に求められる要件
3.CO2還元反応を行う金属酵素に学ぶ− 二核金属中心の重要性
4.鉄二核中心触媒の設計と電気化学的CO2還元反応
5.触媒耐久性,生成物選択性
6.二核反応中心でのCO2還元反応機構
7.他の金属錯体触媒との比較
8.今後の展開と展望


■ 特集3

新しい『UV硬化材料』の設計,応用事例

□ UVカチオン硬化材料とUV接着剤への応用
(株)ADEKA 中屋敷 哲千

1.はじめに
2.光(UV)硬化性材料について
3.光硬化システム
4.光カチオン重合開始剤
5.光カチオン硬化性樹脂と硬化性について
6.光カチオン重合の応用
7.まとめ

□ 極端紫外線(EUV)レジスト材料の超高感度,超高解像度に向けた分子設計
関西大学 工藤 宏人

1.はじめに
2.EUVレジストの課題
3.レジストの分子サイズとレジストパタンの関係
4.分子レジスト材料の例
5.主鎖分解型ハイパーブランチポリアセタール
6.おわりに

□ 精密UV硬化反応による傾斜ナノ構造の形成とその応用展開
早稲田大学 須賀 健雄

1.はじめに
2.光精密ラジカル重合の研究動向
3.光解離性高分子ドーマントの合成とUV硬化への適用
4.精密UV硬化による相分離同時形成:位置付けと将来展望


■ マテリアルニュース&トピックス

□ 人工知能を用いた化学反応の予測 −新材料開発のスピードアップに向けて−
早稲田大学 藤波 美起登,清野 淳司,中井 浩巳

1.はじめに
2.反応予測システムの概要
3.機械学習を用いた反応予測手法の基礎
4.予測に用いる記述子とシステムの実例
5.機械学習を用いた反応予測手法の予測精度
6.おわりに


■ 連載

フレキシブルディスプレイと求められるマテリアル開発

□ 第3回 薄膜トランジスタ (Thin Film transistor : TFT)
Ukai Display Deice Institute 鵜飼 育弘

1.はじめに
2.今なぜITO代替材料やプリンテッドエレクトロニクス用材料が注目されているのか
3.透明電極材料
4.配線材料としての導電性インク
5.おわりに