変形性関節症 新薬 セミナー
                  
骨・関節・軟骨治療のための新製品開発と臨床ニーズ
痛みのメカニズムとこれからの治療薬・治療法の開発
 
<セミナー No710102>

★ 炎症抑制、疼痛緩和、軟骨再生、どのアプローチからの治療薬を開発するのか?

変形性関節症における
最新の診断法、治療薬開発

〜遺伝子治療による軟骨再生から、これまでの基礎研究・臨床試験成績を解析、再整理して解説!〜


■ 講師
【第1部】  ニューロサイエンス創薬コンサルティング CNS & Pain Therapeutics薬効薬理コンサルタント 代表 砥出勝雄  氏
【第2部】 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 生体材料機能医学分野 教授 位高啓史 氏
【第3部】 千葉大学大学院 医学研究院総合医科学講座 特任教授 渡辺 淳也 氏
■ 開催要領
日 時

平成29年10月12日(木)10:30〜16:20

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

聴講料 1名につき55,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
  〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度(アカデミック価格)があります。
 
詳しくはお問い合わせください〕

■ プログラム

【10:30〜12:15】

【第1部】 変性膝関節症治療薬の開発動向とより有効性を引き出すための非臨床試験の選択

ニューロサイエンス創薬コンサルティング 砥出 勝雄 氏

 

【講座主旨】
  変形性関節症治療薬としてsymptomatic OA drugsに加え、原因治療を目指しdisease modifying OA drugsも活発に創薬研究が行われている。また、創薬における有効性の指標としてバイオマーカーも重要な位置を占めることからその探索も並行して進行中である。現状の動物モデルがヒトの病態を反映しているかどうか、疼痛評価法も含め再整理した。本講習会では、確度の高い創薬研究へトランスレートするため、これまでの基礎・臨床試験成績を解析した内容を報告したい。

【講演内容】

1.変形性膝関節症の病態および疼痛関連分子
 1.1 病態の発症機構
 1.2 疼痛関連分子

2.変形性膝関節症治療薬の現状
 2.1 国内外ガイドラインより
 2.2 治療薬の有効性および副作用の再整理

3.変形性膝関節症の薬効薬理試験および病態モデル
 3.1 報告されている動物モデルの解析
 3.2 動物モデルによるスクリーニングカスケードの構築
 3.3 各種動物モデルの病態の比較とそのアウトカム

4.変形性膝関節症の臨床試験
 4.1 臨床における有効性の指標 ( symptomatic vs. disease modifying OA drugs)
 4.2 Primary and secondary outcome measure

5.変形性膝関節症のバイオマーカー
 5.1 Target, mechanism, outcome biomarker探索の現状

6.変形性膝関節症治療薬の開発現状(病態/ターゲット/開発ステージで分類)
 6.1 これまでの治療薬の開発状況
 6.2 新規開発化合物 〜低分子化合物から抗体薬


【質疑応答】


【13:00〜14:30】

【第2部】 変形性関節症治療用の遺伝子核酸医薬品の開発

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 生体材料機能医学分野 教授 位高 啓史 氏

 
【講座主旨】
 変形性関節症は国内推計患者1000万人以上、寝たきりの原因の10%(厚生労働省資料より)など、超高齢化社会における重要な課題のひとつである。加齢および外傷・疾病の影響で関節軟骨が変性し、本来の潤滑性・適合性を失うことが原因となるが、軟骨自体は全く再生しないので、根治治療は従来不可能であった。本講演では、変形性関節症治療に向けた核酸医薬品、特に遺伝子治療による軟骨再生の試みを紹介し、その将来展望を議論したい。

【講演内容】

1.変形性関節症について
 1.1 病態
 1.2 従来の治療法・保存的治療、手術


2.軟骨の再生に向けた試み
 2.1 細胞移植
 2.2 その他


3.遺伝子治療による軟骨変性抑制・再生
 3.1 mRNA送達を実現するDDS
 3.2 mRNAによる遺伝子治療


4.将来展望

【質疑応答】


【14:50〜16:20】

【第3部】 変形性関節症に対する最新の診断法と薬物療法の有効性評価
     〜疼痛緩和と炎症抑制に着目したアプローチ〜

千葉大学大学院 医学研究院総合医科学講座 特任教授 渡辺 淳也 氏

 
【講座主旨】
 変形性関節症の治療では、疼痛軽減による日常生活動作の改善効果に加え、軟骨の保護を介した膝OAの進行抑制効果が注目されている。一部の保存的治療は、基礎研究、及び臨床研究により軟骨保護作用を有することが示唆されており、disease modifying osteoarthritis drugsの候補として期待されている。本講演では、疼痛管理と膝OAの進行抑制に着目した治療戦略について、MRIを用いた最新の知見を含め報告する。

【講演内容】

1.変形性関節症のMRI診断の基礎  
  ・変形性関節症に伴う関節軟骨の早期変化
  ・変形性関節症の一般的なMRI診断法  
  ・最新の関節軟骨の形態評価  
  ・最新の関節軟骨の質的評価

2.変形性関節症のMRI診断の実際   
  ・T2マッピングによる関節軟骨の質的評価  
  ・T1rhoマッピングによる関節軟骨の質的評価
  ・MRIによる早期軟骨変性の検知と治療戦略  
  ・早期変形性関節症の診断と今後の膝OA治療の展望

3.臨床医から見た今後の治療薬開発のアプローチ
 ・疼痛緩和に関する最近の治験と治療戦略
 ・軟骨保護のための炎症抑制の重要性と対策

【質疑応答】


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