◇ 第1節 ITシステム/装置の導入及びCSV対応のためのRisk
ManagementとAudit実施
第1項 ERP(生産管理システム) 〜中堅医薬品製造メーカにおける導入時の規制対応について
1.中堅医薬品製造メーカにおける規制対応について
1.1 中堅医薬品製造メーカの現状
1.2 中堅医薬品製造メーカの要求
2.新ガイドラインを意識した生産管理導入について
2.1 JIPROS標準導入プロセス
2.2 導入対象機能と導入方法
3.医薬品製造業向けパッケージメーカとして
第2項 MES (Manufacturing Execution System:生産実行システム)
1.藤枝工場新固形剤棟MES
2. 宇都宮工場第3注射剤棟MES
3. まとめ
第3項 LIMS(Laboratory Information Management
System:品質管理システム)
1.品質管理業務とLIMSシステム要件
2.LIMSの選定
2.1 品質試験管理機能
2.2 他システム連携機能
2.3 電子SOP・ワークシート機能
2.4 査察・監査対応機能
3.LIMS構築・バリデーション作業のポイント
4.バリデーション作業負荷
5.LIMS運用
第4項 DCS (distributed control system:分散制御システム)
1.DCSのCSV対応に必要なプロジェクト進め方
1.1 DCSとは
1.2 DCSのプロジェクト
1.3 テスト、移行方法
1.4 DCSの稼働時のリスクと対応計画
2.DCSのテストと移行サポート機能
2.1 シミュレーションソフトウェアの活用
2.2 変更管理支援ソフトウェアの活用
3.DCSの稼働時の管理サポート機能
3.1 DCSの稼働時の管理支援
3.2 セキュリティ管理(電子認証、レシピ照査)
3.3 教育
3.4 監査証跡
3.5 自己診断機能(故障検知)
4.今後のCSVの動向とDCSの機能展望
第5項 SCADA (Supervisory Control And Data Acquisition:データ収集システム)
1.ハードウェア構成
2.ソフトウェア構成
2.1 データ収集部
2.2 データ管理・制御部
2.3 スクリプト制御
2.4 クライアントアプリケーション
2.5 ネットワーク
3.SCADAパッケージの現状
4.監査証跡
5.アドオンソフトウェア
5.1 帳票作成
5.2 フォールトトレラント
5.3 映像記録・コンソール監視
第6項 PLC (Plogrammable Logic Controller:シーケンス制御)
1.システム構成
1.1 処理装置
1.1.1 ハードウェアPLC
1.1.2 ソフトウェアPLC
1.2 入出力装置
1.3 ネットワーク
2.プログラミング言語
3.クリティカルコントロール
4.アプリケーション
4.1 セーフティPLC
4.2 ソフトウェアPLC
5.PLC計装
6.現状およびトレンド
第7項 生産・販売管理システム
1.パッケージ導入手順とCSVの進め方
2.開発業務における実施ポイント
2.1 開発計画書の作成から供給者の決定まで
2.2 ITシステムへの要求仕様
2.3 供給者アセスメントと供給者監査
(1) 供給者アセスメント
(2) 供給者監査
2.4 トレーサビリティ・マトリクスの作成
2.5 受入試験
3.検証業務における実施ポイント
3.1 OQやPQの効率的な実施
3.2 本稼働にむけた移行作業
(1) システムの移行
(2) データの移行
(3) 業務の移行
第8項 販売物流システム
1.販売物流システム
1.1 販売物流システムの概要
1.2 販売物流システムにおけるシステム機能要件
(1) JD-NET等のEDIへの対応
(2) 業界特有のアイテムを考慮
(3) 業界特有の取引を考慮
(4) 出荷形態にあわせた在庫引当機能
(5) 内部統制への対応
(6) 周辺システムとのインターフェイス
2.コンピュータ化システム適正管理の運用
2.1 販売物流システムにおける電子記録および電子署名について
2.2 IT統制について
2.3 開発及び検証業務における留意点について
◇ 第2節 製剤機器(プロセスエンジニアリング)の導入及びCSV対応のためのRisk Management
第1項 凍結乾燥機
1.構造設備(プロセスエンジニアリング)の導入
1.1 概要
1.2 凍結乾燥機のURSの記載事項について
1.3 機能仕様書、設計仕様書の作成
2.凍結乾燥機のリスクマネジメント
2.1 概要
2.2 凍結乾燥機の“システムアセスメント”(ソフトウェアカテゴリ分類)
2.3 凍結乾燥機の“システムアセスメント”(製品品質に対するリスクアセスメント)
2.4 凍結乾燥機の“システムアセスメント”(供給者アセスメント)
第2項 造粒機
1.製剤工程での造粒について
2.コンピュータ化システム開発の概要
3.造粒工程におけるコンピュータ化システムの開発
3.1 開発業務
3.2 検証業務
3.3 運用管理業務
3.4 自己点検
3.5 システムの廃棄
3.6 文書および記録の保管
第3項 攪拌
1.攪拌装置のバリデーションとCSVについて
2.真空乳化攪拌装置の制御及び制御値
2.1 溶解槽の制御
2.1.1 溶解槽の制御値
2.2 真空乳化攪拌槽の制御
2.2.1 真空乳化攪拌装置の制御値
3.カテゴリーの分類
4.その他の注意点
◇ 第3節 検査機器(プロセスエンジニアリング)の導入及びCSV対応のためのRisk Management
第1項 テラヘルツセンシング技術
1.テラヘルツ時間領域分光法
2.テラヘルツ波分光による成分分析
2.1 錠剤サンプルの分析例
2.2 結晶多形の分析例
3.テラヘルツ波による断層イメージング
第2項 微粉製品&錠剤の外観・目視検査機
1.粉粒体異物検査機開発時の知見について
1.1 当該機の構造
1.2 粉粒体異物検査機の導入に向けて
1.3 粉粒体異物検査機の選定ポイント
2.各種検査機器の留意点
2.1 錠剤外観検査機の留意点
2.2 カプセル検査機の留意点
2.3 目視検査機の留意点
3.各種検査機器におけるバリデーション実施での留意点
3.1 DQ Design Qualification
3.2 IQ Installation Qualification
3.3 OQ Opertion Qualification
3.4 PQ Performance Qualification
3.5 PV Performance Qualification
3.6 CSV Computerized System Validation
第3項 データロガー
1.データロギングシステム
1.1 データロガーの種類
1.2 データロガーの選定基準
2.データロギングシステムの運用
2.1 システムバリデーション
2.2 バリデーションのプロセス
3.保守点検
3.1 システムの更新
3.2 キャリブレーション
◇ 第4節 充填・包装関連装置(プロセスエンジニアリング)の導入及びCSV対応のためのRisk
Management
第1項 液体充てん機(インライン微量充填量計量システム)
1.インライン微小量充填システムについて
1.1 高速微小量計測
1.2 KT-FIS(ケーテー生産管理情報蓄積装置)
2.CSVへの対応
2.1 セキュリティ管理と改ざん防止
2.2 高信頼化
2.3 システムの長寿命化
2.4 システムの検証
2.5 既存機への対応
3.従来のサンプリングシステムとインライン微小充填計量システムとの比較
◇ 第5節 分析機器(品質試験)の導入及びCSV対応のためのRisk ManagementとAudit実施
第1項 ガスクロマトグラフ(GC)
1.ガスクロマトグラフのバリデーション
1.1 設計時適格性評価(DQ)
1.2 据付時適格性評価(IQ)
1.3 運転時適格性評価(OQ)
(1)オーブン温度の真度と安定性
(2)注入口の圧力リークと真度
(3)検出器の供給ガス流量真度
(4)検出器のシグナルとドリフト
(5)検出器のS/N比
(6)検出器のダイナミックレンジ
(7)検出器の特異性
(8)注入口および検出器温度
2.ガスクロマトグラフ分析のバリデーション
2.1 再現性
2.2 直線性
2.3 キャリーオーバー
第2項 液体クロマトグラフ(HPLC)
1.HPLC装置のRisk Management
1.1 エネルギーに関連するハザードの例
1.2 生物学的及び化学的なハザードの例
1.3 操作に関連するハザードの例
1.4 情報に関連するハザードの例
2.HPLC装置の開発工程から製造工程までのAudit
2.1 ISO 9001:2000「品質マネジメントシステム」
2.2 Auditのポイント
第3項 フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)
1.赤外分光法の原理
1.1 スペクトルの横軸
1.2 スペクトルの縦軸 (赤外吸収の選択率)
2.FT-IR分析手法
2.1 透過法
2.2 反射法
2.3 ATR法
2.3.1 アドバンストATR補正(ピークシフトを考慮したATR補正)
3.解析テクニック
3.1 ライブラリ検索
3.2 多成分サーチ
3.2.1 多成分サーチのアルゴリズム
3.3 混合物の分析例
3.3.1 一般的なライブラリ検索による解析
3.3.2 多成分サーチによる解析
3.4 多成分サーチによる定量分析
第4項 原子吸光光度計
1.原子吸光光度計の基本
1.1 測定原理
1.2 機器の構成
1.3 測定方法
1.4 フレーム法の詳細と注意点
1.5 電気加熱法の詳細と注意点
2.原子吸光光度計の設置,性能評価
2.1 設置前の注意事項
2.2 設置時の注意事項(IQ)
2.3 据付後の装置の点検(OQ)
3.GLP,GMP対応の原子吸光光度計制御ソフトウェアとは
3.1 ソフトウェアに必要な機能
3.2 システム管理,オーディットトレイル
4.信頼性の高いデータを得るために
4.1 データの評価法
4.2 装置のメンテナンス
第5項 回転型旋光計
1.旋光計におけるCSVへの対応
2.CSVの前提条件となるバリデーション対応
3.バリデーションを支援
第6項 UHPLC
1.UHPLCの原理
2.UHPLCの構造
3.UHPLCの利点
4.UHPLCの注意点
5.UHPLCのCSV対応
◇ 第6節 製造支援システム
第1項 製薬用水システム
1.医薬品製造における利用水質
2.水処理装置の設計指針(Design Qualification)
3.水処理装置のバリデーション
4.微生物限界値
4.1 精製水装置
4.2 注射用水供給装置
◇ 第7節 医薬品工場におけるコンピュータ化システムのリスク評価の考え方
1.コンピュータ化システム導入におけるリスクの考え方
1.1 コンピュータ化システムの導入におけるリスクコントロールの基本的な考え方
1.2 リスクコントロールのステップ
1.3 医薬品工場におけるコンピュータ化システム導入におけるリスクの特性
2.代表的なリスクとリスクコントロール
2.1 スケジュール・リスク
2.2 品質リスク
2.3 システムテスト・リスク
◇ 第8節 試験検査室管理におけるCSVの要求事項(外部試験検査室の利用)
1.コンピュータ化システムの利用に関する社内手順(SOP)
1.1 コンピュータ化システム管理規定
1.2 運用管理に関する手順
1.3 システム台帳
1.4 情報セキュリティ
1.5 バックアップ・リカバリー運用に関する手順
1.6 タイムスタンプ
1.7 バックアップ・リカバリー運用に関する手順
1.8 各コンピュータシステムの操作手順書
1.9 ライフサイクルマネジメント(CSV活動)
2.試験検査室におけるコンピュータ化システムとCSV
2.1 対象システムとカテゴリ分類
2.2 機器インベントリ
2.3 システム台帳
2.4 各コンピュータ化システムに対するCSVの要求事項
2.5 データ処理のためのスプレッドシートの管理
3.電磁的記録の管理
3.1 電磁的記録の真正性
3.2 電磁的記録の見読性
3.3 電磁的記録の保存性
◇ 第9節 GMP監査の視点から見たコンピュータ化システム対応の留意事項
1.GMP監査におけるコンピュータ化システム対応監査の実際
1.1 コンピュータ化システム対応監査の目的
1.2 コンピュータ化システム対応監査の基準
1.3 ICH Q7A コンピュータ化システム要求事項
1.4 製造販売業者のチェックリスト
2.GMP監査におけるコンピュータ化システム監査のポイント
2.1 監査の上手な受け方
2.2 コンピュータ化システムの全体像の説明の仕方
2.3 現場監査におけるコンピュータ化システムの説明の仕方
2.4 文書監査におけるコンピュータ化システムの説明の仕方
3.GMP監査におけるコンピュータ化システム監査の留意点
◇ 第10節 当局査察対応の為のコンピュータ化システムバリデーション
第1項 当局査察のポイント(確認範囲と確認内容)
1.製造所の概要説明
2.プラントツアー
3.ドキュメントレビュー
4.当局査察のポイント
第2項 GMP査察/定期GMP調査のための当局査察官の視点
1.GMP適合性調査
1.1 コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
1.1.1 適用範囲
1.1.2 業務の継続性を確保する上での措置
1.1.3 コンピュータ化システムの継続性を確保するための措置
1.2 GMP適合性調査における確認項目
1.3.1 運用管理業務
(1) 運用管理基準書の作成
(2) コンピュータ化システムの操作手順書
(3) 保守点検事項
(4) セキュリティ管理
(5) バックアップ及びリストア
1.3.2 変更管理
1.3.3 逸脱(システムトラブル)の管理(6.7)
1.3.4 教育訓練(6.8)
1.3.5 自己点検
(1) 自己点検の実施
(2) 改善措置の実施
1.3.6 コンピュータシステムの廃棄
(1) コンピュータシステムの廃棄の計画に関する文書の作成
(2) コンピュータシステムの廃棄記録の作成
1.3.7 文書及び記録の管理
2.PIC/S GMPガイドの文書化に関する規定
3.FDA査察
3.1 コンピュータシステムバリデーションの査察対策2)
3.2 コンピュータシステムに関する指摘事項
3.3 483文書及び警告書
4.EU GMP査察
4.1 EU−GMPガイドラインAnnex11「コンピュータ化システム」
4.2 コンピュータ化したシステムによくある質問への回答
◇ 第11節 各都道府県でのコンピュータシステムに関するGMP適合性調査の実施
第1項 香川県でのコンピュータシステムに関するGMP適合性調査の実施について
1.調査体制・時間(GMP調査全体、CSV調査)
2.コンピュータ化システムに関しての調査概要と調査のポイント
第2項 熊本県でのコンピュータシステムに関するGMP適合性調査の実施について
1.調査体制・時間(GMP調査全体、CSV調査)
2.コンピュータ化システムに関しての調査概要と調査のポイント
3.コンピュータ化システムに関しての代表的な指摘事項
4.コンピュータ化システムに関する調査の課題・改善事項
第3項 大分県でのコンピュータシステムに関するGMP適合性調査の実施について
1.調査体制・時間(GMP調査全体、CSV調査)
2.コンピュータ化システムに関しての調査概要と調査のポイント
3.コンピュータ化システムに関しての代表的な指摘事項
4.コンピュータ化システムに関する調査の課題・改善事項
第4項 千葉県でのコンピュータシステムに関するGMP適合性調査の実施について
1.調査体制・時間(GMP調査全体、CSV調査)
2.コンピュータ化システムに関しての調査概要と調査のポイント
3.コンピュータ化システムに関しての代表的な指摘事項
4.コンピュータ化システムに関する調査の課題・改善事項 |