第1節 技術マーケティングによる潜在ニーズの発掘と研究開発テーマへの落とし込み方
はじめに
1.事業環境のパラダイムシフト
1.1 競争軸の変化
1.2 市場環境の変化
1.3 オープン化がもたらすパラダイムシフト
1.4 デジタル化がもたらすパラダイムシフト
2.技術マーケティングによる研究開発テーマの探索
2.1 変化の予兆を捉える
2.2 ハイプ・サイクル
2.3 バックキャスティング
2.4 技術マーケティングのプロセス
3.戦略の見える化による開発テーマの戦略評価
3.1 研究開発の課題と評価の目的
3.2 評価の対象と出力
3.3 戦略シナリオの策定
おわりに
第2節 潜在・将来ニーズの発掘と開発業務への応用について
はじめに
1.ニーズとは何か
1.1 ニーズ、ウォンツ、デマンド
1.2 顕在ニーズと潜在ニーズ
1.3 アンメットニーズ
2.開発プロセスにおけるニーズの適用
2.1 既存事業における新製品開発プロセス
2.2 新規事業における開発プロセス
3.ニーズの把握、探索、発掘の実施
3.1 新製品やサービス開発におけるニーズへの対応
3.2 新規事業開発におけるニーズへの対応
3.3 ニーズ探索の一歩先の考え方
3.4 時流に沿ったニーズ探索の考え方
おわりに
第3節 技術者に求められるマーケティング思考とR&Dテーマへの落とし込み方
はじめに
1.技術者のためのマーケティング基礎
1.1 マーケティング全体像
2.研究開発におけるターゲット設定
3.商品、研究開発テーマのアイディア創出フロー
4.メイン製品の可視化
第4節 技術マーケティング手法を使った研究開発・事業開発テーマの創造
1.技術マーケティングの3つの重要ツール
1.1 その1 PEST/3Cで機会を見出し吟味する
1.2 機能と事業の価値連鎖で自事業を俯瞰し埋蔵金を探す
1.3 市場と技術をM−F−Tツリーでつなげ考え尽くす
1.4 新規・既存事業と潜在・顕在市場顧客ニーズでのアプローチの違い
2.研究開発・事業開発のステップ
2.1 全体の流れと主な検討内容
2.2 3つの重要ツールを活用したテーマの創造
2.3 アイデア創出
2.3.1 自社の可能性を理解【価値連鎖活用】
2.3.2 機会案出【PEST/3C活用】
2.3.3 MFTとTFMの考え尽くし【M−F−Tツリー活用】
2.3.4 機会マップ作成【価値連鎖活用】
2.4 コンセプト企画
2.4.1 機会の魅力度と適合度吟味【PEST/3C活用】
2.4.2 事業形態検討
2.4.3 市場用途のM−F−Tツリー
2.5 ビジネスプラン策定
2.5.1 事業の概略
2.5.2 事業実施の合理的根拠
2.5.3 今後のプラン
3.まとめ
第5節 潜在・将来ニーズの発掘と新規R&Dテーマの落とし込み方
はじめに
1.R&Dの使命
1.1 R&Dの宿命
1.2 R&DとSDGs
2.潜在・将来ニーズ発掘の考え方
2.1 潜在ニーズと将来ニーズの違い
2.2 潜在ニーズ発掘の考え方
2.3 将来ニーズ発掘の考え方
3.潜在・将来ニーズ発掘方法の例
3.1 最新論文結果は過去のデータ
3.2 ネガティブ論文の発掘
3.3 常識に捕らわれず先入観を排除
3.4 計画段階から結果を空想
3.5 過去の失敗R&Dから潜在・将来ニーズを発掘
4.潜在・将来ニーズから新規R&Dテーマへの落とし込み方
4.1 社会貢献という観点からの評価
4.2 夢やロマンが持てるかという観点からの評価
4.3 近未来予測という観点からの評価
4.4 常識を覆すという観点からの評価
4.5 熱い思い(強い意志)という観点からの評価
おわりに
第6節 顧客との対話による顧客の気づいていない潜在ニーズの発掘とR&Dテーマへの落とし込み方
はじめに
1.研究開発組織とその果たすべき機能
2.基盤となる風土・精神づくり
3.潜在ニーズの発掘のプロセス
4.潜在ニーズの発掘の仕方とR&Dテーマへの落とし込み方
5.対話の大切さ
6.人間というもの
7.顧客との共創による潜在ニーズの発掘の具体的手順
7.1 第1段階:技術コンセプトの確立
7.2 第2段階:潜在ニーズの発掘
7.3 第3段階:歯止め・今後への布石
8.顧客との共創による潜在ニーズの発掘例
9.自社における潜在ニーズのR&Dテーマへの落とし込み例
10.失敗事例とその要因
10.1 失敗事例
10.2 その失敗の要因
10.3 失敗に学ぶこと
おわりに
第7節 高砂電気工業における潜在・将来ニーズの発掘とR&Dテーマへの落とし込み方
はじめに
1.高砂電気工業の概要
2.高砂電気工業のビジネスモデル
2.1 A:Pull営業で顧客との接点ができる
2.2 BおよびC:顧客とKick off ミーティングを実施
2.3 D:Push営業にて顧客の潜在・未来ニーズを逆提案する
3.R&Dテーマへの落とし込み
3.1 R&Dテーマの一例
3.1.1 細胞培養実験用装置(宇宙実験用)
3.1.2 液晶形成メカニズム解析装置(宇宙実験用)
3.1.3 海上における二酸化炭素濃度の自動測定装置
3.1.4 コロナ渦での新分野進出
3.1.5 3Dバイオプリンター
3.1.6 培養肉
3.1.7 燃料電池
3.2 R&Dテーマとして採択するかどうかの判断基準
3.2.1 その市場は現実的か
3.2.2 その製品コンセプトは現実的か
3.2.3 その製品に競争力はあるか
3.2.4 その製品(の販売)に戦略上の意味があるか
おわりに
第8節 ビジネスモデルキャンバスを活用した潜在・将来ニーズのまとめ方とR&Dテーマへの落とし込み方
はじめに
1.潜在・将来ニーズの発掘とR&Dテーマ
1.1 R&D部門の役割
1.2 ビジネスモデルキャンバスとR&Dテーマ策定
1.3 市場適合性の検証
2.R&Dテーマの設定と検証
2.1 テーマ設定
2.2 事業プラン策定と検証
2.3 組織的活動
おわりに
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