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2015年10月号目次 MATERIALSTAGE
●巻頭

■これからの宇宙機用材料に求められる特性とは
(国研)宇宙航空研究開発機構 木本 雄吾


●特集1

樹脂の『反り』『膨張』を防ぐには?
 

■『熱膨張』はなぜ起こるのか? どうすれば防げるのか?
東京工業大学 扇澤 敏明

1.『熱膨張』はなぜ起こるのか?
 1.1 固体(結晶,ガラス)
 1.2 液体
 1.3 樹脂(高分子)
2.
高分子の熱膨張係数の低減
 2.1 自由体積の膨張の抑制
 2.2 ゴムの収縮力
 2.3 高分子の配向
 2.4 充填剤の使用(複合材料)


■巨大負熱膨張材料BiNi1−xFexO3とゼロ熱膨張コンポジット
東京工業大学 東 正樹

1.巨大負熱膨張材料BiNi1−xFexO3
2.ゼロ熱膨張コンポジットの作製

■タングステン酸ジルコニウム粒子を用いた ポリマーの熱膨張制御
(株)KRI 在間 弘朗

1.温めると収縮する物質
 1.1 注目される化合物
 1.2 タングステン酸ジルコニウム
2.ZrW2O8を用いたポリマーの熱膨張制御の実際
 2.1 文献に見る熱膨張抑制効果
 2.2 ZrW2O8とポリマー界面の問題
 2.3 ポリマー被覆ZrW2O8粒子の熱膨張抑制効果


■車載用パワーモジュール封止材に求められる反り 及び成形収縮率のコントロールとその改善事例
京セラケミカル(株) 安藤 元丈

1.パワーモジュール用封止材に対する要求
2.パワーモジュールの反りと耐熱性試験
3.封止樹脂組成とパッケージ反りと発生 応力のコントロール
4.封止樹脂の特性コントロール
 4.1 フィラー量の調整
 4.2 フィラー種類の変更
 4.3 ガラス転移温度の調整
 4.4 低応力添加材の導入
5.車載モジュール用樹脂の実際例
 5.1 特徴
 5.2 特性

■フレキシブルデバイス作製のための低線膨張率ポリイミド基板
東洋紡(株) 奥山 哲雄

1.高分子材料の低CTE化
2.低線膨張率フィルム
3.耐熱貼付け

■ピッチ系炭素繊維を用いた熱膨張率ゼロの コンポジット 〜その設計と応用〜
日本グラファイトファイバー(株) 荒井 豊

1.熱膨張係数
2.低熱膨張材の設計と応用


●特集2

『3Dプリンター』と材料技術,材料市場
 

■造形材料開発の現状とビジネスチャンス
(株)マイクロジェット,(株)3Dプリンター総研 山口 修一

1.各造形方式の造形材料についての開発状況
2.各方式の材料開発状況
 2.1 材料押出法
 2.2 液槽光重合法
 2.3 結合剤噴射法
 2.4 材料噴射法
3.材料開発のポイント
4.造形材料のビジネスチャンス


■テーラーメイド医療時代の到来で生まれる金属3Dプリンタによるビジネスチャンス
大阪大学 中野 貴由

1.金属3Dプリンタを取り巻く環境
 1.1 骨・関節テーラーメイド医療の背景
 1.2 形状パラメータと材質パラメータ
 1.3 伴侶動物治療によるビジネスモデル


■粉末焼結積層造形に期待される応用展開と求められる金属材料
首都大学東京 筧 幸次

1.航空機エンジンに使用される材料とその積層造形   
 1.1 IN718とTi-6Al-4V合金
 1.2 積層造形プロセス
 1.3 IN718積層造形
 1.4 Ti-6Al-4V合金積層造形
2.金属積層造形の課題
 2.1 高温での延性低下
 2.2 表面加工精度
 2.3 残留応力



■3Dプリンターによるアセンブリ造型 〜その事例と造型材料の重要性〜
(株)OKIデータ・インフォテック 町田 林

1.3Dプリンターの再定義
2.顧客から求められる機能}
3.造型比較
4.要望と今後の展開



● マテリアルニュース&トピックス

■有機ナノ粒子の特徴とコーティング材料の高屈折率化
日産化学工業(株) 西村 直也

1.超高屈折率を有するHBP
 1.1 HBPについて
 1.2 HBPの優位性
2.超高屈折率コーティング材料
 2.1 高屈折率を特徴とした各種コーティング材料
 2.2 光硬化性コーティング材料
 2.3 熱硬化性コーティング材料
3.有機ナノ粒子を利用した超高屈折率材料の適用用途
 3.1 タッチパネル用IM層としての電極パターン見え防止効果
 3.2 高屈折率黒色コーティング材料
4.超高屈折率コーティング材料の応用展開


■プラスチックフィルムへのコーティングにおいて発生する塗布欠陥と発生条件の調査
東洋紡(株) 柴田 悠介

1.背景
 1.1 コーティング欠陥
 1.2 ロールコーティングにおける従来の研究
2.実験方法
3.実験結果



● 連載

未来の自動車材料−その要求,課題,材料メーカーへの期待

■第1回 自動車の軽量化と樹脂材料
山根健オフィス 山根 健

1.CO2削減と自動車の軽量化
2. 自動車軽量化のアプローチ
 2.1 パワートレインの軽量化
 2.2 車体の軽量化
 2.3 車両外皮の軽量化
 2.4 その他,装備品の軽量化
3.自動車への樹脂材料採用動向
4.電気自動車へのCFRP採用というイノベーション
 4.1 電気自動車
 4.2 電気自動車の開発と問題点
 4.3 CFRPモノコックの採用
 4.4 量産CFRPモノコックの製造
5.
樹脂材料への期待