タイヤ 低燃費 セミナー

        
遮音吸音材料の開発、評価と騒音低減技術
自動車・航空機用樹脂の最新技術
 
<セミナー No.811214>

★ 材料特性、配合がタイヤの性能にどう影響するのか?
    ゴムの摩擦・摩耗メカニズムからタイヤへの要求特性まで!トップメーカーが解説します!

低燃費タイヤの材料開発技術

〜転がり抵抗とウエットグリップ性能の両立、耐久性向上〜

■ 講師
1. JSR(株) 機能高分子研究所 高分子材料開発室 博士(工学) 主任研究員 曽根 卓男 氏
2.

(株)大阪ソーダ 機能材事業部 技術開発部 工学博士 城 幸弘 氏

3. 豊橋技術科学大学 機械工学系 助教 博士(工学) 松原 真己 氏
4. 横浜ゴム(株) タイヤ材料開発本部 研究室 室長 網野 直也 氏
5.

(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 3ブロック タイヤアクスル設計 主任研究員 納富 信也 氏

■ 開催要領
日 時

平成30年11月28日(水) 10:00〜17:50

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。 詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:00-11:20】

1.低燃費タイヤ用ブタジエン系エラストマーの技術開発 

JSR(株) 機能高分子研究所 高分子材料開発室 博士(工学) 主任研究員 曽根 卓男 氏

 
【習得できる知識】
 ・
タイヤに使用される合成ゴムの基礎
 ・低燃費タイヤに使用される溶液重合SBRのポリマー設計の考え方と重合末端機能化の効果と検証手段
 ・高シスBRの末端機能化の方法、新しいブタジエン系ポリマーに関する最近の研究成果 


【講座趣旨】
 低燃費タイヤに使用される溶液重合SBRの重合方法と末端機能化技術について、また、高シスBRへの応用や末端機能化技術に代わる新しいエラストマーの開発動向を紹介する。


1.低燃費タイヤ用エラストマーについて
 1-1 エラストマーの基礎
 1-2 低燃費タイヤ開発の背景
 1-3 低燃費タイヤ用エラストマーの考え方
2.溶液重合スチレンブタジエンゴム
 2-1 溶液重合SBRとは
 2-2 溶液重合SBRの設計
 2-3 末端機能化の効果
 2-4 末端機能化SBRのシリカ分散状態
3.高シスBRへの応用
 3-1 高シスBRとは
 3-2 Nd触媒を用いた末端機能化BR
4.高強度ポリマー
 4-1 自動車の軽量化
 4-2 伸長結晶性を有するエラストマー
 4-3 新しいプロピレン/ブタジエン交互共重合体

【質疑応答】


【11:30-12:50】

2.ゴム用シランカップリング剤の特徴とゴム配合特性

(株)大阪ソーダ 機能材事業部 技術開発部 工学博士 城 幸弘 氏

 

【習得できる知識】
 ・シランカップリング剤の一般的な特性
 ・ゴム用シランカップリング剤の特徴と使用方法
 ・表面処理シリカの特徴とその使用方法 


【講座趣旨】
 一般的なシランカップリング剤の特性を紹介した後、タイヤを中心とした様々な分野で使用されているゴム用シランカップリング剤「カブラス」を題材に実際の使用方法をを紹介する。 


1.一般的なシランカップリング剤の特徴
 1-1 シランカップリング剤とは
 1-2 シランカップリング剤の用途

2.シランカップリング剤「カブラス」の紹介
 2-1 カブラスとは
 2-2 低燃費タイヤに要求される特性
 2-3 カブラスの製造方法
 2-4 カブラスの特性
 2-5 カブラスのゴム効果
 2-6 カブラスの混練温度の影響
 2-7 カブラスとマスキング剤との併用
 2-8 カブラスの各種ゴムへの応用

3.表面処理シリカ「NSW-134」の紹介
 3-1 NSW-134とは
 3-2 NSW-134使用時のゴム物性

4.関連商品の紹介
 4-1 SW-504とは
 4-2 SW-504使用時のゴム物性

【質疑応答】


【13:30-14:50】

3.タイヤの3次元弾性リングモデルの構築と振動解析

豊橋技術科学大学 機械工学系 助教 博士(工学) 松原 真己 氏

 

【習得できる知識】
 ・タイヤの構造と製造方法
 ・タイヤの基本的な力学特性
 ・3次元弾性リングモデルの基本理論とそのパラメータ同定方法


【講座趣旨】
 環境負荷低減を目的としてタイヤの低転がり抵抗化が進められています.一方,振動騒音問題に着目すると,タイヤの低振動・低騒音化への要求は厳しさを増しています.本講ではタイヤの基本的な力学特性を説明し,簡易的なタイヤモデル構築方法についてご紹介します。


1.自動車の振動騒音技術を取り巻く環境
 1-1 自動車産業と日本
 1-2 法規と振動騒音技術の変遷
 1-3 タイヤの振動騒音

2.タイヤの基本的な力学特性
 2-1 コーナリング特性
 2-2 タイヤの転がり抵抗
 2-3 タイヤの基本剛性およびばね特性

3.タイヤの基本的な力学特性
 3-1 タイヤの転がり抵抗
 3-2 コーナリング特性
 3-3 タイヤの基本剛性およびばね特性

4.タイヤの基本構造と製造方法
 4-1 タイヤの基本構造
 4-2 タイヤの製造方法

5.タイヤの簡易3次元弾性リングモデル
 5-1 モデル概要
 5-2 座標系とひずみ-変位式
 5-3 不伸長変形仮定と特解の導出
 5-4 モード形状
 5-5 固有振動数
 5-6 パラメータ同定
 5-7 各種力学解析

【質疑応答】


【15:00-16:20】

4.タイヤの要求性能とシリカ配合ゴムの摩擦特性

横浜ゴム(株) タイヤ材料開発本部 研究室 室長 網野 直也 氏

 
【習得できる知識】
 ・タイヤの転がり抵抗を低減するための考え方
 ・タイヤの摩擦機構の基礎と摩擦特性予測の考え方
 ・シリカ配合ゴムとカーボンブラック配合ゴムの摩擦機構の違いとそのメカニズム


【講座趣旨】
 CO2排出量低減のためにタイヤの低燃費化が求められている。タイヤの転がり抵抗を低減しつつ摩擦特性も改善するための考え方と、そのために使用されるシリカ配合の特性について解説する。


1.タイヤの要求特性
 1-1 タイヤの基本機能
 1-2 タイヤに要求される特性
 1-3 タイヤの安全性能と環境性能
  1) タイヤのCO2排出量と転がり抵抗
  2) タイヤの制動性能
 1-4 タイヤの変形と接地

2.摩擦中のゴムの接触状態解析
 2-1 真実接触面積と摩擦力
 2-2 放射光を用いた接触状態解析
 2-3 ゴムと剛体球との摩擦の接触状態観察
 2-4 摩擦中のゴムの変形解析

3.ゴムの摩擦機構
 3-1 古典的な摩擦の法則
 3-2 Bowden-Taborの凝着理論
 3-3 ゴムの摩擦係数のすべり速度依存性
 3-4 摩擦のヒステリシスの項
 3-5 ヒステリシス項の計算例
 3-6 摩擦中の接触状態とゴムの摩擦機構

4.シリカ配合ゴムの摩擦特性
 4-1 摩擦の凝着の項とヒステリシスの項の分離の検討(モデル路面を用いた摩擦試験)
 4-2 シリカ配合ゴムとカーボンブラック配合ゴムの内部構造の比較
 4-3 シリカ配合ゴムとカーボンブラック配合ゴムの摩擦中の接触挙動の比較

【質疑応答】


【16:30-17:50】

5.材料の温度特性を反映したタイヤ摩擦・摩耗予測技術

(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 3ブロック タイヤアクスル設計 主任研究員 納富 信也 氏

 

【習得できる知識】
 材料物性を考慮したタイヤ摩耗寿命予測技術とその相関式から考察されるタイヤの技術現状と進化動向 

【講座趣旨】
  タイヤの低転がり化が進む中、背反性能となるタイヤ摩耗への影響について最近のタイヤ動向と合わせて紹介を行い、さらなるタイヤの進化に向けた期待や課題を整理する

1.タイヤの摩耗
 1-1 最近のタイヤ摩耗研究動向 (実走評価、台上摩耗評価、台上特性からの予測)

2.タイヤトレッドゴムの物性を考慮した摩耗予測
 2-1 Ratner式を拡張した摩耗予測式の紹介
 2-2 予測式精度向上の中で得られた摩耗の知見

3.摩耗予測式により分析するタイヤ技術動向
 3-1 低転がり化の摩耗への影響
 3-2 車外騒音低減と摩耗
 3-3 電動化、自動運転化と摩耗寿命への期待値

4.タイヤに期待される技術進化  

【質疑応答】


タイヤ ゴム SBR