第1章 医薬品工場における製造プロセスの自動化システム
〜高機能、品質、低コストを実現させる次世代外用剤製造ラインの構築を目指して〜
1. 医薬品業界を取り巻く環境、並びに抱えている様々な問題点
2. 次世代外用剤棟を構築する目的/設計コンセプト/フィロソフィー
3. SCADAシステムの積極的な活用、並びに大変ユニークな機能に関して
4. Gravity Transfer System(G・T・S)の構築
5. Self Navigation System(S・N・S)の構築
6. Self Assessment System(S・A・S)の構築
7. 1次包装、2次包装ラインの基本的な製造フローに関して
第2節 連続生産システムを活用した新しい固形剤生産システム
1. 粉末供給から撹拌・高せん断造粒工程
2. 流動層乾燥工程
3. 整粒及び外部混合工程
4. 打錠工程
5. 錠剤コーティング工程
6. インライン制御システム
第3節 プロセス自動化に伴うコンピュータの品質保証
1. 製造業におけるコンピュータの利用と法規制対応を含む品質保証の歴史
2. プロセス自動化とコンピュータ品質保証の具体例
3. コンピュータ品質保証における他の注意点
第2章 グローバルGMPに対応したこれからの最新設備・装置
第1節 封じ込め機器/設備の設計事例と封じ込め性能評価事例
1. 封じ込め設備の設計事例
1.1 封じ込めが必要とされる背景
1.2 封じ込め設備
1.3 リスクベースアプローチによる一次封じ込め選定方法
1.4 二次封じ込め設備
2. 原薬工場への構築実例
3. 封じ込め性能の評価事例
3.1 封じ込め性能確認のための試験〜薬塵測定
3.2 ガイドラインの位置づけ
3.3 ガイドラインの概要
3.4 サロゲート物質
3.5 薬塵測定の計画と実施
3.6 性能評価
3.7 留意点
第2節 フレキシブルアイソレータの活用による低OELへの対応
1. フレキシブルコンテインメント
1.1 フレキシブルコンテインメントが必要とされる背景
1.2 FCにおける基本的な要素
2. 低OELへの対応
2.1 より活性の高い場合への対応が今後ますます必要とされる
2.2 封じ込め設備に対する投資の効率化が指向される
2.3 ハードタイプとソフトタイプの組み合わせ
2.4 洗浄バリデーションとの関連
第3節 医薬品工場における粒子封じ込め技術の性能評価法
1. ISPEに準拠した粒子封じ込め性能評価
1.1 ISPEガイドでの適用範囲
1.2 代替試料の適用
1.3 浮遊粒子状物質の気中濃度サンプリング
1.4 表面汚染サンプリング
1.5 リアルタイムサンプリング
1.6 測定施設の環境条件
1.7 代替試料の分析
2. 粒子封じ込め性能評価の実施
2.1 サンプリング計画の作成
2.2 使用機材及び試験環境の準備
2.3 サンプリングの記録
3. サンプリング方法の検討、応用例
3.1 IOMサンプラーの検討例
3.2 サンプラーの比較
3.3 インピンジャーによる溶液捕集の検討
3.4 スワブサンプリングの応用
4. 高感度な粒子封じ込め性能評価に向けて
4.1 高感度測定の必要性
4.2 ガイドでの代替試料推奨物質と特性
第4節 各メーカーの最新設備・装置・用具紹介 〜生産システム・製造機器〜
[1]現象を『見える化』するコンピュータシミュレーション技術 〜 製剤設計におけるCAEの活用事例 〜
1. CAE概要
1.1 CAEの動向
1.2 CAEを活用する利点
2. CAEの種類と製剤技術における適用範囲
2.1 有限要素法 (Finite Element Method : FEM)
2.2 有限体積法 (Finite Volume Method : FVM )
2.3 離散要素法 (Discrete Element Method : DEM )
3. 撹拌槽/パドル式溶出試験器事例の紹介
3.1 CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)について
3.2 撹拌槽の解析事例
3.3 パドル式溶出試験器の解析事例
[2]高速高精度重量選別機 SSVシリーズ オートチェッカ
1. 重量選別機の概要
1.1 構成
1.2 はかり
2. 医薬品製造における重量選別機への要求
2.1 高速高精度化の要求
2.2 構造,機能への要求
3. GMPバリデーションへの対応
3.1 SMART機能
3.2 SOP(標準作業手順書)ガイダンス機能
3.3 検証記録、バリデーションドキュメントの提供
4. 今後の対応
[3]株式会社日阪製作所における濃縮装置
1. 濃縮装置
1.1 グローバル濃縮装置
1.2 フラッシュ式濃縮装置
2. テスト装置
2.1 社内テスト対応
2.2 テスト装置仕様
[4] GEAウエストファリアセパレーター社遠心分離機
1. 遠心分離機の役割
2. 安全性と経済性
3. 無菌かつ清潔さの保証 SIP/CIP
3.1 蒸気による滅菌
3.2 CIPにより完全に清潔
3.3 良好な設計
4. GMP ウエストファリアセパレーターの取り組み
5. 全ての関連部門がGMPチームに参加
6. ほぼ全てのGMP要件に適合する文書規格
7. 相乗効果による新たな利点
第5節 各メーカーの最新設備・装置・用具
紹介〜生産システムを支える 機器部品・附属品〜
[1]打錠機最新機種にみるGMPへの対応
1. 開発背景
2. 製品保証を実現するシステム構成
2.1 ソフトウェア
2.2 システムのハードウェア構成及びバックアップ
2.3 新しい取り組み
3. バリデーション及び定期的管理
3.1 バリデーション
3.2 定期的な維持・管理
4. 製造品のクロスコンタミネーション防止
4.1 打錠機の清掃性向上
4.2 打錠システムとしての清掃性向上(実例紹介)
5. 人的ミスの防止
5.1 部品着脱の再現性
5.2 グラフィックを多用したインターフェイス
5.3 ロータ交換及び部品着脱作業のガイダンス表示
[2]新科産業(有)における最新超音波化学プロセス装置
1. バッチ式超音波反応装置SRシリーズ
1.1 特徴
1.2 主な仕様
2. 流通管式超音波反応装置SRTシリーズ
2.1 特徴
2.2 主な仕様
3. 超音波化学プロセス装置の応用
4. 今後の課題と展開
[3]テクノ菱和における最新のクリーンルーム用イオナイザー
1. クリーンルームにおける静電気障害
2. クリーンルームにおける静電気対策の方法と問題点
3. シースエア式パルスACイオナイザー(コロナ放電式)
4. イオン化気流放出型イオナイザー(微弱X線照射式)
4.1 イオンキューブ(静電気対策用吹出口)
4.2 イオンカラム(チャンバー型無発塵イオナイザー)
4.3 防爆型無発塵イオナイザー
第6節 各メーカーの最新設備・装置・用具 紹介〜システム管理〜
[1] グローバルGMP対応環境モニタリングシステム
1. システムの概要
2. 環境モニタリングシステムに求められるグローバル要件
3. データの真正性
4. オーディットトレール(監査証跡)
4.1 変更の理由の記録
4.2 オーディットトレールの見読性
4.3 オーディットトレールの定期的なレビュー
5. アラーム機能
6. レポート機能
7. コンピュータ化システム適正ガイドライン、GAMP5への対応
7.1 導入時のコンピュータ化システムバリデーション
[2]温度センサ(熱電対・抵抗体)
1. 熱電対
2. 抵抗体
3. 精度
4. 校正
5. 温度監視
[3] データロガー
1. データロガーとデータロギングシステムの採用基準
2. これからのデータロガーとデータロギングシステムに求められるもの
2.1 スタンドアローン
2.2 バックアップ機能
2.3 ウェブブラウザーインターフェース
[4]ステンレスの電解研磨と不動態化
1. 電解研磨の効果
1.1 電解研磨処理方法
1.2 クロムリッチな表面に組成改質されている
1.3 断面からの不働態皮膜観察
1.4 表面平滑性による非付着性と洗浄性の向上
2. 電解研磨+不動態化処理の効果
2.1 耐孔食性の向上
2.2 耐久性の向上
第7節 各メーカーの最新設備・装置・用具 紹介〜洗浄・滅菌システム〜
[1]ガデリウス・インダストリー(株)における最新外用剤製造ラインと洗浄機
1. 調製設備
1.1 自動化プロセス
1.2 原料投入時の開口の最小化・クローズ化
1.3 CIP洗浄
1.4 スケールアップ性
2. 充填設備
2.1 チューブ充填機NM2003
2.2 クリーンルームでの産業用ロボットの使用
2.3 ライン・ソリューション
2.4 その他のオプション
2.5 GAMP5への対応
3. GMP洗浄設備
3.1 製薬工場における洗浄工程の問題点と自動化
3.2 洗浄機の選択
3.3 ベリメド社のGMP洗浄機・ファーマウォッシャー
3.4 洗浄の最重要ポイント・ラック設計
3.5 ゾーン管理
[2]サニー・トレーディング鰍ノおける過酸化水素ガス検知器の紹介
1. ATI社製過酸化水素ガス検知器について
2. 設置型低濃度・高濃度用過酸化水素ガス検知器の用途
3. 2チャンネル型過酸化水素ガス検知器の用途
4. ポータブル型過酸化水素ガス検知器の用途
第8節 各メーカーの最新設備・装置・用具 紹介〜分析機器〜
[1]アジレント・テクノロジー(株)における最新設備・装置紹介
1. HPLCとUHPLC間におけるメソッドの移管
1.1 多様化、高性能化に伴うメソッド移管の必要性
1.2 グラジエントのディレイとミキシング挙動
1.3 HPLCからUHPLCへのメソッド移管
1.4 UHPLCからHPLCへのメソッド移管
1.5 まとめ
2. コンプライアンス対応トータルソリューション
2.1 アジレントコンプライアンスエンジン:ACE
2.2 リスクベースアプローチ
2.3 マルチベンダーサービス
[2]テラヘルツ分光・イメージングによる医薬品の解析技術
1. テラヘルツ時間領域分光法
2. テラヘルツ分光による成分分析
2.1 錠剤サンプルの分析例
2.2 結晶多形の分析例
3. テラヘルツ波による断層イメージング
[3] 八洲貿易鰍ノおける最新のドライブロック式 ジョフラ温度キャリブレーター
1. ドライブロック式 ジョフラ温度キャリブレーターの基本構造
2. さまざまなセンサー形状
3. ショートセンサーに最適な測定アプリケーション
[4]PIC/S GMPガイドライン対応携帯型ラマン受入原料合否判定装置ASSUR
1. ラマン分光法
2. ラマン分析の特徴
3. Enwave Optronics社 携帯型ラマン受入原料合否判定装置 ASSUR
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