細胞膜透過 ペプチド セミナー
                  
ペプチド医薬品のスクリーニング・安定化・製剤化技術
DDS先端技術の製剤への応用開発
 
<セミナー No810102>

★ “研究の最前線を行く” 講師陣が実例を挙げながら解説します!
★ がん細胞へのターゲティング、DDSキャリアとしての応用展開!

細胞膜透過性ペプチドの
探索、応用、生体内安定化技術


■ 講師
【第1部】  東京工業大学 生命理工学院 准教授 堤 浩 氏
【第2部】 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 准教授 大庭 誠 氏
【第3部】 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授 玉村 啓和 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年10月12日(金)10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

聴講料 1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
  〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度(アカデミック価格)があります。
 
詳しくはお問い合わせください〕

■ プログラム

【10:00〜11:30】

【第1部】 ペプチドライブラリを利用した細胞膜透過性ペプチド探索と応用

東京工業大学 生命理工学院 准教授 堤浩 氏

専門分野:ペプチド化学、ケミカルバイオロジー 

 


【講座主旨】
 ペプチドやタンパク質(抗体)、核酸などの生体分子は細胞膜を自由に透過することができないため、細胞内で機能するバイオ医薬品に細胞膜透過性を付与する技術が求められている。本セミナーでは、設計ペプチドライブラリを利用した細胞膜透過性ペプチドの探索について、ペプチドライブラリの設計とスクリーニング、ドラッグデリバリー応用について紹介する。


【講演内容】

1.ペプチドライブラリの設計と利用
 1.1 ペプチド二次構造の設計
 1.2 ペプチドマイクロアレイによるタンパク質検出

2.ペプチドライブラリを利用した細胞膜透過性ペプチド探索
 2.1 細胞膜透過性ペプチド
 2.2 両親媒性 -ヘリックスペプチドライブラリ
 2.3 細胞膜透過ペプチドのスクリーニング
 2.4 細胞膜透過能の定量的評価
 2.5 細胞選択性

3.選択的な細胞膜透過能をもつペプチドを用いたドラッグデリバリー

4.ペプチドライブラリの拡張と今後の細胞膜透過性ペプチド探索


【質疑応答】


【12:30〜14:30】

【第2部】 細胞膜透過性ペプチドの生体内安定化技術

長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 准教授 大庭誠 氏

専門分野:ペプチド、DDS、医薬化学

 


【講座主旨】
 細胞膜透過性ペプチドは、通常は細胞膜を透過できない薬剤・タンパク質・核酸を細胞内に輸送することができ、DDSキャリアとして期待されている。本セミナーでは、細胞膜透過性ペプチドの生体内での二次構造の固定化ならびに代謝に対する安定化技術を紹介する。非天然型アミノ酸、特にα,α-ジ置換アミノ酸を利用するアプローチについて、実例をあげて紹介する。

【講演内容】
1.非天然型アミノ酸を利用した細胞膜透過性ペプチド
 1.1 非天然型アミノ酸の種類
 1.2 それぞれの特性と細胞膜透過機能

2.α,α-ジ置換アミノ酸
 2.1 α,α-ジ置換アミノ酸ならびにその含有ペプチドの特性
 2.2 α,α-ジ置換アミノ酸を含有する機能性ペプチド

3.α,α-ジ置換アミノ酸を利用した細胞膜透過性ペプチド
 3.1 細胞膜透過機能
 3.2 DDSキャリアとしての応用

【質疑応答】


【14:45〜17:00】

【第3部】 環状ペプチドによる細胞膜透過および細胞内薬物送達

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授 玉村 啓和 氏

専門分野:創薬化学

 
【講座主旨】
 中分子創薬の中心的存在にあるペプチドにより、微量で薬効を有する安全性の高い医薬品の開発が進んでいる。特に環状ペプチドはコンフォメーションが固定化されているために、標的分子との強い結合や細胞膜透過性、安定性の向上が期待できる。最近、ある環状ペプチドによりがん細胞をターゲットとした細胞内薬物送達が可能であることを見出した。本講演ではこのような環状ペプチド誘導体の創製と応用について議論したい。

【講演内容】

1.ペプチド性医薬品の現状
  ・ペプチドリード
  ・ペプチド性医薬品のドラッグデリバリーシステム

2.中分子創薬
  ・ペプチドを基盤とした中分子
  ・環状ペプチド

3.ペプチドミメティック
  ・ペプチドミメティックの概念

4.環状ペプチド誘導体を活用した応用例
  ・ステープルペプチドを用いた細胞膜透過
  ・ポリカチオンペプチドを用いた細胞膜透過
  ・GPCR拮抗剤を用いた標的細胞へのターゲッティング
  ・GPCR dimerの分子プローブと二価型GPCR拮抗剤
  ・環状ペプチドによるがん細胞へのターゲッティングと細胞内薬物送達
  ・抗がん剤、抗HIV剤への応用

【質疑応答】


◎演者略歴◎

●堤浩 氏
2004年3月 東京工業大学大学院生命理工学研究科生物プロセス専攻博士課程 修了
2004年4月-2005年9月 九州大学先導物質化学研究所 さきがけ博士研究員
2005年10月-2007年3月 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 特任助手
2007年4月-2009年4月 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 助教
2009年5月-2011年3月 京都大学大学院工学研究科合成・生物化学専攻 特定研究員
2011年4月-2016年5月 東京工業大学大学院生命理工学研究科 助教
2016年5月-     東京工業大学生命理工学院 准教授



●大庭 誠 氏
平成16年3月 九州大学大学院薬学府博士後期課程 修了
平成16年4月 東京大学大学院工学系研究科 博士研究員
平成16年10月 東京大学医学部附属病院ティッシュエンジニアリング部 特任助教
平成22年7月 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授

平成14年4月〜平成16年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
平成20年7月〜8月 ドイツ・ミュンヘン大学 客員研究員
平成28年5月〜12月 フランス・ボルドー大学 客員研究員




●玉村 啓和 氏
1988年3月 京都大学薬学部卒業
1988年4月 京都大学大学院薬学研究科修士課程入学
1989年5月 京都大学薬学部助手
1997年9月 京都大学大学院薬学研究科講師
1999年1月 米国国立癌研究所(National Cancer Institute/NIH)博士研究員
2005年3月 京都大学大学院薬学研究科助教授
2005年4月 東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授


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