ヒートシール セミナー
        
プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
バイオマス材料の開発と応用
 

<セミナー No 405212>


★ シール条件設定、シール材料設計からシール性評価まで!

【Live配信セミナー】

ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価

■ 講師

山形大学 大学院有機材料システム研究科 准教授 博士(工学) 宮田 剣 氏

■ 開催要領
日 時

2024年5月15日(水) 10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム
【講座趣旨】
 高分子フィルムの加熱接合技術は、広範に実用化されています。 ヒートシール技術として古くから実用化されている技術です。 しかし、その基礎原理は単純ではありません。 はじめに、加熱接合プロセスにおける高分子の溶融、固化、結晶化などの挙動について、高分子科学を専門としない方に対しても、できるだけわかりやすく解説していきます。 その上で、加熱接合のメカニズム、接合強度の制御と不具合の回避、接合の評価、さらにヒートシール性を制御し得る高分子材料の設計についても紹介していきます。


1.高分子材料の基礎
 1-1 ヒートシールする高分子材料とは
 1-2 ガラス転移
 1-3 結晶化
 1-4 高分子の結晶化とヒートシール温度
 1-5 ヒートシールされる高分子
 1-6 ヒートシールできない高分子
 1-7 ポリエチレン(PE)
 1-8 ポリプロピレン(PP)
 1-9 PEとPPのまとめ

2.接合のメカニズムと強度制御
 2-1 接合のメカニズム
 2-2 接合強度の制御と不具合の回避
 2-3 高分子の各種接合方法とそのメカニズム

3.加熱接合技術のメカニズムと特徴・要因
 3-1 加熱接合の基本とメカニズム
 3-2 フィルムの外部加熱接合法
 3-3 マクロスケールの接合機構
 3-4 高分子鎖スケール(ナノ)の接合機構
 3-5 加熱接合のスケール別要因

4.ヒートシールできない高分子のヒートシール
 4-1 ヒートシールできない高分子とは
 4-2 なぜヒートシールできないのか
 4-3 ヒートシールを可能とする因子

5.フィルムのヒートシールプロセス解析
 5-1 ヒートシール面の温度測定
 5-2 ヒートシール面の温度プロフィール
 5-3 加熱・冷却プロセスにおける結晶化

6.ヒートシール材料(シーラント)設計
 6-1 包装用フィルムの積層構造
 6-2 ヒートシールプロセスと結晶化
 6-3 シーラントの材料設計

7.ヒートシール強度の測定と評価(包装袋の機能評価)
 7-1 ヒートシール強度を支配する要因
 7-2 耐圧縮性の評価
 7-3 耐破裂性の評価
 7-4 耐落袋性の評価
 7-5 耐ピンホール性の評価
 7-6 破損の実例と対策

【質疑応答】

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