第1節 鋼部材へのCFRP接着技術とはく離の評価
1.引張を受けるCFRP接着鋼板の応力伝達と定着長の設計
1.1 引張を受けるCFRP接着鋼板の応力伝達
1.2 CFRPのマトリックス樹脂の影響を考慮したCFRP接着鋼板の応力伝達
1.3 複数のCFRPが接着された鋼板
1.4 CFRPの必要定着長の設計
2.CFRP接着鋼板のはく離に対するエネルギー解放率
2.1 CFRP接着鋼板のはく離によるエネルギー解放率
2.2 複数のCFRPが接着された鋼板に対するはく離によるエネルギー解放率
2.3 CFRPのはく離破壊に対する照査
第2節 超音波溶着による結晶性CFRTPと非結晶性CFRTPの異種材接合技術
1.超音波溶着によるCFRTPの接合の概要
1.1 超音波溶着とは
1.1.1 超音波溶着機
1.1.2 超音波溶着の原理
1.2 マトリックス樹脂とは
1.2.1 結晶性樹脂
1.2.2 非結晶性樹脂
1.2.3 樹脂の温度特性
2.試験片および実験方法
2.1 超音波溶着用CFRTP試験片
2.2 超音波溶着による同種材接合
2.2.1 溶着条件と評価方法
2.2.2 温度履歴測定
2.2.3 引張せん断強度測定
2.2.3.1 加振時間と溶着強度の関係
2.2.3.2 加振時間と溶着エネルギーの関係
2.2.3.3 溶着エネルギーと溶着強度の関係
2.2.4 破断面観察
2.3 超音波溶着による異種材接合
2.3.1 溶着条件と評価方法
2.3.2 温度履歴測定
2.3.3 引張せん断強度測定
2.3.3.1 加振時間と溶着強度の関係
2.3.3.2 試験片の上下を入れ替えた異種材接合品の溶着強度
2.3.3.3 加振時間と溶着エネルギーの関係
2.3.3.4 溶着エネルギーと溶着強度の関係
2.3.4 破断面観察
第3節 熱可塑性CFRPの熱膨張を利用した金属との接合技術
1.技術の概要
2.CFRTPとAl片の接合
2.1 試験片
2.2 Al片加熱によるCFRTPとの接合方法
2.3 実験結果
2.3.1 ストレート溝を有するAl片加熱によるCFRTPとの接合および接着剤による接合
2.3.2 テーパー溝を有するAl片加熱によるCFRTPとの接合
3.CFRTPの加熱膨張
第4節 一方向熱可塑性CFRP製リベットを使用したサーボプレスによるリベット締結プロセスの開発
1.UD-CFRTP製リベットの材料
2.加熱源
3.電動サーボプレス
4.UD-CFRTP製リベットの製作と締結プロセス
4.1 UD-CFRTP製リベットのヘッド成形プロセス
4.2 UD-CFRTP製リベットの締結プロセス
5.UD-CFRTP製リベットの締結装置
6.リベットヘッド成形時の温度分布
6.1 高周波誘導加熱と赤外線加熱の比較
6.2 赤外線加熱の加熱位置比較
7.UD-CFRTP製リベットのリベットヘッド断面観察
8.UD-CFRTP製リベットの締結挙動
9.接合強度
第5節 CFRP接着構造におけるき裂進展挙動評価
1.CFRP接着構造の破壊様式
2.CFRP接着構造におけるはく離挙動評価
3.破壊じん性試験
3.1 破壊じん性試験の基礎
3.2 CFRP接着構造の破壊じん性試験
3.2.1 モードI破壊じん性試験
3.2.2 モードII破壊じん性試験
3.2.3 混合モード破壊じん性試験
3.3 CFRP接着構造におけるき裂進展挙動評価の実例
4.CFRP接着構造のき裂進展シミュレーション
4.1 結合力モデル(CZM)
4.2 き裂進展シミュレーションの実例
第6節 ゴムと炭素繊維の複合素材CFR(Carbon Fiber rubber)の開発と展望
1.開発の経緯
2.CFRの構造概要
2.1 CFRの構造
2.2 CFRの主な特徴
3.CFRの用途検討とその展望
4.CFRの改良と発展
4.1 CFRの量産化
4.2 CFRの多種化
4.3 CFRの2次加工
5.CFRの物性評価
5.1 引張試験(強度と伸び率)
5.2 突き刺し試験(強度と最大変位量)
5.3 落錘試験(強度、最大変位量、衝撃吸収エネルギー)
5.4 面圧強度
5.5 比重
5.6 電磁波シールド性
5.7 屈曲繰り返し試験
第7節 CFRPの穴加工と専用工具
1.CFRP穴あけの難しさ
2.CFRPの穴加工でのトラブル
3.FRP用ドリル
3.1 各種CFRP用ドリル
3.2 工具径
3.3 ダイヤコート
4.CFRTPの穴あけ
4.1 CFRTP穴あけにおける留意点
4.2 CFRTP穴あけ用ドリル
5.その他の穴あけ
5.1 CFRP/金属スタック材の穴あけ
5.2 薄板加工
5.3 大径穴加工
第8節 短パルスレーザーを用いたCFRPの微細加工技術
1.はじめに
2.レーザー波長・パルス幅依存性
2.1 加工部周辺への熱影響
2.2 加工効率の評価
2.2.1 加工効率の物理的評価
2.2.2 加工効率の経済的評価
3.効率的なレーザー加工法
3.1 CFRP加工効率の改善策
3.2 複合パルス加工
3.2.1 炭素繊維に対して垂直方向の加工
3.2.2 炭素繊維に対して平行方向の加工
4.連続発振(CW)kW級レーザーを用いた加工
4.1 CWレーザーによる連続繊維の加工
4.2 CWレーザーによる長繊維ペレットの加工
5.次なる挑戦:超短パルスレーザーを用いた極薄CFRPの微細加工
第9節 CFRP・CFRTPのトリミングの難しさと専用工具
1.CFRPの切削加工の難しさ
2.CFRPの切削加工でのトラブル
3 工具の選定
3.1 ダイヤモンドコーティング
3.2 各種トリミング工具と選定
3.3 CFRTP-炭素繊維強化熱可塑性樹脂
3.4 工具を効果的に使う
3.4.1 工具径の選定
3.4.2 アップカットとダウンカット
3.4.3 閉ループでの工具の貫通
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