第1節 デンプン
はじめに
1.デンプンの諸性質
1.1 デンプンの構造
1.2 デンプンの糊化
1.3 糊化に影響を与える共存物質
1.4 デンプンの老化
1.5 老化に影響を与える因子
2.加工デンプンのゲル化・増粘剤用途への利用例
2.1 加工デンプンの特徴
2.2 タレ、ソース(増粘安定剤)
2.3 水産・畜産製品(ゲル化剤)
2.4 麺類(ゲル化剤)
第2節 ペクチン
はじめに
1.構造とエステル化度
1.1 構造
1.2 エステル化度
2.製造方法と分類
3.基本的性質
3.1 溶解性
3.2 分散性
3.3 安定性
3.4 粘性
4.特性
4.1 ゲル化性とゲル構造
4.1.1 HMペクチンのゲル構造
4.1.2 LMペクチンのゲル構造
4.2 タンパク質との反応性
5.用途
5.1 ジャム、フルーツソース
5.2 コンフェクショナリー
5.3 果汁飲料
5.4 デザート
5.5 酸性乳飲料、ヨーグルト
5.6 小麦粉製品
5.7 医薬品・介護用品
第3節 ローカストビーンガム
はじめに
1.原料
1.1 ローカストビーンガム
1.2 その他のガラクトマンナン(タラガム、グァーガム)
2.構造
3.製造方法
3.1 ローカストビーンガムの製造方法
4.基本的性質
4.1 溶解性
4.2 粘性
4.3 安定性
4.3.1 pHの影響
4.3.2 耐熱性
4.4 ゲル化性
4.5 相乗効果
4.5.1 キサンタンガムとの相乗効果
4.5.2 カッパカラギナンとの相乗効果
5.用途
5.1 食品用途
5.1.1 アイスクリーム類
5.1.2 小麦粉製品
5.1.3 漬物類、佃煮
5.1.4 スープ、ソース類
5.1.5 その他
第4節 タマリンドシードガム(タマリンドガム)
はじめに
1. タマリンドシードガムの起源と構造
1.1 起源
1.2 化学構造
2. 物性・機能
2.1 粘性
2.2 ゲル化特性
2.3 保水・離水防止
2.4 乳化・安定
3.タマリンドシードガムの用途展開
3.1 食品用途
3.1.1 タレ・ソース
3.1.2 冷菓
3.1.3 新しい食品カテゴリへの展開
3.1.3.1 ビーガン
3.1.3.2 高たんぱく食品
3.2 化粧品・パーソナルケア用途
3.3 包装材・成型材料用途
おわりに
第5節 アラビアガム(アカシアガム)
はじめに
1.アラビアガムの基礎性質
1.1 起原および製法
1.2 化学構造
1.3 粘性
1.4 乳化性
2.アラビアガムの食品への利用
2.1 飲料
2.2 粉末ミックスや低水分含量食品向けの香料およびシーズニングパウダー
2.3 菓子類
2.4 健康・生理機能
おわりに
第6節 こんにゃく粉(グルコマンナン)
はじめに
1.原料
2.製造方法
3.構成成分
4.特性
4.1 水溶液の粘度
4.2 粒度と粘度発現速度
4.3 溶液の条件と粘度発現性
4.4 他の増粘多糖類との相乗効果
4.5 凝固剤を必要としないこんにゃく粉のゲル化
5.活用事例
5.1 製菓・製パン
5.2 ホイップクリーム
5.3 麺類
5.4 チルドデザート
5.5 冷菓
5.6 飲料
5.7 練り製品
5.8 プラントベースフード
5.9 スクラブ剤
5.10 プラスチック材料
6.生理機能
第7節 大豆多糖類
はじめに
1.大豆多糖類の基礎性質
1.1 起原および製法
1.2 化学構造
1.3 粘性
1.4 酸性領域におけるタンパクの安定化
1.5 乳化性
2.大豆多糖類の食品への利用
2.1 酸性乳飲料
2.2 米飯や麺類などのでん粉性食品
2.3 健康・生理効果
おわりに
第8節 サイリウムシードガム
はじめに
1.サイリウムシードガムの基礎性質
1.1 起原および製法
1.2 化学構造
1.3 水分散液の挙動
2.サイリウムシードガムの食品への利用
2.1 食感改良
2.2 健康・生理機能
2.3 その他の機能
2.4 課題
おわりに
第9節 キサンタンガム
はじめに
1.構造
2.製造方法
3.特性
3.1 溶解性
3.2 粘度・流動性
3.3 各種耐性
3.3.1 耐酸性・耐アルカリ性
3.3.2 耐塩性
3.3.3 耐熱性
3.4 他の多糖との相乗効果
4.用途
4.1 食品
4.1.1 たれ・ソース・ドレッシング類
4.1.2 とろみ調整食品
4.2 パーソナルケア製品
4.3 工業製品
5.安全性
第10節 ジェランガムの基本的性質と応用例
1.ジェランガムについて
2.ジェランガムの特徴と基礎物性
2.1 分子構造
2.2 ゲル特性
2.3 ゲルの特性に影響する因子
3.ジェランガムの応用
3.1 ゲル化剤としての応用
3.2 懸濁安定剤としての応用
3.3 高齢者・介護・嚥下食品への応用
3.4 化粧品分野への応用
おわりに
第11節 スクシノグリカン
はじめに
1.基礎特性
1.1 製造方法
1.2 分子構造
1.3 基礎物性
1.3.1 水和特性
1.3.2 流動特性
1.3.3 温度依存性
1.3.4 他の増粘多糖類との相乗性
1.3.5 乳製品との相互作用
2.食品への応用
2.1 ドレッシング・タレ類
2.2 フルーツプレパレーション (果実加工品)
2.3 乳製品
2.4 菓子類
2.5 飲料
2.6 冷凍食品
2.7 チューブ入り調味料
2.8 ソース・つゆ・あんかけ類
第12節 カラギナン
はじめに
1.原料
2.構造とタイプ
3.製造方法
4.基本的性質
4.1 溶解性
4.1.1 カラギナンのタイプ
4.1.2 カウンターイオン
4.1.3 塩類、糖類濃度
4.2 粘性
4.3 安定性
4.3.1 粉末の安定性
4.3.2 溶液の安定性
5.特性
5.1 増粘性
5.2 ゲル化性
5.3 タンパク質反応性
6.用途
6.1 ゼリー
6.2 乳製品
6.3 畜肉製品
6.4 ペットフード
6.5 その他
第13節 寒天
はじめに
1.寒天の原料
2.製造工程
3.科学的特性
3.1 化学構造
3.2 ゾル-ゲル転移
3.3 寒天の物性
3.3.1 ゲル強度
3.3.2 ゾル粘度
3.3.3 溶解性
3.3.4 離水
4.活用事例
4.1 菓子
4.1.1 和菓子
4.1.2 洋菓子
4.1.3 焼き菓子
4.2 ゼリー
4.3 飲料、液状調味料
4.4 冷菓
4.5 剥離剤
4.6 嚥下困難者用食品
4.7 崩壊剤
4.8 化粧品
4.9 理化学品
おわりに
第14節 アクリル系の増粘剤,粘度調整剤 ゲル化剤の特徴とその使い方
はじめに
1.アクリル系増粘剤の増粘メカニズム
2.アクリル系増粘剤の特徴と弱点
2.1 濃度依存性
2.2 pH依存性
2.3 温度依存性
2.4 塩濃度依存性
2.5 耐アルコール性
2.6 ハンドリング性
2.7 残留有機溶剤
おわりに
第15節 ポリビニルピロリドン (PVP)
はじめに
1.増粘剤としてのPVPの性質
1.1 粘度
1.1.1 K値と水溶液粘度の関係
1.1.2 温度と水溶液粘度の関係
1.1.3 無機塩と水溶液粘度の関係
1.1.4 pHと水溶液粘度の関係
1.2 相溶性
1.2.1 有機溶媒への溶解性
1.2.2 油性基材との相溶性
1.2.3 他の水溶性高分子との相溶性
2.PVPのゲル化(架橋)
2.1 水溶性架橋剤によるゲル生成
2.2 ガンマ線照射によるゲル生成
3.使用時の留意点
3.1 水溶液の調整方法
3.2 吸湿性
3.3 保存安定性
4.PVPの応用事例
4.1 ゲル・増粘剤としての応用例
4.2 その他の使用例
おわりに
第16節 HM-HPMC(疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース)
1.疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HM-HPMC)とは
2.HM-HPMCの物性
2.1 溶解性
2.2 粘度特性
3.HM-HPMCの応用
3.1 高分子界面活性剤としての利用
3.1 シクロデキストリンとの併用
おわりに
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