【 技術動向・開発のポイント 】
第1節 再生医療ビジネスの事業性評価
1.再生医療の現状
1.1 再生医療とは何か?
1.2 細胞を用いた再生医療商品の現状
1.3 細胞を用いた新しい再生医療開発の現状
1.3.1 成体幹細胞を用いた再生医療開発の現状
1.3.2 ES細胞を用いた再生医療開発の現状
2.再生医療を評価するための手法
2.1 治療コンセプトの評価基準
2.1.1 システム論からの分析
2.1.2 再生進化学からの分析
2.1.3 先制的再生医療
2.2 治療用細胞の標準化
2.2.1 臨床試験の特性
2.2.2 細胞の同等性
2.3 細胞治療による再生医療の臨床試験標準化に向けて
第2節 再生医療の開発と産業化の動向
1.再生医療の分類
2.細胞懸濁液移植
3.組織工学製品
4.生分解性合成高分子製足場の利用
5.脱細胞化組織を用いた組織工学とその臨床応用
6.生分解性合成高分子製足場を用いて作製した培養人工気管
7.バイオリアクターを用いて作製した培養人工血管
8.ロボット技術を利用した全自動細胞培養・細胞シート積層化システム(T-Factory)
第3節 再生医療産業における特許戦略
1 再生医療の技術概要及び幹細胞に関するクレームの紹介
1.1 新規な幹細胞と取得技術
1.2 分離・精製技術
1.3 培養・増殖技術
1.4 保存技術
1.5 分化制御技術
1.6 細胞解析技術
1.7 細胞改変技術
1.8 再生医療・細胞治療
2 再生医療に関する特許調査
2.1 先行技術調査概要
3 再生医療関連出願の特許適格性について
3.1 産業上利用することができない発明について
3.2 公序良俗違反について
3.3 細胞自体の発明について
第4節 再生医療製品開発における補助金・助成金・サポートの活用
1. 研究開発に関する補助・助成
1.1 資金調達
1.1.1 補助と助成
1.1.2 民間からの調達
1.2 ステージ
1.3 環境を整える視点
1.4 情報収集
1.5 支援機関の活用
1.6 提案書のコツ
2. 相談制度
2.1 確認申請から薬事戦略相談へ
2.1.1 薬事戦略相談を活用するための留意点
2.2 対面助言
2.3 医薬品医療機器総合機構による各種助言を利用するための留意点
2.4 各地の支援機関、アドバイザー
2.5 分野を開拓する視点
3. 情報収集
3.1 政策に関する情報
3.2 厚生労働省所管の関係法令・通知など
第5節 再生医療製品開発における品質および安全性の確保
1 再生医療開発における医薬品・医療機器開発との相違
2 原材料
3 製造工程の設計
4 製造設備
5 最終製品の品質管理
6 保存と搬送
【 臨床医の視点、今後の医療現場の展望 】
第6節 骨再生医療の現況と将来展望 -生体材料からみた骨再生
1.背景
2.幹細胞について
3.骨再生に用いる生体材料の問題点と材料の表面改質技術
4.生体材料上での生物学的コーティング(培養骨)の活性
5.臨床応用での実際の手順
6.骨再生における他の方法ならびに現況について
7.将来展望
8.間葉系幹細胞の問題点とそれに対する我々のアプローチ
第7節 関節軟骨の再生医療の動向と使われなくなるであろう薬剤・機器・治療法
1.従来の関節軟骨の修復法
1.1 骨髄刺激法
1.2 自家骨軟骨柱移植法
2.自家培養軟骨細胞移植術
2.1 自家培養軟骨細胞移植術の概要
2.2 ACIの現状と課題
2.3 次世代ACI
3.軟骨再生医療の今後の展望
3.1 細胞源
3.2 分化誘導因子
3.3 足場素材
4.使われなくなるであろう治療法
第8節 皮膚の幹細胞研究の進展と再生医療実用化に向けた将来展望
1.皮膚科領域における再生医療の可能性
2.皮膚の幹細胞研究の現状について
2.1 表皮の幹細胞研究の進展
2.2 真皮の幹細胞研究の進展
2.3 皮下組織の幹細胞の進展
3.皮膚の再生医療および再生美容について
3.1 皮膚の再生医療製品の開発動向と今後
3.2 皮膚の再生美容の現状と今後
4.これからの創薬及び治療技術の開発について
第9節 脳神経疾患における再生医療実用化の手ごたえと使わなくなるであろう薬剤・機器・治療法
1.神経再生医療の総論
1.1 再生医療とは
2.パーキンソン病と再生医療
2.1 パーキンソン病と現在の治療
2.2 パーキンソン病における再生医療の現状
2.3 パーキンソン病治療における再生医療の今後と既存の治療の変化
3.脳梗塞と再生医療
3.1 脳梗塞治療の現在の治療
3.2 脳梗塞における再生医療の現状
3.3 脳梗塞における再生医療の今後と既存の治療の変化
4.硬膜補填における医療材料の変化
5.吸収性プレートの出現と今後の問題点
第10節 消化器疾患における再生医療実用化の手ごたえと
今後使用頻度が減ることが予想される薬剤・機器・治療法
1.消化器領域の疾患における治療の現状
1.1 外科手術
1.2 薬剤治療
1.2.1 良性疾患
1.2.2 悪性疾患
2.消化器領域での再生医療の実用化の展望
2.1 食道
2.2 膵臓
2.3 肝臓
3.次世代医療が実用により使用頻度が減少する医療機器や治療薬
4.医療側の立場として、今後、どのような治療技術の発展を望んでいるか
第11節 腎臓領域における再生医療実用化の手ごたえと
使わなくなるであろう薬剤・機器・治療法
1.現在の薬剤・機器の選択基準
2.再生医療関連の開発動向
3.臨床で期待される再生医療技術
4.再生医療が進むと、使わなくであろう製品と、新たに使用機会が増えそうな製品
4.1 5年後の治療・薬剤・機器の選択予測
4.2 10年後の治療・薬剤・機器の選択予測
第12節 肝臓再生医療実用化の手ごたえと、臨床研究・治療に与えるインパクト
1.外科領域における肝再生医療
1.1 肝切除周術期のインスリン療法による肝再生の促進
1.2 肝臓外科周術期における分岐鎖アミノ酸製剤による肝再生の役割
2.内科領域における肝再生医療
2.1 自己骨髄細胞を用いた肝臓再生技術
2.2 血小板による肝硬変の肝再生メカニズム
3.細胞の個別化と肝再生の関係
3.1 肝臓に存在する肝幹細胞についての最新知見
3.2 肝再生における骨髄由来の幹細胞の役割の最新知見
第13節 心臓疾患領域の再生医療実用化の手ごたえ
1.再生医療を取り巻く現状
2.心臓疾患に対する再生医療の現状
3.脂肪組織由来再生(幹)細胞
3.1 慢性心筋虚血へのトライアル
3.2 急性心筋梗塞へのトライアル
4.再生医療と今後の課題(薬剤・医療機器・治療法) |