高分子 劣化 セミナー
        
動的粘弾性チャートの解釈事例集
ポリプロピレンの構造制御と複合化、成形加工技術
 

<セミナー No 704207>


★ 金属、ガラスの代替を狙う材料の開発に!!

高分子劣化メカニズムとその対策

-添加剤の作用機構、選び方・使い方/寿命評価-

■ 講師

.工学院大学 工学部 応用化学科 高分子合成化学研究室 講師 博士(工学)  山口 和男 氏

2.第一化成(株) 機能材事業部 顧問 八児 真一 氏

3.東京工業大学 大学院理工学研究科  化学工学専攻 教授 博士(工学) 久保内 昌敏 氏

■ 開催要領
日 時

平成29年4月18日(火) 10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00-12:00】

1.高分子材料の劣化メカニズムと添加剤の使い方

工学院大学 工学部 応用化学科 高分子合成化学研究室 講師 博士(工学)  山口 和男 氏

 

【習得できる知識】
ポリマー材料の劣化原因と対処法(添加剤の使用と設計)について理解する。

【講座の趣旨】
有機化合であるポリマー材料は、その製造、加工、使用において化学的劣化を受ける。その原因と対処法(添加剤の使用)について解説します。

1.ポリマーの劣化機構
 1.1 劣化と自動酸化
  1) 連鎖開始反応
  2) 連鎖分岐反応
  3) 連鎖停止反応
 1.2 熱劣化
 1.3 光劣化

2.ポリマーの安定化
 2.1 酸化防止剤の役割
  1) 各種製品に対する添加剤
  2) 自動酸化と添加剤の関係
 2.2 フェノール系酸化防止剤
 2.3 イオウ系酸化防止剤
 2.4 リン系酸化防止剤
 2.5 紫外線吸収剤
 2.6 ヒンダードアミン系光安定剤

3.添加剤の相互作用
 3.1 相乗作用
  1) HALS NHとフェノール系酸化防止剤の相乗作用
 3.2 拮抗作用
  1) HALS NHとスルホン酸の拮抗作用
  2) HALSとフェールの相互作用

【質疑応答】


【12:45-14:45】

2.高分子安定剤の配合による外観不良・欠陥対策

第一化成(株) 機能材事業部 顧問 八児 真一 氏

 

1.高分子の劣化
 1.1 劣化因子と劣化現象
 1.2 劣化機構
     -劣化機構の検証実験データ紹介-

2.高分子の安定化
 2.1 安定剤の種類
 2.2 安定化機構
     -フェノール系酸化防止剤の安定化機構の検証実験データ紹介-

3.安定剤配合設計の基本的考え方と留意点
 3.1 安定剤の性能評価フロー
 3.2 相乗作用と拮抗作用
 3.3 加工安定処方 (事例)
 3.4 耐熱処方 (事例)
 3.5 耐候処方 (事例)

4. 外観不良・欠陥対策
 4.1. 変色問題
  1) 発生原因と対策の基本的考え方
  2) 変色原因
  3) 変色メカニズム
  4) 変色促進試験 (再現試験)
  5) HALSの変色促進作用とメカニズム (事例)
  6) リン系酸化防止剤の変色防止とメカニズム (事例)
     -変色原因と対策について、詳しく解説-
 4.2 ブリード問題
  1) 発生原因と対策の基本的考え方
  2) 構造式から予測困難な理由 (事例)
  3) リン系酸化防止剤のブリード性 (事例)
     -ブリードは厄介な問題で、構造式から予測困難な理由を実験データを基に解説-
 4.3 フィッシュアイ問題
  1) 発生原因と対策の基本的考え方
  2) SBSシュリンクフィルムのフィッシュアイと防止 (事例)
  3) スミライザーGMのフィッシュアイ防止メカニズム
     -フィッシュアイと防止の基本的考え方とGMの防止メカニズムを詳しく紹介-
 4.4 光沢低下問題
  1) 発生原因と対策の基本的考え方
  2) SBS射出成形物の光沢低下防止対策 (事例)
  3) スミライザーGMの光沢低下防止メカニズム
 4.5. 亀裂問題
  1) 発生原因と対策の基本的考え方

【質疑応答】


【15:00-17:00】

3.腐食性薬液によるプラスチックの腐食劣化機構と寿命予測

東京工業大学 大学院理工学研究科  化学工学専攻 教授 博士(工学) 久保内 昌敏 氏

 
【講座の趣旨】
プラスチック材料は,酸やアルカリ水溶液環境下でも腐食に耐えるといわれるが,これら腐食性の薬液が浸透すると機械的強度が低下し,さらに高温高濃度といった厳しい環境に長時間曝されると加水分解などを起こして劣化する。ここでは,酸・アルカリ水溶液環境における現象を腐食劣化と定義してその劣化形態に基づいた劣化機構の考え方とそれに基づいた寿命予測について解説する。


1.耐食樹脂の化学構造と特徴
 1.1 耐食性樹脂の種類と化学構造
 1.2 化学構造と耐食性
 1.3 耐食FRP

2.プラスチック材料の腐食劣化
 2.1 耐食用途への適用事例   
 2.2 酸・アルカリ環境下の劣化事例
 2.3 物理的劣化と化学的劣化

3.物理的劣化
 3.1 Fickの理想拡散とCaseU
 3.2 可逆性
 3.3 フィラーの効果

4.化学的劣化
 4.1 化学的劣化の3形態
 4.2 表面反応型
 4.3 腐食層形成型
 4.4 全面浸入型

5.劣化の考え方と寿命推定法
 5.1 統一的な劣化機構の解析   
 5.2 加速因子とアレニウスプロット
 5.3 マスターカーブと寿命予測

【質疑応答】

高分子 劣化 変色 セミナー