1節 デジタル技術によるプラント監視の高度化と自主保安力の向上
1.誰でも使えるAI技術の登場
1.1 保全現場でAIを活用する際の課題
1.2 現場で使える「インバリアント分析技術」
2.インバリアント分析の適用領域
2.1 音を利用した故障予兆監視
2.2 音による故障予兆監視の事例
2.3 応用範囲の拡大
2節 生産プラントにおける現場点検業務のDX化
1.プロセス製造業
1.1 プロセス製造業
1.2 特徴
1.3 保全業務の課題
2.点検業務
2.1 点検の目的
2.2 点検のポイント
2.3 現状(BEFORE)
3.点検の先に目指すもの
3.1 保全活動変革
3.2 CBM実現に向けた実行プロセス
3.3 点検業務のDX
4.点検業務のDX
4.1 現行業務でできること
4.2 それを行う意識/環境の用意
4.3 働き方改革
4.4 COLMINA設備点検(旧teraSpection *2)
5.富士通の取り組み
5.1 COLMINAソリューション
3節 ドローンを用いたプラント設備点検の効率化
1.プラント設備の現状
2.プラント設備保全の課題
3.プラント設備保全への新技術導入
4.ドローン導入によるプラント設備保全業務改善
5.プラント設備点検へのドローン活用
6.ドローンを活用したプラント点検事例
7.ドローンの活用展開
8.法令規制と航空法改正対応
9.プラント設備点検に対するドローン導入課題
10.高度設備保全システムによる効率化と高度設備保全
11.プラント設備点検におけるドローン活用のロードマップ
4節 球体ドローンを用いたプラント設備点検の効率化
1.背景
2.ELIOSを活用した点検ソリューション
2.1 球体ドローン「ELIOS」の特徴
2.2 ELIOSの主な機能
2.3 ELIOSが撮影した画像の解析・3Dモデル化
3.事例紹介
3.1 環境プラント
3.2 石油化学プラント
3.3 火力発電プラント
4.導入へ向けて
5節 ロボットを用いたプラント点検のDX化
1.プラントデジタルツイン技術
2.プラント点検ロボットに求められる機能
2.1 移動機構
2.2 自己位置推定方法
2.3 3次元点群データ取得
2.4 遠隔監視/遠隔操作システム
3.BIM/CIM連動ロボット「i-Con Walker」
4.BIM/CIMの更新とDX化
6節 ヘビ型ロボットのプラント点検への応用
1.ヘビ型ロボットの特徴
2.プラント巡回点検・設備点検用T2 Snake-3
2.1 概要
2.2 移動性能
2.3 作業性能
2.4 実証実験/災害対応と用途別カスタマイズ
3.プラント巡回点検用ヘビ型ロボットT2 Snake-4
3.1 概要
3.2 移動性能と作業性能
3.3 実験
4.タンク壁面点検用MagSnake-1
4.1 概要
4.2 移動性能
4.3 実験
7節 変形・振動の非接触計測によるプラントの劣化度診断
1.形状・変形・振動の計測法
2.モアレ法
2.1 モアレ縞の発生
2.2 モアレ法による変位やひずみの解析
2.3 縞画像の位相解析
2.4 モアレ縞の位相解析による変位とひずみの解析
3.サンプリングモアレ法によるモアレ縞の発生
3.1 サンプリングモアレ縞の位相解析
3.2 サンプリングモアレ法によるたわみ分布測定
4.OPPA法による面外変形計測
4.1 OPPA法の原理
4.2 OPPA法による形状計測(OPPA1)
4 3 2次元OPPA法による変形解析(OPPA2)
4.4 OPPA1法の改良(OPPA3)
5.サンプリングモアレ法およびOPPA法の適用例
5.1 OPPA法によるリアルタイムモーションキャプチャー(人体形状計測)
5.2 OPPA法による変位分布計測
5.3ドローンからのき裂幅増分計測
5.4 OPPA法による面外振動計測
5.5 サンプリングモアレ法による面内振動計測
5.6 パイプなどのたわみ
5.7 橋梁のたわみ
6.プラントへの適用に当って
6.1 サンプリングモアレ法の特徴
6.2 OPPA法の特徴
7.格子
7.1 格子に必要な機能
7.2 格子のピッチ及び精度
7.3 格子の種類
8節 各社協調による設備データ収集とそれを基にした保温材下腐食(CUI)発生予測モデルの開発
1.検討内容
1.1 検討の目的
1.2 検討内容
2.検討結果
2.1 CUI予測モデルの予測精度検証
2.2 CUI予測モデルの適用効果検証
2.3 中性子水分計則およびサーモカメラ撮影のCUI発生状況との相関
2.4 非破壊検査(中性子水分計測、サーモカメラ撮影)結果を組み込んだCUI予測モデル開発
9節 タンク・パイプライン内に発生した付着物の状態監視技術
1.食品安全の要請とSDGsに対応した省資源化
2.タンク・パイプライン内に発生した付着物の検出方法
3.付着物の状態監視技術の活用が見込めるアプリケーション
3.1 洗浄プロセスの確認
3.2 充填機や食品加工機械の状態監視
3.3 乳製品・調味料等、とりわけ付着物に注意が必要な貯蔵タンクの管理
3.4 熱交換器やフィルタ等の設備の管理
3.5 バイオフィルムの監視
4.他のセンシング技術と比較した際の付着物状態監視技術の利点
4.1 導電率計測
4.2 濁度・色度計測
4.3 拭き取り検査
5.導入事例
5.1 ビール醸造における麦汁配管の付着物監視
5.2 ソフトドリンク製造工場のCIP洗浄システムへの組み込み
5.3 充填機の洗浄サイクルの改善
5.4 トマトソースの製造プロセスの改善
6.付着物の状態監視を可能にするセンサの応用可能性と今後の技術的な発展
10節 熱交換器の管端溶接部におけるAIを活用したきず有無判定システム
1.kantanPAUT
2.きず有無自動判定システム
3.YOLOによる探傷範囲抽出
3.1 YOLO
3.2 探傷範囲抽出
4.画像処理による判定
5.CNNを用いた画像分類による判定
5.1 CNN
5.2 きず有無判定
6.AEを用いた画像復元による判定
6.1 AE
6.2 きず有無判定
7.アンサンブルによる判定
7.1 信頼度判定
7.2 きず有無判定
8.実機検査への適用
11節 機械学習による回転機器の異常検知
1.背景
2.特徴抽出と2段の外れ値検出を組み合わせた微小欠陥検出法
2.1 概要
2.2 入力特徴
2.3 評価指標
2.4 機械学習手法
3.評価実験
3.1 実験装置
3.2 入力データvj の算出
3.3 変動係数による特徴量の選別
3.4 学習データ・評価データの選択
3.5 欠陥検出精度の評価方法
4.検出性能評価結果
4.1 外れ値検出手法の比較
4.2 Random Forest による特徴量重要度算出
4.3 特徴選択後の入力データによる欠陥検出精度
4.4 2 段のLOF による外れ値検出精度と特徴選択に用いる特徴量数の影響
4.5 提案手法による欠陥検出精度
12節 プラント動機器の常時監視〜予兆保全システムの迅速導入事例
1.システム構築面での課題
2.予兆保全システムを迅速に構築するためのアプローチ
2.1 一般的に用いられている診断技術
2.2 機械学習を併用したアプローチ
2.3 データを取りながらシステムを改善するアジャイルなアプローチ
3.機器選定におけるポイント
4.実際のシステム構築事例
4.1 諸条件およびハードウェア構成
4.2 システム側の構成および異常検出のための機械学習アルゴリズム
4.3 AR技術も併用したスマート保安のトータルシステムへの拡張
5.シミュレーションも併用したデジタルツインのケーススタディ
13節 3Dデジタル工場を活用した保全、設備管理の改善・効率化
1.点群データ
2.3D設備管理サービス
3.3D設備管理システムの活用事例
3.1 業務効率化
3.2 測量
3.3 働き方改革
3.4 DX
3.5 情報の一元管理・最新版管理
4.今後の展望
14節 3Dバーチャルプラントを活用した保安の高度化,防災活動の取組
1.産業保安の課題とデジタル活用による課題の打開
2.設備リスク管理とデジタルトランスフォーメーション
3.3Dバーチャルプラントを用いたプラントデジタルツイン概要
3.1 プラントデータの統合活用の動き
3.2 プラントデジタルツインと3Dバーチャルプラントの構築
4.保安高度化に向けた国の動きとデジタル技術開発
5.3Dバーチャルプラントを活用した産業保安・防災の高度化
5.1 3D産業保安高度化プラットフォーム概要
5.2 3D産業保安高度化プラットフォームが期待される活用エリアとメリット
5.3 活用事例
15節 3Dモデルによる未来型設備管理の特徴と導入効果
1.設備管理の現状と課題
1.1 予知保全が注目されている背景
1.2 予知保全へ一足飛びに行けない現状
2.3Dモデルベースの設備管理
2.1 課題解決へのあるべき姿と優先度
2.2 設計ツールとして派生した3D CADの活用領域拡大
2.3 設備管理に3Dモデルを基盤とする要件
3.未来型設備管理を実現するためのアプローチ
3.1 空間表現力の多様化
3.2 注目すべき3Dモデル構築事例
3.3 3Dモデル活用ユースケース
4.新しい保全スタイルの体感・定着
4.1 導入直後のポジティブな変化
4.2 保全スタイルの今後の展望
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