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<10:30〜12:00>
【第1部】近未来(5〜10年)の新規R&Dテーマ選定とプロジェクトの運営方法
大東カカオ(株) 青山
敏明 氏
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【講演趣旨】
未来予測は新規R&Dテーマ創出に不可欠であるが、それに時間を取られ過ぎると競合他社に特許権を先に取得され、R&Dが続けられなくなる場合もある。従って、どの程度の未来予測を行うかが鍵になるが、基本技術を持っている場合は期間が短く(1〜3年)でも問題ないが、ゼロから始める場合は少なくとも近未来(5〜10年)を想定したR&Dテーマ選定が必要になろう。本講演では近未来(5〜10年)の新規R&Dテーマ選定とそれを実行するためのプロジェクトの運営方法について、数値的な根拠や理由は示さず、あくまでその考え方について持論を述べる。
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【講演項目】
1.研究開発(R&D)とは?
2.R&Dの宿命
3.企業・組織の宿命
4.企業へのR&Dが果たす役割
5.企業の成長戦略
6.R&Dテーマ選定のポイント
7.R&Dテーマの選定基準
8.R&Dテーマの選定方法の実例
9.R&Dの計画立案
10.R&D目的の明確化
11.R&D途中の結果について
12.R&Dテーマの進捗度評価
13.R&D運営における組織の考え方
14.R&D運営における人事異動の考え方
15.プロジェクト(PJ)編成方法
16.PJメンバーの任務
17.PJリーダーの選定と育成
18.PJリーダーに求められる資質と役割
19.PJでのチームワークの重要性
20.PJ運営での経営層の役割
21.まとめ
【質疑応答】
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<13:00〜14:30>
【第2部】市場、技術の将来予測と事業化視点による新規R&Dテーマの発掘
沖コンサルティングソリューションズ(株) 杉尾
俊之 氏
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【講演趣旨】
2020年初頭から新型コロナ感染症の世界的流行により、これまでの価値観を大きく変えるパラダイムシフトが起こった。今後、経済社会の次なる発展を目指し、事業の拡大・成長を成し遂げていくために、バリューチェインの初期である研究開発フェーズからマーケティングの手法を活用し、イノベーティブな商品づくりや価値の創造に貢献する「技術マーケティング」に着目する。本講演では、技術マーケティングを活用することによる将来予測や将来ビジョンの描き方、さらに新規R&Dテーマの発掘について概説する。
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【講演項目】
1.技術マーケティング
1-1.技術マーケティングのプロセス
2.事業環境のパラダイムシフトと市場創出仮説の構築
2-1.競争軸の変化
2-2.「ガラパゴス化」する日本
2-3.市場環境の変化
2-4.オープン化がもたらすパラダイムシフト
2-4-1.クローズからオープンへのパラダイムシフト
2-4-2.オープン・イノベーション
2-4-3.新たな協創と競争モデル
2-4-4.オープン&クローズ戦略
2-5.デジタル化がもたらすパラダイムシフト
2-6.変化の予兆を捉える
2-7.ハイプ・サイクル
3.市場創出意図の明確化と市場仮説の検証
3-1.バックキャスティング
3-2.戦略の見える化による研究開発テーマの発掘
3-2-1.研究開発の課題とテーマ評価の目的
3-2-2.テーマ評価の対象と出力
3-2-3.テーマ評価のプロセス
3-2-4.戦略シナリオの策定
【質疑応答】
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<14:45〜16:15>
【第3部】“未来予測”を活かした新規研究開発テーマの創出
メルクエレクトロニクス(株) 宗像
基浩 氏
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【講演趣旨】
未来予測は難しく、たとえ未来予測してもその通りになることはないことが一般的であるため、未来予測から直接的に新規研究開発テーマを創出することは困難であるというのが筆者の立場である。しかしながら未来予測を活かしながら新規研究開発テーマを検討し創出することは、何らかの工夫をすることで可能であると考えている。そこで本講演では筆者がこれまでに実施してきた手法を元に、未来予測を活かした新規研究開発テーマの創出について述べたい。併せて、簡単ではあるがそのテーマの推進についても述べたい。
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【講演項目】
1.研究開発テーマとは
1-1.筆者の考える研究開発テーマの定義
1-2.技術マーケティングの重要性
2.未来予測について
2-1.未来予測の作成方法について
2-2.そもそも未来予測は可能なのか?
2-3.未来予測とロードマップ
2-4.未来創造と未来予測の違い
3.未来予測を活かした研究開発テーマの創出
3-1.なぜ工夫が必要なのか?
3-2.具体的な工夫の方法
4.未来予測を活かした研究開発テーマの推進
4-1.推進の際に気を付けるほうが良い点
4-2.ステージゲートとの関係
4-3.筆者の考える好ましい人材、組織
【質疑応答】
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