構造解析 ポリマー セミナー

        
UV硬化樹脂の配合設計、特性評価と新しい応用
機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
 
<セミナー No.809212>

★ 熱分解GC、MALDI-MS、NMR、、、
     目的・材料に応じた試料の前処理、測定条件設定からからスペクトル解析までじっくり解説します!

高分子材料の
組成分析・構造解析テクニック

共重合体組成/末端基構造/グラフトモノマー/未反応モノマー

■ 講師
1. 中部大学 応用生物学部 応用生物化学科  教授 博士(工学) 石田 康行 氏
2.

徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 准教授 博士(理学)  平野 朋広 氏

3.

(株)UBE科学分析センター 有機材料分析研究室   室長 博士(工学) 宮内 康次 氏

■ 開催要領
日 時

平成30年9月10日(月) 10:30〜17:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。 詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:30〜12:30】

1.熱分解ガスクロマトグラフィーによる高分子の組成、構造分析

中部大学 応用生物学部 応用生物化学科  教授 博士(工学) 石田 康行 氏

 

【習得できる知識】
 ・熱分解GCによる高分子分析の各種条件設定の方法
 ・パイログラムから高分子の組成分析を行うためのデータ解析方法
 ・反応熱分解GCに利用される多様な反応試薬の特長とその利用方法

【講座趣旨】
 まず、熱分解GCの基礎と、高分子分析への応用例を説明します。次いで、熱分解GCの応用範囲を拡張する方法として広く利用されている「反応熱分解GC」について紹介します。最初に、その方法にて用いられる多様な有機アルカリ試薬を説明し、それらによって誘起されるユニークな反応系を概説します。さらに、それらの試薬を活用した実際の高分子分析の例を紹介します。なお、講演時間を考慮して、応用例では組成解析を中心に説明します。

1. 熱分解ガスクロマトグラフィーの基礎
 1-1 熱分解GCの原理と装置構成
 1-2 最適な熱分解および測定条件の決定方法
 1-3 装置チェック等に活用できる標準ポリマーの紹介

2. 熱分解ガスクロマトグラフィーによる高分子の組成解析
 2-1 有効炭素数の概念を活用した解重合型ポリマーの組成解析
 2-2 検量線法を用いたゴム試料の組成分析

3. 反応熱分解ガスクロマトグラフィーの基礎
 3-1 有機アルカリ共存下でのポリエステルの反応熱分解機構
 3-2 様々な反応性を示す有機アルカリの紹介

4. 反応熱分解ガスクロマトグラフィーによる高分子の分析
 4-1 様々な縮合系ポリマーの組成分析
 4-2 高分子マトリックス中の難揮発性成分の定量
 4-3 ポリマー中の残存モノマー成分の定量
 4-4 多変量解析による反応熱分解ガスクロマトグラムのデータ解析


【質疑応答】


【13:15〜15:15】

2.溶液NMRによる高分子材料の一次構造解析 〜繰り返し構造,末端基,立体規則性,組成,共重合連鎖〜

徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 准教授 博士(理学)  平野 朋広 氏

 

【講座趣旨】
 核磁気共鳴法(NMR)では化学構造(官能基の種類,隣接基など)に関する情報が得られることから,有機化合物の分析手法として広く活用されている.高分子材料においても,一次構造解析に有用で欠くことのできない分析法である.ハイスループット分析に対する需要の高まりとともに,オートサンプラーやオートチューナーなどの周辺機器が進歩したことで,誰でも簡単に様々なスペクトルを測定できるようになってきた.そのため,NMR装置のブラックボックス化が進み,測定パラメータの意味やデータ処理に関する基本を知らなくても測定できるようになってしまっている.そこで本講では、溶液NMRによる高分子キャラクタリゼーションの基本的手法について実用的な立場から述べる.さらに,実際の分析事例も紹介する.


1. 溶液NMRの基本
 1.1 NMRの原理
 1.2 NMR装置概要
 1.3 1H NMRスペクトルの読み方
 1.4 13C NMRスペクトルの読み方

2. NMRの測定
 2.1 サンプルの調製
 2.2 測定原理
 2.3 測定条件の決定法
 2.4 データ処理法

3. 高分子材料の一次構造解析
 3.1 繰り返し構造
 3.2 立体規則性
 3.3 末端基
 3.4 共重合組成
 3.5 共重合連鎖

【質疑応答】


【15:30〜17:00】

3.NMR法による高分子材料の微量分岐点構造の解析手法

(株)UBE科学分析センター 有機材料分析研究室 室長 博士(工学) 宮内 康次 氏

 

【習得できる知識】
 ・高分子の溶液NMR分析に関するテクニック
 ・NMRパルステクニック
 ・NMRスペクトル解析法
 ・NMRによる定量分析
 ・高分子の誘導体化反応手法


【講座趣旨】
  高分子材料にはグラフト分岐点や長鎖分岐点といった微量分岐点を持ち、その分岐点が材料物性に大きな影響をもたらすものがある。この分岐点構造を正確に捉え、材料物性との関連を解明していくことが高機能材料を開発していく上で必須であるが、その分岐点が微量でために解析は簡単でない。本講座では、微量分岐点を持つ高分子材料についてNMR法を中心に用いた解析例を紹介する。 



1.無水マレイン酸グラフトポリオレフィン(MA-g-PO)
  1.1 MA-g-POとは
  1.2 グラフト構造解析の従来法と新規解析法

2.NMRパルステクニックを駆使した重合型グラフト分岐の構造解析
 2.1 NMR実験条件
 2.2 1H NMRスペクトル
  2.3 13C DEPTスペクトル
  2.4 1H-1H DQF-COSYスペクトル
  2.5 1H T2-edited spectroscopy
  2.6 各種グラフト構造

3.化学反応とNMR法を組合わせた超微量グラフトモノマー構造の高感度分析
 3.1 グラフトモノマーの超臨界メタノールによるメチル化反応
 3.2 メチル化グラフトモノマーの1H-NMR分析
 3.3 グラフトモノマー構造の定量限界

4.ブタジエンゴム(BR)
 4.1 BRとは
 4.2 BRのミクロ構造、分岐構造とその解析法

5.水素添加−NMR法によるBR長鎖分岐点構造の直接解析
 5.1 BRの水素添加法
 5.2 水添BRの13C-NMRスペクトル
 5.3 水添BRの13C-DEPT90°スペクトル
 5.4 BR長鎖分岐点定量計算法

【質疑応答】


構造解析 組成分析 高分子