宇宙ビジネス 参入 動向
        
『特許の棚卸しと権利化戦略』
『研究開発体制の再編とイノベーションを生む研究所の作り方』
 
<セミナー No.809502>

★小型ロケット、人工衛星の開発!衛星データ利活用、宇宙アパレル、宇宙食…!


自社保有技術を活用した

宇宙ビジネスへの参入と要求特性、技術動向



■ 講師
1.

(株)日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 都市・地域経営戦略グループ 齊田 興哉 氏

2. 西村あさひ法律事務所 弁護士 千葉 悠瑛 氏
3. 静岡大学 学術院工学領域 機械工学系列 助教 有田 祥子氏
4. 東京理科大学 基礎工学部 材料工学科 准教授 小柳 潤 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年9月7日(金)10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田]技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

<10:00〜12:00>

【第1部】 宇宙ビジネス”の最新動向、市場展望と参入の留意点

(株)日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 都市・地域経営戦略グループ 齊田 興哉 氏

【講演趣旨】
宇宙ビジネスは、従来からのロケット、人工衛星の製造・打ち上げに限定したビジネス以外にも多種多様なものが創出されてきています。その定義を広義にとらえ、ロケット、人工衛星について直接的にも間接的にも関係するビジネスを宇宙ビジネスと捉えると従来、宇宙ビジネスに全く関係のなかった非宇宙企業様にも参入に大きなチャンスがあると考えています。もちろん、課題も多く、容易なことではありませんが、企業様の熱意があれば日本の宇宙ビジネスは、大きく進化し発展していくものと考えています。  本講演では、宇宙ビジネスの市場の概況と最新動向をお伝えします。その後、宇宙ビジネスに参入をお考えの企業様に重要となる考え方、視点をお伝えできればと考えています。

【講演項目】
1. はじめに

2. 日本と世界の宇宙産業
  2.1 日本と世界の宇宙予算の比較
  2.2 日本と世界の宇宙ビジネスの市場規模
  2.3 衛星の打ち上げ機会の比較 など

3. New Spaceの宇宙ビジネスの最新事例
  3.1. 国内外のベンチャー企業の台頭
  3.2 輸送機 (ロケット等) 分野
    3.2.1斬新なアイデアによる取組み(Escape Dynamics、Reaction Engine、)
    3.2.2コスト削減に係る取組み(Space X、Blue Origin、ULAなど)

    3.2.3 小型ロケットビジネス(Rocket Lab、Vector Space System、
                              インターステラテクノロジズなど)
    3.2.4 輸送機 (ロケット等) 射場ビジネス(Rocket Lab、Thoth Technology、
                                  次世代ロケット企画など)
   3.3 衛星分野
    3.3.1 小型衛星コンステレーションビジネス(OneWeb、SpaceXなど)
    3.3.2小型レーダ衛星ビジネス(QPS研究所、NECなど)
    3.3.3小型光学衛星ビジネス(Planet、アクセルスペース、キヤノン電子など)
    3.3.4 斬新なアイデアによる取組み(ALEの人工流れ星エンターテイメントビジネス、
                            アストロスケールのデブリ除去ビジネス)
    3.3.5 小型衛星に係るサービスビジネス(Spaceflight、NanoRacks、Space BDなど)
    3.3.6 サプライチェーン変更ビジネス
        (Airbus、Raytheon、General Atomicsなどの小型衛星大量生産化の取組み)
   3.4 衛星データを活用した利活用ビジネス
    3.4.1 宇宙×金融ビジネス(SpaceKnowのリモセン画像を活用した経済指標の開発)
    3.4.2 宇宙×街づくり(Facebookのリモセン画像と人工知能 (AI) を活用した取組み)
    3.4.3 宇宙×保険(三井住友海上など)
    3.4.4 宇宙×再生可能エネルギー(Google、日本ユニシスなど)
    3.4.5 測位×自動車(豊田通商、ゼンリンデータコムなどの高精度ルートガイダンスシステム など)
   3.5 宇宙旅行分野
    3.5.1 宇宙旅行サービス(Virgin Galactic、SpaceX、Blue Origin)
    3.5.2 短時間海外渡航サービス(Space X、Reaction Engine, PDエアロスペースなど)
    3.5.3 宇宙ホテルサービス(Bigelow Aerospace、Orion Spanなど)
    3.5.4 宇宙服アパレル事業(SpaceX、Adidasなど)
    3.5.5 宇宙食ビジネス(亀田製菓、ローソン、ヤクルトなど)
   3.6 惑星探査分野
    3.6.1 惑星資源探査ビジネス(ispace, Moon Express, Deep Space Industries, Astrobotics など)

4. 宇宙ビジネス参入の留意点
  4.1 宇宙ビジネスの参入の基本的な考え方・方針
  4.2 参入に際しての心構え
    (マインド、ニーズ重視、事業リスクの明確化、適切なPMの遂行、信頼性、品質について など)
  4.3 自社製品・サービスが宇宙ビジネスに活用可能か?について
  4.4 他産業のビジネスモデル模倣の重要性
  4.5 新規技術・サービスの開発と他社との連携のトレードオフについて

5. まとめ



<12:45〜14:00>

【第2部】宇宙ビジネスを取り巻く法規制とその留意点

西村あさひ法律事務所 弁護士 千葉 悠瑛 氏

【講演趣旨】
かつて、宇宙活動の主体は国家や国際的な宇宙組織に限られていました。しかし、近年、民間企業による宇宙活動ないしはその可能性が急速に拡大してきており、それに合わせて、世界各国で、民間企業が宇宙活動を行うことを見据えた法環境の整備が進められています。このような中、日本でも、2016年末にいわゆる宇宙二法が成立しており、日本で宇宙活動を行おうとする民間企業は、これらの新しい法制に留意する必要があります。本講演では、世界・日本での宇宙活動に関する法環境整備の動向をご紹介するとともに、これらの立法の民間企業による宇宙活動に対するインプリケーション等、宇宙ビジネスに関する法務上の論点について概説致します。

【講演項目】
1. 世界・日本での宇宙ビジネスに関する法環境整備の背景

2. 世界における法環境整備の動向
  (1) 国際(国家間)ルール
  (2) 各国の国内ルール
  (3) 新たな宇宙活動分野(宇宙資源開発・軌道上サービス等)に関する法環境整備の動向

3. 日本における法環境整備の動向
  (1) 法環境整備の歴史的背景
  (2) 宇宙活動法の概要
  (3) リモセン法の概要
  (4) その他近時の動向等

4. 宇宙ビジネスに関する法務
  (1) 宇宙ビジネスに関する許認可
  (2) 宇宙ビジネスに関する契約
  (3) 宇宙ビジネスに関する紛争解決



<14:15〜15:30>

【第3部】宇宙開発における小型衛星開発と 求められる技術、開発テーマ

静岡大学 学術院工学領域 機械工学系列 助教 有田 祥子 氏

【講演趣旨】
本テーマでは、主に50kg以下の小型衛星を対象とした技術開発を紹介する。人工衛星は国家機関のみならず、大学やアマチュア技術家等によっても開発され、打ち上げられてきた。大きさが10cm立方の人工衛星“Cubesat”が大学の一研究室で開発され、成功したことをきっかけに、こうした民間の手による小型衛星開発が爆発的に普及し、宇宙ビジネスに大きな影響を与えている。講演では小型衛星の歴史、目的などの背景や衛星内部システムについて説明し、何の目的で、誰が、どのように小型衛星を開発し使うのか、という目線で小型衛星開発に求められる技術やコンセプトについて述べる。

【講演項目】
1. 宇宙機とは何か
  1.1 どうやって飛んでいるのか
  1.2 どこを飛んでいるのか?
  1.3 高度別に見た宇宙機の分類
  1.4 ミッション別に見た宇宙機の分類
  1.5 サイズ別に見た宇宙機の分類

2. Nano/Pico衛星の登場
  2.1 歴史的背景
  2.2 なぜ Nano/Pico衛星が普及したのか
  2.3 Nano/Pico衛星衛星の中身
  2.4 設計・開発プロセスと全体システム
  2.5 打上げ・運用
3. 衛星開発へのアプローチ
  3.1 2つのコンセプト
  3.2 宇宙政策


<15:45〜17:00>

【第4部】宇宙・航空用材料の要求特性、開発動向と強度、耐久性の予測

東京理科大学 基礎工学部 材料工学科 准教授 小柳 潤 氏

【講演趣旨】
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の強度と耐久性について紹介する。CFRPはマイクロスケールの炭素繊維の破断と、樹脂のき裂、および繊維/樹脂の接着界面の破壊の三種類の微小損傷の蓄積により全体の破断に至るため、マイクロメカニクスの考慮が必須である。耐久性の議論のためにはこれに加えて、熱粘弾性特性の考慮が必要となり極めて複雑となる。アレイニウス型の温度時間換算則を適用して温度の上昇を時間の加速と見なすことで、CFRPの耐久性を評価する方法を紹介する。他、宇宙用途の複合材料の研究紹介を行う。

【講演項目】
1. CFRP繊維方向の強度と耐久性
  1.1 強度予測方法
  1.2 界面強度の重要性と評価方法
  1.3 粘弾性力学の基礎
  1.4 温度時間換算則
  1.5 CFRP繊維方向の耐久性予測
  1.6 マクロモデルによる耐久性予測の妥当性
2. CFRP横方向の強度と耐久性
  2.1 マイクロドロップ試験の力学
  2.2 等方性材料の破壊理論の基礎
  2.3 代表体積要素による数値シミュレーション
  2.4 周期境界条件の応用
  2.5 CFRP横方向強度の温度/時間依存特性
3. 宇宙用途CFRPについての研究紹介
  3.1 CFRP鏡の開発
  3.2 三軸織物CFRPの力学特性
4. 大気圏再突入熱防御材についての研究紹介
  4.1 CFRPアブレータ
  4.2 再利用型のアブレータ
  4.3 火星大気突入シミュレーション

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