樹脂 耐熱 セミナー
        

放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術

エポキシ樹脂の"特性改良"と"高機能/複合化"技術
 

<セミナー No 702217>


★ 樹脂材料の高耐熱化と設計・開発のポイントを詳解

高耐熱樹脂の構造制御
〜置換基・官能基の導入、分子設計〜

■ 講師

1.(地独)東京都立産業技術研究センター バイオ応用技術グループ 主任研究員 理学博士 中川 清子 氏

2.大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 教授 工学博士 松本 章一 氏

3.DIC(株) ポリマ第一技術本部 ポリマ技術5グループ 佐藤泰 氏

4.岩手大学工学部 応用化学・生命工学科 教授  大石 好行 氏

■ 開催要領
日 時

平成29年2月24日(金)10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

<10:00〜11:30>

1.放射線照射によるマレイミド・スチレン共重合体合成の特徴

(地独)東京都立産業技術研究センター 中川 清子 氏

 

【講座の趣旨】
 マレイミドをスチレンなどのオレフィン類とラジカル共重合することで、耐熱性が向上することが知られている。ラジカル共重合体を生成する手法として、放射線を利用した場合の特徴について、放射線のエネルギー付与と関連づけて解説する。また、ラジカル重合以外の高分子材料への放射線利用例も紹介する。

【セミナープログラム】

1.はじめに
 1-1 放射線照射の特徴
 1-2 ガンマ線・電子線照射によるエネルギー付与
 1-3 イオンビーム照射によるエネルギー付与

2.放射線照射におけるラジカル共重合の特徴
 2-1 線量率(単位時間あたりの線量)の効果
 2-2 イオンビーム照射(種類、エネルギー)における特徴
 2-3 溶媒の種類による影響

3.高分子材料への放射線利用例
 3-1 放射線架橋
 3-2 グラフト重合

4.まとめ

 

【質疑応答】


<12:10〜13:40>

2.マレイミド共重合体の合成と耐熱ポリマー材料設計への応用

大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 教授 工学博士 松本 章一 氏

 

【講座の趣旨】
 アクリル系ポリマーの特徴として、ラジカル重合で簡便に合成できる利点だけでなく、最近のリビングラジカル重合や精密制御された共重合(交互、配列制御、ブロック共重合など)を利用すると、ポリマーの精密構造や物性を制御することができる点がある。本講演では、マレイミド共重合体を中心に、これらポリマーの高透明性、高耐熱性、耐候性を活かしつつ、さらに高強度化や特異な光学特性などの様々な高性能・高機能性を併せ持つ材料設計の実例を紹介する。

 

【セミナープログラム】

1.耐熱透明ポリマーの設計
 1-1 汎用ポリマーの高機能化・高性能化
 1-2 アクリル系ポリマーの高機能化へのアプローチなど

2.精密ラジカル重合によるマレイミド系ポリマーの材料設計
 2-1 ポリマーのシークエンス制御(共重合の精密配列制御)
 2-2 高耐熱透明マレイミド系ポリマーの構造設計と物性評価
 2-3 有機無機ハイブリッド型の高透明ポリマー材料の開発
 2-4 マレイミド系熱硬化樹脂の新規開発
 2-5 マレイミド共重合体の光学材料への応用など

3.その他の高透明ポリマー材料の高耐熱化
 3-1 アダマンタン含有ポリマーの合成とポリマーの特徴
 3-2 シクロアルキル基の導入によるアクリル系ポリマーの耐熱化
 3-3 ポリフマル酸エステルの合成とポリマーの特徴
 3-4 ラジカル重合による透明耐熱ポリスルホンの合成と特徴など


【質疑応答】


<13:50〜15:20>

3.高耐熱エポキシ樹脂の分子設計

DIC(株) 佐藤 泰 氏

 

【講座の趣旨】
 エポキシ樹脂は電子デバイスの各種絶縁材料として用いられる。その電子デバイス分野では、例えば半導体パッケージ材料分野やSiC半導体分野において、他の特性を維持しつつ優れた耐熱性を発現することが求められている。本発表では、エポキシ樹脂の分子構造と耐熱性の関係や、耐熱性と相反する特性について解説する。また合わせて、DICが近年開発している高耐熱エポキシ樹脂の多彩な分子設計と特性についてあわせて紹介する。

【セミナープログラム】

1.はじめに(エポキシ樹脂の硬化反応)

2.エポキシ樹脂の分子構造と耐熱性の関係

3.耐熱性と相反する重要特性の解説

4.耐熱性と相反する諸特性を両立する多彩な分子設計

【質疑応答】


<15:30〜17:00>

4.トリアジンの特性を活用した機能性ポリマーの創成と耐熱性、難燃性向上

岩手大学 大石 好行 氏

 

【講座の趣旨】
 トリアジン化合物の反応性を活用することにより、種々の置換基、官能基および機能性基の導入が容易となり、機能性トリアジン系モノマーの分子設計・合成が可能となる。これらの機能性モノマーに適した重合を実施することで、機能化トリアジン由来の耐熱性、難燃性、高機械特性、熱硬化性、などの特性を有する機能性の縮合系ポリマーを創成することができる。

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