敗血症 治療薬 セミナー
                  
自己注射に対する医師・患者ニーズと製品開発への落とし込み
先端治療技術の実用化と開発戦略
 
<セミナー No.807118>

★発症リスクの予測マーカーの探索と開発のポイントとは

敗血症の新規病態メカニズムと
早期診断・治療薬開発


■ 講師
【第1部】  東京薬科大学薬学部臨床薬理学教室 教授 平野俊彦 氏
【第2部】 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授 西堀正洋 氏 
【第3部】 慶應義塾大学医学部救急医学 教授 佐々木淳一 氏
【第4部】 佐賀大学 救急医学講座 教授 阪本雄一郎 氏
■ 開催要領
日 時 平成30年7月19日(木)10:00〜17:15  
会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度(アカデミック価格)があります。
詳しくはお問い合わせください〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム  


【10:00〜11:30】

【第1部】 敗血症早期発見に期待出来るバイオマーカーの探索と開発

東京薬科大学 平野俊彦  氏

 

【講座趣旨】

敗血症は死亡率が高く、治療が遅れると死に至る症例も少なくない。敗血症の早期診断は、救命可能な治療を早期に施すために極めて重要であるが、そのマーカーとして臨床上の有用性が確立されたものは少ない。現在敗血症の診断には、CRP、TNF-α、 IL-6などのマーカーが一般に有用とされ、患者の血液検査などと合わせて利用されている。しかし、感染徴候がなく侵襲の強い外傷によるSIRSの患者でもCRP、 TNF、IL-6などが上昇するため、感染症によるSIRSの患者(敗血症)との差が認められず診断は困難といわれている。本講演では、このような敗血症診断や検査の現状および将来有用と思われるバイオマーカーや、当教室の関連研究内容について言及したい。

【講座内容】

1.敗血症と全身性炎症反応症候群(SIRS)
 ・敗血症の症状と特徴、SIRSとの違い
 ・敗血症診断の現状
 ・敗血症の検査

2.敗血症予測マーカーの現状と課題

3.敗血症の発症予測への応用が期待できる物質
 ・C反応性プロテイン
 ・C多糖とは?
 ・TNF-α
 ・IL-6
 ・エンドトキシン
 ・プロカルシトニン

4.感染症罹患・敗血症発症リスクの予測マーカーの探索と開発
 ・バイオマーカーパネル
 ・好中球ゼラチナーゼ結合リポカリン(NGAL)
 ・マクロファージ炎症性プロテイン−3(MIP−3)
 ・その他のマーカー候補分子

5.東京薬科大学臨床薬理学教室の取り組み
 ・敗血症患者末梢血リンパのマイトゲン反応性について
 ・敗血症患者末梢血リンパのステロイド反応性について

【質疑応答】


【12:15〜13:45】

第2部】敗血症の新規病態メカニズムに基づく治療薬開発〜早期治療、重症化防止を目指して

岡山大学 西堀正洋氏

 

【講座趣旨】
敗血症は世界的な統計で死因の一位を占め続けている。先進国のICU内集学的治療でも致死率は約25%にとどまっており、大きな改善はない。このような背景のもと、2012年以来世界敗血症キャンペーンが実施され種々のレベルで啓蒙活動が活発に展開されるようになったが、治療上の進歩は殆どないと言わざるを得ない。本講演では、最近演者らがマウスのCLPモデルで見出した敗血症の新規病態メカニズムを紹介し、併せてヒト患者での解析結果について述べる。これらの基礎研究成果に基づき、新規の敗血症治療薬について提案する。

【講座内容】 

1.敗血症病態の捉え方

2.日本における敗血症治療

3.敗血症の新規病態メカニズムの発見
 3.1 マウスCLPモデルの解析
 3.2 ヒト敗血症患者での解析

4.敗血症の早期検出法の開発

5.敗血症の新規治療薬の開発    

【質疑応答】


【14:00〜15:30】

【第3部】 新しい定義・診断基準の変遷を踏まえた敗血症の診断・治療の現状

慶應義塾大学  佐々木淳一氏

 

【講座趣旨】
2016年2月に発表された最新の敗血症(sepsis)診断基準である“敗血症および敗血症性ショックの国際コンセンサス定義第3 版(Sepsis-3)”までの敗血症診断基準の変遷を学び,重度敗血症における臓器障害の重要性について解説する.また,2016年?2017年にかけて公開された敗血症に関する診療ガイドライン(J-SSCG 2016,SSCG 2016)の骨子を紹介する.さらに,敗血症に関連した臓器障害の一つであると考えるべきDICについて,本邦と欧米の認識の違いについて学び,DIC治療薬のニーズを探る.


【講座内容】 
1.敗血症の診断基準とは?
 1-1 感染に伴うSIRS
 1-2 臓器不全と敗血症
 1-3 Sepsis-3

2.敗血症診療ガイドラインとは?
 2-1 日本版敗血症診療ガイドラインJ-SSCG 2016
 2-2 SSCG 2016

3.敗血症性DICとは?
 3-1 DICの診断基準
 3-2 SIRSとDIC
 3-3 欧米の認識
 3-4 本邦の認識
 3-5 DIC治療薬のニーズ

【質疑応答】


【15:45〜17:15】

【第4部】 敗血症治療薬開発に向けた敗血症の特徴と効果判定における凝固能検査

佐賀大学  阪本雄一郎 氏

 

【講座趣旨】
敗血症の特徴と主に凝固能異常との関係や血液凝固検査に関する内容


【講座内容】 
敗血症の特徴
 ・敗血症に関する一般的な背景
 ・退院後の予後
 ・凝固能異常との関係
 ・重症度判定

敗血症に対する抗凝固薬の効果
 ・抗凝固療法の歴史
 ・抗凝固療法の効果
 ・種々の抗凝固療法に関する特徴や現状   
     

敗血症に対する血液浄化療法
 ・血液浄化療法の特徴
 ・敗血症治療における血液浄化療法に関する最近の位置づけ
 ・敗血症に対する血液浄化療法の動物実験

血液凝固検査
 ・凝固能と生活の身近な関係
 ・凝固能検査による判定
 ・全血検査の意義
 ・全血検査の種類と特徴
 ・全血検査と敗血症
 ・全血検査と外傷
 ・全血検査と種々の疾患

【質疑応答】


敗血症 薬 開発 セミナー