第1章 バルク半導体 〈深津 晋〉
1. はじめに
2. バルク半導体の分類
3. バルク半導体の電子状態
4. バルク半導体の光学過程
5. 外場の効果
6. 励起子
7. 光学計測
8. おわりに
第2章 窒化物半導体〈川上 養一/船戸 充/石井 良太〉
1. はじめに
2. 二元化合物窒化物半導体バルク結晶と光の量子相互作用
3. 窒化物半導体量子井戸構造と光の量子相互作用
4. おわりに
第3章 有機発光の分子設計―TADF からレーザーまで― 〈安達 千波矢〉
1. OLED の進展
2. 熱活性化遅延蛍光分子
3. 有機レーザー分子
4. 光励起下でのレーザー発振特性
5. 電流励起有機半導体レーザーデバイスへの展開
6. レーザー分子の展開
第4章 半導体量子構造〈平川 一彦/太田 泰友〉
1. はじめに
2. 半導体ヘテロ構造の種類・分類
3. 半導体量子構造の形成
4. 半導体量子構造における光学遷移
5. バンド間遷移
6. サブバンド間遷移
7. まとめ
第5章 コロイドナノ粒子〈玉井 尚登/江口 大地〉
1. 半導体量子ドット
2. 半導体量子ドットの電子構造
3. 半導体量子ドットの性質
4. 半導体量子ドットの応用―ディスプレイや太陽電池への応用―
第6章 二次元物質 〈松田 一成〉
1. はじめに
2. 層状二次元物質
3. 遷移金属ダイカルコゲナイドの結晶構造と電子状態
4. 単層MoS2 の光学遷移と励起子
5. 単層MoS2 のバレースピン自由度とバレー選択励起
6. 単層WSe2 のバレースピン分極とその制御
7. 単層MoSe2 のバレーゼーマン分裂とバレー励起子(荷電励起子)ダイナミクス
8. ツイストした二次元半導体積層ヘテロ構造におけるモアレ励起子とフォノン共鳴
9. まとめ
第7章 カーボンナノチューブ〈宮内 雄平/西原 大志〉
1. はじめに
2. カーボンナノチューブの基礎
3. 基礎光物性
4. 実際の光学スペクトル
5. 非線形光学現象
6. おわりに
第8章 ハロゲン化金属ペロブスカイト半導体 〈山田 泰裕〉
1. はじめに
2. 結晶構造とバンド構造
3. 基本的な物性
4. 基礎光学特性
5. キャリア再結合と発光ダイナミクス
6. 電子ー格子相互作用
7. おわりに
第9章 超高速光パルスによる強誘電体の光制御〈沖本 洋一/板谷 治郎/堀内 佐智雄〉
1. はじめに
2. プロトン移動型強誘電体
3. 非線形光学効果とフェムト秒レーザーパルス
4. 高強度中赤外電場振動によるプロトン駆動と強誘電性制御
5. まとめ
第10章 超伝導・強相関材料 〈岸田 英夫〉
はじめに
1. 銅酸化物の光学スペクトル
2. 有機強相関電子系の光学スペクトル
3. ハロゲン架橋金属錯体
4. 強相関電子系における時間分解光学測定、非線形光学応答 さいごに
第11章 半金属 〈松永 隆佑/森本 高裕〉
1. はじめに
2. バンド構造の成り立ち
3. 線形光学応答
4. 光励起キャリアダイナミクス
5. 非線形光学応答
6. 光によるトポロジー制御
7. まとめと展望
第12章 量子材料としてのダイヤモンド 〈水落 憲和〉
1. ダイヤモンド中のNV 中心と単一スピンの光学的検出
2. 量子科学技術と量子センサ
3. NV 中心による量子センサ
4. 感度と空間分解能
5. ダイナミックレンジ
6. ナノダイヤモンド
7. むすび
第13章 メタマテリアル・メタ表面〈石原 照也〉
1. はじめに
2. 有効媒質という考え方
3. 負の屈折率媒質とその性質
4. 超解像とハイパボリック媒質
5. 誘電体メタマテリアル
6. 誘電率がゼロに近い媒質
7. 完全吸収体と放射冷却
8. メタ表面
9. 幾何学的メタ表面
10. 多機能応答
11. 平面レンズ
12. 非線形メタ表面
13. トポロジカルメタマテリアル
14. 設計と作製
15. おわりに
第14章 フォトニック結晶〈浅野 卓/山口 真/野田 進〉
1. はじめに
2. 二次元フォトニック結晶スラブと点欠陥共振器
3. 半導体量子ドットと二次元フォトニック結晶点欠陥共振器の結合系
4. まとめ
第15章 磁性材料/ スピントロニクス材料 〈佐藤 琢哉/山田 貴大〉
1. はじめに
2. スピントロニクスとマグノニクス
3. 光を用いた励起方法
4. 光を用いた検出方法
5. 光を使って励起検出できるスピントロニクス、マグノニクス現象
6. おわりに
第16章 太陽電池材料 〈岡田 至崇/玉置 亮〉
1. はじめに
2. 量子ドットを用いた中間バンド太陽電池
3. おわりに
第17章 光合成(人工光合成) 〈阿部 竜/鈴木 肇〉
1. はじめに 〜光触媒水分解のメカニズムと可視光利用の重要性〜
2. 水分解用光触媒材料開発の歴史と可視光利用における課題
3. 植物の光合成を模倣したZ スキーム型水分解系の構築
4. 単一材料による可視光水分解実現を目指した複合アニオン型光触媒の開発
5. 特異なバンド構造を持つ安定な可視光水分解用光触媒:層状酸ハロゲン化物
6. Sillen-Aurivillius 型酸ハロゲン化物材料の拡充とバンド制御
7. Sillen 型酸ハロゲン化物への展開
8. マイクロ波伝導度法によるキャリアダイナミクス解析
9. おわりに
第18章 蛍光体材料〈田部 勢津久/上田 純平〉
1. はじめに
2. ランタニドイオンのエネルギー準位と遷移
第19章 イメージング材料―医療用X 線検出材料の基礎特性とイメージング応用事例―
〈古澤 直子/中野 寧〉
1. はじめに
2. 医療用単純X 線画像診断用シンチレータ材料
3. X 線CT 造影用金ナノ粒子の特性とその応用
4. 高輝度蛍光ナノ粒子の特性とその応用
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