第1節 ボトムアップを促す研究風土
[1]ドラッカーに学ぶボトムアップを促す組織風土の作り方
1.研究テーマ創出にあたっての2つのパターン
2.ドラッカーとは
3.ドラッカーに学ぶボトムアップを促す組織風土の作り方
4.まとめ
[2]ボトムアップを促す組織・風土づくりの仕掛け
1.主体性と共有感を兼ね備えたチームビルディング
1.1 主体性を損なわない人選
1.2 4つの共有
1.2.1 危機感の共有
1.2.2 知識・情報の共有
1.2.3 コミュニーションのインフラとルール共有
1.2.4 (協働)体験の共有
2.3つの物語による価値観の明確化
2.1 トップの物語
2.2 一人ひとりの物語
2.2.1聴くスキルの養成
2.2.2物語から見出す価値観
2.3 組織の物語
2.3.1 創立の想い
2.3.2 乗り越えたピンチやキーワードからひも解く組織の誇り
2.3.3 浮き彫りになる価値観
2.4 価値観のすり合わせ
3.2つの側面からのビジョン設定
3.1 現場一人ひとりのビジョン
3.2 組織のビジョン
[3]研究員のチャレンジ精神を引き出す研究開発組織づくりと工夫のポイント
1.研究開発とは
2.研究開発のフェーズ管理
3.研究組織と運営
4.研究開発テーマと評価
5.運営の工夫
6.商品開発組織のポイント
7.まとめ
[4]社内の活性化と新商品アイデアを生む組織づくり
1.「イノベーション文化」の醸成
2.「技術ロードマップ」による方向性確認と軌道修正
3.中央集権か分権か? コストセンターかプロフィットセンターか?
4.経営資源を確保する仕組みあるいは仕掛け
5.要素技術を眠らせない仕掛け
6.「市場」「顧客」との「対話」(双方向コミュニケーション)
7.「事務屋」「技術屋」間の壁を壊す
8.「新製品づくり」の基盤は「ひとづくり」
[5]研究者のチャレンジ精神を育む組織、風土づくりの仕掛け
1.日本触媒とその研究開発組織
2.ロードマップ・WG活動
2.1 ロードマップ・事業促進WG活動
2.2 2030年WG活動
3.大阪大学・日本触媒(機能化学)共同研究講座
4.研究開発部門内表彰
[6]ボトムアップ研究の文化,伝統を次世代に繋げる方策
1.トレハロースの開発事例 「砂糖のようで砂糖でない」
2.古糊の開発事例 「コア技術を用いて文化財修復に貢献」
3.研究の文化,伝統を次世代に繋げる方策
3.1 自由な発想を促す風土
3.2 研究開発に対する明確な方針
3.3 積極的な学術活動
3.4 モチベーション向上,仕事への誇り
第2節 ボトムアップによるテーマ創出の仕掛け
[1]アイデア・チャレンジを促す様々な仕掛けと組織風土活性化の取り組み
1.技術者の新たな役割
2.アイデアを創出し、チャレンジを促す施策
2.1 研究開発テーマを自身で探索する
2.2 技術者と市場担当者が連携する「三新活動」
2.3 研究開発プロジェクトへの参加
2.4 技術者の自由なアイデアをテーマに仕上げる活動
2.5 社内ベンチャー制度
3.研究開発組織の活性化
3.1 活性化の土壌つくり
3.2 モチベーション向上のための人材評価
[2]アイデア量産体制の確立
1.ボトムアップでのアイデア量産体制の確立
2.経営者の理解が最重要
3.アイデア量産体制の構築の4要素
3.1 アイデア創出ノウハウの教育
3.2 インプットの奨励と予算を付ける
3.3 自由を与える
3.4 アウトプットを強制する(場を提供する)
4.まとめ
[3]研究者・技術者の自主性を促すマネジメント・風土
1.研究者・技術者の自主性を促すマネジメント・風土について考える前に
1.1 企業において良い研究、良い技術とは何か、研究者・技術者に適した人材とは
1.2 ボトムアップテーマとトップダウンテーマの特徴
1.3 ボトムアップテーマとトップダウンテーマの比較
1.4 トップダウンマネジメントとボトムアップマネジメントの融合の必要性
2.研究者・技術者の自主性を促すマネジメント
2.1 任して任さずのマネジメント
2.2 オープンイノベーションの実施
2.3 研究者・技術者の人材交流の活発化や人材交流の密接化の実施
2.4 技術見識獲得の機会と場の提供
2.5 上司と部下の信頼関係のある職場環境の構築とそのためのコーチングの実施
3.研究者・技術者の自主性を促す風土
3.1 チャレンジ精神の醸成
3.2 失敗を認め、失敗に寛容な企業風土の醸成と失敗に対するフォローの実施
3.3 自己実現の機会と場の提供による参画意識の醸成
[4]“ボトムアップ研究開発”の進め方と仕組みづくり
1.部門長の心得
2.自己組織診断
2.1 自己組織診断の方法
2.2 自己組織診断の結果と課題化
3.組織基盤づくり
3.1 潜在意識への働きかけ
3.2 行動指針の設定
3.3 チャレンジの推奨
4.勝つ組織づくり
4.1 勝つシナリオ
4.2 組織風土改革
4.3 人材育成
4.4 商品開発生産性向上
5.信頼関係づくり
[5]若手研究者からアイデアを引き出す研究組織の仕掛けと工夫
1.組織的な工夫
1.1 組織のビジョン/ミッションの明確化
1.2 リーダーの選別
1.3 多様性を考慮したチーム編成
2.情報とコミュニケーションの仕掛け
2.1 若手研究者にも「現場」の情報
2.2 アイデアを仲間が評価する
2.3 発想の転換を図る
2.4 情報発信の場の常設
[6]若手研究者からアイデアを引き出す研究組織の仕掛けと工夫
1.変化する研究開発への期待
2.研究開発現場の取り組みと課題
3.研究開発組織における行動方針
3.1 内発性動機づけを重視する
3.2 ダブルループ学習を意図的につくる
3.3 ソーシャル・キャピタルに投資する
3.4 コミュニケーション・スタイルを常に意識する
4.アクション・ラーニングの特徴と有効性
4.1 アクション・ラーニングとは何か
4.2 アクション・ラーニングの有効性
4.2.1 内発性動機づけに対する有効性
4.2.2 ダブルループ学習に対する有効性
4.2.3 ソーシャル・キャピタルに対する有効性
4.2.4 コミュニケーション・スタイルに対する有効性
5.研究開発におけるアクション・ラーニングの実践
[7]独創的アイディアを引き出し、育む組織風土作り
1.独創的アイディア≒コンセプト
2.現場のアートを育むサイエンス経営:コンセプト作りを育む風土−文化−行動−成果
3.組織風土の形成とイノベーションマネジメント
4.代替案 |