第1節 ディスプレイにおける見やすさの要件とその評価手法
1.見やすさの要件とその評価手法
1.1 正面に近く,焦点調節が少ない
1.2 適度な眼球収差
1.3 注意を反らせるもの,不快なものがない
1.4 無意識を意識する
2.視覚設計の視点
第2節インタラクティブシステムを対象としたアイトラッカを用いたユーザビリティ評価
1.インタラクティブなシステムの設計とユーザによる評価
2.ユーザビリティの客観的定量評価とアイトラッカの利用
2.1 眼球運動からわかること
2.2 既存の眼球運動分析ツールの利用
2.3 アイトラッカのタイプと特徴
4.ヘッドマウント型アイトラッカを使った注視物分析によるモバイル機器向け評価法
5.非接触型アイトラッカを使った注視物分析によるウェブの評価
6.HMD内蔵型アイトラッカを使ったVRコンテンツ評価支援ツールの提案
2.4 アイトラッカと注視対象
2.5 ユーザへの心的反応と瞳孔径変動
2.6 まとめ
3.ヘッドマウント型アイトラッカを使った注視物分析による家電GUIの評価
第3節 評価グリッド法によるキーボードの「感性設計」
1.感性設計手法の概要
1.1 顧客の使用状況を考慮した要求分析
1.2 感性品質の定量化,商品仕様,設計への受け渡し
2.感性設計手法を適用する目的
3.キーボードの要求分析と感性設計のためのシステムモデル
3.1 評価グリッド法から要求クラスタの導出
3.2 新規開発キーボードに対する要求分析
3.3 要求機能構造の関係性の可視化
3.4 キーボードのキー入力に関するシステムモデル
4.構造設計と感性品質の確認
4.1 感性設計の対象音
4.2 音源収録
4.3 官能評価試験
第4節 ハイレゾ自然音による癒しの空間の実現とその評価
1.音の追求で解った大自然に存在する「感じる音」の発見
2.豊な自然の原音が収録可能となった音の技術革新
3.自然環境を感じる音響設計
4.自然な臨場感と存在を意識させないスピーカーの開発
5.バイオフィリア仮説に基づく「自然のリズム」を再現
6.人間の「音」による反応の研究
第5節 アピアランス(見え方)に基づいた照明器具の開発
1.アピアランスを扱うための物理量
2.アピアランスを決定する要素を抽出する方法
3.アピアランスを検討するツール
第6節 有機EL照明における光のやさしさと快適性の評価
1.照明空間の印象評価実験
1.1 実験装置
1.2 照明パネルと光源面積
1.3 実験手順と被験者
1.4 評価項目
2.結果
2.1 評価値
2.2 因子分析
3.国際比較実験
3.1 実験概要
3.2 結果と因子分析結果
第7節 製品における操作音・報知音のデザイン 〜UIサウンドの機能設計と感性デザイン〜
1.製品の音とUIサウンド
1.1 製品音の分類
1.1 UIサウンドの効用
2.発音機構とサウンド
2.1 発音機構の変化
2.2 現在の発音機構
2.3 報知音の規格
3.UIサウンドの機能設計と感性デザイン
3.1 機能設計
3.1.1 表示情報の設計 −何を伝えるのか
3.1.2 タイミングの設計 −いつ伝えるのか
3.1.3 音のデザイン −どんな音で伝えるのか
3.2 感性デザイン
4.UIサウンドデザインの手順と方法
4.1 対象調査
4.2 発音設計
4.3 イメージコンセプト設定
4.4 UIサウンドデザインの依頼
4.5 サウンドデザイン
4.6 評価
4.6.1 ユーザ評価
4.6.2 ヒューリスティック評価
5.UIサウンド9原則
第8節 気流制御による居住空間の快適性向上と温熱環境評価
1.伝熱概要
1.1 熱の移動経路
1.2 伝導
1.3 対流
1.4 放射
1.5 蒸発
2.人にとっての温熱環境
2.1 温熱生理反応
2.2 温熱心理(含:神経系)
2.3 行動性体温調節
3.温湿度制御と気流制御による居住空間の快適性向上
3.1 温度の調節による居住空間の快適性向上
3.2 気流の調節による居住空間の快適性向上
4.温熱環境の評価指標
4.1 作用温度
4.2 WBGT
4.3 PMV
4.4 SET
4.5 現状の温熱環境評価指標で評価できないこと
第9節 エクステリア製品に求められるウッドプラスチックの表面質感の調査事例
1.目的
2.調査の手順
3.サンプル
4.木材とWPCの物性評価
4.1 画像処理による1/fゆらぎ解析
4.2 表面粗さ
5.木材とWPCの感性評価
5.1 木質感と上質感の調査
5.2 エクステリア製品における感性評価語の抽出
5.3 テラス材の表面質感の感性評価
6.考察
第10節 感性を刺激する空間設計と色評価について
1.はじめに : 空間における色の役割の重要性の高まり
2.多彩な感性マテリアルと機能価値の付与
2.1 パッケージ分野における感性マテリアル
2.2 上質感を付与した本物以上の質感
3.感性マテリアルの評価技術とDICマテリアルBOX
4.様々な分野へのカラーコンサルティング
4.1 公共空間における色彩評価方法
4.2 様々な空間に対する評価方法の構築
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