第1節 皮膚測定試験の種類に応じた被験者選定の考え方
1.化粧品開発を主とした皮膚測定の被験者選択
1.1 試験目的とデザイン
1.2 試験設計時に考慮すべきポイント
1.3 外的な要因や季節行動も重要な考慮ポイント
1.4 多項目の測定試験時に考慮すべき点
1.5 試験の実施時に注意すべきポイント
2.機能性表示食品開発のための皮膚測定と被験者選定
2.1 機能性表示食品制度と皮膚関連のヘルスクレーム
2.2 機能性表示食品制度の届出資料としての臨床試験
2.3 例数設計の実際
2.3 被験者選定の実際
3.まとめ
第2節 皮膚角層水分量の測定および保湿剤の評価と注意点
1.保湿剤評価のための計測機器
2.コンダクタンスと角層水分含量
3.測定における注意点
3.1 接触圧
3.2 電極径
3.3 温度、湿度、季節による違い
3.4 部位差
3.5 その他注意点
4.測定例
4.1 化粧品素材の測定
4.1.1 ヒアルロン酸
4.1.2 アロエ
4.2 化粧品製剤の測定
第3節 皮膚の粘弾性の測定
1.皮膚の構造と力学特性
2.皮膚粘弾性の測定
2.1 陰圧吸引法の代表機種
2.2 Cutometerを用いた測定における留意点
2.3 Cutometerによる皮膚の力学的測定に実例
3.球体落下による皮膚力学特性(柔軟性と弾力性)の測定
第4節 皮膚色の測定と評価
1.皮膚色の光学的特殊性と構成色素
2.皮膚色の測定
2.1 皮膚色を測定する装置
2.1.1 色彩計(刺激値直読方式)
2.1.2 分光測色計(分光測色方式)
2.1.3 非接触型の装置
3.接触式色彩計を用いる場合の皮膚色測定の留意点
4.長期連用試験で皮膚色の変化を見る時の留意点
5.スマ-ートフォンを用いた皮膚色の測定
第5節 ヒトパッチ試験による安全性の評価法
1.皮膚一次刺激性を評価するためのヒトパッチテスト
1.1 試験法
1.1.1 閉塞貼付試験(クローズドパッチテスト)
1.1.2 開放塗布試験(オープンテスト)
1.2 被験者
1.3 対照物質
1.4 媒体
1.5 判定
2.接触皮膚感作性を評価するためのヒトパッチテスト
2.1 Human-Repeated Insult Patch Test(HRIPT)
2.1.1 感作処置
2.1.2 処置濃度設定試験
2.1.3 観察
第6節 画像解析によるキメの定量的評価指標の設定
1.皮膚の表面構造とキメの定義
2.キメの評価法
2.1 間接的な方法
2.2 直接的な方法
3.キメの定量化の実施例
3.1 レプリカ法の場合
3.2 デジタルマイクロスコープによる画像解析法の場合
第7節 官能評価データに近いデータを機器測定で得るための工夫
1.スキンケア化粧品モデルの処方
2.測定装置
3.解析方法
3.1 化粧水の測定例
3.2 乳液の測定例
3.3 クリームの測定例
第8節 皮膚の正しい測定結果を得るための「ハイパースペクトルカメラ」の使い方
1.ハイパースペクトルカメラとは
2.皮膚のモデル
2.1 皮膚の構造と光の吸収・散乱
2.2 皮膚の分光反射率による数学的表現
2.2.1 皮膚の反射モデル
2.2.2 ヒト肌色モデルの数学的表現
3.皮膚の撮影方法
3.1 測定方法@:偏光板による表面反射と内部反射の分離
3.2 測定方法A:積分球による積分球によるヒト肌計測
4.ハイパースペクトルカメラによる皮膚スペクトルの計測事例
4.1 コサイン距離法によるメラニン強調とヘモグロビン強調画像
4.2 酸素飽和度とは
4.3 血行と疲労の可視化事例
5.皮膚スペクトルの計測への機械学習の応用―感情解析
5.1 カメラの画像解析による感情のパターン分類とは
5.2 実験方法
5.3 ヒト肌スペクトルからの心拍信号抽出の原理
5.4 心拍信号の抽出のための信号処理
5.5 機械学習による感情の分類
第9節 顔の輪郭の評価法
1.たるみのメカニズム
2.モアレトポグラフィーによる評価法
3.三次元計測による評価法
3.1 VECTRA HANDY(ベクトラ ハンディ)
3.2 VISIA(ビジア)
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