1節 動物実験代替法を用いた皮膚刺激性/皮膚感作性評価の現状
はじめに
1.皮膚刺激性
1.1 代替法
1.1.1 TG430: In vitro 皮膚腐食性:経皮電気抵抗試験(TER)
1.1.2 TG431: In vitro 皮膚腐食性:再構築ヒト表皮(RhE)試験法
1.1.3 TG435: 皮膚腐食性評価のためのin vitro膜バリア試験法
1.1.4 皮膚刺激性 TG439: In vitro 皮膚刺激性:再構築ヒト表皮試験法
1.2 動物試験
1.3 IATAおよびガイダンス
2.皮膚感作性
2.1 動物試験
2.2 代替法の開発
2.2.1 TG442C
2.2.2 TG442D
2.2.3 TG442E
2.3 ディファインド アプローチおよびガイダンス
3.光毒性
3.1 代替法
3.1.1 OECD TG101: UV/VIS吸収(光吸収)
3.1.2 OECD TG432: In vitro 3T3ニュートラルレッド取り込み(NRU)
光毒性試験(PT)
3.1.3 OECD TG495: ROSアッセイ
3.1.4 OECD TG498: In vitro光毒性:再構築ヒト表皮光毒性試験法
3.2 IATA、ガイドラインおよびガイダンス
まとめ
2節 脂肪由来幹細胞の化粧品評価への活用技術
はじめに
1.研究評価系に適切な3次元培養ヒト皮膚モデルの構成の考察
1.1 細胞種の選択
1.2 細胞の位置・配置と組織(層)間の連絡
2.人工真皮層の作製法の考察
3.香粧品評価に有用なヒト初代細胞群の特性を利用した2D-3D皮膚評価モデルの開発
おわりに
3節 3次元培養表皮モデルを用いた皮膚刺激性試験
はじめに
1.皮膚刺激性試験代替法の活用
1.1 OECD TG 439
1.2 原料評価における動物実験代替法の活用
1.3 製剤評価における動物実験代替法の活用
2.敏感肌を想定したRhEを用いた化粧品製剤の皮膚一次刺激性試験法の開発
2.1 開発の背景
2.2 敏感肌を想定したin vitro皮膚刺激性試験の検討
2.3 被験物質
2.4 培養日数の異なるRhEのバリア機能評価
2.5 培養日数の異なるRhEの刺激感受性の変化
2.6 曝露時間延長による刺激感受性の変化
2.7 RhEと曝露時間の刺激感受性レベル
2.8 敏感肌用化粧品に対する刺激感受性の評価
おわりに
4節 3次元皮膚モデルを用いたin vitro試験による成分の皮膚浸透性/透過性評価
はじめに
1.三次元皮膚モデルとは
1.1 外観と構造
1.2 皮膚モデルを用いる利点
1.3 皮膚モデルを用いた試験の位置付け
2.成分の皮膚浸透性/透過性試験
2.1 成分の浸透性/透過性試験(定量評価と可視化評価)
2.1.1 条件設定
2.1.2 試験実施
2.1.3 成分の皮膚中量と皮膚透過量の測定
2.1.4 透過プロファイルの解析
2.2 成分の浸透/透過性試験(可視化評価)
3.成分の皮膚浸透性/透過性と効果の同時評価法
3.1 ビタミンC誘導体適用による抗老化作用(T型コラーゲンの合成)
3.2 アルキルグリセリルエーテル類適用による抗炎症作用
3.3 レチノール誘導体適用による抗老化作用(ヒアルロン酸の合成)
おわりに
5節 ヒトボランティア試験におけるテープストリッピング法を用いた皮膚浸透性の評価
はじめに
1.ヒトボランティア試験
1.1 事前準備
1.2 被験者選定とインフォームドコンセント
2.化粧品開発におけるテープストリッピング法による皮膚浸透性の評価
2.1 試験開始前
2.2 試験実施
2.3 試験結果とデータの見方
2.4 角層の回復
3.局所皮膚適用製剤の後発医薬品開発のための生物学的同等性試験
3.1 皮膚薬物動態学的試験
3.1.1 予試験
3.1.2 本試験
3.1.3 統計処理
おわりに
6節 摘出したヒト皮膚を使った美白作用のex vivo評価法
はじめに
1.摘出皮膚の研究および産業利用についての規制
2.摘出皮膚の入手について
3.摘出皮膚等を取り扱う上での注意点
4.評価実施前の摘出皮膚の前準備
5.実効を製剤系で評価できる摘出皮膚を用いた評価の利点
6.摘出皮膚を用いた美白、色素沈着の評価について
6.1 紫外線による色素沈着が摘出皮膚を用いた美白評価の指標となる理由
6.2 美白評価に用いる摘出皮膚
6.3 紫外線照射による摘出皮膚の色素沈着誘導
6.4 紫外線照射摘出皮膚の色素沈着の程度の評価
6.4.1 皮膚の色調変化の評価
6.4.2 摘出皮膚の表皮内メラニンの定量
6.4.3 皮膚組織染色像による色素沈着の評価
6.4.4 紫外線照射による色素沈着へつながる炎症性サイトカインの分泌を指標とする評価
6.4.5 紫外線照射によるメラノサイトの活性化抑制を指標とする評価
おわりに
7節 QSAR/リードアクロスによる安全性評価法
はじめに
1.QSARによる評価
1.1 QSARとは
1.2 OECD QSARバリデーション原則
1.3 皮膚に関するQSARモデルの例
2.リードアクロスよる評価
2.1 リードアクロスとは
2.2 有害性発現経路(AOP)に基づくリードアクロス
3.OECD QSAR Toolbox
3.1 QSAR Toolboxの機能
3.2 QSAR Toolboxのテストガイドラインへの適用
3.3 QSAR Toolboxに関するNITEの活動
3.4 NITEのイノベーション支援による資生堂DBのQSAR Toolboxへの搭載
4.QSAR Assessment Framework
4.1 OECD QAFプロジェクト
4.2 NITEのQAFプロジェクトへの関わり
終わりに
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