セルロースナノフィバー セミナー
        
自動車・航空機用樹脂の最新技術
セルロースナノファイバーの 調製、分散・複合化と製品応用
 

<セミナー No 711202>


★ 疎水化,樹脂表面のマレイン酸変性など「樹脂とファイバーの含侵性」,「分散性」を向上するテクニック

★ 自動車用部材,ディスプレイなどの光学用部材,化粧品,機能性コーティングなどの用途開発トレンド


セルロースナノファイバー

樹脂,他材料との分散性向上,その応用


■ 講 師


【第1部】


(株)旭リサーチセンター シニア・フェロー 松村 晴雄 氏


【第2部】


森林総合研究所 森林資源化学研究領域 研究員 博士(農学) 藤澤 秀次 氏


【第3部】


(地独)京都市産業技術研究所 高分子系チームリーダー 博士(学術) 仙波 健 氏


【第4部】


第一工業製薬(株) 事業本部 レオクリスタ事業部 開発グループ 専門課長 後居 洋介 氏


【第5部】


(株)三井化学分析センター 構造解析研究部 崎山 裕加 氏
■ 開催要領
日 時

平成29年11月14日(火) 10:00〜1700

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00〜11:10】

第1部 セルロースナノファイバーおよび セルロースナノファイバーとの複合材料の 研究開発動向とそのビジネスチャンス

●講師 (株)旭リサーチセンター シニア・フェロー 松村 晴雄 氏

 

【講座の趣旨】

  日本の成長戦略の中にも重要なテーマとして挙げられているセルロースナノファイバーやセルロースナノファイバーと樹脂との複合材料に関する開発・商業化の動きを紹介するとともに将来を展望する。


【セミナープログラム】

1.セルロースナノファイバーの研究開発動向
    1-1 国内外の研究開発動向
    1-2 特許出願状況からみた用途開発の状況
    1-3 市場規模と将来性,ビジネスチャンス

2.セルロースナノファイバーとの複合材料の研究開発動向
    2-1 内外の研究開発動向
    2-2 化学業界,異業種での研究や用途開発の動き
    2-3 市場規模と将来性,ビジネスチャンス
         
3.各産業での事例紹介,その将来性について
   自動車分野,家電分野,光学分野,医療分野,
   化粧品分野,食品分野,建設分野,他

【質疑応答】


【11:20〜12:30】

第2部 表面処理セルロースナノファイバーの 分散性向上技術と高分子複合材料調製

●講師 森林総合研究所 森林資源化学研究領域 研究員 博士(農学) 藤澤 秀次 氏

 

【講座の趣旨】

 TEMPO酸化セルロースナノファイバー(CNF)の表面改質と溶媒分散性について発表します。また、表面改質CNFと高分子材料(ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ乳酸など)を均一複合化した材料の物性についても発表します。


【セミナープログラム】

1.セルロースナノファイバー
  1.1天然セルロース
  1.2セルロースナノファイバー(CNF)の物性
  1.3 CNFの調製方法
  1.4 TEMPO酸化CNF
  1.5TEMPO酸化CNFの表面選択的改質と溶媒分散

2. TEMPO酸化CNF/高分子複合材料の各種物性
  2.1 CNF/ポリスチレン複合材料
  2.2 CNF/ポリメタクリル酸メチル複合材料
  2.3 CNF/ポリ乳酸複合材料

【質疑応答】


【13:10〜14:20】

第3部 セルロースナノファイバー強化プラスチックの開発 −CNFの最近の動向と京都プロセス材料の特性と展開−

●講師 (地独)京都市産業技術研究所 高分子系チームリーダー 博士(学術) 仙波 健 氏

 

【講座の趣旨】

   プラスチックの強化繊維としてのCNFの利用が活発化しているが,如何にプラスチック中にCNFを凝集させずに分散させるか,プラスチックとの相容性を向上させ界面を制御するかが重要となる> 。本発表では,これまでの変性事例の一部と物性の関係,またそれらを活かし作製した材料の特性を紹介する。


【セミナープログラム】

1.はじめに
  ・研究開発のバックグラウンド −セルロースナノファイバーとプラスチックの出会い

2.セルロースナノファイバーの基礎,動向
  ・セルロースナノファイバーの基本性能
     −高強度,軽量,持続的再生可能,化学処理容易−
  ・樹脂複合材料による構造部材開発の変遷
     −京都における研究開発−
  ・国内外の動向
     −様々な分野への適用−

3.セルロースナノファイバー/樹脂複合材料の特性
  ・京都プロセスについて
     −一貫製造プロセスの概要,特徴など−
  ・セルロースの化学変性について
     −これまで取り組んだ変性の概要−
  ・低コスト且つ容易なプラスチック混練プロセス
     −同時複合解繊混練押出樹脂複合材料の特性−
     −力学的特性,耐熱性,摺動性など−
  ・最近の複合材料の特性
    用途開発へ

4.まとめ
   今後の検討の方向

【質疑応答】


【14:30〜15:40】

第4部 セルロースナノファイバーの増粘剤としての実用化および
       セルロースナノファイバーの高分子材料中への分散性向上

●講師 第一工業製薬(株) 事業本部 レオクリスタ事業部 開発グループ 専門課長 後居 洋介 氏

 

【講座の趣旨】

 わたしどもではセルロースナノファイバーを水系増粘剤「レオクリスタ」として製造、販売している。本講座ではレオクリスタのユニークな特徴や実用化事例の紹介、ならびに現在開発中の疎水変性CNFと樹脂との複合化などについて紹介する。



【セミナープログラム】

1.セルロースナノファイバー(CNF)とは
  1.1 CNFの特徴と期待される用途
  1.2 CNFの種類と製造方法
  1.3 TEMPO酸化CNFの構造と特徴

2.第一工業製薬のCNF「レオクリスタ」の紹介
  2.1 増粘剤としてのCNFの開発
  2.2 水系増粘剤としてのレオクリスタの特徴
    (1)ネットワーク構造の形成
    (2)せん断によるネットワーク構造の破壊と再構築
    (3)皮膜形成能
  2.3 用途開発状況と実用化事例の紹介

3.より使いやすいCNFをめざして
  3.1 水系ウレタン樹脂エマルションとの複合化
  3.2 疎水変性CNFの紹介
    (1)疎水変性CNFについて
    (2)疎水変性CNFの有機溶剤中での機能
    (3) 疎水変性CNFの樹脂中での機能

4.まとめ

【質疑応答】


【15:50〜17:00】

第5部 セルロースナノファイバー複合材料中の分散状態評価

●講師 (株)三井化学分析センター 構造解析研究部 崎山 裕加 氏

 

【講座の趣旨】

  近年、低環境負荷、軽量化目的としてCNFを樹脂補強材として用いたCNF複合材料の開発が活発に進行している。 CNFを樹脂補強材として使用した場合、樹脂中でのCNFの凝集は複合材の物性発現に大きく影響を与える。このため、CNF複合材料の開発に際してはCNFの分散状態を評価することが非常に重要になる。 本講演ではナノレベルの材料であるCNFについて最も効果的であると考えられる透過型電子顕微鏡(TEM)を用いたCNF評価法について分析事例をまじえて解説する。



【セミナープログラム】

1.CNF分散性評価について
  1-1 CNFの特徴
  1-2 各種測定装置の紹介
  1-3 従来の評価手法の問題点

2.透過型電子顕微鏡(TEM)
  2-1 TEMの基本原理
  2-2 試料作製法(前処理法)
  2-3 分析事例(ポリマー材料)の紹介

3.TEMによるCNF分散性評価
  3-1 CNF複合材の試料作製法
  3-2 各種CNFの分析法
  3-3 分析事例

4.今後の展開

【質疑応答】

 

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