|
|
◇第1章 使いやすさの定義と規格◇ |
第1節 使いやすさとは何か?〜初学者のためのUsability/UXの考え方とその実践〜
1.使いやすさを理解する
1.1 使いやすさは製品の属性ではない
1.2 使いやすさを測ることができる
1.3 使いやすいものを目指す
2.ユーザーエクスペリエンス(UX)を理解し実践する
2.1 UXは「よい体験を導く」取り組みの合言葉
2.2 UXデザインを実践する
2.3 UXデザインのためのペルソナ手法
2.4 ペルソナ手法の特徴と効果
3.ユニバーサルデザイン(UD)と人間工学を理解する
3.1 UDとUXデザインの目標は同じ
3.2 人間工学に基づいてデザインする
第2節 インタラクティブシステムのための人間中心設計 (ISO 9241-210:2019)
1.ISO 9241-210:2019 (JIS
Z 8530:2021)の概要
1.1 人間中心設計の定義
1.2 企業・組織が人間中心設計を導入するメリット
1.3 人間中心設計の原則
1.4 人間中心設計の活動 |
|
|
◇第2章 ユーザビリティ評価の進め方とそのポイント◇ |
第1節 ユーザビリティテストにおける計画の立て方,実施上の留意点
1.ユーザビリティ向上のための人間中心設計を実践するうえでの課題
1.1 柔軟な組織体系とそのマネジメントの重要性
1.2 人間中心設計の現実的な組み込み方
1.3 ユーザビリティテストをいつどのように行うか
2.ユーザビリティテストにおける計画とその準備
2.1 ユーザビリティテストの目的の確認
2.2 対象の人工物の詳細確認
2.3 検証内容の具体化
2.4 テスト協力者の条件の検討
2.5 テストの詳細シナリオとタスクの設計
2.6 テスト環境の準備
2.7 メンバーの役割分担の決定
2.8 協力者のリクルーティング
3.ユーザビリティテスト実施の際の留意点
第2節 観察に基づく“人間理解”のための思考プロセスを,ユーザビリティ評価に応用する
1.人間を理解するために越えるべき壁がある
2.事実を起点としたユーザビリティ評価のための思考プロセス
3.事実起点思考プロセスの実践
3.1 事実と向き合い,解釈する
3.2 現状を理解し,課題を定義する
3.3 定義された課題に基づいて施策を設計する
3.4 施策を実行し,結果を評価する
第3節 ユーザビリティ評価のためのユーザ調査とその留意点
1.文化の違い
1.1 文化の違いがUIに影響を与えた例
1.2 利用の状況の違いから起こる文化の違い
2.文化的背景の理解
2.1 異文化受容のプロセス
2.2 ホフステードの6次元スケールモデル
2.3 メイヤーのカルチャーマップ
3.ユーザビリティテスト
3.1 国内での準備
3.1.1 在留外国人へのアプローチ
3.1.2 アンケートやテストシナリオのローカライズ
3.2 海外でのユーザビリティテスト
3.2.1 現地を訪問する
3.2.2 ユーザビリティ 担当者が現地へ赴き,通訳を介してテスト実施する方法
3.3 担当者が現地に行かず,代理人に依頼する
3.3.1 現地ユーザビリティコンサルタントにテストを依頼する方法
3.3.2 現地のユーザビリティコンサルタントまたは
インタビュアーにテストの実施,レポートの作成までを依頼す
3.3.3 現地法人(海外支社,店工場等)のスタッフにユーザビリティテストを依頼する方法
3.4 遠隔ユーザビリティスト
3.4.1 インターネットなどを利用して日本国内から遠隔操作でテストをおこなう手法
3.4.2 プラットフォームサービスの利用
第4節 ユーザビリティ評価におけるタスク分析
1.3ポイント(3P)タスク分析
1.1 3ポイントタスク分析とは
1.2 3ポイントタスク分析の実践方法
1.3 3ポイントタスク分析のメリット
2.5ポイント(5P)タスク分析
2.1 タスクの階層化
2.2 5ポイントタスク分析の評価視点
2.2 5ポイントタスク分析の方法と事例
2.3 5ポイントタスク分析のまとめ
3.ユーザビリティ・UXタスク分析
3.1 ユーザビリティ・UXタスク分析の方法
3.2 ユーザビリティ・UXタスク分析の事例
3.3 ユーザビリティ・UXタスク分析のまとめ
4.1ポイント(1P)タスク分析
第5節 リモートユーザビリティテストのポイント
1.ユーザビリティテストにおける主要な役割とタスク
1.1 ファシリテーター
1.2 テスト参加者(ユーザー)
1.3 タスク
2.ユーザビリティテストの目的、重要性
3.そもそもユーザビリティとはなにか
4.ユーザビリティテスト実施のメリット
5.ユーザビリティテスト・ユーザーテスト・ユーザー受け入れテストの違い
6.ユーザビリティテストの異なる検討軸
6.1 リモートユーザビリティテストと対面式ユーザビリティテスト
6.2 モデレート型ユーザビリティテストと非モデレート型ユーザビリティテスト
6.3 定性的なユーザビリティテストと定量的なユーザビリティテスト
7.ユーザビリティテストの一般的なプロセス
8.ユーザビリティテストの実施におけるハードル
8.1 ファシリテーターとなるUXリサーチャーの確保
8.2 テスト参加者の確保
8.3 テスト全体のコスト
9.リモートユーザビリティテストによるハードルの克服
10.リモートユーザビリティテストプロセス・ツールに求められる機能
10.1 何をテストする必要があり、なぜテストするのかを明確にする
10.2 最適な参加者を見つける
10.3 テスト計画を作成し、目的を明確にする
10.4 タスクの順序をランダムにするなどの方法を用いて、偏りを回避する
10.5 結果を評価するのに役立つ測定基準を決める
10.6 役割を明確にし、適切なファシリテーターと参加者を観察する方法を選択する
10.7 本番前にパイロットテストを実施し、どれだけ準備できたか、すべてが明確になったかを確認する
10.8 セッションの後、テスト参加者と10〜15分ほど会話を行う
10.9 発見したことを分析し、優先順位をつけ、利害関係者と得られた洞察について議論する
10.10 発見した事柄をアクションに落とし込む(必要な変更を製品設計に導入し、改善する)
11.リモートユーザビリティテストの普及のために
第6節 エキスパートレビューの進め方とポイント
1.代表的なユーザビリティ評価方法
2.インスペクション法
2.1 インスペクション法とは
2.2 主要なインスペクション法の手法
2.2.1 ヒューリスティック評価法
2.2.2 sHEM(構造化ヒューリスティック評価法)
2.2.3 エキスパートレビュー
2.2.4 認知的ウォークスルー
2.3 コストと実施期間
3.エキスパートレビューの基本と類型
3.1 エキスパートレビューとは
3.2 エキスパートレビュー方法の類型
3.2.1 自由探索型
3.2.2 ガイドライン・チェックリスト型
3.2.3 要求仕様型
3.2.4 ペルソナ・シナリオ型
3.2.5複合型
4.エキスパートレビューの進め方
4.1 評価者とチーム編成
4.1.1 評価者の人数
4.1.2 評価チームの編成
4.2 ワークフロー
4.2.1 評価計画
4.2.2 評価準備
4.2.3 評価実施
4.2.4 分析・レポーティング
5.エキスパートレビューの応用手法
5.1 PERM(ペルソナエキスパートレビュー法)
5.1.1 ペルソナの作成
5.1.2 利用シナリオの作成
5.1.3 ワークシートの作成
5.1.4 評価の実施
5.1.5 問題点の重要度付け
5.2 インタラクションの原則を用いたエキスパートレビュー
5.2.1 インタラクションの原則とは
5.2.2 インタラクションの原則を用いるメリット
5.2.3 インタラクションの原則を用いたエキスパートレビューの方法
5.2.4 レビュー結果の分析と改善の方向性の検討
5.2.5 情報提示の原則の併用
第7節 ユーザビリティと利用時品質の考え方
1.ユーザビリティ
2.利用時品質と製品品質
3.利用時品質における品質特性/副特性
3.1 効率
3.1.1 時間(所要時間)
3.1.2 労力
3.1.3 資金
3.1.4 資材
3.2 有効
3.2.1 正確性
3.2.2 完全性
3.3 満足
3.3.1 身体的反応
3.3.2 認知的反応
3.3.3 感情的反応
3.4 品質の観点からの満足
3.5 利用における危害の回避/リスク回避性
3.6 利用状況網羅性
4.多様なステークホルダへの影響
4.1 従来の利用時品質モデルの課題[10]
4.2 ステークホルダ分類とステークホルダニーズ
4.3 新たな利用時品質の提案と品質特性/副特性の詳細
|
|
|
◇第3章 ユーザエクスペリエンスの概念とその評価法
◇
|
第1節 UXデザインの基礎と製品開発への応用
1.UX概念の誕生
1.1 UXとは
1.2 UX概念の起源
2.ユーザビリティという概念
2.1 ユーザビリティ概念への気付き
2.2 ユーザビリティ概念の整理
2.3 人間中心設計
2.4 デザイン思考
3.ユーザビリティとUX
3.1 ユーザビリティからUXへのシフト
3.2 ユーザビリティとUXの概念的整理
4.開発プロセスとUXデザイン
4.1 ISOのプロセスモデルとUX
4.2 ERMによるUXの評価
4.3 UX評価結果の活用
5.UXデザインの特徴
第2節 ユーザエクスペリエンスの評価法
1.人間中心設計におけるUX
1.1 人間中心設計の原則
1.2 UXの定義
2.UX評価法の概要
2.1 ユーザ協力型と非協力型のUX評価法
2.2 利用前・利用中・利用後のUX評価
2.2.1 利用前のUXの評価
2.2.2 利用中のUXの評価
2.2.3 利用後のUXの評価
3.主要なUX評価法
3.1 コンセプト受容性評価
3.2 ユーザビリティテスト
3.3 質問紙法
3.4 インタビュー法
3.5 長期的評価
3.6 Webマイニング
3.7 エキスパートレビュー
第3節 UXに重点を置いた設計開発及び品質評価のプロセス
1.UX向上プロセスの概要
1.1 ユースケースを洗い出す
1.1.1 MECE
1.1.2 ユースケース図
1.1.3 ユースケース図の細分化
1.2 ユースケースの詳細を決める
1.2.1 ユースケースの詳細化
1.2.2 ユースケースの「イベントフロー」の想定
1.2.3 ユースケースの「ユースケースシナリオ」の作成
1.3 UXチェックリストを作成する
1.3.1 「UXチェックリスト」作成の参考情報
1.3.2 「UXチェックリスト」の具体例
1.3.3 「UXチェックリスト」作成のコツ
1.4 UXテストを実施する
1.4.1 人間の「感情」の測定法
1.4.2 感性と客観性のトレードオフ
1.5 UX品質の評価を行う
1.5.1 UX向上作業のコストパフォーマンス
1.5.2 UX品質に関する評価指標
1.6 設計の改善につなげる
1.6.1 設計チームへのフィードバック
1.6.2 指摘内容の伝え方 |
|
|
◇第4章 生体情報計測による製品のユーザビリティ評価とポイント◇ |
第1節 筋電図を中心にした使いやすさの生理的計測とデータの解釈、その使い方
1.使いやすさの科学的な考察
1.1 脳と身体の連携
1.2 脳と身体と道具の連携
1.3 生体における負担
1.4 使いやすさは脳と身体によって無意識的に感じられている
2.生理的計測
2.1 ユーザビリティ
2.2 計測の方法
2.3 筋電図の計測方法
2.3.1 電極と増幅
2.3.2 ユーザビリティの評価のために
3.データの解釈
3.1 筋電図による評価の方法論
3.2 疲労の考え方
3.3 解釈のためのポイント
第2節 アイトラッキングおよび脳活動による製品のユーザビリティ評価とポイント
1.視線計測技術
1.1 アイトラッキングとは
1.2 アイトラッキングから得られるデータの種類・役割
1.2.1 注視(fixations)
1.2.2 サッケード(saccades)
1.2.3 パシュート(smooth pursuit)
1.3 ユーザビリティ評価におけるアイトラッキング
2.脳計測技術
2.1 脳における神経活動
2.2 マーケティングにおける脳計測技術活用の課題
2.3 機能的近赤外分光法(fNIRS)
3.ニューロマーケティングによる製品のユーザビリティ評価
3.1 ニューロマーケティングに用いられる生体計測データ
3.2 具体的な先行研究例
3.2.1 自動車運転中のスマートフォン操作の影響
3.2.2 発電所の停止・保守作業に関連するパフォーマンス評価
3.2.3 ウェブ問い合わせフォームのレイアウト評価
4.日本国内における事例(株式会社NeU)
4.1 乳幼児向け商品開発(株式会社バンダイ)
4.2 広告クリエイティブに対するユーザビリティのスコア化(凸版印刷株式会社)
第3節 バイタルデータを用いた日常的なユーザビリティ評価を目指して
〜心拍・呼吸計測による情動状態推定を例として〜
1.バイタルデータを用いた単発的なユーザビリティ評価
1.1 はじめに
1.2 従来研究と本節での目的
1.3 実験
1.3.1 目的
1.3.2 方法
1.3.3 データの分析方法
1.3.4 結果
1.3.5 考察
1.4 情動変化推定手法
1.5 提案手法の評価
1.5.1 提案手法の評価方法
1.5.2 提案手法の評価結果
1.5.3 考察
1.6 まとめ
2.バイタルデータを用いた継続的なユーザビリティ評価
2.1 はじめに
2.2 日常的なユーザビリティ評価への適用事例
2.3 日常的なユーザビリティ評価への適用に関する考察
第4節 脳波のフラクタル解析を用いた多機能電話の操作性評価
1.実験方法
1.1 使用機器
1.2 実験手法
1.2.1 リファレンスデータ計測
1.2.2 評価用データ計測
1.3 解析手法
1.3.1 フラクタル次元
1.3.2 EFAM
2.結果
2.1 感性評価結果
3.結果
第5節 パッチ式脳波計による新生児の使用感の調査
1.パッチ式脳波計
2.新生児に対するパッチ式脳波計の使用感の調査 |
|
|
◇第5章 ビッグデータ・機械学習によるユーザビリティ評価とポイント◇ |
第1節 人間工学におけるビッグデータの活用
1.センサーによる行動観察
1.1 データによる行動観察
1.2 「気付き」について
1.3 データによる行動観察に用いるセンサー・IoT類
1.4 ビッグデータ解析の留意点・方針
2.事例と手法
2.1 テレビ用リモコン
2.2 見守り家電
2.3 入退室打刻管理
2.4 自動車用ドライブレコーダー
2.5 複写機
第2節 深層学習を用いた人間工学データ拡張技術
1. 深層学習のためのデータ拡張技術
1.1 画像におけるデータ拡張技術
1.2 生体におけるデータ拡張技術
2.人間工学的データ拡張技術
3.生理データ拡張技術
3.1 拡張方法と検証方法
3.2 拡張データの精度検証
3.3 人間工学的生理データ拡張のまとめ
4.アンケートデータ拡張技術
4.1 拡張方法と検証方法
4.2 拡張データの精度検証
4.3 アンケートデータ拡張のまとめ
第3節 機械学習を用いたUXの総合的満足度の推定
1. 機械学習を用いた主観データによる総合的満足度の推定
(全ユーザの体験順序が同じである場合)
1.1 実験方法
1.2 機械学習の適用
1.3 実験結果および考察
2. 機械学習を用いた主観データによる総合的満足度の推定
(ユーザ毎に体験順序が異なる場合)
2.1 実験方法
2.2 機械学習の適用
2.3 実験結果および考察
3. 機械学習を用いた生体データによる総合的満足度の推定 |
|
|
◇第6章 使いやすい製品デザインとその評価◇ |
第1節 使いやすさ設計のための人間データの導き方と製品開発への活用
1.ユニバーサルデザインに学ぶ
1.1 ユニバーサルデザインの誤解
1.2 ユニバーサルデザインの正しい捉え方
2.良い設計/悪い設計
2.1 良い/悪いを決める要因
2.2 事例紹介
3.人間データの引出し方
3.1 使いやすさ設計に反映する心身機能データ事例
3.2 心身機能データの引用先
4.ユーザニーズの捉え方
4.1 ユーザニーズの調査方法
4.2 顕在ニーズと潜在ニーズ
5.ヒトの計測方法
5.1 心理計測と生理計測
5.2 ヒトの計測を失敗しないための考慮点とコツ
第2節 手の機能に適した使いやすい製品開発、改良法
1.手の機能
1.1 運動学的な構造
1.2 運動の制御
1.3 全身との連携
2.事例
2.1 リウマチ患者用の歩行補助杖
2.2 腹膜透析の製品のためのハンドル
2.3 全車速域の定速走行・車間距離制御装置のためのヒューマン・マシン・インタフェース
3.発想と評価
第3節 知識の構造・利用方法に適合した「わかりやすい」「使いやすい」製品デザイン
1.知覚・認知・運動サイクルと行動選択
1.1 知覚・認知・運動(Perception-Cognition-Motor:PCM)サイクル
1.2 行動選択の認知プロセス(Two Minds)
1.3 MHP/RT(実時間制約下の MHP)の動き
2.製品利用にかかる行動選択の捉え方
2.1 インタフェースの特徴
2.2 人間と人工物の間のインタフェースを捉える二つの視点
3.インタラクションレベル毎のデザインガイドライン
3.1 モードレベル:目標に合わせたシステム 1・システム 2 の調整
3.2 処理レベル:環境とシステム 1・システム 2 の同期
3.3 ゴールレベル
第4節 「もっと使いたい」という積極的な使用を誘発するメカニズムとそのデザイン
1.はじめに
2.KADEN Project
3.ついちゃんと捨てちゃうゴミ箱“PAKUHAKO”
4.考察
第5節 UXの数量化による評価と感性商品を開発する体験設計
1.顧客満足を応用したユーザーエクスペリエンスの数値化
1.1 ハッセンツァールのUXモデルとCS分析
1.2 提案の分析方法
1.3 ポジショニング分析とUX度
2.構造化シナリオ法による体験設計
2.1 提案型(Vision Driven)アプローチ
2.2 構造化シナリオ法とは
2.3 事例 |
|
|
◇第7章 色の識別しやすさとその活用◇ |
第1節 色覚のメカニズムとユニバーサルデザインへの活用
1.UD, CUD, MUD, マクロCUD,マイクロCUD
2.色覚のメカニズム
2.1 色(色覚)の効用
2.2 色覚の型と色覚障害
2.3 出現率
2.4 各色覚の型の特性
2.5 2色覚の人が見る色
2.6 色覚のメカニズム
3.混同色軌跡
4.1色覚
5.検査法
6.提言
第2節 色覚バリアフリーの歴史と工夫
1.色覚の多様性について
1.1 人それぞれ違う色の感じ方
1.2 色覚
1.3 何色型か
1.4 ヒトの色覚型
1.5 色覚型によるメリットとデメリット
2.一般的な理解
2.1 テレビの影響
2.2 眼の病気
2.3 色覚検査
2.4 職業制限
2.5 治療
2.6 色覚検査の目的
3.何が困るか
3.1 自然の中で困ること
3.2 デザインのせいで困ること
3.3 色で困ることの要素分析
3.3.1 見分けられる色が色覚型によって異なる
3.3.2 目立つ色が色覚型によって異なる
3.3.3 色の名前が共通でないのでやりとりができない
4.「配慮」と「対応」
5.解決方法の種類
6.カラーユニバーサルデザインと色覚バリアフリーの歴史
6.1 医学モデルと社会モデル
6.2 色覚バリアフリーとカラーユニバーサルデザイン
6.3 ウェブアクセシビリティの色
7.社会のインフラが変化してきた
第3節 色覚の多様性に配慮したバリアフリー化技術
1.色覚多様性への配慮がなぜ必要なのか
2.2色覚の色空間モデル
3.2色覚のシミュレーション
4.色覚バリアフリーのためのシミュレータ活用
5.混同色を識別可能にする色修正技術
6.色以外の情報を組み合わせる色覚バリアフリー化法
7.混同色を識別可能にするスペクトル変化技術
8.色覚多様性に配慮した作業の実際
第4節 次世代のカラーユニバーサルデザインとその取り組み
1.カラーユニバーサルデザインとは
2.カラーユニバーサルデザインの現状と課題
〜社会環境変化への対応 〜
3.デザイン性と識別性の両立
〜D I Cグループのこれまでの取り組み〜
3.1 カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット
〜 産学連携による実用的なツールの開発〜
3.2 ユニバーサルデザインカラーを取り入れた新しいJIS安全色
3.3 視認性と環境調和を両立した誘導ブロック「ルシダR」の開発
3.4 警戒レベルを分かりやすく伝える色づかい
4.次世代カラーユニバーサルデザインへの取り組みと展望 |
|
|
◇第8章 聞きやすさの定量評価と活用◇ |
第1節 音と聴覚の基礎と聞き取りやすく心地よい音のデザイン
1.音は大気中の圧力変化
1.1 音は空気の疎密波(そみつは)
1.2 純音は音の最小構成要素
1.3 周期的複合音は倍音で構成される
1.4 スペクトルは各周波数成分のパワーを表す
1.5 ノイズは連続スペクトルで表現される
1.6 音の大きさは音圧レベルで見積もる
2.聴覚は空気の圧力変化を電気信号に変換し脳に伝える
2.1 音は外耳道を経て鼓膜を振動させて蝸牛に伝わる
2.2 基底膜の進行波がスペクトルの情報を伝える
2.3 蝸牛の有毛細胞が神経インパルスを脳に伝える
2.4 人間の聴覚はフィルタ群でモデル化できる
3.音のデザインで製品の機械音を心地よくする
3.1 製品の機械音に対する騒音対策とその限界
3.2 快音化の時代が到来した
3.3 コピー機操作音の快適性
3.4 刈払機の音響特性が心地よさに及ぼす影響
3.5 ドア閉め音の音質評価
4.心地よいサイン音のデザインも必要とされる
4.1 サイン音のデザイン
4.2 快適なシートベルト・リマインダを快音化するための方策
4.3 誘導鈴を快音化するための音響特性のデザイン
4.4 音楽的な表現を加えることも効果的
4.5 ひそかにメッセージを伝えるサイン音楽
5.ユーザビリティを向上させる音のデザイン
5.1 映像メディアにおいてリアリティを演出する音のデザイン
5.2 現実の世界でもリアリティを演出する音のデザインが必要とされている
第2節 音声の聞き取りやすさに関わる性別による違い
1.“聞き取りやすさ”の評価
2.了解度テストを用いた比較
2.1 了解度テスト
2.2 了解度テストにおける話者の性別による違い
2.2.1 聴取者の属性による違い
2.2.2 話者の属性による違い
2.2.3 了解度テストの成績に表れた性差の大きさの違い
3.印象評価実験による比較
3.1 印象評価実験における話者の性別の効果
4.音響特徴の違い
4.1 一般的に知られている男女の声の物理的な違い
4.2 聞き取り易さに寄与する音響特徴における男女差
4.2.1 時間長
4.2.2 各音素における音響特徴
4.2.3 F0幅
5.まとめ
5.1 話者の性別によって音声の聞き取りやすさは変わるのか
5.2 高齢者にとって女性の声は聞き取りづらいのか
第3節 家電製品のサウンドデザイン
〜誰もが居心地よくすごすことができる、これからのデザイン〜
1.機能や使われ方によって変わるサウンドデザインに対する考え方
1.1 掃除機の音に対する大学生へのアンケート調査から
1.2 家電製品のサウンドデザインを分類する
2.音環境デザインの手法で家電製品のサウンドデザインを考える
2.1 音環境デザインの手法
2.2 音環境デザインの手法を家電製品のサウンドデザインに展開する
2.3 「環境性」「情報性」「演出性」の3つが交わるところに新たなサウンドデザインの可能性がある
3.誰もが居心地よく過ごせることを目指す家電製品のサウンドデザイン
第4節 UIサウンドにおける報知音の報知強度と統一感あるデザイン
1.UIサウンドデザイン
1.1 発音設計とサウンドデザイン
1.2 発音設計
1.3 サウンドデザイン
1.4 機器の多機能化とUIサウンドデザイン
1.4.1 報知強度
1.4.2 統一感
2. 報知音の報知強度と統一感のデザイン
2.1 実験の方法
2.2 同音色実験に用いた報知音セット
2.3 同音色実験の結果
2.4 異音色利用実験に用いる報知音セット
2.5 異音色利用実験の結果
2.6 まとめと考察 |
|
|
◇第9章 高齢者における使いやすさ評価と製品開発への活用◇ |
第1節 中高年世代の認知・身体機能評価法
1.中高年世代の認知機能
1.1 中高年世代の心理
1.2 中高年世代の認知機能
1.3 中高年世代の認知機能低下の予防
1.4 中高年世代の認知機能低下と認知症発症
2.中高年世代の生理
2.1 中高年世代の生理;循環機能について
2.2 中高年世代の生理;運動機能、体性感覚機能について
2.3 中高年世代の生理;歩行機能について
2.4 中高年世代の生理;体性感覚機能について
2.5 中高年世代の生理;筋力について
3.中高年世代の心理評価法
3.1 中高年世代の心理状態を把握するための質問票
3.2 代表的な質問票
3.2.1 蓄積的疲労徴候インデックス;
CFSI(Cumulative Fatigue Symptoms Index)
3.2.2 うつ性自己評価尺度;
SDS(Self-rating Depression Scale)
3.2.3 状態・特性不安調査票;
STAI(State-Trait Anxiety Inventory)
3.2.4 不安尺度調査票;
MAS(Manifest Anxiety Scale)
3.2.5 気分プロフィール調査票;
POMS(Profile of Mood States)
3.2.6 コーネル健康調査票;
CMI(Cornell Medical Index)
3.2.7 一般健康調査票;
GHQ(General Health Questionnaire)
3.2.8 ストレスチェックリスト30項目;
SCL30(Stress-check List 30-items)
3.2.9 MOS健康調査36項目短縮版;
SF36(MOS Short-Form 36-Item Health Survey)
3.2.10 ピッツバーグ睡眠質問票;
PSQI(Pittsburgh Sleep Quality Index)
3.2.11 アテネ不眠尺度;
AIS(Athens Insomnia Scale)
3.2.12 ミニメンタルステート調査(認知機能検査);
MMSE(Mimi-Mental State Examination)
4.中高年世代の生理評価法
4.1 中高年世代の生理状態を把握するための測定技術
4.2 代表的な測定法
4.2.1 心電図測定:R-R間隔解析、心拍変動・周波数解析
4.2.2 血圧測定:収縮期血圧、拡張期血圧測定、血圧変動解析
4.2.3 瞳孔対光反応測定:縮瞳率(CR)、散瞳速度(vd)の計測
4.2.4 皮膚温度差測定:自律神経活動(特に交感神経活動)の解析
4.2.5 指尖容積脈波測定:ストレス評価や血管年齢を解析
4.2.6 唾液成分分析:唾液中のストレスホルモン測定による解析
4.3 中枢神経活動の計測
4.3.1 脳波測定(10-20法):α波、β波、θ波などの解析
4.3.2 フリッカー値の測定:光の点滅(フリッカー)の識別で脳疲労を評価
4.3.3 NIRS(Near-infrared Spectroscopy;近赤外分光法)による測定:
脳血流(脳活動)変化の解析による情動、認知の解析
4.4 動作、歩行、睡眠状態の計測
4.4.1 重心動揺測定:重心移動の測定により平衡感覚機能,転倒リスクを解析
4.4.2 歩行動作の測定:
圧シート上を歩行することで歩行速度、歩隔、歩幅などの歩行因子を総合的に解析
4.4.3 3次元動作測定:
関節、屈曲部位等に貼付した反射球により3次元動作を解析
4.4.4 無線・携帯型機器による測定:
加速度、呼吸数、心拍数などの生体活動情報を無侵襲に解析
4.4.5 簡易睡眠測定:
圧センサー、活動量計により睡眠中の心拍数、呼吸、体動を測定し睡眠状態を解析
4.4.6 脳機能の総合評価:
脳実行機能(左右認知、動作の俊敏性、足脚部の運動機能、
脳の活動度などを総合的に計測して身体機能を解析する
4.4.7 認知機能検査;
コグニトラックスについて
第2節 高齢者・障がい者の行為・動作の「しやすさ」の定性的・定量的評価の方法
1. 日常生活における人間の行為と機能
1.1 日常生活における人間の行為
1.2 人間の情報処理モデルと3つの機能
1.2.1 感覚機能
1.2.2 知覚・認知機能
1.2.3 運動機能
1.3 人間機能と加齢(aging)による変化
2.上肢を用いた行為の分類とその定性的・定量的評価
2.1 上肢を用いた行為の分類
2.2 上肢動作の定性的評価法の例
2.2.1 サーブリッグ分析
2.2.2 フィッツの法則を用いた上肢動作の困難度指標の算出
第3節 衛生製品における高齢者の気持と肌の評価方法と製品への応用
1.自立する高齢者に向けた紙おむつの「はき心地」について1)
1.1 方法
1.1.1 試料
1.1.2 主観評価
1.1.3 材料特性の測定
1.1.4 歩行動作時のおむつ表面の形状変化
1.2 結果と考察
1.2.1 主観評価
1.2.2 おむつ各部位の材料特性
1.3 まとめ
2.意思表示が難しい寝たきり高齢者の心の探索
2.1 方法
2.2 結果と考察
2.3 まとめ
3.寝たきり高齢者の肌状態の変化とその原因推察
3.1 試験方法
3.1.1 被験者
3.1.2 測定項目
3.2 結果と考察
3.3 まとめ
第4節 高齢者・障害者も使えるWebのユーザビリティとアクセシビリティ
1.高齢化社会を迎えている日本
2.インターネットとWebの普及
3.Webの力
4.Webのユーザビリティ
4.1 Webユーザビリティのポイント
4.2 Webユーザビリティの評価手法
5.Webのアクセシビリティ
5.1 はじめに
5.2 アクセシビリティとユーザビリティの関係
5.3 Webアクセシビリティ
5.4 Webアクセシビリティの例
5.5 Webアクセシビリティの構成要素
5.6 Webコンテンツのアクセシビリティ・ガイドライン:JIS X 8341-3
5.7 JIS X 8341-3利用上の注意
5.8 Webアクセシビリティの評価手法
5.9 障害者差別解消法
6.多様な特性を持つ人々と創るインクルーシブなWeb世界
|
|
|
◇第10章 食品におけるユーザビリティ評価と製品開発への活用◇ |
第1節 高齢者に配慮した食品包装技術
1.高齢者が利用しやすい食品包装を設計するには
1.1 食品包装の役割と高齢者に配慮した包装設計
1.2 高齢者が利用しやすい食品包装を設計する際の注意点
1.3 高齢者に満足していただける商品づくり
1.4 高齢者に配慮した食品包装と製造物責任
2.高齢者にとって利用しやすい包装の事例
2.1 開封しやすく、中身が取り出しやすい事例
2.2 適切な内容量、持ち運びやすい形態の事例
2.3 電子レンジ加熱食品包装の改善事例 第2節 食品表示の「見やすさ・わかりやすさ」パッケージデザインの科学的評価とその改善
1.「食品表示」をめぐる議論と課題
2.ユニバーサルデザインとユニバーサルコミュニケーションデザイン
2.1 科学的アプローチに基づいた「わかりやすさ」の定義
2.2 パッケージにおける「わかりやすさ」の評価手法
2.2.1 DC9ヒューリスティック評価
3.「視認性」と「可読性」に影響を及ぼす3項目
3.1 情報量
3.2 タイポグラフィ(文字)
3.2.1 食品表示に最適なフォントの選択
3.2.2 文字の視認性に関する客観的調査
3.2.3 「文字組み」と読みやすさの関係の客観的調査
3.3 色彩設計
3.3.1 色弱者への配慮
3.3.2 高齢者への配慮
4.「基準による表示のデザイン改善」を実践
5.「食物アレルギー用ピクトグラム」の定量評価
5.1 食物アレルギー表示の現状と課題
5.2 ピクトグラムの「わかりやすさ」を科学的に検証 |
|
|
◇第11章 化粧品における使いやすさ評価と製品開発への活用◇ |
第1節 商品の外観に対する消費者ニーズを表現したリップケースの形状
1.消費者ニーズを表現したリップケースの生成
1.1 形状の特徴抽出
1.2 三次元形状の生成
1.3 提案した繰り出し容器の選定
2.評価実験
2.1 印象に対する結果と考察
2.1.1 既存容器との比較による高級感の評価
2.1.2 既存容器との比較によるシンプルさの評価
2.1.3 持ち歩きたい順序に対する評価
2.2 関連研究
第2節 使いやすいデオドラントロールオン容器の開発
1.使用実態把握と使いやすさの要因抽出
1.1 デオドラントロールオンとは
1.2 使いやすいロールオン製剤の容器形状に関する要件について
1.3 行動観察調査
1.3.1 方法
1.3.2 観察内容と考察
1.4 容器形状の要件
2.容器のアイデア出しと絞り込み
3.表面筋電図による塗布しやすさの検証
3.1試験方法
3.1.1 基本条件
3.1.2 表面筋電図計測
3.2結果
第3節 化粧品を塗布する時の使用感評価
1.化粧品の塗布使用感の機器評価法
1.1 動摩擦係数
1.2 均一分散性の評価
2.化粧品の塗布使用感の改良法
2.1 油剤の影響を低減する湿式充填法
2.2 複合粉体による分散性の改良法
第4節 触感計測技術に基づく感性価値を高めたふきとり化粧水の開発
1.実験1:印象構造の可視化
1.1 評価語の収集・選定
1.2 連用テスト
1.3 結果と考察
2.実験2:物理特性と触感の関係性の定式化
2.1 印象評価実験
2.2 物理特性の計測
2.3 動摩擦係数との関係性
2.4 振動特徴量との関係性
3.実験3:ふきとり触感の優れた化粧水の開発
3.1 方法
3.2 結果と考察
4.実験4:予測モデルのバリデーション
4.1 方法
4.2 結果と考察 |
|
|
◇第12章 自動車における使いやすさ評価と製品開発への活用◇ |
第1節 生体情報計測を用いた自動車の乗り心地制御
1.従来の乗り心地制御の方法
1.1 従来,乗り心地はどのように評価されてきたのか?
1.2 乗り心地曲線から何をどのように読み取ればよいのか?
1.3 モビリティの振動特性について
1.3.1 不減衰1自由度振動系の力学モデル
1.3.2 不減衰1自由度振動系の強制振動応答
1.3.3 減衰1自由度振動系の強制振動応答
1.4 モビリティの乗り心地を能動的に制御する方法(コントローラ,フィードバックゲイン)
2.シートサスペンションによる電気自動車のアクティブな乗り心地制御
2.1 アクティブシートサスペンションの提案
2.1.1 モビリティにおける乗り心地と車両運動性能のトレードオフ
2.1.2 アクティブシートサスペンションの活用
2.1.3 乗用車におけるアクティブシートサスペンション
2.2 アクティブシートサスペンションのアクチュエータ
2.2.1 アクチュエータごとの長所と短所
2.2.2 アクティブシートサスペンション用VCMの設計
3.生体情報計測を活用したモビリティの振動制御
3.1 自動車の乗り心地制御に適した生体情報
3.1.2 乗り心地評価に用いられる生体情報の特徴
3.2 生体情報をフィードバックする振動制御システム
3.2.1 振動環境下における計測の難しさ
3.2.2 運転環境下における計測の難しさ
3.2.3 心電図を用いた生体情報フィードバック振動制御の一例
4.主観評価アンケートを推定するための統計的な分析
4.1 生体情報を用いて心理状態を算出する手法
4.1.1 主観評価による心理状態測定とその課題
4.1.2重回帰分析を用いて心理状態を算出する手法
4.1.3異なる運転環境下における乗員の主観評価の予測結果
4.2 生体情報の特徴を基にグループ分け
4.3 生体情報の影響度を算出する手法
4.4 生体情報を用いて主観的な心理状態を推定する手法 第2節 座面の座り心地評価と製品開発への応用
1.方法
1.1 臀部形状計測装置
1.2 座ぐりの製作
1.3 座り心地の評価
2.結果と考察
3.まとめ
4.今後の展望
第3節 自動車運転者の気分の検出―ウェルネスオートモービルを実現する技術―
1.運転者の気分検出
1.1 表情の画像解析による気分検出
1.2 表情の自動画像解析
1.3 表情に関する有用な画像解析手法
1.3.1 AAM (Active Appearance Models)
1.3.2 AAMの発展―CLM (Constrained Local Models)
1.3.3 入手可能なリソース
1.4 自動車内の画像条件
1.5 自動車運転中の表情と感情
1.6 統計的手法による気分表情検出法
1.6.1 運転者の気分表情の特徴と数値化
1.6.2 顔画像の部分空間とその変化の数値化
1.6.3 過覚醒気分数値化の結果例
2.ウェルネスオートモービルに向けた技術
2.1 顔脈波からの神経活動推定
2.2 運転姿勢の設計
2.3 ウェルネス音声インタフェース
第4節 環境と人を踏まえた次世代モビリティのための視覚情報の活用
1.モビリティ外装における景観調和型の自動配色の試み
1.1 想定するモビリティ社会と目的
1.2 景観CGの制作とモビリティ配色の準備
1.3 印象評価実験の方法と結果
1.4 まとめ
2.歩行者とのコミュニケーションのための顔文字活用の試み
2.1 Web調査による検討
2.1.1 背景
2.1.2 目的
2.1.3 方法
2.1.4 結果
2.1.5 まとめ
2.2 モックアップ実験による検討
2.2.1 背景と目的
2.2.2 方法
2.2.3 結果
2.2.4 まとめと今後
第5節 人間特性と感性に基づく統一感のある自動車HMI情報提示音
1.高品質な情報提示音作成の考え方
1.1 アプローチ
1.2 情報提示音の分類
1.3 情報提示音の人間工学的性能要件
1.4 情報提示音の機能性
1.5 情報提示音の統一感
1.6 作成した情報提示音の評価
2.運転支援システムにおける情報提示音の特性
2.1 アプローチ
2.2 緊急重大度を変えない高品質化の方法
2.3 高品質化の検証
3.情報提示音の与える印象の地域差 |
|
|
◇第13章 介護・医療における使いやすさ評価と製品開発への活用◇ |
第1節 医療機器におけるリスクマネジメントとユーザビリティの関係
1.医療機器の分類
1.1 医療機器のクラス分類と例
1.2 医療機器に関する法的要求事項
2.医療機器のリスクマネジメント
2.1 ISO14971:2019
2.1.1 リスクマネジメントのプロセス
2.1.2 医療機器リスクマネジメントの特長
3.医療機器のユーザビリティエンジニアリング
3.1 IEC62366-1:2015
3.1.1 ユーザビリティエンジニアリングのプロセス
3.1.2 医療機器ユーザビリティエンジニアリングの特長
4.「使用エラー」と「合理的に予見可能な誤使用」
4.1 使用エラー発生のメカニズム
4.2 合理的に予見可能な誤使用と使用エラーの関係
5.医療機器の設計開発におけるリスクマネジメントとユーザビリティエンジニアリング
5.1 リスクマネジメントとユーザビリティエンジニアリングの実施
6.医療機器の市販後管理
6.1 顧客からのフォードバック
6.2 変更管理
第2節 運動機能,感覚機能,脳機能に着目した福祉機器開発
1.運動機能に着目した福祉機器開発
1.1 運動機能と筋力
1.1.1 運動機能と握力の関係
1.1.2 運動機能と等尺性膝伸展筋力の関係
1.2 関節可動域
1.2.1 生活機能に必要な上肢関節可動域
1.2.2 生活機能に必要な下肢関節可動域
1.3 立位バランス能力
1.3.1 立位保持時間の目安
1.3.2 前方リーチ距離の目安
1.4 歩行能力
1.4.1 歩行速度の目安
1.4.2 実用的な連続歩行距離の目安
2.感覚機能に着目した福祉機器開発
2.1 高齢者の聴覚機能の特徴
2.2 高齢者の視覚機能の特徴
2.3 体性感覚障害の特徴
2.3.1 高齢者の体性感覚障害の特徴
2.3.2 有病者の体性感覚障害の特徴
3.脳機能に着目した福祉機器開発
3.1 高齢者の脳機能の特性
3.2 高次脳機能障害者に対する福祉機器開発の注意点
3.2.1 失語症
3.2.2 失行
3.2.3 失認
3.3 対象者への福祉機器提供にあたっての注意点
3.3.1 トイレ動作の特徴
3.3.2 手すりなどの設置について
第3節 点眼薬の差し心地評価
1.点眼薬の処方
2.眼刺激性試験
3.差し心地試験
3.1 動物を用いた試験
3.2 ヒトを用いた試験
4.その他
第4節 医薬品包装の開封性評価
1.医薬品包装における開封性の問題
1.1 高齢者が医薬品包装の開封に関して抱える問題
1.2 手指関節障害者が医薬品包装の開封に関して抱える問題
1.3 医療従事者が医薬品包装の開封に関して抱える問題
1.4 小児医薬品誤飲防止包装の開封に関して抱える問題
2.医薬品包装における開封性評価の概要
3.医薬品包装の開封性評価各論
3.1 ヒートシール包装の開封性評価
3.2 個装箱の開封性評価
3.3 ピロー包装の開封性評価
3.4 小児医薬品誤飲防止包装(CR包装)における高齢者開封性評価
3.4.1 米国高齢者易開封性試験の要約
第5節 視覚障害者が必要とする医薬品情報とその提供方法、使いやすい小児点鼻薬容器の検討
1.視覚障害者が必要とする医薬品情報とその提供方法
1.1 視覚障害者における医薬品の服用・管理に関する聞き取り調査
1.2 視覚障害者に対するドットコード付PTPシートの応用
2.使いやすい小児点鼻薬容器の検討
3.医薬品のバリアフリー化を目指して
第6節 階段用手すり形状の違いによる使いやすさ分析
1.階段用手すりの需要と課題
1.1 なぜ階段に手すりが求められるのか
1.2 階段用手すりに対する現状のアプローチ
1.2.1 設置の実例
1.2.2 手すりの使いやすさに関するこれまでの研究
1.3 手すりの有する課題と本研究の目的
2.階段の設計
3.官能評価と筋電位を用いた評価
3.1 手すりの設計
3.2 官能評価実験用冶具の設計
3.3 使いやすさ評価
3.3.1 官能評価
3.3.2 筋電位を用いた評価
3.4 階段上り実験とその条件
3.5 実験結果
3.5.1 官能評価について
3.5.2 筋電評価について
3.6 考察
4.力学的負荷を用いた評価
4.1 手すりの設計
4.1.1 有限要素によるシミュレーション解析
4.1.2 実験用金属手すりの製作
4.1.3 力学的負荷実験用冶具の設計
4.1.4 断面形状変更アタッチメントの製作
4.2 計測システムの構築
4.3 階段上り実験とその条件
4.4 実験結果
4.4.1 力学的負荷評価
4.4.2 力学的負荷評価〜力積評価〜
4.4.3 官能評価
4.5 考察
第7節 医薬品の使用性を評価する対象や項目
1.医薬品の使用実態
1.1 医薬品使用とアドヒアランス
1.2 医薬品使用とトレーサビリティ
2.医薬品の使用性に影響を与える要因
2.1 使用者側の要因
2.2 社会的背景から影響される要因
3. 医薬品の使用対象と使用頻度
3,1 医療用医薬品と一般用医薬品
3.2 年齢的要因
3.3 急性期疾患と慢性期疾患
4.医薬品の使用性を評価するために必要と考えられる項目
4.1 一般用用医薬品
4.2 医療用医薬品
5.医薬品や医薬品包装・デバイスの実用化と考慮しなければならない事項
5.1 機能性
5.2 生産性
5.3 生産コスト(費用対効果)
第8節 心理評価と体圧分布を用いた車椅子クッションの座り心地予測に関する研究
1.方法
1.1 試験体
1.2 心理評価実験(短時間測定)
1.3 体圧分布測定
1.4 指標化の試み
2.結果
2.1 心理評価実験の結果
2.2 体圧分布測定の結果
2.3 重回帰分析と単回帰分析の結果
2.4 単回帰分析より区分基準の結果
3.考察
3.1 クッションの違いと体圧分布の考察
3.2 区分基準の考察
3.3 複層クッションの考察
3.4 仕切り芯と底板の考察 |