ウイルス 迅速診断 セミナー
                  
疾患・病態検査・診断法の開発
 
 
<セミナー No006102>

★ 感染症遺伝子検査の感度の考え方、課題!
★ 特許分析による研究開発の課題と方向性を解説!
★ デバイス、試薬、システム改良による検出技術の高度化への模索

ウイルス迅速診断のための検出技術動向


■ 講師
【第1部】  国際医療福祉大学熱海病院 検査部長 〆谷 直人 氏
【第2部】 東京農工大学大学院工学研究院 生命機能科学部門 教授  養王田 正文 氏
【第3部】 青山特許事務所 顧問弁理士 加藤浩 氏 (元特許庁 審査官)
■ 開催要領
日 時

2020年6月11日(木) 10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 日幸五反田ビル 8階 技術情報協会 セミナールーム
聴講料

聴講料 1名につき55,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
  〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度(アカデミック価格)があります。
 
詳しくはお問い合わせください〕

■ プログラム

【10:00〜12:00】

【第1部】 医療現場からみた感染症迅速診断キットの要件

国際医療福祉大学熱海病院 検査部長  〆谷 直人 氏

 

【講座主旨】
 POCT(Point-of-Care Testing)は,医療現場で医療従事者がリアルタイムに検査結果を得る検査の仕組みである。感染症は,初診の段階で的確な診断を必要とする。メーカーは,初期治療に役立つ情報を診療時間内に得ることが可能な迅速診断キットを開発し市販している。その代表が抗原抗体反応を活用した免疫クロマトグラフィー法キット検査である。感染症迅速診断キットは,"外来診療"しかも"一般的な施設"での診療における重要な"武器"となるが,感度・特異度,所要時間などが選択条件となる。

【講演内容】

1.POCT(Point-of-Care Testing)とは
 ・POCTの定義
 ・活用の場の広がり

2.感染症診断とPOCT
 ・POCTの現状
 ・主な測定法の原理と注意点
 ・感染症迅速診断キットの対象病原体微生物と留意点
 ・免疫クロマトグラフィー法のメリットとデメリット、検査のポイント
 ・小児科領域で頻用されているPOCTの有用性と問題点
 ・内科領域で頻用されているPOCTの有用性と問題点
 ・院内感染対策

3.迅速診断キットの精度保証

4.最新の話題

【質疑応答】


【13:00〜14:45】

【第2部】 自動PCR検査システム活用による迅速診断技術の可能性

東京農工大学大学院工学研究院 生命機能科学部門 教授 養王田 正文 氏

 

【講座主旨】
 
COVID-19のパンデミックからPCRによる感染症診断が注目を集めている。遺伝子増幅による検出のみが注目を集めているが、核酸の精製から検出までのプロセス全体を考えて感度などを評価することが必要である。サンプルから検出まで全自動化を実現した自動PCR検査システムを紹介し、それを用いた感染症診断技術の可能性について議論する。

【講演内容】

1.感染症遺伝子検査
 (1) 検体採取と搬送
 (2) 核酸(DNA・RNA)の抽出
 (3) 増幅反応
 (4) 増幅産物の検出
 (5) 結果の判定,

2.磁気分離による核酸(DNA・RNA)抽出の自動化
 Magtration Technology

3.増幅、検出反応の比較
 (1) Real Time PCR
 (2) LAMP法 

4.検出感度の意味

5.全自動化装置の意義

6.geneLEADの開発

7.geneLEADによる遺伝子解析

8.geneLEADによるCOVID-19の検出

9.全自動PCR検査システムにより感染症診断の未来


【質疑応答】

【15:00〜17:00】

【第3部】 特許からみるウイルス検出技術動向

青山特許事務所 顧問弁理士 加藤浩 氏 (元特許庁 審査官)

 
【講座主旨】
 現在、新型コロナウイルスによるパンデミックへの対策の一つとして、ウイルス検出技術が注目されています。また、新型コロナウイルスに限らず、新たな感染症への対策として、ウイルス検出技術の研究開発への期待が高まっています。 このようなウイルス検出技術の研究開発を推進するためには、ウイルス検出技術に関連する特許動向を分析して、その分析結果に基づいて、今後の研究開発の方向性を検討することが重要です。本講演では、このような視点から、ウイルス検出技術の特許動向について説明し、今後の研究開発の課題と方向性について解説します。

【講演内容】


1.ウイルス検出技術と特許
 (1) 最近の特許出願の傾向(ウイルス検出技術を中心に)
 (2) 特許マップによる分析(国籍別分析、企業別分析、技術要素の分析など)

2.ウイルス検出技術の検査方法と特許出願の動向
 (1) 遺伝子増幅法(LAMP法、PCR)
 (2) 酵素免疫法(EIA法、ELISA法)
 (3) 蛍光抗体法(FA法)
 (4) その他(補体結合反応、中和反応、など)
 (5) 特許マップによる分析(国籍別分析、企業別分析、技術要素の分析など)

3.ウイルス検出技術の適応疾患と特許出願の動向
 (1) コロナウイルス感染症(MARS、SARS、その他)
 (2) インフルエンザ感染症(A型、B型など)
 (3) アデノウィルス感染症
 (4) RSウイルス感染症
 (5) その他(溶連菌感染症、ノロウイルス感染症、マイコプラズマ、など)

4.ウイルス検出技術の高度化(改良)と特許出願の動向
 (1) 検出精度の向上
 (2) 迅速化・簡易化
 (3) デバイスの改良
 (4) 試薬の改良
 (5) 分析方法(サザンブロット法、ウエスタンブロット法、など)

5.ウイルス検出技術に関する登録特許の動向(事例紹介)
 (1) 特許請求の範囲の記載方法
 (2) 明細書の開示の程度
 (3) 諸外国の登録特許の事例との比較(米国、欧州、中国など)
 (4) 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案


【質疑応答】


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