高齢者 ユーザビリティ  評価
        
『特許の棚卸しと権利化戦略』
『研究開発体制の再編とイノベーションを生む研究所の作り方』
 
<セミナー No.812501>

★高齢被験者の選定、評価項目の設定、計測条件、機器選定のノウハウ!


高齢者の使いやすさの評価と

商品開発への応用



■ 講師
1.

東海大学 情報通信学部 経営システム工学科 准教授 西口 宏美 氏

2. 花王(株) 栃木研究所 主席研究員、
筑波大学大学院グローバル教育院ヒューマンバイオロジー 教授 矢田 幸博 氏
3. ユニ・チャーム(株) CSR本部 参与 宮澤 清 氏
4. 長岡技術科学大学 工学部 経営情報系 教授 北島 宗雄 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年12月4日(火)10:00〜17:15

会 場 [東京・五反田]技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

<10:00〜11:30>

【第1部】 高齢者の行為・動作の“しやすさ”の 定性的・定量的評価法

東海大学 情報通信学部 経営システム工学科 准教授 西口 宏美 氏

【講演趣旨】
高齢者が使いやすい機器や生活環境を提供するためには、加齢変化する人間機能を把握し、それに応じた設計が欠かせない。日常生活行為(ADL)は、様々な動作の組み合わせで行われる。本講演において人間の動作、さらには行為を 使いやすさ の点から評価する方法について紹介する。

【講演項目】
1.人間機能と加齢変化
2.日常生活行為(ADL)とは
3.ADLの評価方法
4.行為を構成する動作とその評価方法(サーブリッグ分析)
5.動作の改善の手順
6.動作の難しさの評価(フィッツの困難度指標)
7.動作とそれにかかる時間(PTS法)

【質疑応答】



<12:15〜13:45>

【第2部】中高年世代の認知・身体機能評価法と商品開発への応用

花王(株) 栃木研究所 主席研究員、
筑波大学大学院グローバル教育院ヒューマンバイオロジー 教授 矢田 幸博 氏

【講演趣旨】
超高齢社会を向かえ、今後さらなる人道的でより効率的な介護支援や対策が求められている。しかしながら、健康寿命は、この20年あまり伸びておらず、医療費の拡大、介護者の慢性的な不足などには、抜本的な対策が取れていないのが現状である。したがって、これまでと違った取り組みや施策実施が必要である。そこで、本講では、高齢者の心理生理的な特性を理解するとともにヘルスケア品や機能性食品の有効性評価に活用できる心理生理測定技術を実例を挙げながらご紹介したい。

【講演項目】
1.はじめに 〜高齢者の心理、生理機能の理解〜
  1.1 高齢者の心理および生理機能と性差(概論)
  1.2 加齢変化(体性感覚、身体機能、代謝機能、認知機能など)

2.高齢者関連商品の有効性評価の現状と課題:特に高齢被験者選定の仕方、計測条件、機器の選定の仕方
  2.1 評価試験における被験者の選定の現状と課題
  2.2 評価試験における評価技術(心理学的、生理学的評価)の現状と課題

3.評価試験の現状課題の把握(1)
  3.1 高齢者の生活環境と愁訴の把握(サルコぺニア、ロコモティブ、フレイル、認知症 等)
  3.2 高齢者の心理特性と愁訴の把握(認知特性、疲労・ストレス意識、クラスター別 等)
  3.3 高齢者の生理特性と愁訴の把握(自律神経機能、体性機能、運動機能、脳実行機能 等)

4.評価試験の課題解決法(2)
  4.1 生理学的計測法の理解(自律神経、免疫、大脳、内分泌、身体機能、体組成、動作・・・)
  4.2 心理的な計測法の理解(性格特性解析、疲労感解析、ストレス意識解析、気分・・・)
  4.3 総合的な計測法の理解(睡眠解析、歩行解析、動作解析、生活行動解析、認知機能解析)

5.総括 〜信頼性が高く、効率的な評価、試験実施に向けて〜
  5.1 講演のまとめと今後への指針
  5.2 質疑応答および名刺交換

【質疑応答】



<14:00〜15:30>

【第3部】高齢者の使いやすさ(気持と肌)の評価方法と商品開発への応用

ユニ・チャーム(株) CSR本部 参与 宮澤 清 氏

【講演趣旨】
世界の高齢者比率(65歳以上)は今後益々増加する傾向にあり、特に日本においては急増すると予測されている。高齢者比率の増加とともに加齢にともなう成人尿失禁患者も増加し、尿吸収用品の選択と使用方法に対する評価ニーズは高まると考えられる。特に高齢者の身体状況(ADL:Activities of Daily Living)に見合った尿吸収用品の評価と選択は重要である。尿吸収用品の評価と選択を考える上で、比較的ADLの低い高齢者の場合は、身体活動量の減少に対する健康寿命延伸を促進する自立歩行をサポートすることであり、ADLの高い高齢者の場合には、特に寝たきり高齢者の場合は、寝たきりにおける精神的改善とともに屎(し)尿による肌トラブルに対するケアが必要となってくる。今回高齢者のADLに対応した使いやすさの評価と紙おむつへの応用事例について紹介する。

【講演内容】
1.はじめに
2.活動的な人に向けたはき心地のよい紙おむつ
  2.1 はき心地に関する高齢者の主観評価
  2.2 はき心地と紙おむつ材料のKES評価
  2.3 3次元DLT法による形態変化
  2.4 はき心地のよい紙おむつとは
3.寝たきり高齢者の気持ちの定量化
  3.1 高齢者における自律神経活動の評価
  3.2 日常で観測される自律神経活動
  3.3 日常ケア別の自律神経活動の変化
  3.4 自律神経活動評価の限界
4.紙おむつによる肌トラブル要因
  4.1 おむつ内排泄の有無による実態評価
     1)肌状態の判定   
     2)総菌数の変化
     3)肌臭気の比較(官能評価と機器評価)
     4)肌PHの変化
  4.2 おむつ内排泄による肌変化の推定
  4.3 洗浄液による肌改善効果

【質疑応答】



<15:45〜17:15>


【第4部】高齢者の認知行動モデルに基づいたユーザビリティ評価手法

長岡技術科学大学 工学部 経営情報系 教授 北島 宗雄 氏

【講演内容】
本講演では、駅における乗り換えタスクにおける案内表示のユーザビリティ評 価方法を取り上げる。案内表示を利用した移動行動には、注意機能、作業記憶機能、プ ランニング機能が関係する。高齢化に伴って生じるこれらの機能の衰えを考慮して、JR駅 (秋葉原駅、大宮駅など)において案内表示のユーザビリティ評価を行った結果、案内表 示では誘導の難しい高齢者がいることがわかった。

【講演内容】
1.ナビゲーション行動の認知モデル
2.ユーザの行動調査法:認知的クロノエスノグラフィ
3.認知的加齢特性検査
4.駅での行動調査
5.案内表示のユーザビリティ調査結果
6.調査結果を踏まえたナビゲーション支援方法の提示


【質疑応答】

高齢者 使いやすさ セミナー