第2章 感覚・知覚・認知・記憶・判断
第1節 視 覚
1.1 網膜投影型レーザアイウェア技術 菅原 充
1. はじめに
2. ウエアラブル視覚情報端末の分類
3. 網膜レーザ投影
4. 網膜投影型レーザアイウェア
5. 安全性
6. ロービジョンエイド
7. 今後の展望
8. まとめ
1.2 眼鏡型ウエアラブル端末による視覚拡張 座安 剛史
1. 眼鏡型ウエアラブル端末「b.g.(ビージー)」の開発背景
2. 眼鏡型ウエアラブルの本質とは
3. 眼鏡型ウエアラブルによる視覚拡張とは
4. 人間の眼で見えるものをさらに拡張する
5. 人間の眼で見えないものを見えるようにする
6. 眼鏡型ウエアラブル「b.g.」の特長
7. 日本の眼鏡製造の聖地「鯖江」の産業活性化へ
第2節 聴 覚
2.1 聴覚拡張のための音声信号処理とインタラクティブ聴覚拡張システム 武田 一哉
1. 聴覚拡張とは
2. 空間音響伝達特性と頭部伝達関数
3. 音源分離 4. 空間印象のインタラクティブな探索
2.2 音情報伝達技術の高度化による拡張現実感 小澤 賢司,渡邉 貫治
1. 拡張情報提示のための音情報伝導経路
2. 気導音による聴覚拡張情報の提示
3. 頭部伝達関数:実空間における空間情報知覚の原理
4. 頭部伝達関数を利用した空間情報の提示
5. 音源信号と部屋の音響特性の準備
6. Augmented Human Hearing(AHH)の実現
2.3 人工内耳 松本 希
1. はじめに
2. 内耳の機能と人工内耳の原理
3. 人工内耳の構造
4. 適 応
5. 人工内耳装用者の聞き取り
6. 人の能力の拡張としての人工内耳
7. まとめ
第3節 音声機能の代行と拡張 藪 謙一郎,伊福部 達
1. 音声の機能とその障害
2. 発声機能の代行
3. 構音機能の代行
4. 代用音声としての技術と音声の拡張
第4節 触覚のAR 梶本 裕之
1. はじめに
2. ツール介在型触覚AR
3. シート介在型触覚AR
4. 提示部位移動型触覚AR
5. 環境埋設型触覚AR
6. おわりに
第5節 味 覚
5.1 電気味覚 小池 崇文
1. 味覚の概要
2. 電気味覚の概要
3. 電気味覚のハードウェア
4. 電気味覚の研究動向
5. 電気味覚の実装例
5.2 味覚の増幅と拡張 中村 裕美
1. 電気味覚とは何か
2. 電気味覚の機序と味質
3. 電気味覚を用いた味覚増幅・拡張とその展開
4. 電気味覚を味覚増幅・拡張に用いるメリットと活用展開
第6節 運動感覚 暦本 純一
1. はじめに
2. 運動感覚
3. 自己像の拡張としての体外離脱視点
4. ドローンによる体外離脱視点の提供
5. 水泳者のための体外離脱視点の提供
6. BodyCursor:身体知の体外離脱化
7. 体外離脱視点による運動能力の拡張・発展性
第7節 感覚クロスモダリティ
7.1 視覚情報の拡張による疑似手指感覚の提示 田野 俊一
1. はじめに
2. 関連研究
3. 関連研究における課題
4. 研究アプローチ
5. 実験および応用検証用システム
6. 評価実験
7. まとめと今後の課題
7.2 視触覚相互作用を用いたリダイレクション 廣瀬 通孝
1. リダイレクション
2. 視触覚相互作用(クロスモーダル)
3. 視触覚リダイレクションの提案
4. 無限回廊における触覚的手掛かりの効果
5. 疑似昇降感覚の提示
6. まとめ
7.3 視覚・嗅覚の操作による味覚の拡張 廣瀬 通孝
1. 味覚とは
2. 味覚の合成
3. マルチモーダルからクロスモーダルへ
4. メタクッキー
5. おわりに
7.4 聴覚と視覚・触覚・運動感覚の相互作用による複合現実感 鈴木 健嗣
1. はじめに
2. 聴覚機能を支援する技術
3. 聴覚機能と社会的コミュニケーション
4. 聴覚により運動感覚を理解する技術
5. 聴覚機能を代替する視覚教示を与える環境の機能化
6. まとめ
第8節 感覚の伝送・拡張・共有技術 前田 太郎,古川 正紘
1. 感覚運動情報レベルでの入出力インタフェース
2. 前庭電気刺激(GVS)
3. つもり制御
4. おわりに
第9節 人工知能と人間拡張
9.1 ディープラーニングと人間拡張 松尾 豊
1. はじめに
2. 学習と進化
3. 微分可能性
4. 生存確率の最適化と双対性
5. 微分可能化する世界
6. おわりに
9.2 コグニティブ・コンピューティングと人間拡張 武田 浩一
1. コグニティブ・コンピューティングの展開
2. 医療分野のコグニティブ・システム
3. レシピ創作のためのコグニティブ・システム
4. さらなる人間拡張へ |