第1節 総論 木村 辰雄
1. はじめに
2. 界面活性剤を利用したメソ多孔体の合成
3. メソ多孔体の構造分析
4. メソ多孔体の形態制御
5. メソポーラスシリカを利用した主な応用研究
6. おわりに
第2節 吸着現象とメソ多孔体の利用技術 松本 明彦
1. はじめに
2. 吸着と多孔体
3. 物理吸着と化学吸着
4. 固体−吸着質間の相互作用
4.1 非特異的相互作用および反発相互作用
4.2 特異的相互作用
5. メソ多孔体の吸着等温線
6. まとめ
第3節 メソ多孔性酸塩基触媒 中島 清隆,福岡 淳
1. はじめに
2. 表面修飾によるシリカ表面への有機官能基の導入法
3. メソポーラス固体酸触媒
3.1 メソポーラスシリカへのスルホ基導入
3.2 アルキルスルホ基を導入したメソポーラスシリカの合成
3.3 ベンゼンスルホ基を導入したメソポーラスシリカ
3.4 化学修飾によるメソポーラス有機シリカへのベンゼンスルホ基の導入
4. メソポーラス固体塩基触媒
4.1 界面活性剤を含むメソポーラスシリカ前駆物質の固体塩基性質
4.2 アミンを固定したメソポーラスシリカの合成
5. おわりに
第4節 異種ユニット導入と触媒作用 森 浩亮,山下 弘巳
1. はじめに
2. シングルサイト光触媒の特異な反応性
3. ナノ多孔性材料と複合化したTiO2光触媒
4. メソ細孔を利用した金属ナノ粒子・ナノロッド触媒の合成
5. コアシェル型Pd/SiO2/@Ti含有メソポーラスシリカ触媒
6. メソポーラスシリカ細孔内に構築したIr錯体
7. メソポーラスシリカ細孔内に構築したPt錯体
8. シングルサイト光触媒を組み込んだメソポーラスシリカ薄膜
9. おわりに
第5節 規則性メソ多孔体を活用した担持金属触媒 原 賢二
1. 担持金属触媒における規則性メソ多孔体の利用
1.1 担持金属触媒
1.2 担持金属触媒における担体の表面積の効果
1.3 規則性メソ多孔体上の担持金属触媒
2. 規則性メソ多孔体を活用した担持金属触媒による反応例
2.1 メソポーラスシリカ担持白金触媒によるPROX反応
2.2 メソポーラスシリカ担持白金触媒によるエチレンの酸化的除去反応
2.3 メソ細孔材料に担持した金属触媒によるCO選択メタン化反応
2.4 メソ細孔材料に担持した金属触媒によるFT合成反応
3. 規則性メソ多孔体を活用した担持金属触媒の今後の展望
第6節 粒子(触媒成分)との複合化 犬丸 啓,片桐 清文
1. はじめに
2. 酸化チタン粒子をメソポーラスシリカに埋め込んだ新規な複合体の合成と構造
3. 酸化チタン粒子−メソポーラスシリカ複合体の分子選択的光触媒機能
4. SrTiO3ナノキューブを用いたメソポーラスシリカ複合体
5. おわりに
第7節 中空や鈴型に構造を制御したメソポーラスシリカ 岡本 昌樹
1. 緒言
2. 中空メソポーラスシリカ
2.1 中空メソポーラスシリカノ合成
2.2 薬物徐放容器としての利用
2.3 ミクロ反応容器としての利用
3. 鈴型メソポーラスシリカ
3.1 鈴型メソポーラスシリカの合成
3.2 ミクロ反応容器としての利用
4. まとめ
第8節 メソポーラスシリカナノ粒子の構造制御とDDS応用 呉 嘉文、白井 宏明、米澤 徹
1. 緒言 2. 粒径に影響を与えるパラメータ 3. MSNの分散
4. MSNを用いたナノ粒子 5. 今後の展開
第9節 有機分子や無機イオンの吸着におけるナノ空間構造の効果 吉武 英昭
1. はじめに
2. 吸着サイトの高密度化による効果
2.1 有機分子吸着選択性の発現
2.2 非晶質表面での吸着相の形成と相転移
3. 表面官能基間距離(分布)の測定
4. ナノ細孔内部の表面曲率の効果
4.1 分子インプリント法による芳香族位置異性体の吸着選択性の向上
4.2 グラフト法による遷移金属錯体シランの固定
5. まとめ
第10節 メソポーラス有機シリカの機能設計 前川 佳史、稲垣 伸二
1. はじめに
2. メソポーラス有機シリカの分類と構造
2.1 表面修飾型と骨格導入型
2.2 構造
3. PMOの高機能化
3.1 有機シラン原料の機能設計
3.2 骨格有機基の化学修飾
4. PMOの応用
4.1 金属錯体の固定化担体
4.2 固体有機分子触媒
4.3 光 捕集アンテナ機能
4.4 固体分子系光触媒
4.5 多色発光材料
4.6 光電変換素子
5. 今後の展望
第11節 非シリカ系酸化物、結晶と応用 野村 淳子
1. 非シリカ系酸化物
1.1 はじめに
1.2 遷移金属酸化物メソ多孔体の合成
2. 結晶と応用
2.1 はじめに
2.2 メソ多孔構造を維持した結晶化手法
2.2.1 炭素充填法
2.2.2 シリカコーティング
2.3 結晶化前後での物性変化と触媒反応特性の変化
2.3.1 メソポーラス酸化ニオブ上での過酸化水素によるシクロヘキセンの酸化触媒反応の選択性変化
2.3.2 水分解用光触媒活性の向上
3. 今後の展望
第12節 有機鋳型法によるメソポーラスカーボンの合成 田中 俊輔、西山 憲和
1. はじめに
2. メソポーラスカーボンの合成
3. メソポーラスカーボンの細孔構造制御
4. メソポーラスカーボンの形態制御
5. メソポーラスカーボンのEDLC特性
6. おわりに
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