マレイン酸変性 複合化 セミナー
        
ポリプロピレンの構造制御複合化、成形加工技術
樹脂/繊維複合材料の界面制御、成形加工と評価
 

<セミナー No 810219>


★ 強化繊維, セルロースナノファイバーと樹脂をどのようになじませる?


樹脂/繊維,フィラーの複合化に向けた無水マレイン酸変性技術


■ 講 師


【第1部】

 
岐阜大学 応用生物科学部 応用生命科学課程 准教授 博士(農学) 寺本 好邦 氏


【第2部】

山形大学 大学院有機材料システム研究科 助教 博士(工学) 高山 哲生 氏


【第3部】


(株)UBE科学分析センター 有機材料分析研究室 室長 博士 (工学) 宮内 康次 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年10月30日(火) 10:00〜1700

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:00〜12:00】

第1部 フィラー充填プラスチックにおけるマレイン酸変性樹脂の役割解明のための実験的アプローチ

●講師 岐阜大学 応用生物科学部 応用生命科学課程 准教授 博士(農学) 寺本 好邦 氏

 

【講演趣旨】
フィラー充填プラスチックの相容化剤として用いられる酸変性樹脂は,効いて当たり前と捉える向きも多い。しかし,確かな実験事実を得るには困難が伴う。本セミナーでは,相容化剤の働きを定量的に解明しようとしている最近の研究例をご紹介する。

1.酸変性樹脂の役割と研究法
 1.1 酸変性樹脂の役割はわかりきったことなのか?
 1.2 酸変性樹脂のはたらき,どう効いているか?
 1.3 セルロース系フィラーと酸変性樹脂は共有結合しているのか?
 1.4 そもそも酸変性樹脂の挙動は簡単に分析できるのか?
 1.5 一般的な研究例と最近の意欲的な取り組み

2.フィラー表面への酸変性樹脂の濡れ性評価
 2.1 示差走査熱量計による簡便法:昇降温測定
 2.2 モルホロジー観察(走査型電子顕微鏡,蛍光顕微鏡)
 2.3 フィラー共存下での酸変性樹脂の結晶化挙動の解析

3.フィラーと酸変性樹脂の相互作用の実態の解明
 3.1 相互作用部位の濃縮(酵素分解,溶媒抽出)
 3.2 分光測定(FT-IR・NMR)

【質疑応答】


【12:50〜14:50】

第2部 無水マレイン酸系添加剤を用いた相容化技術

●講師 山形大学 大学院有機材料システム研究科 助教 博士(工学) 高山 哲生 氏

 

【習得できる知識】
短繊維強化プラスチックにおける無水マレイン酸系添加剤の役割       
無水マレイン酸でポリマーブレンドの相容化を有効に進める手法

【講演趣旨】
無水マレイン酸による反応は高分子複合材料やポリマーブレンドでよく利用されている。本講座では無水マレイン酸が重合されたポリマー添加剤が短繊維強化プラスチックやポリマーブレンドの力学特性に及ぼす影響について,理論と実験結果を併せながら解説する。

1.短繊維強化プラスチックの力学特性に関する理論
 1.1 短繊維強化プラスチックの降伏条件
 1.2 界面はく離
 1.3 繊維の引抜け
 1.4 繊維の破断

2. 短繊維強化プラスチックにおける無水マレイン酸系添加剤の役割
 2.1 ウエルド強さ
 2.2 短繊維強化ポリプロピレンのウエルド強さに及ぼす無水マレイン酸変性ポリプロピレン添加効果
 2.3 引張強さと繊維配向の関係
 2.4 短繊維強化PPの引張強さに及ぼす無水マレイン酸変性PP添加効果
 2.5 短繊維強化PPの引張強さに及ぼす無水マレイン酸変性PS添加効果

3.ポリマーブレンドの力学特性に関する理論
 3.1 成形加工時に生じる残留ひずみ
 3.2 射出成形温度と降伏応力の関係
 3.3 射出成形温度と破壊靭性の関係

4. 無水マレイン酸でポリマーブレンドの相容化を有効に進める手法
 4.1 PCの加水分解を利用したPC/ABSポリマーブレンドの相容化

【質疑応答】


【15:00〜17:00】

第3部 ポリオレフィン系複合材料における無水マレイン酸の分析

●講師 (株)UBE科学分析センター 有機材料分析研究室 室長 博士 (工学) 宮内 康次 氏

 
【習得できる知識】
ポリマーの溶液NMR分析に関するテクニック、NMRパルステクニック、ポリオレフィンにグラフトした無水マレイン酸のNMRスペクトル解析法

【講演趣旨】
複合化のキーマテリアルである無水マレイン酸変性(グラフト)ポリオレフィン (MA-g-PO)について、グラフトした無水マレイン酸(MA)をNMRによっていかに解析するかを紹介する。

1.複合化のキーマテリアル:MA-g-PO
 1.1 MA-g-POとは
 1.2 グラフトMA構造解析の従来法と新規解析法

2.高感度二次元相関NMR法による末端グラフトMAの直接解析
 2.1 各種二次元相関NMR法によるグラフトMAの構造解析
 2.2 グラフトMAの定量的解析

3.NMRパルステクニックを駆使したオリゴマーグラフトMAの構造解析
 3.1 NMRパルステクニック
 3.2 オリゴマーグラフトMAのNMRスペクトル
 3.3 MA-g-PO4種のMAグラフト構造

4.化学反応とNMR法を組合わせた超微量グラフトMAの高感度分析
 4.1 グラフトMAの超臨界メタノールによるメチル化反応
 4.2 メチル化グラフトMAの1HNMR分析
 4.3 グラフトMAの定量限界

5.表面修飾無機フィラーにおけるMAの分析
 5.1 表面修飾無機フィラー
 5.2 超臨界メタノール処理−1HNMR分析

【質疑応答】

 

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