1節 AI・ディープラーニングが医療・創薬分野に与えるインパクトと可能性
1.はじめに――医療ITと人工知能
2.これまでの人工知能(AI)と「知識表現」型人工知能
3.ディープ・ラーニング(Deep Learning)の革命性
4.人工知能は医学・医療に何をもたらすか
2節 人工知能のゲノム解析への応用
1人工知能の急速な発展
1-1. 人工知能、機械学習、深層学習の関係
1-2.機械学習と非負値行列因子分解 NMF
2.NMFの医学研究への応用
2-1. 非負値行列因子分解(NMF)の概要
2-2. 遺伝子と機能の新たな関係の抽出
3.オープンサイエンスによるNMFを用いたバイオマーカー探索
3-1. オミックスデータ
3-2. 欠測値に対応した行列分解
3-3. 結果と考察
4.共同研究の進め方
3節 医療分野で期待される人工知能とICTの活用
1.ICT(スマートフォン)について
1-1 スマートフォンの普及について
1-2 ICT医療について
1-3. ICT遠隔医療
1-4. アプリによる医療変革
2.人工知能(AI)について
2-1 AIの種類について
2-2. 医療でのAIの活用の仕方
2-3. AIのいくつかの手法
2-4. AIにとって元になるデータが大切
2-5. AIの実例として色の識別
4節 ポスト「京」を用いた創薬開発への期待
1.創薬プロセス上の課題
1-1.DMTAサイクル
1-2.DMTAサイクル上の課題と対策
1-3.PDCサイクルの連鎖と巨大な創薬プロセス
2.IT創薬基盤構築への期待
2-1. IT創薬
2-2. データ駆動型創薬基盤
2-3. シミュレーション創薬基盤
3.ポスト「京」への期待
3-1.「より早く」・「より多く」・「より正確に」
3-2.「より長く」
5節 イノベーションにおける共同研究の際の知財マネジメント
1.共同研究における知財マネジメントの論点と実務対応
1-1. 共同研究に起因する発明の特許を受ける権利の承継に関する論点と実務対応
1-2. 共有に係る特許権の論点と実務対応
2.AI/ビックデータ/IT/IoT分野における技術開発の状況
2-1. ゲノム解析技術の進展
2-2. 大容量データ時代の通信技術
2-3. デジタルデバイスの浸透
3.共同研究の際の知財マネジメントの組織対応
3-1. 共同研究を活用した知的財産マネジメント
3-2. コンソーシアムを活用した知的財産・技術標準のマネジメント
3-3. オープンイノベーションと知的財産マネジメント
6節 遠隔医療の実情、方向性と求められるニーズ
1.遠隔医療の現状
1-1. 定義
1-2. 有益な対象
1-3. 形態
1-4. 普及状況
2.制度
2-1. 概況
2-2. 医師法
2-3. 診療報酬
3.これからの遠隔医療
3-1. オンライン診療
3-2. 遠隔モニタリングとデバイス治療
3-3. 地域包括ケアとチーム医療
3-4. 地域の専門医療の支援
3-5. データに基づく診療と研究
4.研究と開発の課題
4-1.情報に関するコンプライアンス
4-2.データを集めるスキーム
4-3. 計測技術
4-4. 介入と制御技術
5.評価技術
5-1. 臨床評価と社会評価
5-2. 地域への展開
7節 イノベーションを活用した遠隔医療に期待出来るロボットの開発
1.遠隔医療の現状
2.社会変化・イノベーションが引き起こす環境変化
3.コミュニケーションロボットの現状と今後の展開
3.1 医療・介護における取り組み
3.2 コミュニケーションロボットの種類と機能・特性
3.3 IoTの一端を担うコミュニケーションロボットと遠隔医療
3.4 生活の中での遠隔医療環境
4. ロボット活用と情報セキュリティ
5. ロボットなどのテクノロジーを活用できる人材の育成
8節 デジタルヘルス分野におけるバイエル薬品のオープンイノベーション
1.デジタルヘルス分野における製薬企業のオープンイノベーション
1-1. 製薬企業におけるデジタルヘルス分野の取り組み
1-2. デジタルヘルス分野でのオープンイノベーション
2.デジタルヘルス分野におけるバイエル薬品の取り組み
2-1.バイエル薬品のデジタルヘルスの取り組み
2-2.Grants4Apps - バイエルのデジタルヘルス分野のオープンイノベーションプログラム
3.デジタルヘルス分野でのオープンイノベーションを成功させるために
9節 手術支援ロボットの現況と今後
1.ロボット手術の歴史
2.ロボット手術の基礎と利点
3.ダヴィンチの信頼性
4.ロボット手術の本邦における現状
10節 医療分野で期待できるウェアラブル機器の市場と展望
1.医療機器の市場と高齢向け訴求の現況を理解する
2.高齢化から見た医療経営における課題
3.医療機関(高度急性期)におけるウェアラブル(eNFC)の可能性
4.医療機器が身に着ける機能
5.入院患者のウェアラブル
6.過疎地域型二次医療圏とウェアラブル医療機器
7.在宅医療におけるIoTへの期待
8.医療分野で兆しが見え始めたウェアラブル化の潮流
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