第1節 テーマが遅れた際の立て直しの仕方
[1]アイデア・探索、研究ステージ
【1】思うような結果が出ないときのモチベーションの維持
1.研究開発フェーズの考え方
2.アイデア発掘段階でのモチベーション維持
3.基礎研究段階でのモチベーション向上
【2】思うような結果が出ない場合のモチベーションの維持
1.モチベーションの機能性
2.遅れないためのモチベーションの構築
2.1 動機づけモチベーションとは
2.2 刺激づけモチベーションとは
2.3 意欲づけモチベーションとは
2.4 理由づけモチベーションとは
3.遅れた場合のモチベーションの対応
3.1 動機づけモチベーションを与えるために配属した者へ
3.2 刺激づけモチベーションを与えるために配属した者へ
3.3 意欲づけモチベーションを与えるために配属した者へ
3.4 理由づけモチベーションを与えるために配属した者へ
4.それでも遅れた場合のモチベーションの対応
【3】目標達成まであと少しという状況が長時間続いていている場合の立て直し方
1.“遅れ”を生じさせないプロジェクト組織とは
2.本質を見抜く
3.開発は研究とは違う
4.Critical Pathを探せ
5.本質を見失わず,削ぐ
6.拘らず,目標達成第一
6.1 経歴,現部署に拘らず人材活用
6.2 外部研究機関の活用
7.生贄を出してはならない
8.依頼者又は顧客の意図を確認する
[2]開発ステージ
【1】思うような結果がでない場合のモチベーションの維持
1.「制度・仕組み」として
2.「文化・風土」として
3.「情報、客観的に見つめ直す」
【2】目標達成まであと少しという状況が長期間続いている場合の立て直し方
1.プロジェクトの定義
2.目標の設定
2.1 パフォーマンス
2.2 コスト
2.3 期間
3.プロジェクトの評価方法
3.1 目標を達成できるまでの推定期間
3.2 開発コスト
3.3 成功する確率
3.4 技術的優位性
3.5 市場
4.立て直し手法
4.1 技術的アプローチ、部品、材料の見直し
4.2 プロジェクト目標の見直し
4.3 外部(社内、社外)との共同開発
4.4 構成メンバーの見直し
【3】時間管理スキームの再確認のさせ方
1.なぜ遅れるのか?
2.遅れたらどうすればよいのか?
3.遅れないためには?
【4】研究開発テーマに遅れが発生した場合の支援部隊投入によるプロジェクトの立て直し方について
1.まずは、自らの立ち位置を正確に把握することが肝心である
2.真の遅れの原因を見定めことが最も有効な挽回策のはじまりである
3.遅れの原因に対応した支援部隊の効果的な投入の方策とは
第3項 事業化ステージ
【1】思うような結果が出ない場合のモチベーションの維持
1.「事業化ステージ」でモチベーションが低下する要因
2.モチベーションの低下を招く要因の抑制
2.1 「部門目標」の不明瞭化、部門全体への通達不徹底の修正
2.2 個人のスキル不足への対処
2.3 外部との調整・交渉能力の不足
3.さまざまな工夫にも関わらず遅延が生じモチベーションが下がってしまった場合
4.「事業化ステージ」のモチベーションを低下させる「成果主義」評価
【2】目標達成まであと少しという状況が長時間続いている場合
【3】期限を守らない、守れないプロジェクトチームへの対応の仕方
1.期限を守るための方策
2.CCPM手法の導入
【4】遅れたテーマにおけるプロセスやリスクの再確認のさせ方とその見直し
1.商品開発の目標管理の考え方
1.1 プロジェクトチーム体制の考え方
1.2 開発プロセスの考え方
2.プロジェクト進捗の遅れへの対応
2.1 開発遅れのリカバーについて
3.プロセスやリスクの再確認への取組み
第2節 “遅れ”が生じた研究開発テーマの評価と軌道修正、Go/Stop判断
[1]アイデア・探索、研究ステージ
【1】ゴールが見えているのに“遅れ”が生じたテーマの評価とGo/Stop判断
1.遅れの解析
2.遅れの判断と対策
3.進捗の評価手法
【2】ゴールが見えているのに遅れが生じたテーマの評価とGo/Stop判断
1.研究リーダーの役割はたいへん重要
1.1 適切な人材の選択
1.2 リーダー自らの研究能力
1.3 リーダー自ら当事者に
1.4 メンバーのやる気を引き出す
2.評価とGo/Stopの考え方
2.1 ゴールが見えている研究の評価と対応
2.2 Go/Stopの考え方
2.2.1 他者から同様なものが特許出願された場合
2.2.2 非常に強力な競合品が先に実用化された場合
[2]開発ステージ
【1】ゴールが見えているのに“遅れ”が生じたテーマの評価とGo/Stop判断
1.研究開発者の業績や能力に対する評価への影響
1.1 研究開発者の業績評価への影響・考え方
1.2 研究開発者の能力評価への影響・考え方
2.テーマの評価とGo/Stopの判断
【2】“良い遅れ”と“悪い遅れ”を明確化する原因究明の仕方とGo/Stop判断
1.研究・技術開発のパラダイムシフト
1.1 オープン化がもたらすパラダイムシフト:オープン・イノベーション
1.2 デジタル化がもたらすパラダイムシフト:デジタル・ジレンマ
1.3 グローバル化がもたらすパラダイムシフト:ブラックボックスとオープン標準化
2.戦略の見える化による開発テーマの戦略評価
2.1 研究・技術開発の課題と評価の目的
2.2 評価の対象と出力
2.3 戦略シナリオの策定
3.国の研究開発評価に関する大綱的指針
3.1 基本的な考え方
3.2 評価の意義
3.3 研究開発プログラムの設定の基本的な考え方
3.4 研究開発プログラムの評価
[3]事業化ステージ
【1】事業性評価、事業計画の見直し
1.事業性評価
1.1 当社ニュースコア法の評価方法
1.1.1 損益計算書の策定
1.1.2 キャッシュフローの算定
1.1.3 経済指標の策定
2.事業計画の見直し
【2】しこりを残さないテーマ修正・中止の仕組み
1.「事業化ステージ」における研究開発の軌道修正や中止により生ずる{しこり}とは
2.研究開発における「事業化ステージ」の状況
3.「事業化ステージ」における研究開発の修正・中止の要因分析
4.「しこり」をなくすための方策
【3】次の研究への転換を促進するスムーズな中止・撤退の仕方
1.現在の日本の製造業の状況と開発テーマ選定・改廃
1.1 2010年代の日本の製造業
1.2 企業研究開発の管理運営論
1.3 開発テーマ選定と改廃
2.ステージゲート管理とテーマ選定・改廃
2.1 研究開発業務活動の管理運営
2.2 研究開発のステージゲート管理
3.事業化ステージでのテーマ評価と撤退判断
3.1 事業化ステージテーマ
3.2 事業化ステージテーマのテーマ評価
4.次の研究への転換のためのスムーズな中止・撤退の仕方
4.1 事業化ステージでの中止・撤退を躊躇遅延させる要因
4.2 事業化ステージテーマのスムーズな転換
第3節 リソースの再配分の考え方
[1]資源の再配分の考え方とその判断
1.資源の再配分
2.事象ごとの整理
2.1 事象A「他者が決めたスケジュールに対して絶対的な遅れが発生している」場合
2.2 事象B「他者と共同で決めたスケジュールに対して絶対的な遅れが発生している」場合
2.3 事象C「自分で決めたスケジュールに対して絶対的な遅れが発生している」場合
2.4 事象D「他者が決めたスケジュールに対して相対的な遅れが発生している」場合
2.5 事象B「他者と共同で決めたスケジュールに対して相対的な遅れが発生している」場合
2.6 事象C「自分で決めたスケジュールに対して相対的な遅れが発生している」場合
[2]遅延テーマに携わる研究者の処遇とモチベーション管理
1.トレハロース改良酵素の検索
2.ヒトサイトカイン遺伝子の検索
[3]落ち込みや落胆を軽減させるモチベーションアップのさせ方
1.研究テーマが中止/撤退してしまった場合
1.1 外部環境による場合
1.2 技術が確立できなかった場合
2.自分自身がテーマ遅延を生んでしまった場合
第4節 研究者への評価・処遇
[1]ゴールの見えにくい長期テーマに関わる研究者のプロセス評価
[2]テーマの設定・実施計画と遅れたテーマの研究者に対する評価
1.グローバル競争時代の研究開発
2.テーマの設定
3.テーマの実施計画
4.研究者の評価
5.テーマ進捗の遅れと研究者の評価
[3]“遅れ”の原因になった研究者の失敗の評価と処遇の考え方
1.企業における業務評価
2.研究開発業務の場合
3.研究開発テーマが持つ性格の反映
4.研究者の人事処遇制度の実際
5.“失敗した研究者”の配置転換の考え方
6.評価者が留意すべきこと
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