高分子 結晶 セミナー
        
樹脂/繊維複合材料の 界面制御、成形加工と評価
高分子の残留応力対策
 
<セミナー No.802428>

★樹脂の流れ、結晶化を観察する際の注意点とは?

高分子分子配向観察技術と結晶化制御


■ 講師
1. 滋賀県立大学 工学部 材料科学科 准教授 博士(工学)竹下 宏樹 氏
2. 山形大学 大学院理工学研究科 機能高分子工学専攻  准教授 博士(工学) 松葉 豪 氏
3. 東京農工大学 学術研究支援総合センター 機器分析施設 准教授 博士(工学) 野口 恵一 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年2月22日(木) 10:30〜16:10

会 場 [東京・五反田]技術情報協会 セミナールーム
聴講料 1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

< 10:30〜12:00>

1.高分子ブレンド、ブロック共重合体等の多成分系材料における結晶化と構造形成観察

滋賀県立大学 竹下 宏樹 氏

 

【講演の趣旨】
 高分子ブレンドとブロック共重合体が形成する相構造、高分子結晶および液晶の高次構造を概観した後、それらの複合による高次構造とその形成過程、さらにはポリマーアロイの多相構造という特異な相空間内における結晶化や液晶化の特徴について概説する。

1.ポリマーブレンドとブロック共重合体
 1.1 高分子混合系の相分離機構
 1.2 ブロック共重合体のミクロ相分離

2.高分子の結晶化と高次構造
 2.1 単結晶
 2.2 結晶構造、ラメラ、球晶
 2.3 結晶化動力学

3.高分子液晶とその構造

4.高分子多成分系における結晶化・液晶化と高次構造形成
 4.1 結晶化・液晶化とミクロ相分離の協奏による高次構造形成
 4.2 ミクロ相分離構造を鋳型とした結晶相・液晶相のナノ空間配置制御
 4.3 ナノ相構造内における結晶化・液晶化の特徴

5.散乱法によるナノ構造観察
 5.1 各種散乱法の原理と対象空間スケール
 5.2 放射光を利用した高分子の構造解析

【質疑応答・名刺交換】


<13:00〜14:30>

2.流動場における高分子結晶化と構造解析

山形大学 松葉 豪 氏

 

【講座の概要】
 高分子を成形、加工する際には「流動」や温度変化などを伴い、結晶化して材料を作成する。本講演では、高分子の成形加工前後、および成形加工中の結晶化挙動について詳述し、高分子の流動場を利用した高機能化について述べる。

1.高分子構造解析の基礎
 1.1 構造解析手法概論
 1.2 顕微鏡法
  1.2.1 顕微鏡の仕組み
  1.2.2 光学顕微鏡
  1.2.3 電子顕微鏡,AFM
 1.3 散乱の手法
  1.3.1 散乱の基礎
  1.3.2 X線散乱
  1.3.3 大型施設の利用
  1.3.4 自分で組み立てる光散乱装置
 1.4 分光法・熱的・力学的手法

2.高分子の結晶化について
 2.1 高分子の結晶とは何だろうか?
 2.2 そもそも高分子の結晶化では何が起こっているか?
  2.2.1 結晶成長プロセス(結晶核生成,ラメラの成長)
  2.2.2 ラメラ成長プロセス
  2.2.3 核形成について
 2.3 流動が及ぼす影響についての議論
  2.3.1 静置場と流動場の相違
  2.3.2 流動場での結晶化プロセス
  2.3.3 高分子鎖の変形
 2.4 流動場での結晶化の実例
 2.5 その他延伸プロセスでの結晶化

3.材料の高性能化および劣化についての議論

【質疑応答・名刺交換】


<14:40〜16:10>

3.結晶性高分子の結晶構造解析とその応用

東京農工大学 野口 恵一 氏

 

【講演概要】
  結晶性高分子のX線構造解析手法は、低分子化合物などで通常用いられている単結晶構造解析とは大きく異なっている。本講演では、その手法の概略といくつかの解析例について紹介し、繊維状高分子の構造解析でどの程度の構造が得られるかについてお話しする。

1.繊維回折とは ー単結晶解析との違いについてー

2.繊維状高分子の構造解析手法
 2.1 繊維回折データの処理
 2.2 Linked-atom法による繊維状高分子の構造解析

3.結晶構造解析例
 3.1 脂肪族ポリエステル
  3.1.1 ポリテトラメチレンサクシネートの構造転移機構の解明
  3.1.2 放射光を用いたポリテトラメチレンアジペートα型の結晶解析
 3.2 キトサンおよびキトサン錯体
  3.2.1 キトサン水和型と無水型の結晶解析
  3.2.2 放射光を用いたキトサン錯体の結晶解析
 3.3 モデル化合物の構造情報を利用したカードラントリアセテートの結晶解析

【質疑応答・名刺交換】


流動 解析 セミナー