錯視 錯覚 セミナー

        
五感インタフェース技術と製品開発 事例集
ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
 
<セミナー No.711211>

★ヒトの視覚情報処理メカニズムから
   錯視を用いた事故防止、視覚デザインの設計などの活用事例まで徹底解説します!

ヒトの視覚認知、錯覚メカニズムと
錯覚を利用したインタフェース技術

■ 講師
1. 豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 情報・知能工学系 教授 博士(学術) 北崎 充晃 氏
2. 九州大学 大学院芸術工学研究院 デザイン人間科学部門 主幹教授 博士(文学)  伊藤 裕之 氏
3. 大阪大学 人間科学研究科 教授 心理学博士(Ph.D.) 森川 和則 氏
■ 開催要領
日 時

平成29年11月13日(月) 10:30〜16:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。 詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:30〜12:00】

1.バーチャルリアリティの基盤としての知覚心理学

豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 情報・知能工学系 教授 博士(学術) 北崎 充晃 氏

 

【習得できる知識】
 ・バーチャルリアリティ(VR)の基礎概念
 ・VRの構成要素
 ・VRの基盤となるヒトの認知メカニズム(特に,奥行き(3D)知覚,マルチモーダル知覚,自己運動知覚)

【講座趣旨】
  ゲームや訓練などの新しい技術・ユーザインタフェースとして近年注目されているバーチャルリアリティ(VR)が,なぜ今普及しつつあるのか,それがヒトの自然な認知をどのように活用しているのか,VRを効果的にするためにはどのような知識や技術が必要かについて紹介する

1.バーチャルリアリティ(VR)の概要
 1.1 VRとは何か
 1.2 VRの歴史
 1.3 物理的リアリティ要因
 1.4 心理的リアリティ要因

2.奥行き知覚の基礎とそのVR応用
 2.1 両眼立体視
 2.2 運動視差
 2.3 運動からの構造復元
 2.4 陰影
 2.5 キャストシャドー
 2.6 遮蔽
 2.7 遠近法  
 2.8 肌理の勾配

3.マルチモーダル知覚の基礎とそのVR応用
 3.1 視覚と聴覚の相互作用
 3.2 視覚と触覚の相互作用
 3.3 視覚と味覚の相互作用

4.自己運動知覚の基礎とそのVR応用
 4.1 視覚性自己運動知覚(ベクション) 4.2 移動のVR
 4.3 歩行のVR

5.現実を超えるVR
 5.1 拡張現実(AR)
 5.2 身体所有感の操作


【質疑応答】

【12:45〜14:15】

2.錯視のメカニズムとその意義

九州大学 大学院芸術工学研究院 デザイン人間科学部門 主幹教授 博士(文学)  伊藤 裕之 氏

 

【習得できる知識】
 ・さまざまな錯視現象の知識とその背景にある視覚のメカニズム
 ・錯視の生態学的意義
 ・眼と脳をセンサと画像処理装置としてとらえた場合の錯視の意義
 ・新しい錯視現象


【講座趣旨】
 錯視は単なる知覚のエラーではなく、意義のある視覚機能の一側面であるという立場を敢えてとり、錯視の存在意義を解説する。眼という不完全なセンサによってとらえた情報から、鮮明で3次元的な映像を脳が作り出し、必要な情報を得る過程で、必然的に発生する錯視の意義とそのメカニズムを考える。



0.錯視とは何か

1.光学センサ(眼)の不具合を補正する錯視
 1-1 欠損視野(盲点)の補間
 1-2 視野からの血管の消去
 1-3 像のゆがみを補正する錯視

2.輪郭を検出・補完・強調する錯視
 2-1 辺縁対比
 2-2 さまざまな主観的輪郭

3.明るさ、表面色を正しくとらえる錯視
 3-1 透明視
 3-2 発光の錯視
 3-3 チェッカーシャドウ錯視

4.感度を自動調整して環境に順応する錯視
 4-1 色の恒常性
 4-2 残像
 4-3 運動残効
 4-4 大きさ、形の残効

5.座標系とリンクした錯視
 5-1 陰影の方向
 5-2 顔の方位に関する錯視

6.2次元像から奥行き情報と大きさ情報を得る錯視
 6-1 奥行き次元の回復による錯視
 6-2 網膜上の大きさ変化を補正することによる錯視

7.像の動きと自己の動きに関する錯覚

8.講演者の発見した錯視の紹介

【質疑応答】


【14:30〜16:00】

3.錯覚のメカニズムと化粧・服装などにおける錯視の商品活用

大阪大学 人間科学研究科 教授 心理学博士(Ph.D.) 森川 和則 氏

 

【習得できる知識】
 ・
目の錯覚(錯視)がどのような条件で生じるのか
 ・錯視量をどのように測定できるのか、
 ・顔における錯視現象の特性
 ・商品・製品としての錯視の活用例(特に化粧・ファッション) 


1.錯覚とは何か
 1-1 錯覚の定義
 1-2 錯覚の種類

2.目の錯覚(錯視)の原因
 2-1 周囲との相互作用
 2-2 不足情報の補完 

3.錯視と脳と意識の関係
 3-1 視覚システムと脳
 3-2 視覚システムと意識

4.錯視量の測定方法
 4-1 見た目の定量測定は可能か
 4-2 心理物理学   

5.顔認知のしくみ
 5-1 顔と非顔物体の認知
 5-2 全体処理

6.顔における錯視現象の特殊性
 6-1 同化の錯視 
 6-2 安定性      

7.化粧による顔錯視の活用事例
 7-1 アイメイク錯視 
 7-2 目以外の錯視  

8.ファッションによる身体錯視の活用事例
 8-1 対比の錯視
 8-2 アモーダル補完の錯視
 8-3 ゲシュタルト群化の錯視

9.商品に潜むその他の錯視

【質疑応答】


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