第1節 顧客自身が気づいていない価値を発掘・創造する思考フレームワーク
1.情報のイニシアチブが顧客の手に渡った現在、これまでと異なるニーズが発生してきている
2.顧客も気がついていない新たなニーズを発見するための3つの提言
2.1 社会課題の俯瞰と常識を超えた壮大な夢を持つ
2.2 顧客価値を10倍にする思考・発想
2.3 市場の参加プレイヤーを半分以上入れ替えるもしくは倍増させる思考・発想
第2節 「観察」による潜在ニーズの発掘と成功事例
1.あらたなニーズの発掘に不可欠な思考プロセス
1.1 「事実」を起点とした思考プロセス「FEAT」
1.2 ステップ1:向き合う(Face)
1.3 ステップ2:考察する(Examine)
1.4 ステップ3:行動する(Action)
1.5 ステップ4:顧みる(Think Back)
2.「観察」を起点とした潜在ニーズの発掘
2.1 「観察」の特長と活用領域
2.2 顕在意識と潜在意識のギャップ(例)
3.「観察」に必要な知識と体系
3.1 「発見する」ために必要な人間に関する知識
3.2 多様な気付きを得るための体系
4.「観察」の準備
4.1 観察に入る前の準備
5.「観察」の実施
5.1 準備は緻密に、現場では柔軟に
5.2 観察時の基本姿勢
5.3 「事実」の記録方法
6.ワークショップによる潜在ニーズの抽出・分析
6.1 気づきから本質的“インサイト”を得るためのワークショップ
7.「観察」に基づく生活者理解からの成功事例
7.1 「あたりまえ」を疑うことから「あらたな枠組み」を見出す
7.2 さまざまな目的でのFEATの活用
第3節 特許情報を用いた研究開発テーマの探索
1.特許情報の基礎知識
1.1 様式が統一された膨大な情報
1.2 特許出願公開までのタイムラグ
1.3 課題および解決手段
1.4 特許分類
1.5 引用関係
2.特許情報を活用した研究開発テーマ探索のアプローチ
2.1 課題分析
2.2 課題・解決マトリクス分析
2.3 引用・被引用分析
2.4 ライフサイクル分析
3.特許情報を活用する際の留意点
3.1 分析作業に必要なツールと詳細な作業手順
3.2 課題・解決手段・技術分野の分析項目設定と分類作業
3.3 分析対象集合の設定
第4節 MROCを使った消費者インサイトのつかみ方
1.MROCとは何か
1.1 MROCとは
1.2 MROCの特徴
1.3 ソーシャルメディアとMROCの関係
1.4 グループインタビューとMROCの関係
2.MROCにおける消費者インサイトのつかみ方
2.1 消費者インサイトの定義
2.2 MROCにおけるインサイトのつかみ方
3.MROCの活用
3.1 MROCによるペルソナ作成
3.2 MROCによるカスタマージャーニーマップ
第5節 システム×デザイン思考=イノベーティブ思考よる独創的新規事業テーマ発掘法
1.思い込みを捨てることから全てが始まる
2.視点を変えろ!
3.システム思考とデザイン思考をハイブリッドで使う“イノベーティブ思考”
4.イノベーティブな問題定義から生まれるイノベーション
5.問題は3つの軸で探索する
6.5つのアプローチで問題を定義する
7.手段より先にユーザーに提供する価値を考える
8.価値を確認するプロトタイピング
9.深掘りではなく、階層で考える
第6節 現代版TRIZを用いたしい研究開発テーマの創出法
1.TRIZに対する古い認識と新しい認識
2.従来の技術開発と将来の技術開発
3.次世代の商品・サービスを意図的に進化させる
4.新しい研究開発テーマの条件
5.未来を制御するという発想
6.進化トレンドの適用
7.進化パターンの適用
8.進化ラインの適用
9.新しい商品・サービスの提案
第7節 社会の動向、政策から究テーマを発掘するポイント
1.環境の乱気流モデル
1.1 変化の予兆
1.2 アンゾフの乱気流モデル
2.パラダイムシフトとイノベーション
2.1 アナログからデジタルへのパラダイムシフト
2.2 クローズからオープンへのパラダイムシフト
2.3 IoTが引き起こすパラダイムシフト
3.マクロ環境分析
第8節 マーケティングからの研究開発テーマの発掘、アイディアの創出
1.マーケティングと技術開発の好循環構築
1.1 研究開発テーマの発掘の起点は顧客そして市場
1.2 アズビルにおける製品開発とソリューションの好循環事例
1.3 顧客を起点とした製品開発とサービスのイノベーションサイクル
2.社会の課題とニーズをつかむには政策をマーケティングせよ
2.1 先取りニーズの推進は政策との連携で
2.2 政策との“いい寄り添い方”が成功の鍵
2.3 超スマート社会を視野に入れた戦略的商品開発
2.4 縮小する社会で成長するビジネス“省インフラ”
第9節 研究開発テーマ、アイデア量産体制の構築
1.2010年代の研究開発マネジメントは「本業回帰」だった
2.2020年代の研究開発マネジメントに求められることは「技術獲得手段の多様化」である
3.アイデア考案方法
4.アイデア温め段階:研究開発マネージャーにとっての深掘りの仕組み
第10節 15%カルチャーから事業の芽となるテーマを生み出す仕掛け
1.3M社の新製品発掘ツールツール
2.15%カルチャー実施例
2.1 粘着剤は研究開発途上の失敗作
2.2 15%カルチャーによる他部門からの支援
2.3 15%カルチャーはネットワーク構築のツール
2.4 製造設備へのチャレンジ
2.5 フォーチュン500社秘書へのサンプリング
2.6 日本市場への導入
3.3M社の15%カルチャー
3.1 15%カルチャーの真の姿
3.2 15%カルチャーを成功させるために
第11節 トレンド分析による在ニーズ発掘とその検証法
1.企画品質の二元論
2.トレンド分析
2.1 トレンドとは何か
2.2 トレンド仮説の検討ステップと検証方法
3.潜在ニーズの発見
3.1 トレンドが加速した際の物理的未充足を見付ける
3.2 「諦め要因」の裏返しが自社が提供すべき新価値
4.潜在ニーズの検証方法
4.1 顧客との共創こそが仮説検証の目的
4.2 共創を有効に進めるディスカッションペーパーとは
4.3 仮説立案と仮説検証を繰り返しながら、提供価値を高める
第12節 事業に結びつく新規テーマ発掘のポイントと新規事業計画の立案とその進め方
1.事業に結びつく新規テーマの発掘や新規事業計画の立案、実践を担当する方々へのメッセージ
1.1 思いこそが全ての始まり
1.2 新規事業計画の作成に際しては、
まずVUCAワールドで起こっていることを正しく認識することから始めるべきである
1.3 ものごとの本質を掴む
1.4 お客様の「感動」「喜び」を生み出すコトづくりへの貢献を第一に考える
1.5 2階建てのマネジメントスタイルの重要性
2.新規テーマ発掘と新規事業の立案を行うに際して考えるべきこと
2.1 エコシステムを考える
2.2 チームプレイの重要性・価値を認識する
3.新規事業計画の立案とその実践
3.1 できますか〜売れますか〜儲かりますかの三位一体で考える
3.2 試行錯誤型マネジメントを行う
3.3 新規事業テーマを発掘するために自ら考える習慣を身に付けよう
3.4 ロードマップやシナリオ・プランニングから考える
3.5 ハードとソフトの融合を考える
3.6 技術見識を高め、アライアンスを視野に入れる
3.7 学術論文の動向の見据える化
3.8 最後に、新規事業計画の立案とその実践に必要な人材像を示す
第13節 ロードマップマネジメントにおけるテーマ発掘
1.ロードマップの利用目的と機能的な分類
2.ロードマップマネジメントからの新規テーマ発案
3.発案されたテーマを机上に載せる
4.発案を埋もれさせないために
5.発案されたテーマをプロジェクト化する制度
第14節 省リソースで取り組む新規R&Dテーマの探索
1.期待されるR&Dテーマとは
1.1 省リソースの徹底
1.2 短期間で仮説検証を繰り返す
1.3 最初からマーケティング活動を行う
2.探索前に行う条件設定
3.情報収集のポイント
3.1 市場ニーズ調査
3.2 技術の棚卸し,整理
4.R&Dテーマのアイディア創出
4.1 アイディア発散フェーズ
4.2 アイディア収束フェーズ
5.R&Dテーマ企画提案書へのまとめ方
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