1節 自動車内熱マネジメント技術の動向と今後の展望
1.新駆動源車両における空調システムの重要性
2.燃費測定への影響
3.空調負荷
4.空調システムの効率化
5.快適性に配慮した省エネ技術
6.熱マネジメント
7.新駆動源車両の空調システム
8.自動運転時代の空調システム
2節 車室内の温熱快適性評価に向けた人体熱平衡モデルと温冷感予測
1.温熱快適性とは
1.1 温冷感と温熱快適感
1.2 温冷感と温熱環境因子
2.人体熱平衡とシミュレーション
2.1 人体熱平衡計算の基本的な考え方
2.2 代表的な人体熱平衡モデル(二層モデル)
3.乗員の温熱快適感と温熱環境評価指標
3.1 FangerのPMV
3.2 GaggeらのSET*
3.3 SET*と快適ゾーン
3.4 PMVとSET*の比較
3.5 評価指標の選択
3節 自動車と断熱技術、次世代自動車に求められる断熱
1.これまでの内燃機関自動車における断熱技術
1.1 自動車車体に設置されている遮熱・断熱部材
1.2 暖房時の断熱と冷房時の断熱
1.3 防音材による断熱効果
1.4 乗用車に用いられている遮熱・断熱材
2.自動車の冷暖房とインテリアの断熱
2.1 暖房
2.2 冷房
2.3 インテリアの断熱
3.自動車の電動化に伴う断熱技術
4.自動運転車、カーシェアリングに対応したインテリア、断熱
4節 自動車室内の温熱快適性と温熱環境評価法
1.温熱快適性
1.1 人体の熱平衡
1.2 熱的快適性に影響を与える要素
2.評価指標
2.1 有効温度(ET,Effective Temperature)
2.2 作用温度(Operative Temperature,OT)
2.3 予想平均温冷感申告(Predicted Mean Vote,PMV)
2.4 新有効温度(New Effective Temperature, ET*)
2.5 Bedford の等価温度(Equivalent Temperature,Teq)
2.6 Madsenの等価温度(Equivalent Temperature,Teq')
3.サーマルマネキンによる温熱環境の評価法
3.1 サーマルマネキンによる等価温度(Teq')の算出
3.2 サーマルマネキンによるPMVの算定
5節 自動車室内の快適性を高めるスマートウィンドウ技術
1.自動車ウィンドウ
2.スマートウィンドウ
2.1 熱線遮蔽ウィンドウ
2.2 調光ウィンドウ
6節 可視光透過型遮熱材料の特性と自動車部材への応用
1.次世代自動車がもたらす影響
2.自動車ウィンドウ機能の素材的課題
2.1 遮熱ガラス(中間膜・コーティング)
2.2 遮熱樹脂ガラス(ポリカーボネート)
2.3 遮熱ウィンドウフィルム
3.日射遮蔽微粒子の赤外線吸収原理
7節 カーインテリアの快適性評価とその事例
1.インパネ用表皮材の選定について
2.インパネ用表皮材の「触感」官能検査について
2.1 官能検査方法について
2.2 「触感」官能検査結果
3.インパネ用表皮材の物理特性の測定と「触感」との相関関係
3.1 インパネ用表皮材の表面粗さ測定
3.2 インパネ用表皮材の温熱特性測定
3.3 インパネ用表皮材の摩擦特性測定
3.4 インパネ用表皮材の圧縮特性測定
3.5「しっとりした」を予測する重回帰式の提案
8節 ドライバの姿勢・体動計測とそのドライバの眠気・ディストラクション評価への応用
1.着座センサの利用可能性
2.眠気の検出
3.ディストラクションの検出
4.検出手法とセンサのリンク
5.今後の課題
9節 着座センサを用いた入眠予兆検知と眠気推定技術
1.シート脈波による入眠予兆
1.1 入眠予兆現象とは
1.2 居眠り運転防止シートの開発
2.着座センサーによる脈波の測定原理
3.着座センサーの構造
4.眠気推定方法
4.1 主観眠気に基づくスリープスコアによる眠気推定法
4.2 眠気推定関数
5.眠気の推定精度の向上
10節 運転者に優しい自動車内装照明用LED照明システム設計と感性評価
1.色の知覚の多様性
2.人の知覚特性や感性を考慮した製品設計
2.1 知覚特性
2.2 感性と感情
3.LED光源が持つ無限の光を発現
4.各種LED光源を用いた疲労低減特性評価
5.有彩色LEDを用いた視認性および疲労評価
6.感性評価に基づくLED照明に向けて
|