高周波 基板 セミナー
        
プリンテッド・エレクトロニクスに向けた材料、プロセス技術の開発と最新事例
車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
 

<セミナー No 808223>


★伝送損失に影響する誘電正接への対策とは?

5G・ミリ波レーダーデバイスに向けた高周波対応基板と
接合部材料における低誘電率化


■ 講師
1. 大阪大学 大学院工学研究科 附属超精密科学研究センター 助教 博士(工学)大久保 雄司 氏
2.

荒川化学工業(株) 研究開発本部 コーポレート開発部 主任研究員 田崎 崇司 氏

3. (株)富士通研究所 ネットワークシステム研究所 ワイヤレス基盤技術PJ 専任研究員 大橋 洋二 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年8月29日(水) 10:30〜16:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき 55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:30-12:00】

1.高周波対応フッ素樹脂基板における接着性向上・低伝送損失化

大阪大学 大学院工学研究科 附属超精密科学研究センター 助教 博士(工学)大久保 雄司 氏
【専門】表面処理工学

 

【習得できる知識】
・フッ素樹脂の接着性が低い理由について説明できるようになります。
・プラズマ処理によりフッ素樹脂の接着性を向上する際に注意すべきポイントについて説明できるようになります。
・低誘電率と低誘電正接を示すフッ素樹脂を高周波用途で利用する上で重要なポイントについて説明できるようになります。

【講座趣旨】
本講座では、フッ素樹脂とはどんなものか?プラズマとは何か?から 説明を始めますので、予備知識がない方でも気楽にご聴講頂けます。 様々な樹脂の接着性向上を可能とするプラズマ処理ですが、フッ素樹脂に 対しては単にプラズマ処理してもほとんど効果がありません。そこで、 プラズマ処理
+αの技術をご紹介し、フッ素樹脂であっても接着性を 向上できる手法を学んで頂きます。また、高周波用プリント配線板として フッ素樹脂を利用する上で注意すべきポイントについても解説します。

1.これまでの研究成果
 1.1 ゴムとフッ素樹脂の接着
 1.2 銅めっき膜とフッ素樹脂の接着
 1.3 金属インク膜とフッ素樹脂の接着
 1.4 金属ペースト膜とフッ素樹脂の接着
 1.5 接着強度のまとめ

2.フッ素樹脂
 2.1 フッ素原子の特徴(低比誘電率、低誘電正接)
 2.2 フッ素樹脂の特徴(低接着性、低比誘電率、低誘電正接)
 2.3 フッ素樹脂の種類(非溶融性と溶融性)
 2.4 フッ素樹脂の用途
 2.5 フッ素樹脂の表面改質技術と先行研究

3.プラズマ処理+α
 3.1 プラズマとは 
 3.2 ガス種(接着性向上、低伝送損失化)
 3.3 圧力(接着性向上)
 3.4 プラズマ + 熱(接着性向上、低伝送損失化)
 3.5 表面グラフト重合(接着性向上、低伝送損失化)

4.今後の展望

【質疑応答】


【12:45-14:15】

2.低伝送損失基板を実現する低誘電・高接着ポリイミド樹脂「PIAD」について

荒川化学工業(株) 研究開発本部 コーポレート開発部 主任研究員 田崎 崇司 氏

 

1.開発背景
 1.1 プリント基板の技術トレンド(高周波対応)
 1.2 伝送損失とその改良方針について
 1.3 プリント基板材料(硬化性材料)の主要成分について

2.ポリマー設計
 2.1 ポリイミドについて 2.2 ポリマー設計方針(加工性改良)
 2.3 ポリマー設計方針(低誘電化)

3.新規ポリイミド樹脂「PIAD」
 3.1 製品概要
 3.2 樹脂特性

4.新規ポリイミド樹脂「PIAD」応用例
 4.1 低誘電カバーレイ、ボンディングシート
 4.2 低伝送損失FCCL
 4.3 平滑銅箔対応低誘電プライマー

【質疑応答】


【14:30-16:00】

3.ミリ波応用製品の開発動向と高周波基板への要求条件

(株)富士通研究所 ネットワークシステム研究所 ワイヤレス基盤技術PJ 専任研究員 大橋 洋二 氏

 

【講座の趣旨】
近年ミリ波レーダが軽自動車にも搭載される等普及が進んでいる。また第5世代の無線 通信ではミリ波が注目されるなど、さまざまのシーンにミリ波製品が使われるようになるこ とが期待されている。ミリ波製品の近年の状況や、そこで使われている技術の解説を行 い、今後の製品に要求される部品や材料に対する要求条件を明確化していく。本講座 はこれからミリ波製品への適用を考えている部品メーカや材料メーカのエンジニアをはじ めとして、ミリ波製品に興味を持つ初心者を対象としている。

1.ミリ波応用
 1.1 ミリ波センサー
   自動車の周辺の障害物を検知して交通事故の低減や自動運転に向けてミリ波レーダ応用が進んでいる。また道路側にミリ波レーダを設置する

    応用も考えられている。 また自動車や道路への応用以外にも、セキュリティセンサーやさまざまな応用へも期待さ れている。
 1.2 ミリ波通信
   ミリ波帯は他のマイクロ波帯に比べて広帯域の確保が容易であり、数Gbps〜数10Gbpsクラスの非常に高速なデータレートの実現が可能である。
   どのようなシーンでミリ波通信が有効であるか、どのような技術が必要となるかを解説する。またWi-GigやE-band通信、第5世代のミリ波通信の
    近年の状況についてもレビューしていく。

2.ミリ波回路技術
   ミリ波製品を実際に実現するにはミリ波MMICやアンテナ等の回路やミリ波での低損失な基板材料が必須となる。最近の技術動向や今後の
    高周波基板材料の要求条件等について述べる。


【質疑応答】

高周波 5G ミリ波レーダー セミナー