高分子耐衝撃 セミナー
        
防汚・防水・防曇性向上のための 材料とコーティング,評価・応用
リチウムイオン電池における 高容量化・高電圧化技術と安全対策
 

<セミナー No 811204>


★ 自動車用の樹脂などに,どのように力が伝わって,どの時点で破壊に至るのか?

★ CFRPやCFRTPにおける「繊維の長さ」やフィラーの「形状や配向」,独立発泡VS連続発泡などと耐衝撃性との関係は?

★ 高速正面衝突,落下衝撃,圧壊・・・など耐衝撃性試験の設備,手法,その再現性向上


高分子における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析


■ 講 師


【第1部】

 
(株)プレジール 副社長 工学博士 野村 学 氏 (京都工芸繊維大学 特任教授)


【第2部】


北海道大学 大学院工学研究院 非常勤講師 今井 昭夫 氏


【第3部】


アルケマ(株) 取締役副社長 工学博士 宮保 淳 氏


【第4部】


(株)SMS 代表取締役 工学博士 新保 實 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年11月30日(金) 10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

    ※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ プログラム

【10:00〜11:30】

第1部 フィラーを活用したプラスチックの 耐衝撃性向上技術

●講師 (株)プレジール 副社長 工学博士 野村 学 氏 (京都工芸繊維大学 特任教授)

 

【講座の趣旨】

  プラスチック材料を工業材料として使用する場合,耐衝撃性は非常に重要な特性となる。ポリマーの耐衝撃性を向上させる技術としては,(1)エラストマーの活用技術,(2)ポリマーアロイ・ブレンド技術,(3)フィラーの活用技術が考えられる。 中でもフィラーを活用する方法は,衝撃強度と弾性率(剛性)の相反する特性を同時に向上できるなどの優れた利点を有している。そのためフィラー強化複合樹脂は,現在ではフィラー形状制御や複合材料の構造制御等により高性能化が図られ,重要な工業材料として幅広く使用されている。今回は,こうした複合材料の高性能化,特に耐衝撃性向上技術に関して概説する。


【セミナープログラム】

1.フィラー形状制御(微粒子化)およびモルフォロジー制御による複合材料の高衝撃化

2,繊維状フィラーの形状制御(長繊維化)と界面制御による複合材料の高衝撃化

3.複合材料成形体の構造制御による高衝撃化

4.成形加工プロセスを活用した成形体の高衝撃化

【質疑応答】


【11:40〜13:10】

第2部 ポリマーアロイ,ポリマーブレンドによる 耐衝撃性向上

●講師 北海道大学 大学院工学研究院 非常勤講師 今井 昭夫 氏

 

【講座の趣旨】

構造材料としての高分子材料には耐衝撃性・耐熱性・柔軟性・寸法安定性,耐候性,軽量性,易加工性など様々な性能が要求されるが,これらは相互に二律背反的である場合が多いが,これを解決するために,すでに20世紀において非相溶系のポリマーアロイ技術が確立されている。 しかし,最近の市場からの要請はより高水準の性能・機能の要求になっている。幸いなことに2010年代以降,ナノ/ミクロの両サイズレベルでモルフォロジーを同時に階層的に制御する「第四世代ポリマーアロイ」技術が顕著に進展している。 本講では,耐衝撃性の改良・向上の視点から第四世代アロイ技術の特徴を捉え,解説する。


【セミナープログラム】

1.高分子材料への要求特性と分子構造
  1.1 耐衝撃性
    1.1.1 衝撃・破壊の機構
    1.1.2 衝撃強度試験法の理解
    1.1.3 耐衝撃強度と高分子の分子構造
    1.1.4 ポリマーブレンド系の耐衝撃強度
  1.2 耐衝撃性と耐熱性
  1.3 耐衝撃性と柔軟性
  1.4 耐衝撃性と加工成形性

2.二律背反的な諸物性の同時改良技術
  2.1 第一世代ポリマーアロイ技術
  2.2 第三世代ポリマーアロイ技術
  2.3 衝撃吸収機構とポリマーモルフォロジー

3 .第四世代ポリマーアロイ技術と耐衝撃性
  3.1 ナノサイズモルフォロジーの形成
  3.2 ナノサイズ分散ポリマーブレンド系の物性
  3.3 第四世代ポリマーアロイ技術を支える要素技術
  3.4 第四世代ポリマーアロイの工業化の実例
  3.5 第四世代ポリマーアロイ技術の今後の進展の可能性

【質疑応答】


【13:50〜15:20】

第3部 特殊な分子構造を施すことによる樹脂の耐衝撃性技術と用途展開
     ーポリアミドとアクリルにおける事例紹介ー

●講師 アルケマ(株) 取締役副社長 工学博士 宮保 淳 氏

 

【セミナープログラム】

1.ヒマシ油由来ポリアミド11の特長と高耐衝撃性を活かした用途展開
  
1.1 ポリアミドの種類
  
1.2 ポリアミド11をはじめとする長鎖脂肪族ポリアミドの特長と用途
  
1.3 ポリアミド11とポリアミド12の各種機械的、熱的特性の違い
  
1.4 ポリアミド11をはじめとする長鎖脂肪族ポリアミドの自動車用途への展開

2.ナノ構造化よるアクリルの耐衝撃性向上
  
2.1 PMMAの特長と欠点
  
2.2 リビングラジカル重合を用いたブロックコポリマー化技術
  
2.3 ナノ構造を持つPMMA (ShieldUpR) の特長と耐衝撃化技術
  
2.4 ShirldUpR の用途展開

【質疑応答】


【15:30〜17:00】

第4部 発泡成形による樹脂の 軽量化と強度向上方法

●講師 (株)SMS 代表取締役 工学博士 新保 實 氏

 

【講座の趣旨】

プラスチック発泡体は材料低減,軽量化,断熱性向上等といった多くの有益な特性を有していが,気泡の含有による応力集中現象で強度が低下することが大きな欠点となっている。
ここでは,発泡の原理に基づいた発泡プロセス,並びに発泡体の強度に寄与する因子とこの因子に基づいた具体的な強度向上の手法について説明する。


【セミナープログラム】

1.発泡原理に基づいた発泡プロセス
  1.1 発泡原理の定性的説明及び発泡成形法
  1.2 バッチ式発泡成形プロセス
  1.3 連続発泡成形システム

2.発泡体の強度に及ぼす因子及び強度向上手法
  2.1 微小気泡による強度向上
  2.2 分子配向による強度向上
  2.3 スキン層による強度向上
  2.4 GCP(ガスカウンタ−プレッシャ−)を用いたスキン層形成方法
  2.5 微小繊維による強度向上
  2.6 圧延加工による強度向上

【質疑応答】

 
 

樹脂 耐衝撃 強度 セミナー