難燃 樹脂 セミナー
        
ポリプロピレンの構造制御と 複合化、成形加工技術
放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
 

<セミナー No 803206>


★ 燃焼時の煙、一酸化炭素の発生量の低減!!

樹脂の難燃化と評価技術

-規制動向/難燃メカニズム/難燃剤の配合例/ブリードアウト対策-

■ 講師

1.BSEF Japan 代表 プログラム・ディレクター 上林山 博文 氏

2.出光ライオンコンポジット(株) 複合材料研究所 上席主任研究員 林 日出夫 氏

3.楠本化成(株) エタック事業部 信頼性クリニック 信頼性試験部 廣岡 知之 氏

4.(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤研究室 清水 辰也 氏

5.(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第一課 課長 近藤 寛朗 氏

■ 開催要領
日 時

平成30年3月9日(金) 10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき 60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00-11:10】

1.難燃剤の国内外規制動向

BSEF Japan 代表 プログラム・ディレクター 上林山 博文 氏

 

【講座の趣旨】
難燃剤には、大きく分けて臭素系難燃剤、リン系難燃剤及び無機系難燃剤がある。何れも化学物質として、日本の化審法、EUのREACH、米国のTSCA等で既に規制になっているもの、またEUのRoHS指令等で規制になっているもの、国際的な条約 (ストックホルム条約) で議論・規制になっているもの等があり、その国内外の規制動向概説する。特に、ストックホルム条約 (POPs) については、その基準についても具体的な難燃剤を上げて、その議論と今後の対応・動向についても説明する。

1.火災から生命と財産を守る難燃剤
 1.1 難燃剤の紹介
   (1)難燃剤の種類とマーケット
   (2)難燃剤のマーケット統計データ (国内) 容器包装の法規制
   (3)臭素及び臭素系難燃剤の紹介
 1.2 火災安全
   (1)2014年消防白書 (火災事故・原因)
   (2)自動車事故の統計データなど
   (3)アニメーションビデオの紹介

2.難燃剤関連規制の最新動向
 2.1 国際的な化学物質管理・規正法
   (1)国際的な化学物質管理の合意   
    ・WSSD 2020年目標
    ・国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ (SAICM)
    ・国際条約と各国法対応
   (2)国際的な化学物質規制・基準
 2.2 難燃剤関連規制の動向
   (1)ストックホルム条約におけるPOPRC議論・経過・結果
   (2)DecaBDE、短鎖塩パラ (SCCP) のPOPs指定とその対応
   (3)その他の難燃剤の規制動向とトピックス

【質疑応答】


【11:20-12:30】

2.難燃剤のブリードアウト現象と対策

出光ライオンコンポジット(株) 複合材料研究所 上席主任研究員 林 日出夫 氏

 
【講座の趣旨】 
難燃剤はプラスチックの難燃性を付与するという利点があるが、ブリードアウトする という問題点がある。本講は、現場での実際のブリードアウトによる問題、及びその対策について解説する。


1.難燃化技術概要
 1.1 プラスチックの燃焼機構
 1.2 ハロゲン系難燃剤の難燃機構
 1.3 ノンハロ系難燃剤の難燃機構

2.ハロゲン系難燃剤のブリードアウト現象と対策
 2.1 ブリードアウト現象 −化学構造とブリードアウト性の関係
 2.2 難燃剤のブルーミング対策 −第3成分の添加

3.ノンハロ系難燃剤のブリードアウト現象と対策
 3.1 ポリリン酸アンモニウム
 3.2 リン酸エステル
 3.3 赤燐
 3.4 ホスファゼン
 3.5 水酸化マグネシウム

【質疑応答】

【13:10-14:20】

3.樹脂成型品の難燃剤による品質問題とその対応

楠本化成(株) エタック事業部 信頼性クリニック 信頼性試験部 廣岡 知之 氏

 

【講座の趣旨】
難燃剤が添加された樹脂成型部品で品質問題を起さないために知っておくべくこと。事例と理論を交え解説します。(本内容は日本信頼性学会故障物性研究会難燃剤分科会にて基本的に樹脂を使用するセットメーカーの視点から難燃剤問題をまとめた結果です。

1.樹脂の燃焼について
 1.1 燃焼の3要素
 1.2 樹脂燃焼機構
 1.3 樹脂の難燃性指標
 1.4 難燃剤分類

2.赤リン難燃剤による品質問題事例
 2.1 不具合事例
 2.2 不具合メカニズム
 2.3 添加特定手順
 2.4 信頼性評価

3.ハロゲン系難燃剤(ヘキサブロモベンゼン)による品質問題事例
 3.1 アルミ電解コンデンサ不具合事例
 3.2 不具合メカニズム
 3.3 信頼性評価

4.水和金属系難燃剤(水酸化マグネシウム)による品質問題事例
 4.1 不具合事例
 4.2 不具合メカニズム
 4.3 信頼性評価

【質疑応答】


【14:30-15:40】

4.イントメッセント系難燃剤の用途別処方事例

(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤研究室 清水 辰也 氏

【講座の趣旨】
ノンハロゲンで環境に優しいイントメッセント系難燃剤(ポリオレフィン樹脂用途)に焦点を当てる。既存の臭素系難燃剤との燃焼挙動の違いについて燃焼動画を用いて詳しく検証し、煙発生量、一酸化炭素発生量等の観点から火災時の安全性について考察する。イントメッセントの種類による加工性の差についても述べる。また、高耐熱材料、高耐候材料、高難燃材料(UL-94 5VA)、GF強化材料といった各種機能性材料の要求性能に対して、適切な添加剤処方によるイントメッセント系難燃剤の応用事例を紹介する。



1.難燃剤の選び方
 1.1 実際の火災現場で有効な難燃剤とは?
 1.2 イントメッセント系難燃剤について

2.イントメッセント系難燃剤の特長
 2.1 難燃性
 2.2 Br系難燃剤との燃焼挙動の違い
 2.3 煙発生量、CO発生量
 2.4 イントメッセントの種類による燃焼挙動と加工性の違い

3.イントメッセント系難燃剤の用途別処方例
 3.1 高耐熱性材料の提案
 3.2 高耐候性材料の提案
 3.3 UL-94
 3.4 GF強化材料の提案

4.まとめ

【質疑応答】


【15:50-17:00】

5.プラスチック材料の燃焼性試験,難燃試験と新しい難燃性材開発

(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第一課 課長 近藤 寛朗 氏

 

【講座の趣旨】
自動車部材を含めた各種燃焼試験方法やコーンカロリーメーターによる難燃性評価法を解説します。またナノカーボンによる新しい難燃性向上技術や難燃性ゴムの配合設計についても紹介します。


1.燃焼性試験,難燃試験の概要
 1.1 プラスチック材料の燃焼規格 UL-94試験
 1.2 FMVSS 302(Federal Motor Vehicle Safety Standards)による自動車内装材の燃焼試験
 1.3 各種公定法に基づく燃焼試験
 1.4 発熱性試験(コーンカロリメータ)

2.部材難燃性向上のための新しい取組み
 2.1 表面改質多層カーボンナノチューブによるエチレン酢酸ビニル共重合体の難燃化
 2.2 難燃性ゴムの配合設計

【質疑応答】

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