第1節 電波吸収体の設計と吸収量の測定技術
1.吸収材料と研究事例
2.電波吸収体の設計
2.1 基礎事項
2.2 一層型電波吸収体
2.3 λ/4型電波吸収体
3.吸収量の測定
3.1 測定空間
3.2 測定スパン
3.3 測定可能範囲
3.4 測定法の一例
第2節 5G/Beyond5Gに対応した電磁波吸収材料設計の考え方
1.電磁波吸収材料
1.1 透磁率を用いた電磁波吸収材料
1.2 誘電率を用いた電磁波吸収材料
2.電磁波吸収・シールドの評価法
2.1 近傍界の評価法
2.1.1 相互減結合率
2.1.2 内部減結合率
2.1.3 伝送減衰率
2.2 遠方界の評価法
2.2.1 シェルクノフの式によるシールド効果
2.2.2 インピーダンス整合
2.2.3 自由空間法
第3節 5Gに必要な電波吸収体の技術とメカニズム
1.電磁波の反射・透過・減衰
2.電波吸収
3.電磁界シミュレーション
4.メタマテリアルを用いた電波吸収体
5.金属パターンを用いた磁性・誘電性複合体を用いた電波吸収体
第4節 GHz帯用広帯域電磁波吸収材の開発設計
1.従来の電磁波吸収材と課題
2.広帯域の吸収材開発の狙いと設計コンセプト
3.電磁波吸収フィラーの分散状態制御
4.フィラーの分散状態を制御した材料の作製と評価
5.開発品の性能
第5節 自由空間法を用いた電波吸収体の評価方法
1.測定方法
1.1 測定系
1.2 校正方法
1.3 測定方法
2.誘電率推定アルゴリズム
2.1 ニコルソン・ロス法
2.2 NIST法
2.3 透過法
3.誘電率推定方法の検証結果
4.実際の測定による誘電率推定例
第6節 低コストFSSを使用した広帯域CA電波吸収体の開発
1.FSSとCA電波吸収体
2.低コスト構造
3.配列方法
4.試作および測定結果
5.今後の展望
第7節 電気炉酸化スラグと軽量細骨材または発泡スチロールビーズを用いた建築用広帯域電波吸収体の開発
1.広帯域電波吸収体
2.広帯域電波吸収体の研究
2.1 多層型供試体
2.2 軽量骨材スラグモルタル供試体
2.3 ビーズスラグモルタル供試体
3.測定方法
3.1 反射減衰量の測定
3.2 スラグ分布の測定
4.加振時間がスラグ分布に及ぼす影響
4.1 軽量骨材スラグモルタルの場合
4.2 ビーズスラグモルタルの場合
5.加振時間が反射減衰量に及ぼす影響
5.1 軽量骨材スラグモルタル供試体の場合
5.2 ビーズスラグモルタル供試体の場合
第8節 広帯域で低反射かつ2.4GHzにおいて周波数選択的吸収を示すメタマテリアル
1.広帯域で低反射かつ周波数選択的吸収を示すメタマテリアル
2.広帯域で低反射かつ2.4GHzにおいて周波数選択的吸収を示すメタマテリアルの設計
2.1 数値電磁界シミュレーションによる素子の設計
2.2 最適設計されたメタマテリアル電波吸収体のマイクロ波特性
3.広帯域で低反射かつ2.4GHzにおいて周波数選択的吸収を示すメタマテリアルの作製およびマイクロ波特性評価
3.1 素子の作製およびマイクロ波透過特性評価
3.2 設計値と実測値の差異に対する考察
第9節 ノッチ入り円形パッチを用いたFSS電波吸収体
1.電磁界解析による設計
2.提案FSS電波吸収体の反射特性と斜入射特性
2.1 吸収特性および偏波角依存性
2.2 斜入射特性
第10節 フェノールフォームを用いた電波吸収体開発
1.熱硬化性フォーム材料の特徴
2.フェノールフォームの電波吸収体特性(1層型)
3.フェノールフォームの電波吸収体の可能性(多層型)
第11節 テラヘルツ帯フィルム型電波吸収体設計
1.フィルム型電波吸収体
2.テラヘルツ帯材料特性モデリング
3.Jaumman型電波吸収体設計
3.1 電磁界シミュレーションによる設計法
3.2 フィルム型電波吸収体作製法
3.2.1 塗布等による抵抗層の形成
3.2.2 金属箔または塗布等による金属層の形成
3.2.3 各層の貼合
4.測定結果
第12節 藻類由来金属マイクロコイルを分散させた新たなテラヘルツ帯吸収材料?位相乱雑化吸収体?
1.テラヘルツ技術の進展とコンポーネントの必要性
2.金属めっきマイクロコイルを用いたテラヘルツ吸収体
3.テラヘルツ時間領域分光法による特性評価
第13節 アルミナセラミックスを用いた誘電性電波吸収体の設計
1.はじめに
1.1 製造工程
1.2 設計理論
1.3 アルミナでの設計、測定
1.4 電波吸収量の計算について
2.2層型電波吸収体
2.1 設計理論
2.2 サンプル情報
2.3 設計値と測定結果
2.4 材料選択
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