偏光 複屈折 セミナー

        
光学樹脂の屈折率、複屈折制御技術
有機ELに関する発光効率向上,部材開発,新しい用途展開
 
<セミナー No.810213>

★レンズ、フィルム、ガラス、配向膜を中心とした光学材料の必須基礎!
               難しい理論をすっきり解説、実務への活用事例まで!

偏光複屈折の基本原理と
計測・解析・活用事例

■ 講師
1. 名古屋工業大学 大学院工学研究科 生命・応用化学専攻 助教 博士(理学) 信川 省吾 氏
2.

山梨大学 工学部 情報メカトロニクス工学科 准教授 博士(工学) 金 蓮花 氏

3.

(地独)東京都立産業技術研究センター 開発第一部 光音技術グループ 主任研究員 博士(工学) 海老澤 瑞枝 氏

■ 開催要領
日 時

平成30年10月23日(火) 10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。 詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:00〜13:30(昼食休憩含む)】

1.高分子材料における偏光・複屈折の基礎と測定結果の解析事例 

名古屋工業大学 大学院工学研究科 生命・応用化学専攻 助教 博士(理学) 信川 省吾 氏

 

【習得できる知識】
 ・偏光,屈折率,複屈折の基礎
 ・光学位相差(複屈折)の発現機構と計測方法
 ・高分子材料における複屈折の種類
 ・材料の分子設計(側鎖導入,添加剤,構造制御,成形方法)と複屈折の関係

【講座趣旨】
  近年、液晶ディスプレイなどの光学材料には柔軟で丈夫な高分子材料の利用が進められており、その光学特性の高性能化や精密化が課題となっている。本セミナーでは、高分子材料の偏光や複屈折に関する基礎について解説するとともに,いくつかの事例を挙げながら測定結果の解析およびデータの解釈の仕方を説明する。


1.複屈折と偏光
 1-1 屈折率について
  1) スネルの法則
  2) 屈折率の理論
  3) 屈折率の温度依存性
  4) 屈折率の予測(結合分極率,分子構造,理論計算)
 1-2 偏光と複屈折
 1-3 偏光とは
 1-4 複屈折,位相差
 1-5 偏光と位相差の違い
  1) 直線偏光と円偏光 
  2) 偏光板と波長板の分類
 1-6 複屈折の測定法
  1) 平行ニコル法
  2) セナルモン法
  3) 分光法(位相差と干渉色)
  4) アッベ屈折率計
  5) 偏光顕微鏡
 1-7 複屈折と視野角
  1) 面内複屈折と面外複屈折
  2) 視野角と面外複屈折の関係
 1-8 複屈折予測

2.高分子材料の複屈折とその制御
 2-1 高分子の複屈折
  1) 複屈折の分類
 2-2 応力光学則
 2-3 分子配向と複屈折
  1) 固有複屈折と配向度
  2) 成形方法と配向複屈折
 2-4 ガラス状態で発現する複屈折
  1) 光弾性複屈折の発現機構
  2) 配向複屈折との関連
 2-5 ナノ構造と形態複屈折

3.複屈折の制御事例
 3-1 成形条件による制御事例
  1) 分子配向による複屈折制御
  2) 3次元複屈折制御
 3-2 共重合体,高分子ブレンドの複屈折
  1) ゼロ―ゼロ複屈折材料の作成
  2) 波長依存性の制御
 3-3 化学修飾法による複屈折制御
  1) 化学修飾セルロースの複屈折
  2) 波長依存性の制御
 3-4 分子配向相関を利用した複屈折制御
  1) 添加剤による複屈折制御
  2) ゼロ複屈折材料
  3) 逆波長分散型位相差フィルム
 3-5 ナノ構造による複屈折制御
  1) ナノ結晶,ポーラス構造,ブロック共重合体
 3-6 ガラス複屈折の抑制
  1) ブレンド,共重合,低分子添加剤,物理エージング,延伸フィルム


【質疑応答】


【13:45〜15:15】

2.偏光解析手法とその活用事例 ―ポリメトリーとエリプソメトリーの基礎及び評価例―

山梨大学 工学部 情報メカトロニクス工学科 准教授 博士(工学) 金 蓮花 氏

 

【習得できる知識】
 ・被測定試料のプローブ光への作用を示す物理量(ミューラー行列)
 ・被測定試料の光物性を測定する手法(透過法と反射法)      
 ・ポラリメータとエリプソメータの基礎              
 ・ポラリメトリーとエリプソメトリーの活用分野 

【講座趣旨】
 ポラリメトリーは試料の透過光からその試料の偏光特性を(例:リタデーションなど)、エリプソメトリーは試料の反射光からその試料の薄膜の厚さや複素屈折率を得る手法です。非破壊測定であるため,様々な光学材料やデバイスの作製分野で応用されています。計測システムの構造が比較的に簡便であることから、これらの分野の研究者らはポラリメータとエリプソメータを自作する方も多いです。本講座では、ポラリメータとエリプソメータの基礎およびその開発における諸注意点について説明します。また、ポラリメトリーとエリプソメトリーを用いた光学材料などの評価例を挙げ、これらの手法とその活用分野へのさらなる理解を図ります。

1.物質と光の相互作用
  1-1 ミューラー行列
  1-2 ストークスパラメータ

2.偏光素子
  2-1 偏光子
  2-2 位相子

3.偏光計測手法
  3-1 ポラリメトリー
  3-2 エリプソメトリー

4.偏光計測システム
  4-1 ポラリメータ
  4-2 エリプソメータ
  4-3 システムの共通点と相違点

5.偏光解析の活用事例
  4-1 電気光学結晶のEO効果測定
  4-2 多層構造の光学素子の欠陥評価
  4-3 チャンバー内試料の評価

6.点計測からイメージング計測へ
  6-1 点計測の限界
  6-2 イメージング計測の難点
  6-3 イメージング計測の展望


【質疑応答】


【15:30〜17:00】

3.偏光解析手法とエリプソメーターの活用事例

(地独)東京都立産業技術研究センター 開発第一部 光音技術グループ 主任研究員 博士(工学) 海老澤 瑞枝 氏

 

【習得できる知識】
 ・偏光計測の活用方法
 ・偏光計測における解析方法
 ・基礎的な偏光計測系の構築 など

【講座趣旨】
  偏光計測系の構築に必要となる基本的な解析方法,装置構成について解説する.また,偏光計測やエリプソメーターで得られる情報の活用について解説し,研究動向として様々な分野での応用事例を紹介する.


1.偏光解析方法の基礎
 1-1 材料の偏光特性と偏光計測の応用事例
 1-2 偏光計測の原理 
 1-3 偏光計測装置概要

2.エリプソメーターの基礎
 2-1 膜厚計測および光学定数の計測方法
 2-2 エリプソメーターの応用事例
 2-3 エリプソメーターの原理
 2-4 エリプソメーターの装置概要

3.偏光解析方法とエリプソメーターの研究動向
 3-1 偏光計測に関する研究動向
 3-2 エリプソメーターに関する研究動向


【質疑応答】


偏光 複屈折 回折