第1節
油脂・水の調理科学とおいしさ 香西 みどり
1 調理に用いる食用油脂
2 油脂・水の調理科学
2.1 油脂と水
2.2 油脂の調理性
2.2.1 油の付着防止効果
2.2.2 アクの除去
2.2.3 油脂と水の分散系
2.3 油脂の融点と口どけやすさ
2.4 クリーミング性
2.5 ショートニング性
2.6 加熱調理における油脂の役割
2.7 電子レンジ調理における油のふるまい
第2節 調理におけるだしと油の活用はおいしさと健康のカギを握る 高岡 素子
1 現在の食生活と精進料理について
2 おいしさと調理特性に対するだしの役割
3 おいしさと調理特性に対する油脂の役割
第3節 おいしい揚げ物、炒め物をつくるための食用油の使い方 鈴木 修武
1 はじめに
2 おいしい揚げ物をつくるための揚げ油の使い方
2.1 おいしい揚げ物をつくるために
2.2 おいしい天ぷらを揚げるために
2.3 おいしいフライ類を揚げるために
2.4 おいしいから揚げ類を揚げるために
2.5 フライヤーとろ過機の上手な使い方
3 おいしい炒め物をつくるための炒め油の使い方
3.1 おいしい炒め物をつくるためには
3.2 おいしい焼きそばをつくるために
3.3 炒め物用調理器具・機械および炒め方と中華蒸し麺
第4節 揚げ加工における吸油挙動 三浦 靖
1 はじめに
2 調理・加工における揚げ加工の位置づけ
2.1 揚げ加工の特徴
2.2 揚げ加工での食品素材の変化
2.2.1 感覚情報の観点から
2.2.2 化学・物理的変化の観点から
2.3 揚げ加工での油脂の役割
3 揚げ加工での熱・物質移動
4 糖質素材による揚げ加工食品の吸油量の低減
第5節 主な食用油の特徴と揚げ物における各食用油のおいしさについて 渡辺 健市
1 油脂摂取の状況と起源
2 揚げ物に使用される食用植物油の歴史
3 フライ油の風味の特徴と相性
4 構成する脂肪酸組成からみた風味の特徴
5 用途ごとに求められる油の特性
6 油を使った高温調理とおいしさ
第6節 調理におけるアラキドン酸が食品をおいしくする効果 白砂 尋士
1 アラキドン酸が味覚を増強する効果
1.1 調理における油脂が食品をおいしくする効果
1.2 アラキドン酸について
1.3 アラキドン酸含有油脂
1.4 アラキドン酸を使った調理実験結果
1.5 アラキドン酸の味覚増強効果の機構
1.6 アラキドン酸の栄養面との関係
2 比内地鶏とアラキドン酸
2.1 比内地鶏
2.2 ブロイラーと比内地鶏の給餌試験
2.3 アラキドン酸を与える給餌試験
3 まとめ
第7節 「揚げない揚げ物」の開発 松井 陽子、金森 啓至
1 はじめに
2 課題の設定
2.1 から揚げとは?
2.2 電子レンジ
3 技術課題
3.1 コロモの食感
3.2 コロモの色・香味
3.3. 鶏肉の風味
4 まとめ |