高齢者 ユーザビリティ 評価
        
生体情報センシングと人の状態推定への応用
生体情報計測による感情の可視化技術
 
<セミナー No.101505>

★加齢に伴う不便さ、心身機能の変化をどのように測り、製品開発に活かすか!
  被験者の選び方、評価試験の組み立て方、データの取り方、評価・解釈の仕方!



【Live配信セミナー】

高齢者使いやすさ評価と


製品設計への落とし込み方



■ 講師
1.

静岡大学 融合・グローバル領域 准教授 須藤 智氏

2. 筑波大学 大学院グローバル教育院 ヒューマンバイオロジー 教授 矢田 幸博氏
(花王(株) 栃木研究所 主席研究員、久留米大学 大学院心理学研究科 客員教授)
2. ユニ・チャーム(株) Global品質保証部 参与 宮澤 清氏
3. 千葉大学 大学院工学研究院 教授 下村 義弘氏
■ 開催要領
日 時

2021年1月29日(金)10:00〜17:15

会 場 Zoomウェビナーを利用したLive配信  ※会場での講義は行いません
(聴講者のビデオはOFFに設定しています)
聴講料

1名につき66,000円(消費税込、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

■ Live配信セミナーの受講について

・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。

・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test

・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。

・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
 Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。

・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。

・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
 お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。

・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。

・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。

・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。

・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。


■ プログラム

<10:00〜11:30>

【第1部】 リビング・ラボから始める高齢者にとって使いやすい製品・サービスの開発

静岡大学 融合・グローバル領域 准教授 須藤 智氏

【講演趣旨】
高齢者人口が増加した超高齢社会における製品・サービスでは人間中心設計の視点からのユーザビリティの向上やシニア対応が急務となっている。製品・サービスを適切に高齢者対応していくためには,高齢者のニーズや日常的な利用状況を設計者らが適切に理解する必要がある。高齢者ユーザのニーズや日常的な状況を理解し,設計をすすめるのか,その一つの方法として「リビング・ラボ」という手法が考えられる。リビング・ラボは,市民,事業者,研究者,行政などのステイクホルダーが協働して,社会における様々な問題解決を行う手法であるが,高齢社会における製品・サービスの開発過程への応用も可能である。本講演では,製品・サービスのシニア対応におけるユーザビリティの基本からリビング・ラボの適用,実践方法について紹介したい。

【講演項目】
1.人間中心設計とは
2.高齢者にとっての使いやすさ
  2.1 認知的加齢
  2.2 使いやすさに関わる4つの要因
3.ユーザビリティ評価
  3.1 ユーザ調査
  3.2 ユーザビリティテスト
  3.3 ユーザビリティ評価の伝統的手法の限界
4.リビング・ラボから始める製品・サービス開発
  4.1 リビング・ラボとは
  4.2 製品・サービスの開発とリビング・ラボ
  4.3 リビング・ラボの実践例
5.まとめ  

【質疑応答】


<12:15〜13:45>

【第2部】中高年世代の睡眠・認知・身体機能評価と商品開発への応用

筑波大学 大学院グローバル教育院 ヒューマンバイオロジー 教授 矢田 幸博氏
(花王(株) 栃木研究所 主席研究員、久留米大学 大学院心理学研究科 客員教授)

【講演趣旨】
今年は、コロナ禍にあって外出自粛や三密対策の影響で生活や行動が制限されていることで老若男女を問わず、ストレスや心身の不調を訴える人が急増しているという。特に中高齢世代では、これまで生活の質(QOL)の維持や身体、認知機能の維持のためにも外出したり、周りの人とのコミュニケーションを取ることの重要性が言われてきたが、それが出来ない現状にあるため、転倒、うつ症状、認知機能低下のリスクが高まることが懸念されており、その対応が急務である。そこで、本講では、中高年世代の心理生理的な特性(睡眠、歩行、認知、身体機能など)について言及するとともにそれら課題の評価法、及び対応策を論じることで関連商品開発の応用に繋げたい。

【講演項目】
1.はじめに 〜中高年世代の心理、生理機能の理解〜
  1.1 中高年世代の心理機能の特性
  1.2 中高年世代の生理機能の特性
  1.3 性差と加齢変化(体性感覚、身体機能、代謝機能、認知機能など)
2.中高年世代対象の官能評価、有効性評価の課題と対応
  2.1. 中高年世代対象の官能評価の課題とその対応
  2.2. 中高年世代対象の心理評価の課題とその対応
  2.3. 中高年世代対象の生理評価の課題とその対応
3.中高年世代を対象にした商品開発に向けて
  3.1 中高年世代を対象にした評価試験の課題
  3.2 中高年世代を対象にした評価試験の組み立て方
  3.3 中高年世代を対象にした被験者の選出
  3.4 中高年世代を対象にした評価法の選択
4.まとめと質疑応答

【質疑応答】


<14:00〜15:30>

【第3部】高齢者の使いやすさ(気持と肌)の評価方法と商品開発への応用

ユニ・チャーム(株) Global品質保証部 参与 宮澤 清氏

【講演趣旨】
世界の高齢者比率(65歳以上)は今後益々増加する傾向にあり、特に日本においては急増すると予測されている。 高齢者比率の増加とともに加齢にともなう成人尿失禁患者も増加し、尿吸収用品の選択と使用方法に対する評価ニーズは高まる と考えられる。特に高齢者の身体状況(ADL:Activities of Daily Living)に見合った尿吸収用品の評価と選択は重要である。 尿吸収用品の評価と選択を考える上で、比較的ADLの低い高齢者の場合は、身体活動量の減少に対する健康寿命延伸を促進する 自立歩行をサポートすることであり、ADLの高い高齢者の場合には、特に寝たきり高齢者の場合は、寝たきりにおける精神的改善 とともに屎(し)尿による肌トラブルに対するケアが必要となってくる。 今回高齢者のADLに対応した使いやすさの評価と紙おむつへの応用事例について紹介する。

【講演項目】
1.はじめに
2.活動的な人に向けたはき心地のよい紙おむつ
  2.1 はき心地に関する高齢者の主観評価
  2.2 はき心地と紙おむつ材料のKES評価
  2.3 3次元DLT法による形態変化
  2.4 はき心地のよい紙おむつとは
3.寝たきり高齢者の気持ちの定量化
  3.1 高齢者における自律神経活動の評価
  3.2 日常で観測される自律神経活動
  3.3 日常ケア別の自律神経活動の変化
  3.4 自律神経活動評価の限界
4.紙おむつによる肌トラブル要因
  4.1 おむつ内排泄の有無による実態評価
    1)肌状態の判定
    2)総菌数の変化
    3)肌臭気の比較(官能評価と機器評価)
    4)肌PHの変化
  4.2 おむつ内排泄による肌変化の推定
  4.3 洗浄液による肌改善効果

【質疑応答】


<15:45〜17:15>

【第4部】高齢者の生理特性を踏まえた製品デザインの進め方

千葉大学 大学院工学研究院 教授 下村 義弘氏

【講演趣旨】
高齢者が使うことができる製品を設計するためには、その身体や感覚などの生理特性 を理解することが必要です。この理解によって、デザイナーや設計者ははじめて高齢 者の立場にたって製品を考えられるようになります。また、理解した様々な生理特性 を製品に関連付けて考えることに、発想のヒントが隠されています。本講演では高齢 者を含みヒトの身体や感覚の各種データを紹介し、製品の発想と開発のプロセスを説 明します。そして手で使う道具や人工照明などのいくつかの事例紹介によって、高齢 者を含む人間中心の製品デザインの進め方を解説します。

【講演項目】
1.高齢者と若年者の生理特性
  (身体機能、感覚機能、全身的機能)
2.人類に普遍的な特性
  (直立二足歩行による進化のメリットとデメリット)
3.本人も自覚できない生体内の反応や処理
  (生き残るための戦略−感性)
4.主観評価の妥当性と生理評価の必要性
  (意識の範囲に限定される主観評価と、無意識下まで含む生理評価)
5.人間中心の製品デザインの進め方
  (“物がこうだから”ではなく“人がこうだから”の発想と客観的評価)
6.生理特性を考慮した事例の紹介

【質疑応答】

高齢者 使いやすさ セミナー