帯電 フィルム セミナー
        

電気特性の測定、評価とデータ解釈

放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
 
<セミナー No.704426>

★帯電防止剤におけるブリード制御のコツとは?

帯電防止フィルム・コーティング剤の設計技術


■ 講師

T.千葉大学 大学院融合科学研究科 画像マテリアルコース 教授 工学博士 星野 勝義 氏

U.(株)ケンシュー 代表取締役 工学博士 倉地 育夫 氏

V.三洋化成工業(株) 機能性樹脂研究部 ユニットチーフ 中村 泰司 氏

■ 開催要領
日 時

平成29年4月7日(金) 10:30〜16:3

会 場 [東京・五反田]技術情報協会 セミナールーム
聴講料 1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム
<10:30〜12:10>

1.絶縁性高分子フィルムの摩擦帯電現象、そのメカニズム

千葉大学 星野 勝義 氏


【講演概要】
 2つの絶縁性物質あるいは絶縁物質と金属を接触・摩擦すると、それぞれの物質には等量で逆極性の帯電電荷が生ずるという接触・摩擦帯電現象は、少なくとも紀元前600年もの昔から知られていたとされている。そしてこの現象は、電子写真のトナーをはじめとして、電気集塵、静電粉体塗装、静電植毛、静電気災害防止、農業技術への応用など極めて重要な産業に利用されている。 しかしながら今日でもなお、絶縁性物質が関与する接触・摩擦帯電現象の学理に関しては未だ統一見解はない。
 2つの物質片を近づけ、接触・摩擦させ、そして離すだけの単純なプロセスにもかかわらず、十分には理解されていないのは考慮すべき材料要件及びプロセス要件が極めて多く、さまざまな可能性が考えられるからである。
 本講では、これまでの接触・摩擦帯電に関する理解を説明した上で、これまで“電荷のリークを引き起こすだけ”と考えられていた水分が帯電現象に大きく関与するとする新しい帯電モデルについて概説する。

1.接触・摩擦とは−意外に多い考慮すべき現象

2.接触・摩擦帯電の基礎−これまでの解釈
 2.1 帯電の速さ
 2.2 極めて低い帯電の電荷密度
 2.3 電荷担体…電子、イオンあるいはその他?
 2.4 電荷移動モデル…代表的な4つのモデル

3.帯電に及ぼす周囲雰囲気の影響−講演者による新しい解釈
 3.1 湿度の影響…湿度の影響は絶大、単なる電荷リークではない
 3.2 水の帯電・侵入モデル…講演者オリジナルのモデル
 3.3 摩擦による帯電水の生成
 3.4 帯電水による空間電荷形成とその帯電に及ぼす大きな効果

4.まとめ


【質疑応答・名刺交換】

 


<12:50〜14:35>

2.樹脂の帯電防止設計とブリードの制御

(株)ケンシュー 倉地 育夫 氏

【講演概要】
 帯電現象は、科学で完璧に解析されていない分野の一つで、どうしても現場対応力が重要になってくる。 すなわち俗に言うところのKKDが要求される分野である。しかしそのような分野でも勘所を押さえれば科学的に対応可能で対策アイデアも科学的に確認できる。
 本講座ではフィルムや樹脂の帯電防止技術開発に関する講師の経験と科学的に対策した事例を中心に講演し、帯電現象が関わる分野の問題解決ノウハウを提供する。

1.帯電防止技術について
 1.1 静電気の発生機構
 1.2 帯電防止評価技術
 1.3 樹脂の帯電防止に要求される仕様
 1.4 帯電防止材料設計について

2.帯電防止剤
 2.1 帯電現象と帯電防止剤
 2.2 ブリードアウトについて
  2.2.1 ブリードアウトを積極的に活用する場合
  2.2.2 ブリードアウトを防止したい場合
 2.3 有機化合物
 2.4 無機化合物

3.樹脂の帯電防止加工
 3.1 コーティング
 3.2 混練
 3.3 その他のプロセシング 
 


【質疑応答・名刺交換】


<14:50〜16:30>

3.ポリオレフィン樹脂フィルム・シート用高分子型帯電防止剤の開発

三洋化成工業(株) 中村 泰司 氏


【講座趣旨】
 高分子型帯電剤についての概要、更に高分子型帯電防止剤を設計する際に考慮すべき項目について簡単に説明させて頂き、三洋化成でのポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発事例を紹介させて頂きます。また、三洋化成の高分子型帯電防止剤の特徴、ポリオレフィン用フィルム・シートに使用した際の性能についてPRさせて頂き、実際の使用例についても紹介させて頂きます。

1.高分子型帯電防止剤についての概要
 1.1 一般的な高分子型帯電防止剤の紹介
 1.2 低分子型帯電防止剤(一次帯電防止剤)との性能比較

2.三洋化成の高分子型帯電防止剤(ペレスタット・ペレクトロン)について
 2.1 ペレスタット・ペレクトロンの組成、使用方法、特徴
  2.1.1 スチレン樹脂(ABS等)用グレードの概要紹介
  2.1.2 ポリオレフィン樹脂用グレードの概要紹介

3.ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発について
 3.1 ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発
  3.1.1 スチレン樹脂用グレード、ポリオレフィン樹脂用グレードの性能比較
   3.1.1.1 スチレン樹脂用グレードをポリオレフィン樹脂に添加した場合の不具合紹介
  3.1.2 高分子型帯電防止剤の設計ついて
 3.2 低融点型ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の開発
 3.3 ポリオレフィン樹脂用高分子型帯電防止剤の使用例紹介


【質疑応答・名刺交換】

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