自動 運転 セミナー
        
ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
自動車室内の快適性向上に向けた材料開発と感性評価
 
<セミナー No.808404>

★自動運転時のドライバ状態、システムへの依存度、異常時のドライバ応答評価など、
  スムーズで安全な運転権限移譲の実現へ向けた研究事例と課題を考察
自動運転ヒューマンファクター
自動/手動の切り替え、法整備動向

■ 講師
1. (国研)産業技術総合研究所 自動車ヒューマンファクター研究センター 行動モデリング研究チーム チーム長 博士(工学) 佐藤 稔久 氏
2. 愛知工科大学 工学部 機械システム工学科 教授 博士(学術) 荒川 俊也 氏
3. 横浜国立大学 工学研究院 教授 工学博士 高田 一 氏
4. 明治大学 法科大学院 法務研究科 専任教授 中山 幸二 氏
■ 開催要領
日 時 平成30年8月28日(火) 10:15〜17:00
会 場 [東京・五反田]技術情報協会 セミナールーム
聴講料 1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
    ※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ プログラム

<10:15〜11:45>

1.自動運転のヒューマンファクターの課題と解決へ向けた研究事例

(国研)産業技術総合研究所 佐藤 稔久 氏

 

【講座概要】
自動運転の実現に向けてヒューマンファクターの課題を概説します.交通事故の削減等を目的として,自動運転の実用化に対して期待が高まっています.一方,出発から到着まで全行程での完全自動運転システムの実用化は未だ先であり,部分的な自動運転機能に対しては,手動運転に比べてドライバーにとって負担の軽減等になっているのかという懐疑的な見方もあります.このような疑問に答えるためには,ヒューマンファクターの課題解決が必要不可欠です.本セミナーでは,自動運転システム使用時のヒューマンファクター課題を説明すると共に,解決に向けた研究事例の一端を紹介します.

1.ヒューマンファクターとは

2.自動運転
 2.1 自動運転の研究開発の歴史
 2.2 自動運転のレベル
 2.3 自動運転のヒューマンファクター課題

3.自動運転のヒューマンファクター研究事例
 3.1 自動運転中のドライバー状態の評価
 3.2 自動運転システムの制御範囲外の事象に対するドライバーの構え
 3.3 自動運転システムに対するドライバーの嗜好性

4.まとめ


【質疑応答・個別質問・名刺交換】


<12:30〜14:00>

2.自動運転システムにおける依存とシステム破綻時のドライバ状態

愛知工科大学 荒川 俊也 氏
 

【講座概要】
自動運転の実現に向けた技術開発が盛んになっています.それぞれの要素技術は徐々に高性能となり,完全自動運転の実現も間近である,という印象を受けるかも知れません.しかし,実現の前に,解決しなければならない課題が多く存在します.その中で,とりわけ,ヒューマンファクターの問題は非常に重要であると考えます.本講座では,自動運転のヒューマンファクターの中でも,「依存」と,システム破綻時におけるドライバ状態に特化して,これまで行ってきた研究について紹介します.重要な問題であるにも拘らず,現在先行研究が少ない研究であるため,今後の「真に安全な」自動運転の設計や考え方に役立つことを期待します.

1.自動運転システムの懸念点

2.自動運転への「依存」について
 2.1 「依存」とは
 2.2 評価項目,実験環境
 2.3 視線挙動に基づく依存の評価
 2.4 覚醒度に基づく依存の評価
 2.5 ブレーキ行動に基づく依存の評価

3.自動運転システムの「破綻」について(生体計測の観点から)
 3.1 「破綻」におけるドライバ行動,パフォーマンス
 3.2 評価項目,実験環境
 3.3 唾液アミラーゼに基づく評価
 3.4 座圧に基づく評価
 3.5 血圧に基づく評価
 3.6 脳血流に基づく評価

4.自動運転システムの「破綻」について(ドライバ運転行動の観点から)
 4.1 ドライバ行動の変化
 4.2 評価項目,実験環境
 4.3 運転行動の解析と考察

5.まとめ


【質疑応答・個別質問・名刺交換】


<14:10〜15:20>

3.自動運転から手動運転への切り替え後および自動運転異常時のドライバの対応

横浜国立大学 高田 一 氏
 

【講座概要】
自動運転はドライバの運転を補助する安全技術であり、自動運転中であっても、常に緊張感をもっていなければならない。そこで、自動運転を解除して、手動運転に切り替わったときの応答について評価する。また、自動運転時のドライバの意識の低下を検知し、注意喚起をするシステムが開発できれば事故を減らすことができる。そのための生理指標として、瞳孔径、瞬目、視線移動などを測定し、認知時間、車両応答などの観点から考察する。自動運転車に予期せぬ故障等が生じた場合、事故を起こさないため、認知時間、反応時間を視覚やエンジン音、道路形状をパラメータとして、計測し、評価する。

1.自動運転における操作切り替え後のドライバ応答
 1.1 背景および目的
 1.2 自動運転から手動への切り替え時の応答
 1.3 緊急回避(割り込み)での応答
 1.4 まとめ

2.自動運転における緊急時対応に必要なドライバ意識の定量化
 2.1 緊急時(ステアリング不調)での応答
 2.2 生理指標
 2.3 まとめ

3.予期せぬ加速に対するドライバの認知と応答
 3.1 認知時間と反応時間
 3.2 視覚、エンジン音の影響
 3.3 道路形状の影響
 3.4 まとめ


【質疑応答・個別質問・名刺交換】


<15:30〜17:00>

4.自動運転をめぐる法整備の最新動向と責任問題

明治大学 中山 幸二 氏
 

【講座概要】
本セミナーでは、実用化のための法的課題と現在の議論状況、今後の展望を試みる。 警察庁、国交省、経産省の下にそれぞれ法律家を交えて設置された会議の議論動向を追い、システム責任に関する工学と法学の溝と架橋の必要性を指摘し、技術者と法律家の対話に向けた一手法としての模擬裁判の実験を紹介する。

1.技術開発の加速化と法整備の遅れ

2.道路交通条約の現状と解釈

3.現行法の構造と変容の可能性

4.刑事責任と規制法

5.民事責任と被害者救済システム


【質疑応答・個別質問・名刺交換】


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